妊娠がわかったら何をすればいいの?妊娠初期にやることリスト|学習プリント.com

妊娠がわかったら何をすればいいの?妊娠初期にやることリスト

妊娠がわかったら何をすればいいの?妊娠初期にやることリスト
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ご妊娠おめでとうございます。

もし、あなたが今回の妊娠が初めてであれば、嬉しい気持ちや不安な気持ちの中、多くの情報があり、つわりや陣痛、出産、育児などの流れに戸惑い、心身ともに不安な気分が先行して、何からすれば良いのか心配になるかもしれません。

ただ、私は2回妊娠と出産を経験し、1人目の時は転勤先に引っ越したばかりで、産院の情報や妊娠中のトラブルなど分からず、精神的にもストレスを感じるようになり、自分で調べるのにとても苦労しました。

自身の経験もして、調べておくことや知っておくことの大切さを後から感じ、この記事を読んでいる方の妊娠中や出産前に参考になると嬉しいです。

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妊娠が判明したらまず初めにやること

妊娠が判明したらまず初めにやること

産婦人科の受診

生理が遅れて、体調が優れず「妊娠したかな?」と思ったら、まずは産婦人科を受診することをおすすめします。

産婦人科でも妊娠検査での陽性を確認して、妊娠したと告げられます。

早めに確認が必要なのは、妊娠初期の異常やその後の妊婦検診のスケジュール、産院の予約があるからです。
妊娠が判明したら、早い時期に住んでいる地域の産院情報を集め、分娩予約をしましょう。

お仕事をしている方は会社になるべく早めの連絡を

心拍が確認できる頃に、ご両親にご報告する方が多いようです。

人によっては、つわりが始まる方もいますので、無理をしないように、この機会に家族とも仕事を続けるのかなどを話し合い、会社にも早めに連絡をして、今後の仕事の方針について相談をすると良いでしょう。

希望の産み方は?

また、里帰りで出産を希望する場合、人気のある産院は早めに申し込みをしないと、いよいよ出産が始まるという時では、分娩の予約ができない場合もあります。

無痛分娩が可能か、出産のスタイルは選べるのか、食事はどのようなものか、施設はどうかなど、どんなことが人気なのかを聞くようにし、これらをきちんと調べてみるのも良いかもしれません。

産院の分娩予約

産院には、総合病院・大学病院や、産科専門病院、個人病院・個人医院、助産院などがあります。

その他、家からの距離やスタッフさんの対応、お産の方法、分娩時の処置、母乳指導、健診費用や分娩費、産前産後の各種クラスなどを比べて、自身の希望に合う産院を選ぶようにします。

ご自身に合った産院を見つけたら、早めに分娩予約をしましょう。

母子手帳の受け取り

母子手帳は担当の医師からタイミングが伝えられます。
住民登録をしている市区町村や保険センターで受け取り「妊娠届」を提出します。
今後、母子手帳は健康診断や予防接種などの際に持っていく必要があります。

受け取れるお金の情報や手続きの開始

母子手帳を受け取り、お仕事をしている方は産休取得の準備をします。
決めた産院によって出産一時金などの受け取り方が異なりますので、忘れずに確認しましょう。
出産手当金や育児休業給付金、失業給付金などの確認が必要です。

その他、準備しておくと良いこと

周りにサポートをする人がいない場合は、事前に「陣痛タクシー」も登録しておくことをおすすめします。

陣痛タクシーとは、妊娠中のお出かけや陣痛時、入退院時に病院まで送ってくれるタクシーサービスで、自身で運転をしない場合も呼び出せて便利です。

それ以外にも、普段利用しているスーパーで「宅配サービス」があるかということも調べておくと良いでしょう。
生協なども妊娠中からお得に利用でき、配達料の割引や玄関先まで届けていただくサービスで便利です。

また、妊娠中に少なくとも一度は歯科での検診を受けるように計画を立てましょう。

妊娠初期は、つわりがあったり、流産を引き起こしやすい時期でもあったりします。
また、妊娠後期では陣痛の心配が出てくるため、妊娠初期や後期での歯科検診は避けるようにし、つわりが落ち着く妊娠中期ごろ(妊娠16週以降ぐらい)に受診するのがよいでしょう。

妊娠中は、ホルモンのバランスが変化する影響で、口の中で歯周病の元となる菌が増える環境になりやすかったり、つわりで歯磨きがきちんとできずに虫歯になったりする可能性が高くなります。

