小学生の反抗期はいつからいつまで?特徴や原因、子どもとの接し方について|学習プリント.com

小学生の反抗期はいつからいつまで?特徴や原因、子どもとの接し方について

小学生の反抗期はいつからいつまで?特徴や原因、子どもとの接し方について
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小学生になってからの子どもの変化はめまぐるしいですよね。
「あれ?最近、言葉づかいが悪くなってきたかな」「口ごたえが多くなってきたかな」と思うことがあれば、それは小学生の反抗期の始まりかもしれません。

赤ちゃんから幼児期は、まだ何も一人でできないことだらけで「守ってあげなきゃ」と一生懸命育てます。そして、小学生になって体も大きくなり、一人でできることも増えてきた子どもに対して、親は厳しくあたりがちになるこの時期です。
子どもだけじゃなく、親の育て方も大きく変わっています。

実は、小学生の時期の親の接し方が、これからの子どもの成長に良くも悪くも大きな影響を与えます。

子育ては、あとからふりかえると「もっとこうしておけばよかったな」と思うことの連続だと思います。
でも、事前に正しい情報を知っていたり、少しの工夫をしたりすることで、子どもにとっても親にとってもより良い時期を過ごすことが出来ます。

赤ちゃんから幼児期は初めての子育てに不安なことも多く、子育てや離乳食の本など一生懸命調べていたかと思います。
この「子育て初心者」という気持ちがとても大事です。
これから迎える、「小学生の反抗期」初心者、「思春期」初心者というふうに、初めて迎えることに対して、事前にそのことに関する本を読んだり、情報を調べたりすることはとても大切なことです。

「反抗期」は「成長期」です。
子どもが今どんな成長期を迎えているのかを正しく知り、より良い接し方で子どもの成長をサポートできるように、小学生の反抗期の特徴や原因、親の接し方をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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小学生の反抗期はいつからいつまで?

小学生の反抗期はいつからいつまで?

反抗期と聞いてまず思い起こすのが、いわゆる「イヤイヤ期」と言われる2歳前後の時期です。
この時期は「第一次反抗期」と呼ばれます。
また、次に必ずくるのが「思春期」と言われる11歳から17歳くらいまでの時期で、「第二次反抗期」と呼ばれます。

小学生の反抗期は、「第一反抗期」と「第二次反抗期」の間にあるので「中間反抗期」と呼ばれます。
小学1・2年生は、幼稚園や保育園の生活から大きく環境が変わることによって、反抗期のような態度が出てくることもあります。
また、小学3・4年生は、「ギャング・エイジ」と呼ばれる、親との関係より友だちの関係が中心になる時期にもなります。
そして小学5・6年生は、身体の発達も著しく、本格的な「思春期」に近い反抗期のような態度になることもあります。

全員に必ずくるわけではないようですが、「小学生の反抗期」は、1年生から6年生まで幅広く個人差があります。

特徴や原因

特徴や原因

小学生の反抗期の特徴

小学生の反抗期「中間反抗期」の特徴は以下のようなものがあげられます。

  • 言葉づかいが悪くなる
  • 口ごたえが多くなる
  • 注意しても無視する
  • 親が干渉することを嫌がる
  • 思い通りにならないとモノにあたる
  • 何でも自分でやりたがる
  • 親より友達との関係を大事にする
  • 女の子は、父親を毛嫌いする

このほかにも、これまでの子どもの様子と大きな変化が見える時は、反抗期に入っているサインかもしれません。

小学生の反抗期の原因

では、なぜこのような反抗期を迎えるのでしょうか。
小学生の反抗期の原因には、以下のようなものがあります。

  • 自立心が育ってくる
  • 学校の集団生活のストレス
  • 塾や習い事へのストレス
  • 身体的成長に伴うストレス

小学生になったとはいえ、まだまだ自分のストレスやイライラを言葉で上手く表現することはできません。大人でも、イライラして何かにあたってから、自分のストレスに気づくこともありますよね。

身体も心も大きな変化を迎え、周りにいる友達も同じように変化しています。しかも、その成長のスピードには個性があります。
実は、学校や塾や習い事でも、友だちとケンカしたり、人と比べて落ち込んだり、思い通りにいかなかったりで、大きなストレスを抱えているのが、この小学生の時期なのです。

