妊娠報告はいつするべき?旦那・家族・職場ごとの適切な報告時期と言い方
妊娠したことがわかると、嬉しい気持ちからすぐにでも周りに報告したくなりますが、妊娠報告にもマナーがあるのをご存じですか?
そこまで気にしなくても…と思われる方もいますが、周りへの気づかいができると自分も周りも気分よくこれからの妊婦生活を過ごすことができるでしょう。
妊娠報告は、誰に、いつ、どのように伝えるのが良いか、そのタイミングや伝え方などをご紹介しますので、参考にしてみてください。
妊娠報告はいつするべき?
自分が妊娠したことを周りに伝えることを、妊娠報告といいます。
旦那や両親、義実家や職場の関係者など伝える範囲は人それぞれですが、誰にいつ頃伝えたら良いのか、そのタイミングが難しいですよね。
おすすめは安定期になってから
周りに妊娠報告をする時期は基本的に身内以外、安定期と言われる妊娠12週目以降がおすすめです。
妊娠には子宮外妊娠などの異常妊娠、自然流産などのリスクもあります。
妊娠した人の約15%は自然流産の可能性があるといわれています。
周囲に報告後、もしも残念なことになってしまった場合、身体だけでなく心理的な負担も負うことになります。
ですが、夫や両親、働いている方は会社関係者(直属の上司)など、すぐにサポートが必要な人にはそれより早めに報告するのがおすすめです。
旦那への妊娠報告(報告時期や言い方など)
すぐに伝える派と慎重派の2パターンあります。
すぐに伝える派(妊娠検査薬で陽性反応がでたらすぐ)
ほとんどの場合、1番に報告する相手は赤ちゃんのパパになる夫やパートナーではないでしょうか。
妊娠検査薬で陽性反応が出れば妊娠の可能性が高く、そのタイミングで報告することが多いです。
ですが、自然流産の危険性があることや、妊娠検査薬が子宮外妊娠など異常妊娠にも反応するケースがあることも一緒に話すようにしておきましょう。
慎重派(産婦人科で心拍が確認出来たら)
妊娠検査薬で陽性反応が出たなら、妊娠の可能性が高いです。
ですが先ほど述べたように産婦人科の診察を受けていない時期は異常妊娠や自然流産などの可能性があります。
正常な妊娠かどうかは、産婦人科で医師に診察してもらって判断されます。
産婦人科で正確な妊娠の判断ができるのは、心拍の確認ができる5~7週ごろが目安になります。
産婦人科で正式な妊娠の診断を受けてから夫に報告する慎重派の意見もあります。
旦那への妊娠報告方法
面と向かってシンプルにいう方法
妊娠検査薬で陽性が出たら「妊娠したかもしれない」とシンプルに伝える方法です。
メッセージなどではなく、自分の声で面と向かってする報告は、相手の表情をその場で見ることができ、一緒に妊娠の喜びを分かちあえるはずです。
またパパ、ママになるという実感もお互い湧きやすくなります。
サプライズで報告する方法
妊娠したことをシンプルに伝えるのもいいですが、ちょっと工夫してサプライズ演出をして報告するのもおすすめです。
最近は夫に向けてサプライズの妊娠報告をすることが増えています。
妊娠報告した日も大切な記念日になり、素敵な思い出も増えるでしょう。
家族への妊娠報告(報告時期や言い方など)
同じ「両親」でも実際に妊娠を伝えるタイミングには少し差がつくことがあります。
自分の体の調子を見ながらですが、基本的に自分の両親には義実家より早く報告する場合が多いです。
ですが自分の両親と義両親への妊娠報告のタイミングのずれを気にする旦那さんもいるので、はじめに相談しておくと安心でしょう。
次のような理由で妊娠報告の時期にずれが出てしまうようです。
助けを求めやすい自分の両親には妊娠初期に早めの報告
実の両親には夫と同様に、早めに報告する場合が多いようです。
自分の親に早めに連絡をしておくことで、つわりがひどいときや、初めての妊娠、出産で不安になったときなどに助けを求めやすくなります。
気を使わせたくない義実家には安定期に入ってから
義実家には安定期に入るぐらいに伝えるのがいいでしょう。
どうしても妊娠中には何があるかわかりません。
もし残念なことが起きてしまった場合、義両親に気を使わせてしまう可能性があります。
両親、義両親に妊娠報告する場合の例文は?