また、増加した虫歯菌や歯周病菌が万が一体内に入ったりすると、早産や低体重児出産のリスクがあることが指摘されており、胎児への悪影響が心配されます。

妊娠中の母子感染を予防するために

「母子感染」とは

何らかの微生物(細菌、ウイルスなど)がお母さんから赤ちゃんに感染することを「母子感染」と言います。妊娠前から元々その微生物を持っているお母さん(キャリアと言います)もいれば、妊娠中に感染するお母さんもいます。

「母子感染」には、赤ちゃんがお腹の中で感染する胎内感染、分娩が始まって産道を通る時に感染する産道感染、母乳感染の3つがあります。

妊婦健康診査で検査が行われるものもあるので、きちんと受診しましょう。

まだ発見されていない感染症や検査が一般に行われない感染症もあります。

日頃から感染症の理解を深めると共に、手洗いやうがいなどの感染予防に努めましょう。

厚生労働省HP 妊娠と感染症|厚生労働省

妊婦健診で調べる感染症の一覧

感染症名内容
B型肝炎ウイルス赤ちゃんに感染しても多くは無症状ですが、まれに乳児期に重い肝炎を起こすことがあります。将来、肝炎、肝硬変、肝がんになることもあります。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)赤ちゃんに感染して、進行するとエイズ(後天性免疫不全症候群)を発症します。
風疹ウイルスお母さんが妊娠中に初めて風疹ウイルスに感染した場合、赤ちゃんに胎内感染して、聴力障害、視力障害、先天性心疾患などの症状(先天性風疹症候群)を起こすことがあります。
性器クラミジア赤ちゃんに結膜炎や肺炎を起こすことがあります。
C型肝炎ウイルス赤ちゃんに感染しても多くは無症状ですが、将来、肝炎、肝硬変、肝がんになることもあります。
梅毒赤ちゃんの神経や骨などに異常をきたす先天梅毒を起こすことがあります。
ヒトT細胞白血病ウイルス-1型(HTLV-1)赤ちゃんに感染しても多くは無症状です。一部の人が、ATL(白血病の一種、中高年以降)やHAM(神経疾患)を
発症します。
B群溶血性レンサ球菌(GBS)赤ちゃんに肺炎、髄膜炎、敗血症などの重症感染症を起こすことがあります。

※これらの感染を調べる検査を実施するかどうかは、医療機関などによって、また、お母さんと赤ちゃんの経過によっても異なります。

参考資料: 厚生労働省HP 母子感染を 知っていますか?

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妊娠初期にやることリスト

妊娠初期にやることリスト

安易に薬を飲まないようにする

妊娠がわかると今まで飲んでいた薬で飲めないものが出てきます。

妊娠初期はホルモンが大量に分泌される影響で、下腹部の痛みや、腰痛、頭痛などの症状が表れたりします。

薬を服用したい場合は、担当の医師に指示を仰ぎ、体を大切に過ごしていきましょう。

妊娠中に摂取してはいけないものを確認

お酒を飲んだり、たばこを吸うのをやめ、また、カフェインを摂りすぎることにも気を付けるようにしましょう。

生まれてくる赤ちゃんの健康のためにも、ご夫婦二人で話し合って、意識して飲酒や喫煙に向き合えると良いですね。

毎日のコーヒーも、妊娠期間中から授乳の間までは、まずは1日に2、3杯程度に控えるようにし、飲みすぎに気を付けましょう。

一日当たりのカフェインを摂る量が多い場合、イライラが起こったり、出生児が低体重になるリスクが高くなり、また、高濃度のカフェインは自然流産を引き起こす可能性があるとされています。

生ものやアルコール、ナチュラルチーズ、子宮の収縮作用があるハーブティーなど、妊娠中の際にとってはいけないものもありますので、母子の安全性を考えて調べておくと良いでしょう。

また、貧血を防止するための鉄やビタミンB12、胎児の体を作るための葉酸は、妊娠中の方には是非摂取してほしい栄養素として有名ですが、葉酸は、サプリメントなどで必要以上に過剰摂取をすることで、ビタミンB12の欠乏による神経障害の発見が遅れる危険性があったり、亜鉛の吸収阻害を起こすリスクがあったりすることが指摘されているため、注意が必要です。

