感動の出産体験談!ママたちが語るリアルな出産の一面を紹介|学習プリント.com

感動の出産体験談!ママたちが語るリアルな出産の一面を紹介

感動の出産体験談!ママたちが語るリアルな出産の一面を紹介
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「出産」と言っても千差万別。
妊娠からいざ出産の時期を迎えることになったとしても、その流れは人それぞれで、どれだけ他の人の話を参考にしても自分と全く同じになるなんてことはないでしょう。
また、同じママの出産でも、一人目の出産と二人目の出産では全く違うなんてことも珍しくありません。
でも、そんな千差万別の出産だったとしても、どんなパターンがあるのか知っているのと知らないのでは、心の余裕が大きく違ってきます。

ここでは、11人のママさん達が経験した「出産体験談」の記事をまとめて紹介しています。

三人のお子さんの出産経験を赤裸々に教えてくれているママさん、無痛分娩や助産院での出産経験を語ってくれているママさん、バースプランなどの出産準備は何をしたらいいか丁寧に解説してくれているママさんなど、これから出産を迎える皆さんが参考になる記事が盛りだくさんです。

たくさんの情報があるなか、実際に出産を経験した方々の生の声ほど参考になるものはありません。

これから出産を迎える方々は、ぜひ一度ここにある記事に目を通して、出産準備の参考にしてくださいね。

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陣痛・破水から分娩までの流れ

陣痛・破水から分娩までの流れ

一般的にお産の前兆として、

  • おしるし (血液が混ざったおりもの)
  • 陣痛 (子宮収縮)
  • 破水 (卵膜が破れて羊水が流れ出る状態)

などがあり、これらのお産の始まりのサインは人それぞれで、陣痛の前に破水がある方もいたりします。
そのサインから分娩までは、初産の方で14-15時間、経産婦の方で7-8時間ほどと言われています。

経腟分娩 (自然分娩) の場合の、お産の前兆から分娩までの大まかな流れは下記のとおりです。

1.お産の前兆

前駆陣痛 (ぜんくじんつう)

陣痛の間隔が不規則だったり、痛みが弱い間の陣痛は前駆陣痛(ぜんくじんつう)と呼ばれており、本格的な陣痛がくる前段階の陣痛とされています。
すぐの出産に繋がらない場合もあり、この段階では入浴をしたりなど、普段通りの生活をしてリラックスしながら本陣痛がくるのを待ちましょう。

破水

陣痛の前に破水がある場合があります。
尿漏れと区別がつきにくいかもしれませんが、自分の意志とは関係なく透明や白い液体が流れ出てくるようであれば破水をしている可能性があるため、病院に連絡をしましょう。
破水した場合は入浴をせずに病院に行き、細菌感染を防ぐため、抗生物質を投与してもらって赤ちゃんを細菌から守る必要があります。

2.本陣痛

10分以内に規則的なお腹の痛みや張りがあるようであれば、子宮口が徐々に開いてきて、いよいよ本陣痛の状態になりつつあります。
病院に連絡をして陣痛の様子を伝え、病院に来るよう指示があれば、用意した「陣痛バッグ」を持って病院へ向かいます。

3.入院

子宮口が10センチ程度まで開くまでの間、病室(陣痛室)で過ごして待機します。
その間、寝たり座ったりなど、ご自身が一番リラックスできる体勢で子宮口が開くのを待つとよいでしょう。

4.分娩

陣痛がピークに達し、子宮口が10センチ程度に全開するといよいよ分娩室に移り、分娩準備をします。
分娩室に入ってから分娩までにかかる時間は人によってさまざまですが、初産の方で1-2時間、経産婦の方で30分から1時間程度と言われています。

陣痛の前に破水があるのは珍しくないようで、その時の様子を下記のママさん達が教えてくれています。

はるママさんの体験談

はるママさんは妊娠36週で破水をして入院した経験を持っています。
「破水かも」と思い出産予定の病院に連絡をするも「出血かもしれないから少し様子をみて」と言われてしばらく様子をみますが、液体が流れ続けていることを心配して再度連絡をして入院をすることになったそうです。
「もしそのままにしていたらどうなっていたんだろう」という恐怖をいだいた感想を記事のなかで書いてくれています。