両親や義実家との関係性で異なるため、一概には言えませんが、あまりかしこまった言い方は必要ないかもしれません。
義実家には夫から伝える場合が多く、先に電話やメールで伝えてもらい、後日改めて落ち着いたタイミングで2人で妊娠報告を話しに行く方法もあります。
自分の体の調子を一緒に伝えることで、義実家の両親にも安心してもらえるでしょう。
「実は、先日妊娠〇か月であることがわかりました。出産予定日は〇月〇日ごろです。体調も今のところ問題なく、妊娠の経過も順調です。」
職場への妊娠報告(報告時期や言い方など)
妊娠がわかったら、必ず上司や一緒に働く同僚にも報告しましょう。
妊娠後は妊娠前の健康状態と同じように思い通り働けなくなる可能性もあり、勤務に影響が出るため、上司や同僚のさまざまな理解と協力を得ることが必要です。
通勤についても、時差通勤などをお願いすることもあるでしょう。
出産後の勤務の仕方も決めていく必要があるかもしれません。
今後の業務の引き継ぎも発生するので、迷惑がかかることがないよう一緒に働く者として、これからもお互いが気持ちよく働いていくための配慮や感謝を忘れないようにしましょう。
職場での妊娠報告はどのようにするのがいいのでしょうか。
一般的には安定期に入ってから。直属の上司にはそれより早めに
基本的には体調が安定してくる妊娠12週目以降の安定期になってから報告するのがいいでしょう。
ですが、つわりの症状がひどかったり、急な体調の変化にともなう欠勤などで業務に支障をきたす恐れがあるため、直属の上司には早めの報告がおすすめです。
必ず直属の上司へ1番に伝える
職場での妊娠報告は、すべての人に同じタイミングで伝える必要はありません。
ですが、必ず1番最初に直属の上司に直接伝えるようにしましょう。
つわりによる体調不良で仕事中に休憩をしたり、妊婦検診などで仕事の調整が必要な場合、上司に報告していれば相談しやすくなるためです。
親しい同僚たちに最初に伝えたい気持ちもありますが、自分の口から報告する前に上司が知ってしまい、結果、気まずい思いをするかもしれません。
直属の上司への妊娠報告の例文は?
直属の上司に妊娠を伝えるとき、どう伝えたらいいか伝え方に迷うかもしれません。
産前、産後の休業だけでなく、この先つわりや体調不良、妊婦検診などで会社を休むことがあるかもしれないので、誠実さを心がけましょう。
また、そのタイミングでこれからの働き方も合わせて相談しておくと安心です。
「先日病院にて、妊娠がわかりました。現在〇か月です。出産予定日は〇月で、産休、育休の取得を考えております。ご迷惑をおかけしますが、無理のない範囲で今まで通り働かせていただきます。今後の業務内容についてご相談させてください。」
同僚への報告は上司と相談し、基本的には安定期に入ってから
直属の上司へは妊娠初期に報告しておくのが安心ですが、一緒に働く同僚への報告は安定期にはいってからでもokです。
親しい同僚に伝える際も、万が一のことが起きたりするケースも考え、安定期に入ってからがおすすめです。
ただし、気を遣いすぎて報告が遅れることがないようにしましょう。
同僚への妊娠報告の例文は?
同僚への報告も上司の考えがある場合もあり、上司に相談して決めていくのがいいでしょう。
また、上司への報告と同様、これからのつわりや体調不良、妊婦検診で会社を休むことがあるかもしれないため、親しい同僚であっても誠実さは必要です。
「先日病院にて妊娠がわかりました。現在妊娠〇か月です。〇月の出産予定ですが、出産日前後の期間に産休、育休の取得を考えております。そのため、これからご協力いただくことがあるかもしれません。お手数をおかけしますがよろしくお願いいたします。」
まとめ
妊娠はとてもうれしい出来事で、すぐにでも周りのみんなに報告したくなるかもしれません。
ですが職場や同僚、家族、身近な友人であっても、妊活中などそれぞれの事情があり、妊娠報告を素直に喜ぶことができない場合もあります。
相手の状況と関係を考慮したうえで、いつ、どのように伝えることがベストなのかをしっかり検討しましょう。
妊娠報告のマナーを守って、周囲から祝福される妊婦生活が送れるといいですね。
この記事を書いた
サポーターママ
昆虫、魚が大好き恥ずかしがり屋の男の子、ぬりえとお絵かきが大好きおませな女の子の年子兄妹ママです。
育児とパート、すきま時間を生かして興味のあったWebライターも楽しんでいます。
趣味の韓国ドラマ鑑賞、読書、友達とのおしゃべり時間で日々のストレスを発散しています。
「子供と家族が笑顔なら毎日正解」だと思って頑張らない育児を心がけています。そうはいってもやはり子育てには不安はつきものですよね。
少しでもたくさんのママの悩みや不安を解消できるような内容が発信できたらうれしいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修