七五三の男の子の準備リスト:着物や小物の選び方と必要なアイテム|学習プリント.com

七五三の男の子の準備リスト:着物や小物の選び方と必要なアイテム

七五三の男の子の準備リスト:着物や小物の選び方と必要なアイテム
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我が家は4歳になる息子と6歳の娘がいます。
娘が3歳の時の七五三は、私が下の子を出産して1年経つかなというタイミングでした。
そのため七五三のお祝いは、私は黒いワンピースに黒のパンプスを着用し、髪とメイクだけ美容院にお願いをして、写真撮影と家族での食事会のみを行いました。
また、息子が3歳の時には特に七五三のお祝いをせず、息子が5歳になった時に7歳になる娘と一緒に七五三をお祝いしたいと思っています。

その時には私も着物を着て写真に残せればと考えていますが、実際はどのような準備をすればいいのか詳しいことは分かりません。
また、私の実家の地域では、女の子は3歳と7歳、男の子は5歳にお祝いをしていました。
その日は親に千歳飴(ちとせあめ)を買ってもらい、食べていました。
母は千歳飴を近所の方にも渡していました。

七五三のお祝いの仕方は、住んでいる地域や年齢などで内容が異なるようです。
由来や正しい七五三の迎え方をご紹介していきます。

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男の子は七五三いつするの?

男の子は七五三いつするの?

現在、満年齢で七五三を行う方が増えましたが、昔は数え年で行われました。
数え年とは生まれた時に1歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳足していきます。
満年齢はいわゆる年齢のことで、生まれた日を0歳として誕生日を迎えるごとに年齢を重ねていくことです。

七五三の由来

平安時代、医療は今のように発達していませんでした。
子どもが7歳まで生きていられることが少なく、7歳まで生きられれば大丈夫とされていました。
「7歳は神のうち」という言葉もありました。7歳まで育つということは幸せなことでした。

始まりは江戸時代、第五代将軍徳川綱吉が体の弱かった息子の健康をお祝いをした日が11月15日でした。
明治時代以降になると、庶民も11月15日に七五三をすることが全国に広がったとされています。
今では日取りは11月15日前後や、年齢も数え年ではなく、満年齢で行う方もいます。

3つの儀式

3歳 : 髪置き(かみおき)の儀

今では3歳は女の子のお祝いとされていますが、もともとは男女ともにお祝いをしました。
中世の日本では生後7日後に髪を剃って、肩くらいまでの髪の長さにしていました。
3歳ごろから髪を伸ばし始め「髪置き(かみおき)の儀」が執り行われました。

5歳 : 袴着(はかまぎ)の儀、着袴(ちゃっこ)の儀

「袴着(はかまぎ)の儀」「着袴(ちゃっこ)の儀」は男の子の少年の仲間入りの儀式でした。
もともとは男女ともに行われていましたが、江戸時代以降から男の子の儀式になりました。
幼児から子どもになるお祝いで、数え年で5歳になると袴を着けました。

7歳 : 帯解き(おびとき)の儀

「帯解き(おびとき)の儀」は女の子の儀式で、数え年で7歳になると付け紐の着物から初めて帯を着けた着物を着ました。
ただ今では性別や年齢もあまり気にせず、男の子も3歳で兄や姉と一緒に七五三をする方もいます。
大切なことは、子どもの成長を神様に感謝する気持ちです。

七五三の男の子の準備リスト

七五三の男の子の準備リスト

日程の調整

11月15日の前後や9、10月で縁起の良い日を探します。特に「大安吉日」は人気です。
子どもが着物を着ていますので、無理のないように気を付けましょう。
また、両家の両親を呼ぶ決まりはありませんが、呼ぶ場合は双方の都合も確認しましょう。
呼ばない場合もその旨を伝えて写真を送ると良いでしょう。

衣装の準備

3歳の男の子の場合は、被布コートと羽織袴の2種類があります。
5歳の男の子の場合は、一般的には羽織袴です。
また衣装は購入するかレンタルをするの方法がありますが、兄弟など着回しができるのであれば購入がおすすめです。
レンタルは全て含まれているコースがあり、価格も比較的リーズナブルなのでとても便利です。
メイクや髪型もお願いする場合は、美容院の予約もしましょう。
私の近所の神社は、希望日の2か月前から着付けや写真撮影の予約ができるようです。