さくらママさんの体験談

三人のお子さんがいるさくらママさん。
一人目のお子さんの時は破水で始まり、二人目、三人目のお子さんの時は予定日を過ぎても陣痛がなかったので、陣痛促進剤の点滴をしてからの出産になったそうです。
一人目のお子さんの時は、夜寝ようと布団に入ったとき、「パチっ」と小さな音がして破水に気づき、座っていると水が流れてくるのがわかったので、パパの運転する車の後部座席に横になりながら産院に向かった様子を書いてくれています。

かすみママさんの体験談

二人のお子さんがいるかすみママさん。
出産のときは、二人のお子さんともに予定日より一週間早く破水が起きたそうです。
二人目のお子さんの破水の際には、自宅に車がない、タクシー会社に連絡しても予約できないという状況になり「夜だったのでパパに寝ている上のお兄ちゃんのお世話をお願いし、1人で荷物を持って路線バスに乗り産院へ向かった」という驚きのエピソードを語ってくれています。

次に紹介するママさんたちの体験談は、お産の前兆は陣痛からでしたが、少し大変な出産の流れを経験しているので、ご紹介しますね。

あーちゃんママさんの体験談

二人のお子さんがいるあーちゃんママさん。
一人目のお子さんは「おしるし」と「陣痛」、二人目のお子さんは「陣痛」がお産の前兆のサインとして表れました。
しかし、子宮口が開きにくい体質だったあーちゃんママさんは、どんなに陣痛の間隔が短くなってもなかなか子宮口が開かず、長い時間痛みに耐え続けなければならない経験をしたそうです。
前駆陣痛開始から出産までの時間は、一人目のお子さんのときで約48時間、二人目のお子さんのときで約2週間。二人目のお子さんのときは痛みが増し病院に行っても子宮口が開いていないとの理由で、約二週間の間に3回も自宅に帰されたそうです。

さくちゃんママさんの体験談

さくちゃんママさんのお産の前兆は、予定日よりも約一ヶ月も早い時期(妊娠35週)に起きた「陣痛」と「おしるし」でした。
この時期に陣痛が来たのは、血圧が異常に上昇したことによる「妊娠高血圧症候群」になったことが理由だったため、出産を予定していた病院とは別の大きな市民病院に搬送され、出産をしました。

出産場所について

出産場所について

現在、日本での出産場所は、大学病院、一般病院 (総合病院)、医院 (診療所・クリニック)、助産院、自宅などが挙げられます。

それぞれの場所での、出産においての違いは下記の通りです。

出産場所主な特徴
大学病院専門的な知識や高い医療技術をもつ医師やスタッフが在籍しており、NICU(新生児集中治療室)などの設備もあるため、持病がある方や高齢出産などでお産のリスクを心配する方が安心して出産できる体制が整っている
一般病院 (総合病院)
※入院ベッドが20床以上の施設
一般的に、産婦人科以外にも小児科や内科などが併設されているため、分娩時に何か問題が発生した場合でも、すぐに適切な処置をして対処してもらえる
医院
(診療所・クリニック)
産婦人科のみのため担当の医師が変わらないところが多く、スタッフと顔見知りになったりして、相談しやすい環境づくりが期待できる
助産院自宅出産のようなアットホームな雰囲気で出産したい方向けの施設
ただし、医師が常駐していないので医療行為ができないため、出産リスクの心配がある方の利用は難しい
自宅開業助産師の方を自宅に呼んで出産するスタイルだが、助産院での出産同様に出産リスクの心配がある方は自宅での出産はできない

大学病院での出産は設備が充実しているため出産時のリスクを心配する方にはとても安心できますが、その分患者数も多いため、予約が取りにくかったり、診察時間が短いなどのデメリットもあったりします。
そのため、出産体験記事を書いてくれたママさん達の多くは、一般病院や産婦人科の専門医院などで出産をしています。
なかには、助産院で出産をしたママさんもいるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

さくらママさんの体験談

三人のお子さんの出産経験を持つさくらママさんは、一人目と二人目のお子さんの出産時の助産師さんとのやり取りを記事の中で詳しく話してくれています。
一人目のお子さんは破水で始まったものの、陣痛がなかなか起こらず、陣痛促進剤を使いましたが、本陣痛から分娩までの時間がとても長く、助産師さんがお腹を上から押したり、お医者さんが吸引をしたりしながら出産をし、長い間必死に痛みと闘ったエピソードを書いてくれています。

