子育て夫婦のコミュニケーション|ストレス解消と円満な関係を築く方法
結婚して始まる夫婦2人の生活。
そして、子どもが産まれてからの子育て夫婦の生活。
すべてが大きく変わりますよね。
特に、第一子の誕生の時は、出産・育児のすべてが初めてで分からないことだらけ。そしてママは、はじめての妊娠・出産で身体も限界をこえる中で始まるのが育児です。
子どものことだけで不安や心配が次から次へと、たくさん出てきます。
夫婦から子育て夫婦に変わる時、夫婦間のコミュニケーションにも大きな変化があります。
子どもが生まれてから、夫婦間の価値観の違いでケンカになったり、相手への不満やイライラを抱えたりすることも多くなります。
そこで、本記事では以下の内容をご紹介します。
- 子育て夫婦のストレスの実態
- 夫婦間のコミュニケーション不足を解消する方法
- 夫婦関係を円満に保つためのコツ
いい夫婦関係は、子どもにも良い影響があります。
ぜひ、参考にしてみてください。
目次
子育て中の夫婦のストレスとは?
夫婦二人の生活から子どもが生まれてからの子育て生活は、変化がとても大きいものです。
大きな変化に伴い、夫と妻それぞれ抱えるストレスが増えます。
子育ての夫婦のストレスに関する実態
子育て中のストレスに関する調査をみてみましょう。
出典 : オウチーノ総研 | 育児ママのストレス解消相手は、夫よりママ友!?
子育ての中でストレスを感じているのは、夫が約6割、妻が約9割にのぼります。
ストレスの感じ方に3割近くも違いがあります。
それぞれどんなことに子育てのストレスを感じているのでしょうか。
子どもは手がかかるのが当然で、思うようにいかないことの連続が育児です。
ここでは、子どものこと以外でストレスがたまる原因をあげてみます。
出典 : いくじてん | すっぽん小町は男性にも効果ある?旦那のイラつき・疲れに効くのか口コミを検証
この調査からも、夫と妻のイライラの理由に違いがあることが分かります。
特に、パートナーに対しての不満については、妻の方に多いです。
その理由の第一にあげられるのが、
「家事と育児の負担が妻の方が大きいこと」
下記の調査でも、夫婦間の家事・育児負担は「妻9割夫1割」が最も多いことが分かります。
出典 : LoveMA | 旦那にイライラ!309人に聞いた子育て中の旦那の仰天行動ランキング
ストレスの原因は、家事・育児の負担の夫婦間の差
子どものこと以外での子育てに夫婦のストレスの原因は、家事・育児の負担が妻の方が大きいことが大きな原因となっています。
ストレスを抱え無理を続けていくと、体調を崩したり、子どもや家族に感情的になったりすることもあります。そんな自分に嫌気がさして、余計にストレスが大きくなってしまいます。
まずは、ストレスの原因が家事・育児の負担の大きさにあることを知りましょう。
家事・育児で妻がしていることを紙に書きだしてみてください。
そして、夫婦で分担できることをる話し合うことが大切です。
コミュニケーション不足を解消する方法
家事・育児の分担をしようと思っても、お互いの言い分があり、うまくいかないことも多いと思います。
子どもが生まれると、子育てに追われているうちに夫婦のコミュニケーションが不足しがちですよね。
いざ、コミュニケーションをとろうと思っても、子育て中のドタバタの毎日の中では、なかなか時間がとれません。
そこで、「少しのがんばり」でできる夫婦のコミュニケーション不足を解消するための方法をご紹介します。
顔をみて、あいさつする
「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」「おやすみなさい」などの日常のあいさつ。
子育て中は、子どもばかりに目がいき、夫婦でのあいさつが無くなる場合が多くなります。
お互いに顔を見て、あいさつを交わすことから始めましょう。
仕事に行くときの「いってらっしゃい」と「いってきます」は、お互いに仕事も家事もがんばろうという気になれるように、「お互いにがんばろうね」との気持ちをこめたいですね。
帰宅したときの「ただいま」と「おかえりなさい」には、1日の疲れが少しでも癒されるように、「お互いにお疲れさま」との気持をこめられたら素敵です。