参拝先への予約

基本的には近所の氏神様を祀る神社に行きます。
当日は着付けをして写真を撮り、ご祈祷をしていただきます。
祈祷初穂料など神社に納めますが、相場は神社によって異なり、一般的には5,000円からで10,000円ぐらいです。
ただ昨今では大きな神社など、人気の場所でご祈祷する方も増えています。
地域を代表する神社や七五三で有名な神社が人気です。
東京で七五三に人気のある神社は「明治神宮」や「東京大神宮」「日枝神社」です。
日枝神社では七五三でもらえる限定記念品があるそうです。

七五三にまつわる食べ物

千歳飴(ちとせあめ)

紅白の棒状の飴のことです。砂糖と水飴を原料で、引っ張ると延びることから「長生きする」願いをこめて、折って食べてはいけないとされています

他には

儀式に向かう途中の写真撮影を希望する方もいます。
個人でカメラマンをしている方に出張で撮影をお願いしたり、着物をレンタルしたところで写真撮影がパックになっていたりしますので、ご自身の希望に合わせて予約をしましょう。
お祝いをいただいた場合も身内に絶対に返さなくてはいけないわけではありませんが、内祝いとして渡したい時には、いただいてから2週間以内が良いでしょう。
金額はいただいた3分の1から2分の1が目安です。
菓子折りやフルーツのセット、ワインなどが喜ばれるようです。
食事会などを企画する場合には早めの予約をしましょう。
1年ほど前から準備をする方もいますが、大体2~3か月前から準備をする方が多いようです。

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着物や小物の選び方と必要なアイテム

着物や小物の選び方と必要なアイテム

七五三で着る羽織袴の人気のものは、黒紋付や鷹、龍が描かれている着物です。
葬式などで着られる礼装の着物は「喪服(もふく)」ですが、黒紋付(くろもんつき)は五つ紋が入った第一礼装(最礼装)のことで、黒色の無地に五つの家紋が入ります。
その五つの紋は付いている箇所には意味があります。
背中はご先祖様、左右の胸は両親、両袖は兄弟や親戚を表し、家族の強いつながりを連想させます。

アイテム

被布コートタイプでは被布コートや着物、長襦袢、草履、腰ひも、足袋が必要です。
羽織袴の場合は、羽織や着物、長襦袢、袴、角帯、草履、扇子、羽織紐、短剣、お守り、腰ひもが必要になります。
レンタルでは大体全てセットになっていますが、ご自身でお持ちのものを利用する方や購入を検討している方は、準備しましょう。

人気の羽織袴

黒紋付

鷹の絵柄

鷹は眼が良く、遠くまで見当たすことができます。また、鋭い爪で捕まえた獲物は放しません。
そういうことから「つかんだ運や幸せを放さない」という意味が込められています。

龍の絵柄

中国では龍はとても縁起の良いシンボルで、「昇り龍」などでも知られています。出世の願いが込められています。

まとめ

今回は男の子の七五三の準備で必要なことをご紹介しました。
羽織袴のデザインやその絵柄の意味も分かり、息子本人と相談して決めようと思いました。
子どもの節目のお祝いは準備などがあって大変ですが、のちのち今のかけがえない時間を思い出して「大きくなったな」と感じるものです。
悩んだら両家の両親にも声を掛けて家族写真でも撮り、食事会も検討して、後悔のないお祝いをしようと思います。

個人的には懐かしい千歳飴が食べられることが楽しみです。
柔らかいものあり子どもの時好きでした。
こっそり用意して楽しみたいと思います。
皆さんも、子どもの健やかな成長を願って良い七五三をお迎えください。

この記事を書いた
サポーターママ

のんママのプロフィール写真 のんママ 1男1女のママ

何回かの引っ越しを経て、気づけば4人家族。
下の息子の保活をきっかけに、ライター業を始めました。
私自身はダンスや旅行、動物などに興味があり、新しい経験をすることが大好きです。
現在は「家事も育児も携わりたい!」という想いで、一筋縄ではいかないことも多々ありますが、そのような私の経験が他の方の力になるように気持ちを込めてお伝えできればと思います。

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