まきママさんの体験談

まきママさんは出産体験記事を書いてくれたママさんの中で、唯一、二人のお子さんを助産院で出産した経験を持つママさんです。
まきママさんは助産師さんのアドバイスで、37週を過ぎてから出産前日まで毎日近くの山に登山をして体力をつけ、出産当日は助産院の和室の布団の上で出産をしたそうです。
まきママさんは記事のなかで、助産師さんと家族のようにふれあい、親しく会話をしながら出産したエピソードを楽しそうに書いてくれていています。
まきママさんの助産院での出産体験記事を読むと「私も助産院で出産したい!」と思うようになるかもしれません。
ぜひ参考に読んで見てくださいね。

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出産方法について

出産方法について

出産方法には大きく分けて「経腟分娩(けいちつぶんべん)」と「帝王切開」の二つの方法があります。

経腟分娩とは

赤ちゃんが産道を通って、お母さんの膣から生まれてくる分娩方法のことです。

経腟分娩には、主に下記の三種類があります。

分娩方法内容
自然分娩医療的な処置を行わずに、自然に陣痛が来るのを待ち、母体の力で自然に赤ちゃんを分娩する方法
計画分娩あらかじめ分娩する日を決め、その日に合わせて陣痛促進剤などを使って計画的に分娩を行う方法
無痛分娩一般的に「硬膜外鎮痛法(こうまくがいちんつうほう)」と呼ばれる方法が実施され、背中にチューブを入れて麻酔薬を注入し、お腹やお尻、足などの感覚を鈍くさせて分娩時の痛みを和らげる方法

帝王切開とは

なんらかの理由で経腟分娩が難しい場合に、お腹と子宮を切開して赤ちゃんを取り出す方法のことです。

双子以上の多胎妊娠や、逆子の場合などの予定帝王切開の場合もあれば、経腟分娩の途中で赤ちゃんに異常が生じて緊急帝王切開になる場合など、帝王切開になるケースにはさまざまな要因があります。

紹介する体験談のなかには

  • 計画分娩を希望していたにも関わらず願いが叶わなかったママさん
  • 計画無痛分娩の様子を教えてくれているママさん
  • 一人目の出産の際にへその緒が赤ちゃんの首に巻きついてしまい緊急帝王切開になったママさん

などの体験談があるので、ぜひ参考にしてくださいね。

かすみママさんの体験談

二人目のお子さんの出産時、一人目のお子さんはまだ1歳ということで、パパのお休みに合わせて計画分娩をしたいと思っていたそうです。
検診の際に計画分娩について産婦人科の医師と相談をしていましたが、その矢先に破水が起きてしまい、自然分娩に変更となったエピソードを書いてくれています。

のんママさん体験談

のんママさんは、出産体験記事を書いてくれたママさんのなかで、唯一、無痛分娩での出産を経験したママさんです。
のんママさんは、一人目のお子さんのお世話の関係で、二人目のお子さんの出産の際には計画無痛分娩で出産をしました。
出産予定日前日から入院し、出産当日は無痛分娩のための麻酔を打ったり、陣痛を促すための誘発剤を飲んだりと、出産当日のできごとを時間を追って詳細に記してくれています。
無痛分娩の場合のいきみはどうなのか、麻酔が効いているなかでの分娩までの流れはどうなるのかなど、自然分娩での出産とは違った興味深いエピソードを教えてくれているので、無痛分娩を検討したいと思っている方は、ぜひ参考に読んでみてくださいね。

りんかんママさんの体験談

りんかんママさんは、二人のお子さんを帝王切開で出産した経験を持つママさんです。
一人目のお子さんのときは、陣痛後入院をして子宮口が開くのを待っている間に破水、その後どんどんと痛みが強くなるにも関わらず子宮口がなかなか開かないため、赤ちゃんの安全を考えて緊急帝王切開になったそうです。
子宮口が開かなかったのは、へその緒が赤ちゃんの首に巻き付いていてなかなか赤ちゃんが下に降りられなかったのが原因でした。