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子どもとの接し方について

子どもとの接し方について

それでは、この大きなストレスを抱えている子どもに対して、どう接していくことが大事でしょうか。

小学生になると、一人で出来ることが増え、身体も大きくなります。
だからこそ、いつのまにか親の方が「このくらいできて当然」とか「なんでこんなことができないの?」と思ってしまっているかもしれません。

しかし、小学生の心身の発達段階をみると、実は親が思っている以上にまだまだ未熟で、手がかからなくっても、その分心をかけてあげなければならないことが分かります。

小学1・2年生の特徴は、自己中心的で友だちとの結びつきが弱い時期です。
実は、友だちと仲良くするのが苦手なこの時期に「友だちとは仲良くしなさい」だけ一方的に伝えても、子どもは納得しません。

また、小学3・4年生の特徴は「ギャング・エイジ」を迎え、言い訳や言い逃れ、口ごたえする時期です。
成長しているからこそ、口ごたえもするのですね。あたりまえのことなのだと捉えることも大事です。

そして、小学5・6年生の特徴は、思春期への準備が始まり、友だちと比べて必要以上に気にしてしまう時期です。
この時に 「人と比べても仕方ないよ」と言い切っても、気にしてしまうのが成長段階なのですから、子どもは「親は、わかってくれない」という気持ちが残ってしまいます。

このような、小学生の発達段階を知っておくことで、「なんでそんな態度なの」ではなく「成長期だからこういう態度をするのだな」と客観的に子どもをみることができるのです。
反抗期の原因が、「ストレス」であることは間違いありません。
だからこそ、まず子どもが置かれている環境とそこで抱えているストレスを受け止めましょう。

それには、子どもを思いやる気持ちが大切です。
思いやりとは、見えない子どもの気持ちをいろいろと想像してみること、いろいろと思いをやることです。
例えば、家で口ごたえしたり、無視したり、反抗したりする原因は、「子どもが成長しているからなのか」「学校や塾などで嫌なことがあったのか」「身体の変化に心が追いつかない時期なのか」と、いろいろと想像しながら少し客観的に子どもを見てあげましょう。

そのために、子どもが置かれている反抗期の原因や特徴などの情報を知っておくことが大切です。

親が反抗期についての正しい情報を知っておくことで、必要以上の親子のぶつかり合いが必ず減ります。子どもを変えようとするより、親自身が変わる方が実は簡単なのです。
「小学生の反抗期」初心者だからこそ、事前に正しい情報を知り、対策をとることが、親子にとってより良い時期となるはずです。

「小学生の反抗期の時期の子どもの気持ち」にフォーカスした本を参考に読んでおくこともオススメします。

まとめ

本記事では、小学生の反抗期である「中間反抗期」について特徴や原因、親の接し方についてご紹介しました。
少し前までは、幼児期の可愛らしさがあり、親も守るべき存在としてハグしたり、ストレートに愛情を表してきたと思います。
小学生になり反抗期を迎えると、お互いにストレートな愛情表現をすることが難しくなりますが、子どもの心には、まだまだ甘えたい気持ちや分かって欲しい気持ちが溢れています。
だからこそ、子どもが大きく変化している「成長期」である「反抗期」は、子どもが抱えているストレスが原因であることを知ることが大事です。

そして、目の前で反発する姿の奥にあるまだまだ可愛い子どもの心をハグしてあげるような気持ちで接していけたら素敵ですね。

この記事を書いた
サポーターママ

たからちゃんママのプロフィール写真 たからちゃんママ 2女のママ

4歳差の仲良し姉妹・2女のママです。「子どもに良さそうな事はとにかくやってみよう!」がモットー。
ベビーマッサージ・ベビースイミングに始まり、リトミック、ピアノ、そろばん、通信教育、ダンス、トランポリンなどいろいろな経験をしてきました。
ふりかえると反省もありますが、「失敗は成功のもと」とポジティブに切り替えるようにしています。
子育ては大変なことも多いですが、その分、子どもから大きな幸せをもらいます。
子育てに奮闘されている方へ、少しでも参考になる記事を書けたら嬉しいです。

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