ここで大切なのは「お互いに思いやること」ですが、まずは、自分から「顔をみてあいさつする」ことを始めてみてください。
心のこもったあいさつは、夫婦間の関係も良くしますし、子どもにもとてもいい影響があります。
ありがとうを忘れない
家事も育児も仕事も、大変じゃないことはありません。
やってあたりまえと思っていると、「ありがとう」の気持ちもことばも出てきませんよね。
家事をしてくれて、育児をしてくれて、仕事をしてくれて「ありがとう」との気持ちを忘れないことが大切です。
こちらが「ありがとう」と思うと相手にも伝わります。
お互いががんばっていることに「ありがとう」と思いあえたら、夫婦間のいいコミュニケーションが取れます。
夫婦で過ごす時間をつくる
週末や月に1回でもいいので、夫婦で過ごす時間をつくってみてください。
子どもを寝かせたあとでもいいですし、子どもを預けられる状況なら少しのお出かけなどもいいですね。
子育ての時期は、どうしても子ども優先になります。
夫婦のお互いのことは、後回しになりがちです。
そのうち、コミュニケーションを取らないのが日常になってしまうことも多いでしょう。
工夫して夫婦の時間をつくることを意識してみてください。
夫婦関係を円満に保つためのコツ
子育てでもストレス、夫婦関係でもストレスがたまるのは、当然のことです。
ストレスが多い生活の中で、どうしたら夫婦関係を円満に保つことができるのでしょうか。
価値観の違いを受け入れる
まずは、夫婦の価値観が違うことを受け入れましょう。
子育ての方針についても、どちらが正しいと争うのではなく、お互いの価値観を合わせたらどうなるかを話し合い、わが家のルールを決めていくことが大事です。
おすすめなのは、子育てに関する書籍や調査などを一緒に読み、参考にしていくことです。
データーに裏付けられた書籍などを参考にすると、夫婦だけではなく、第三者の考えも取り入れることができます。
「ストレス解消タイム」をつくる
夫婦それぞれの趣味や、やりたいことにあてられる「ストレス解消タイム」をつくりましょう。
普段の家事・育児・仕事をがんばって、「ストレス解消タイム」で発散するようなリズムをつくれるといいですね。
お互いに平等に時間が持てるように、予定を立てておくことをおすすめします。
お互いの良いところをほめる
子どもはほめて伸ばすとよいとよく聞きますよね。
これは、夫婦間でも同じことが言えると思います。
人はほめられると嬉しいですし、もっと頑張ろうとの気持ちも出てきます。
お互いの良い部分を意識してほめてみてください。
一番近くにいる家族からほめられることは、とても嬉しいことです。
お互いに頑張っていることを「すごいね」とほめあっていけるといいですね。
夫婦が円満なら、子どもも安心してのびのびと成長します。
自分たちの姿が、子どもへのいい教育につながっていることを忘れないことが大切です。
まとめ
ここまで、子育て夫婦のコミュニケーションについて、以下のような内容をご紹介してきました。
- 子育て夫婦のストレスは、男性6割、女性9割が感じている
- 夫婦間のコミュニケーション不足を解消する方法は、日常生活の「少しのがんばり」がおすすめ
- 夫婦関係を円満に保つためには、お互いの価値観を受け入れ、ほめあい、「ストレス解消タイム」をつくること
子どもは親の姿をよく見ています。
夫婦が良いコミュニケーションをとることは、子どもの成長にとってもとても良い効果があります。
夫婦関係も千差万別です。
誰でもあてはまる方法はないかもしれませんが、何か1つでも参考にしていただければ幸いです。
この記事を書いた
サポーターママ
4歳差の仲良し姉妹・2女のママです。「子どもに良さそうな事はとにかくやってみよう!」がモットー。
ベビーマッサージ・ベビースイミングに始まり、リトミック、ピアノ、そろばん、通信教育、ダンス、トランポリンなどいろいろな経験をしてきました。
ふりかえると反省もありますが、「失敗は成功のもと」とポジティブに切り替えるようにしています。
子育ては大変なことも多いですが、その分、子どもから大きな幸せをもらいます。
子育てに奮闘されている方へ、少しでも参考になる記事を書けたら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修