一人目のお子さんが帝王切開で出産したため、二人目のお子さんも予定帝王切開で出産をしました。

※一人目のお子さんを帝王切開で出産した場合、二人目のお子さんを自然分娩で出産すると、分娩途中に一人目のお子さんの手術の際にできた傷が開いて子宮が破裂する可能性があるため、一人目のお子さんを帝王切開で出産した場合は、二人目のお子さんの出産も帝王切開で出産することが推奨されています。

出産への不安や対処法

出産への不安や対処法

出産に対する不安は誰にもつきものです。

「陣痛や破水が来たときに上手く対処できるか」
「分娩時に何も問題は発生しないだろうか」
「陣痛や分娩の際の痛みに耐えられるだろうか」

など、特に初産の方は、これから起こる未知の経験に不安を感じることでしょう。
また、経産婦の方でも、一人目のお子さんの分娩時に何も問題がなかったとしても、二人目のお子さんの分娩時にも問題が起こらないとは限らないため「分娩時のリスク」についてはどうしても心配になってしまいます。

冒頭でも触れたとおり、出産の状況は人それぞれ千差万別です。どんなに情報を入手したとしても、出産をしてみたらご自身のケースに当てはまらなかったということは多々あるでしょう。
しかし、出産に関する情報を集めたり、実際に出産を経験した方からアドバイスをもらうことは、いまある不安を軽減させるための有効な手段となります。

出産の不安を軽減させる方法

周りの家族や友人に話を聞いてもらう

最も身近なパートナーや、出産を経験したことがある友人などに、いま自分が抱えている不安や恐怖などを話して気持ちを共有してもらうことで、不安が軽減されることがあります。

パートナーはあなたが抱えている不安を知ることで、それに対するサポートをしてくれるかもしれません。

また、友人が同じように不安を抱えながら出産をしていたことを知ることができれば「不安なのは私だけじゃなかったんだな」という安心感を得られたりするでしょう。
そんな時にどうやってその不安を乗り越えたかアドバイスをもらえれば、気持ちが落ち着き、不安を軽減させる方法が見つかるかもしれません。

陣痛から分娩までの流れを把握しておく

上記で自然分娩の場合の大まかな流れについて触れましたが、陣痛がきたら何をすればいいのか、破水した場合はどう対処すればいいのか、入院後は分娩までにどんなことが起こりうるのかなど、その流れを頭に入れておくと、いざその場面になった時でもスムーズに対応ができるようになります。
できれば、パートナーの方にもその流れを共有し、いざご自身がその状況になった時に助けてもらえるようお願いをしておきましょう。

また、もし「分娩途中に緊急帝王切開になった場合はどうしよう」という不安があるようであれば、担当医にその不安を伝え、どんな場合に緊急帝王切開になるか、もしそうなった場合はどんな流れになるのかなどを尋ねて確認しておくと、段取りがわかり安心できるようになるかもしれません。

バースプランを立てる

バースプランとは「出産計画」のことです。

出産をする妊婦さんが、どんな出産をしたいのかその希望を用紙に書いて産院に提出するため、出産を迎える妊婦さんと産院との相互理解を深めるコミュニケーションツールの一つと言えるでしょう。

バースプランの用紙は産院で決まった書式がある場合もありますが、特に書式がない産院の場合は、妊婦検診の際に口頭で希望を伝えたりします。

バースプランには、

  • 陣痛の間は音楽を聴きながらリラックスして過ごしたい
  • 分娩時はパートナーの立ち合い出産にしてほしい
  • 出産後の胎盤を見せてほしい

など、ご自身が希望するさまざまな内容を盛り込んで記載をするようにします。
このように、ご自身の希望するバースプランをあらかじめ産院に伝えて擦り合わせをしておくことが、出産に対する不安の軽減に繋がるでしょう。

生まれてくる赤ちゃんのことを考える

かわいくて愛おしいあなたの赤ちゃんは、まもなくあなたのところにやってきます。
赤ちゃんが生まれた時の感動は、きっと今までの不安が何だったのかと思うほどの喜びで満ち溢れることでしょう。

