妊娠から産後の夫婦関係の変化とは?ママとパパの心理的な変化とその対処法
大好きな人と結婚し、その人との間に赤ちゃんを授かって、絵にかいたような幸せだと思いませんか?
でも、実際は妊娠中からケンカが絶えなかったり、産後に夫婦関係が悪くなってしまったりと悩む人は多いです。
本来であれば、夫婦で支えあいながら家庭を築いていくものですよね。
ですが、少しのズレからだんだん心が離れていくケースもあります。
また、女性は産後に特に気持ちの波が大きくなりやすいです。
ママとパパになってから夫婦関係で悩まないように、対処方法を2人でしっかり覚えておくことが大切です。
私は2歳の息子の育児をしながら、現在8ヶ月のマタニティママです。
上の子を妊娠しているとき、夫とケンカをかなりしました。
また、産後もたくさん衝突してきました。
でも、基本的に非常に仲良く過ごせています。
周りからも「仲のいい夫婦で羨ましい…」と言われますが、ここに至るまでは夫婦で沢山乗り越えてきたからだと思います。
体験談も交えながらになりますが、夫婦関係の変化や対処方法をお伝えします!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
夫婦関係の変化とは
夫婦関係の変化が生まれるのは、妊娠・出産という大きなイベントがあるからです。
付き合っていた頃から、結婚したときにも責任感が増えますよね。
そして、新しい命を迎えるにあたっては更に使命感を強く覚えるはずです。
ママになることは、どういうことだろう?
パパになるということは、どういうことなのか?
赤ちゃんに会える楽しみと、ママやパパになる不安な気持ちが入り混じります。
この不安な気持ちは、感じて当たり前です。
そこで妊娠中に感じる変化と、産後に起こりやすい変化を紹介していきます。
妊娠中から変化を感じる
妊娠中から夫婦関係に変化を感じる人はとても多いです。
女性は妊娠してすぐに、つわりを体験するでしょう。
つわりは今までにない不調と、不安な気持ちで気持ちに余裕がなくなることがあります。
つわりの時は特に、夫に対して優しくなれなかったり、ツラく当たってしまったりすることでしょう。
ホルモンのバランスも変わって、感情のコントロールが上手に出来なくなることがあります。
ですから、身近な人にきつく当たってしまうのです。
男性はそんなつわりで苦しむ妻を心配しつつも、どう接したらいいのか分からないと感じるでしょう。
中には「妊娠は病気じゃないんだから…」と思う人もいるかもしれません。
男性はつわりを経験することも、妊娠することもないので理解がしづらいと思います。
だからこそ、ちゃんとつわりの大変さを調べたり、知ろうと努力することが大切だったりするのです。
妊娠期間は約10カ月ありますが、妊娠初期から夫婦関係に変化が生まれています。
産後の夫婦関係
産後はさらに夫婦関係がガラッと変わるタイミングです。
新しい家族が増え、今までと生活リズムも何もかもが変わるからです。
特に初めての育児だと、ママもパパもあたふたしてしまいますよね。
女性は産後は交通事故にあったレベルで身体がボロボロになっています。
また、ホルモンバランスが変わり、あらゆるトラブルが出てきます。
情緒不安定になったり、授乳で寝不足になったり、育児で悩んで疲れてしまったりするのです。
男性は仕事をしつつも、育児に参加し、妻を心配したり、今までと違う生活に慣れるまで時間がかかったりしますよね。
家事は出来る範囲で分担をしたり、育児も2人で行うことがとても大切です。
産後すぐは特に、夫婦の疲れがドバっと出やすい時期です。
出産前からどんな風に過ごすのかイメトレをすることで、産後の夫婦関係の変化に対応が出来るようになります。
夫婦関係が悪化する原因と対処法
夫婦関係が悪化する原因は、以下の3つの要因があります。
- 考え方や価値観の違い
- 話す時間がない
- 気持ちを言葉にしていない
まずは、原因をしっかり把握することが大切です。
そして、対処法を2人で行うことが必要になります。
夫婦関係は1人で悩んでも、解決しません。
2人の問題として、しっかりと向き合って話してみましょう!
