里帰り出産おすすめする?しない? 流れや注意点を解説|学習プリント.com

里帰り出産おすすめする?しない? 流れや注意点を解説

里帰り出産おすすめする?しない? 流れや注意点を解説
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妊娠後、すぐに考えないといけないのが「どこで出産するのか」です。
里帰り出産で産前・産後を実家で過ごす方、産前は自宅で過ごし、産後実家で過ごす方、里帰りはせず産前・産後を自宅で過ごす方など、さまざまなケースがあります。
初産の方は第一子ということで育児に慣れていなかったり、上の子の保育園などの心配をする必要がなかったりするため、妊娠・出産・育児のため里帰り出産する人が多いようですが、里帰りするかしないかは自分で決めることができます。

自宅から実家までの距離や家族構成、家族の生活、夫婦の考えなどを考慮して、どうするのかを決めると良いでしょう。

大切なのは産後のママが安心して出産・育児に臨めることです。
自分にとってどの環境が良いのかを一番に考え、家族としっかり話しあってみましょう。

そうは言っても、里帰り出産についてイメージがわかない、よく分からない方も多いと思います。
今回は、里帰り出産のメリットや流れ、準備などについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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里帰り出産の流れ、準備すること

里帰り出産の流れ、準備すること

里帰り出産とは、今住んでいる場所から妊娠中に実家に帰って、実家近くの産院で出産することです。
出産後もしばらくは実家で過ごし、赤ちゃんの1ヶ月健診が終わったタイミングで赤ちゃんと一緒に自宅に戻る方が多いようです。
里帰りするタイミングは産院の方針や人によってさまざまです。

妊娠すると「どこで出産するのか」を早めに考える必要があります。
地域によっては選べる病院が少なかったり、人気の病院は早めに予約しないと出産予約ができなかったりするからです。
妊娠初期はつわりや身体の変化で体調も優れないことがあり大変ですが、無理をしない程度に健康状態を考慮しながら家族と話しあって、なるべく早めに里帰り出産をするかどうか決めましょう。

里帰り出産の流れ

里帰り出産では、ママの自宅へ里帰りする場合とパパの自宅へ里帰りする場合があります。
まずは里帰り先の家族の協力が得られるか確認しましょう。
「里帰り中の居場所(赤ちゃんと過ごせる部屋)はあるか」「ご両親が共働きの場合は家事や育児などをどのくらい協力してもらえるのか」などを話しあってから決めると良いでしょう。
実家の家族のライフスタイルも変わるため、充分な話し合いがないと「里帰り出産が思っていたものと違った」「両親が働きに出ていてサポートがあまり受けられず、ワンオペ育児する結果となった」などの後悔をする恐れもあります。
里帰り出産をした方からは「両親とライフスタイルや食べるものが違うために、一緒に過ごすことでストレスになった」「サポートを受けられるのはよかったが、自分のペースで一日を過ごすことができずにとても疲れてしまった」などの声を聞くこともあったりします。

次に、里帰り先の病院を探します。
ホームページなどのサイトや口コミなどの検索を参考に候補を絞り、病院が決まったら連絡してみましょう。
そのあとは、病院の指示に従って手続きします。
病院によっては、妊娠初期の期間に1度診察を受けないと出産予約を受け付けてもらえないところもあります。
「決めるのが遅くなって希望の病院で出産できなかった!」とならないためにも早めに行動して対策をとりましょう。

出産する病院が決まったら、通院中の病院へも伝えましょう。
通院中に出産はどこでする予定なのか聞かれることが多いので、悩んでいる人は医師に相談してみても良いでしょう。

母子手帳をもらいに行く際に、市の窓口で相談できることもあります。
自治体によって産後のサポートもいろいろとあるので活用するといいでしょう。
里帰りするかどうかなど何か悩みがある人は、自宅でどのような支援が受けられるのか聞いてから決めても良いでしょう。

里帰り出産では通院する病院が途中で変わります。
病院によってさまざまですが、妊娠後期の妊娠30〜34週頃から里帰り先の病院での妊婦健診に切り替わることがほとんどです。
ちなみに、私の場合は妊娠9ヶ月から里帰り先の病院で妊婦健診を受けました。
里帰り前の最後の妊婦健診(妊娠31週)で通院中の病院から紹介状をもらい、里帰り先の病院へ渡しました。

里帰りする日程は、出産する病院から「〇〇週から来てください」と指示があると思うので、それに合わせて計画をたてると良いでしょう。
働いている方は産休に入ったタイミングや、遠方で飛行機で帰る場合は妊娠32週までには里帰りしておくと安心です。
妊娠の経過も人によってさまざまです。
予定日より出産が早まることもあるので、余裕をもって行動しましょう。