出産の不安が出たときは、お腹に手を当てながら赤ちゃんと会話をしてみましょう。

「大きくなったら公園で一緒に遊ぼうね」
「寝る前は絵本をたくさん読んであげるよ」
「お洋服をいっぱい買って会えるのを楽しみに待ってるよ」

赤ちゃんが生まれたら一緒にやりたいことなどを想像しながらお腹の赤ちゃんと会話をすることで「赤ちゃんを無事に生んで守ってあげたい」という気持ちが強くなり、不安の軽減に繋がってきます。

ここで紹介しているママさん達も、いろいろな不安や恐怖の気持ちを持ちながら出産を迎えています。

  • 会陰切開 (膣と肛門の間の会陰と呼ばれる皮膚に切り口を入れて、赤ちゃんが産道をスムーズに通れるようにするため処置) の後の抜糸の恐怖に怯えるママさん
  • ご自身の経験からどんな出産準備をしておくとよいかアドバイスをくれているママさん
  • 具体的にご自身が書かれたバースプランの内容を教えてくれているママさん
  • 看護師の勤務経験から医療スタッフ側の気持ちを考慮したバースプランの立て方を教えてくれているママさん

など、他のママさん達がどんな不安を持っていたか、また、それに対処するにはどうしたらいいのかを記事のなかで教えてくれているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

みぃママさんの体験談

みぃママさんの出産時の大きな不安は「会陰切開」後の抜糸でした。
記事の中では三人のお子さんの出産体験を書いてくれていますが、一人目のお子さんの時は会陰切開の後に抜糸があることは知らず、診察の際に「今日抜糸だから」と言われて初めて抜糸のことを知ったそうです。
「抜糸が怖い! 」そんな気持ちを産院に伝え、一人目のお子さんの時は溶ける糸を使っていたこともあり、抜糸を免除。その経験から下のお子さんの出産時は、会陰切開の際は「溶ける糸での縫合で、抜糸はしない」と希望を産院に伝えてその通りに対応をしてもらったそうです。

かすみママさんの体験談

かすみママさんは、出産のときはどんな準備をしたらいいのだろうという不安が解消できるよう、かすみママさんの経験から、破水をした場合に備えた準備や、一人目のお子さんの時に後悔した出産後の写真を、二人目のお子さんの時はどう対応したかなどのアドバイスを記事のなかで教えてくれています。

ひかママさんの体験談

ひかママさんは、二人のお子さんを出産される際に同じような内容を書いてバースプランを病院に提出しました。
「産後すぐ家族で写真を撮ってほしい」「血管迷走神経反射があるので採血のとき横になりたい」など、内容はとても具体的。
ご自身のバースプランを書くときにこんなことまで書いて大丈夫かなと心配になるかもしれませんが、ひかママさんは「出産から退院するまでをイメージして、自分のやってみたいことやどうしてもしたくないことなどをリスト化して書いてみてください」とアドバイスしてくれています。

うさママさんの体験談

看護師としての勤務経験を持つ、うさママさん。
その経験を活かして、どんなことをバースプランで伝えると医療スタッフ側が行動しやすいかなどを具体的にアドバイスをしてくれています。

夫やパートナーの役割

これから出産をするママにとって、パパの存在は安心感をもたらしてくれる大切な存在となることでしょう。

出産の際に立会いをするパパは、年々増加傾向にあります。
パパが、出産の不安を抱えるママのそばに寄り添って「大丈夫?」などと声を掛けるだけでも、ママの安心感は強まります。
分娩室に入るまでの間、ママの背中をさすってマッサージをしてあげたり、喉が乾いているママに水をのませてあげたりなど、パパにできることはたくさんあります。
また、出産の様子を写真やビデオで残したいというママも多いので、パパがカメラマンとなって活躍することもできます。

産院や自治体などでは、母親学級や両親学級などが開催されています。そこでは、妊娠中の過ごし方、出産の際の流れや呼吸法、沐浴の仕方、栄養指導など、妊娠中から出産後までの必要な知識を学ぶことができます。
こういった、妊娠、出産、育児に関する知識をパパがママと一緒に学ぶことによって、ママも「出産は一人じゃないんだ」という安心感を持つことができるようになります。