考え方や価値観の違い
まず男女で脳の作りが異なり、考え方や価値観に差が生じやすいということです。
人間誰しも、同じではありません。
ましてや、結婚し一生を一緒に過ごすのであれば考え方や価値観をすり合わせる必要がありますよね。
話す前から「どうせ伝わらない」「話しても分かってもらえない」と諦めないでください。
ちゃんと聞く体制を作って、伝えたい事をしっかり話せば、相手にも気持ちは届きます。
カップルだった頃は、他愛ない会話が多く楽しかったことでしょう。
結婚し、妊娠すると真面目な話がぐっと増えます。
そんな時に、きちんとお互いがどう思っているか知ることはとても大切です。
話す時間がない
話す時間がないといって、話し合いの場から逃げている人が多いです。
まずはしっかり話す時間を作るようにお互いが努力が必要です。
仕事が忙しかったり、つわりで体調が悪かったり、理由は色々あると思いますが、話す時間を削らないでくださいね。
何か伝えたいことや、お互いで話しておきたいことがある場合はちゃんと時間を設けましょう。
咄嗟に話を始めると、だらだらしてしまいがちなので「今度の土曜に話をしよう」など具体的に日時を決めても良いかもしれません。
気持ちを言葉にしていない
そして、気持ちを言葉にできていない人が実は多いのです。
女性は特に言葉にしなくても、気付いて欲しいと思いがちです。
男性は逆に、言葉にしなくても、分かってくれるだろうと思っています。
しかし、思っている事や考えていることは言葉にしないと伝わりません。
話す時間を作っても、気持ちを素直に言葉にしていないと意味がなくなってしまいます。
日本人は特に、気持ちを言うのが苦手な人が多いのですが、本来は恥ずかしい事ではないです。
夫婦二人が素直に気持ちを伝えることで、明るい家族を築く一歩に繋がっていくのです。
夫婦関係を維持するためにできること
夫婦関係を良好に維持するためにできることを3つ紹介します。
- 2人の時間を作る
- ケンカしても仲直りは早めにする
- 感謝を忘れない
この3つは実際に私たち夫婦が、お互いが心地よく過ごすためにしていることです。
参考になれば幸いです。
2人の時間を作る
産後はどうしても、2人の時間が減ってしまいます。
赤ちゃんを誰かに預けてまで、2人の時間を作るわけではありません。
もちろん、たまには親や保育所に預けて2人で出掛けるのも良いでしょう。
しかし、日常の中で2人で過ごす時間を改めて考えてみてはいかがでしょうか?
私たちは、子どもがお昼寝している間や、夜に寝かしつけが終わったあとに2人で話したり、甘い物を食べたりするようにしています。
もともと、出産前からカフェで過ごすのが好きでした。
産後はゆっくり過ごす時間が減ってしまいましたが、自宅でそうした時間を作るようにしています。
好きな物を食べながら、のんびりと過ごす時間は2人を穏やかにしてくれるのでおすすめです。
ケンカしても仲直りは早めにする
妊娠前からですが、ケンカをしても早めに仲直りをするようにしています。
妊娠中はホルモンバランスのせいか、感情のコントロールができなくなります。
イライラしやすくなったママも多いのではないでしょうか?
そうすると、小さい事でも夫とケンカが増えてしまいます。
我が家では、ケンカをしたらなるべくその日中に仲直りをするように心掛けています。
感情的になってしまうと、本当は伝えたかったことも間違って伝わってしまうときもあります。
一旦、冷静になって考えたり、相手が本当に伝えたかったことはなんだろう?と2人で考えてみたりしてみましょう。
ケンカは長引くと子育てにも影響が出てくるので、早めに仲直りしましょう。
感謝を忘れない
一番忘れてはいけないのは、相手への感謝の気持ちです。
思ってることを伝えるのが苦手な人もいると思いますが「ありがとう」は常に伝えたほうがいいと思います。
特に、身近な人に「ありがとう」を伝えていなかったりしませんか?
家族になると、何かをやってもらって当たり前だと感じてしまいがちです。
でも、相手への感謝の気持ちは忘れずに伝えた方が夫婦円満のコツだと思います。
普段から何気ないことで「ありがとう」を言えるようにしてみましょう。
言われた方も気分が良いと感じますよ!
まとめ
2人で過ごす夫婦から、妊娠・出産を経てパパとママに変化していきます。
環境が変わるときは、2人の関係性が変わりやすいタイミングです。
特に、妊娠・出産は人生の大きなイベントです。
2人の考えや価値観が違ったり、話す時間がなかったり、気持ちを伝えなかったりすることで夫婦関係が上手くいかなくなってしまうケースはよくあることです。
せっかく赤ちゃんが産まれ、楽しい家族としてこれからを過ごしていくのですから、夫婦が仲良くいられることがベストですよね。
そのためにできる事は、一緒にいる時間を楽しんだり、ケンカをしても仲直りをすぐしたりしましょう。
そして一番大切なのは、パートナーへ感謝の気持ちを伝えることです。
思っていることは言葉にして、向き合うことで夫婦関係の絆を固くしていきましょう!
この記事を書いた
サポーターママ
働く車とパンが大好きな2歳の男の子と、夏生まれの予定のマタニティママです。アパレル店員として働いていて、現在は育休中です。
育休中に何か新しいことを始めたいと思い、以前から興味のあったWEBライターを始めました。
初めての育児で、分からないことばかり…毎日奮闘したり、調べたりしていました。ママが笑うことが、育児で大切だと思い、日々息子と成長をしているところです!
沢山のママの応援がサポートができるような、記事を発信していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修