妊娠初期に夫がやること

妊娠初期にやることリスト

家事などのサポート

奥様のお腹の中ではすさまじいスピードで生命が成長していますが、お腹が大きくなるような分かりやすい変化はまだ先です。

どんなサポートをすれば良いか、戸惑うかもしれません。
奥様も戸惑いながら、心と体の変化に対応しています。

ご夫婦一緒に妊娠何週でどういう症状が出てくるかなどの情報を集め、妊娠した体で行うにはお腹が圧迫されて、辛い姿勢になる家事もあるため、料理やごみ捨て、食器洗い、お風呂の掃除、洗濯や衣服のたたみなどの家事でサポートができるものは積極的に行いましょう。

アプリの活用

妊娠中のアプリもあります。
ご夫婦でデータを共有することでサポートがしやすくなり、お仕事の調整がしやすくなるよう会社に報告をしておきましょう。

父親学級や母親学級などのセミナーへの参加

また住んでいる地域で、妊娠や出産に対してどのようなサポートがあるのかということも情報を集めて、父親学級や母親学級などのセミナーなどに参加しましょう。

奥様の不安を少しでも取り除き、皆さんで安心して出産を迎える準備をしていくと、良いと思います。

妊娠初期に準備しておくと良いもの

食べ物・飲み物の用意

つわりがあれば、簡単に外に出たり、食事が取りにくい状態になる方もいます。

季節の変わり目であれば、少しゆったりとした服装を用意して、ペットボトルや簡単に食べられるものを用意しておくと便利です。

その中でも健診などの通院はありますので、健診費用やスケジュールの分かるもの、保険証、現金などバッグにまとめて置くと、外出もしやすくなります。

特に健診費用は、健康保険が使えず、また、全て助成で賄える訳ではありませんので、現金も用意しておきましょう。

マタニティの記録

この時期に、お腹の変化を撮って残しておく方も多いようです。

つわりや体調不良で寝たきりの時間が増えても、時間がつぶせる娯楽(スマホの整理や読書、映画鑑賞など)も用意しておくと安心できます。

母子手帳にも記録を残しておくと、健診時やお子様の成長記録にもなり、おすすめです。

まとめ

妊娠や出産は本当にひとそれぞれだと思います。
ひとえに「こうすれば良い!」というものはなく、同じ産院でもそれぞれの出産経験になっていると思います。

特に、似たトラブルを抱えている方と話をすると、とても共感できることもありました。
ぜひ、悩まれていることが少しでも解消でき、出産に向けて万全の体制で臨めるよう願っています。

そんな私は2回の妊娠と出産を経験しています。
2回ともつわりが重く、夫も仕事で忙しい中で食べ物もろくにない妊娠初期からスタートしました。
夫も私も情報がなく、あれよあれよと妻の私が体調不良になり、寝たきりの生活になってしまい、夫もとても戸惑っていました。
夫しかサポーターがおらず、思い通りに動いてもらえなかったことが悲しかったです。
またその後も、切迫早産で入院をしなくてはならず、私の妊娠・出産準備はいま思い出しても「ハッピーマタニティ」とはかけ離れた辛い印象しかありません。

そんな中、周りを見ると、最後までお仕事を続けられたり、出産後も比較的楽で楽しめたりしている友人もいて、悔しい気持ちにもなりました。
「なんで、私だけ?」や「助けて、こんな辛いなら子供はいらない!」と思ってしまったこともあります。
ただもう少し準備をして、万が一のことを考えていたらもう少し気持ちに余裕も生まれていたのではとも思います。

これから妊娠や出産をする方にはぜひ、そんな後悔がないようにしっかりと準備をして、無理をしないで出産や育児を迎えてほしいと願っています。
出産後も、日々新しいことの連続です。
ぜひ、いろいろなパターンを考えてご自身に合った出産を迎えてください。

この記事を書いた
サポーターママ

のんママのプロフィール写真 のんママ 1男1女のママ

何回かの引っ越しを経て、気づけば4人家族。
下の息子の保活をきっかけに、ライター業を始めました。
私自身はダンスや旅行、動物などに興味があり、新しい経験をすることが大好きです。
現在は「家事も育児も携わりたい!」という想いで、一筋縄ではいかないことも多々ありますが、そのような私の経験が他の方の力になるように気持ちを込めてお伝えできればと思います。

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