ただし、なかにはパパがいると出産に集中できないなど、パパが一緒の出産を望まないママもいるので、ママの気持ちに寄り添って、あらかじめママに出産の際にどうしてほしいか確認をしておくとよいでしょう。

かすみママさんの体験談

かすみママさんは二人のお子さんのママで、一人目のお子さんの出産の際にパパは立ち合いをしてくれたそうです。
しかし、パパは初めての出産体験に動揺してしまっていたため、かすみママさんは「出産の立ち合い前に、あらかじめ出産時の流れの確認やサポートしてほしいことなどをもっと話し合っておくべきだったな」という感想を述べてくれています。

また、二人目以降のお子さんを出産する際に心配になるのが、出産時に上のお兄ちゃんやお姉ちゃんの世話をどうするかという点です。

そんな時にパパが活躍して上のお子さんの世話をしっかりしてくれると、ママも安心して出産に臨むことができます。

「突然予定より早く破水をしてしまった」など、出産の際に予定外のできごとが起こることは珍しくありません。そんなときのためにパパは会社に事前に相談をして、ママの出産の際にはすぐに駆けつけることができるよう、準備をしておく必要があります。

ここで紹介しているママさん達も、上のお子さんの世話をどうするのかに悩まれた方が多くいます。
予定日近くから休暇を取ってパパに待機をしてもらうのか、里帰り出産をしておじいちゃんやおばあちゃんに世話を頼むのかなど、皆さん、下のお子さんの出産時の上のお子さんのお世話について悩まれたようです。

みぃママさんの体験談

みぃママさんは、三人のお子さんの出産体験を記事の中で紹介してくれています。
そんななか、三人目のお子さんの出産時は、パパが一週間の休暇をとって上の二人のお子さん達の世話をしてくれる予定になっていたため、里帰り出産をしないで対応する予定でした。
しかし、年末年始と繁忙期が重なりパパが一週間の休暇をとることができなくなり、急遽、みぃママさんのご実家や親戚、友人達に頼ることになってしまった失敗談を語ってくれました。
この時、みぃママさんは「旦那にもっと自分事だと認識してもらうのが大事だったな」と反省したそうです。

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出産後のケア

出産後のケア

産褥期(さんじょくき)の過ごし方

出産を終えてから6-8週間の間を「産褥期(さんじょくき)」と呼びます。
産褥期とは、出産を終えた母体が妊娠前の体に戻っていく期間のことを指します。
この期間にママが無理をして体を動かすと、身体の回復が遅れてしまい、場合によっては赤ちゃんのお世話ができなくなるほど体調を崩してしまうことがあります。
そのため、産褥期の間はなるべく睡眠をたっぷりとって身体を休める必要があります。

赤ちゃんのお世話をする必要はもちろんあるでしょうが、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ一日の大半を寝て過ごしています。
赤ちゃんが寝ている間は、ママも横になって一緒に身体を休めるなどして、なるべく安静にして過ごしましょう。

産褥期にあらわれやすい症状には、下記のようなものがあります。

産褥期にあらわれやすい症状内容
悪露(おろ)・出産後に剥がれ落ちた子宮内膜や胎盤、子宮にできた傷などからの分泌物が出血を伴って排出される
・出産直後から約一ヶ月間ほど続く
後陣痛(こうじんつう)・赤ちゃんを出産した後、子宮が元に戻ろうと収縮する際の痛み
・出産後数日間続く
会陰切開・帝王切開による
傷の痛み
・会陰を切開した傷や、縫合後の糸の突っ張りによって痛みが感じられる
・出産直後から約一ヶ月間ほど続き、切開した傷の場所はなるべく清潔に保つようにする
・ドーナツ型のクッションを使うと座る際の痛みの軽減に繋がる
便秘・出産時の出血、悪露、授乳などで水分が奪われ、便秘を引き起こしやすくなる
・酷い場合は痔になる可能性もあるため、こまめな水分補給や、食物繊維、乳酸菌の摂取などを心がけるようにする
腰痛・出産後に骨盤が開いたり、筋肉の衰えなどが原因でなったりする
・骨盤ベルトを着用することで症状の改善が期待できる
マタニティブルー・産後3-10日後に気分の落ち込みや不安感などが起こる症状
・妊娠中の間でも出産や育児に対する不安からマタニティブルーになることもある
・妊娠や出産ではホルモンのバランスが大きく変動するため、それによって自律神経に影響を与えて、不安を感じたりするようになる

産褥期はママの身体を休める期間であることをパパにも知っておいてもらうことが大切です。
そのため、出産後の家事などパパができることは協力をお願いし、特に産後二週間は出産の疲れが残っているため、ママは赤ちゃんへ母乳をあげることに集中するなど、ママにしかできないことに専念できるようにしておくとよいでしょう。

母乳について

赤ちゃんに母乳を与える際、出産直後はまだ母乳が充分に出てこない可能性があります。
赤ちゃんがおっぱいを吸っていくうちに、だんだんと母乳の量が安定するようになってきますが、赤ちゃんが30分以上経ってもまだ吸い続けていたり、赤ちゃんの体重を測ってみて1日あたり30g前後の増量がないようであれば、母乳の量が充分に足りていない恐れがあります。
その場合は、育児用ミルクを足すなどして赤ちゃんの成長を促すようにしましょう。

乳腺炎(にゅうせんえん)について

「乳腺炎(にゅうせんえん)」とは乳汁を分泌している乳腺で炎症をおこす病気のことで、授乳中に乳房の腫れ、痛み、発熱などの症状が出たりします。
これは、出産後に乳汁が乳房に溜まって炎症を起こしたり、乳管から細菌に感染して炎症を起こしたりすることで発症します。

乳汁が乳房に溜まって炎症を起こしている場合は、マッサージなどをして授乳をし、乳汁が乳房に溜まらないようにしていきます。
もし、おっぱいの中に赤ちゃんの飲み残しがあるようであれば、搾乳をするなどして、残った乳汁を外に出すことで乳腺炎の悪化を防ぐことができます。

細菌に感染して炎症が起きている場合は、授乳を中止して、抗生剤や解熱剤などによる治療を行います。
症状が酷くなって乳腺内に膿が溜まるようであれば、膿を出す処置をする必要があり、ママの体に負担がかかるだけでなく、赤ちゃんの授乳への影響も出てくるため、症状が軽いうちに対処するようにしましょう。

出産を終えた直後のママの身体には、まだまだ多くの負担がかかっています。
そんななか、助産院で二人のお子さんを出産したママさんが、出産後をどんな風に過ごしたのかとても楽しそうに教えてくれているので紹介しますね。

まきママさんの体験談

まきママさんは二人のお子さんを助産院で出産しました。
助産院での出産は分娩時の満足感はもちろん、出産後はすぐにパパと一緒に赤ちゃんのカンガルーケアをしたり、ママのライフスタイルにあったケアの仕方を助産師さんが個別でアドバイスしてくれたりと、助産院での出産をとても気に入ったそうです。
そのため、まきママさんは最後に「助産院なら、何人でも子供を産みたい!」と話してくれているのがとても印象的です。

これから出産を迎えるあなたへのアドバイスとまとめ

恐らく今この記事を読んでいるあなたは、少しでも出産に関する情報を得て、これから迎える出産に備えたいと思っているのではないでしょうか。
もしかしたら、出産に対する不安があってこの記事にたどり着いたのかもしれません。

出産をするにあたって、不安が全くないという方は恐らくいないでしょう。

あなたの周りには、あなたのパートナーや親戚、友人、産院の医師や看護師、助産師など、多くの方々があなたの出産を支え、応援をしてくれています。
出産の不安を抱いた時は、そういったあなたの応援団に相談をしてみてください。

そして、出産の際にどう行動すればいいのか、今一度シミュレーションして確認するようにしましょう。
陣痛や破水が始まったらどう行動すればいいのか、産院に入院してから分娩までのプロセスはどうか、出産後にはどんなことが待ち受けているのか、パパの協力体制に問題はないかなど、一つ一つを確認して準備しておくことで、あなたの不安が少しずつ軽減されていくことでしょう。

もしも、こんな時はどうすればいいのだろうという新たな不安が出てきたら、ここで紹介した11人のママさん達の出産体験記事をもう一度読み返してみてください。

この11人のママさん達の出産体験を知ることが、きっと、これから迎えるあなたの出産の助けになることでしょう。

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