<準備すること>

里帰り出産に向けて準備しておくことは

  1. 里帰り先の病院での出産予約
  2. 里帰り中の荷物の準備
  3. 里帰り中のパパの生活について
  4. 里帰り先のお部屋の準備

などです。

1.里帰り先の病院での出産予約

里帰り出産をするためには、希望の病院に連絡をして出産予約をしましょう。
「実家の近くに里帰り出産ができる病院が少ない」「人気の病院はすぐに枠が埋まってしまう」などという心配もあるので、いくつか候補を出しておくと安心です。
里帰り先の病院が決定したら、通院中の病院に報告し、その後の妊婦健診は各病院の指示に従いましょう。

2.里帰り中の荷物の準備

里帰り出産では産前・産後合わせて2〜3ヶ月を実家で過ごすことになります。
里帰りする日が決まったらそれに合わせて荷物も準備しましょう。

産前、産後のママの生活に必要なもの

自分の洋服や下着、スキンケア・メイク用品など普段の生活で必要な物を準備しておきましょう。
産後は部屋で休みながら赤ちゃんと過ごすことが多いので、授乳しやすく(前開きや上下が分かれているなど)、リラックスできる服がおすすめです。
その他にも産前にやりたいことや毎日の日課で続けていることなどがあれば、それも持ち帰ると良いでしょう。

私は産前に赤ちゃんのスタイや人形などを作りたかったので裁縫道具や日記帳、出産までに読みたい本なども持って帰りました。

赤ちゃんのお世話グッズ

出産後、赤ちゃんと過ごすための準備をしましょう。
余裕を持って早めに里帰りする方は、里帰りしてからの準備でも大丈夫です。
しかし、出産が早まることもあるので、慌てないためにもあらかじめ準備しておくと安心です。

新生児の肌着やお洋服はもちろん、おむつグッズやお風呂グッズ、赤ちゃん用の布団など、赤ちゃんとの暮らしで用意しておくものはたくさんあります。
出産準備リストもあるので、参考にしながら購入しましょう。
退院時に車で移動する方は、チャイルドシートも忘れずに用意しておきましょう。

出産する病院での入院グッズ

入院グッズで必要なものは、多くの場合は病院から指示があります。
決められたものを用意してカバンにまとめておきましょう。

3.里帰り中のパパの生活について

里帰り出産をすると夫婦の時間があまりとれません。
家の距離が近い場合は会うこともできますが、遠方の場合は難しいこともあるでしょう。
出産前に、里帰りをしている間の生活や産後のことについて話しあっておくと安心です。

4.里帰り先のお部屋の準備

実家の家族にも協力してもらいながら、産後、ママと赤ちゃんが安心して過ごせるように部屋を整えましょう。

里帰り出産の場合、産後の注意点

赤ちゃんを出産すると出生届や児童手当などの手続きが必要になります。
帰省先で行えるものと、住民票のある役所で行うものとあるので注意が必要です。
市のホームページにどんな手続きがあるのか、必要な書類や方法が載っているので確認しておきましょう。
産後すぐのママは自由に動けません。
慌てないためにも、事前に調べておき、誰がどのように手続きするのかを決めておくと安心です。

出生届

出生届は生まれた日を含め14日以内に提出しなければなりません。
基本的には住民票のある地域か本籍地での手続きですが、里帰り出産の場合は帰省先の役所でも提出できます。
出生届は出産後病院が用意してくれることが多いですが、事前に確認しておくと慌てずにすみます。

児童手当、乳幼児医療費助成

どちらも住民票のある住所で手続きが必要です。
児童手当の手続きは生まれた日の翌日から15日以内に済ませる必要があります。
申請が遅れるとその分、受け取れる手当が少なくなるので注意しましょう。

乳幼児医療費助成は生まれた日の翌日から14日以内の申請が必要です。
申請するには健康保険証の手続きも済ませておく必要があります。

健康保険証

親の職業によって申請方法が異なります。
親が共働きの場合は収入の多い方の扶養に入ることの方が多いかと思います。
勤務先での手続きが必要なので、事前に確認しておきましょう。

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里帰り出産のメリット、デメリット

里帰り出産のメリット、デメリット

里帰り出産の一番のメリットは、ママの負担が少なくなることです。

私自身も里帰り出産をしたのですが、食事の支度や洗濯、部屋の掃除などの家事や買い物は、主に母が手伝ってくれました。
おかげでゆっくり身体を休めることができ、赤ちゃんのお世話に集中できました。
父や妹も協力して赤ちゃんをみてくれたので、精神的にもストレスなく安定していて心強かったです。
自宅だと夫の仕事が忙しいため、私と赤ちゃんの2人の時間が長くなり産後の協力は得られそうになかったので、里帰りして良かったなと感じています。

里帰り出産のデメリットは妊婦健診の助成券が使えないことです。
市が異なると助成券が使えないので自分で支払い、産後に住んでいる自治体で手続きをすることでお金が返ってきます。
病院にもよりますが、私の場合は里帰りから出産までの健診(8回)で約5万円必要でした。
出産、入院でも出産育児一時金からはみ出た分は実費での支払いになります。
遠方の場合は交通費などもかかるでしょう。
そのため、里帰り出産では里帰りしない場合よりも、まとまったお金を用意しておく必要があります。

その他にも里帰り出産をすると夫婦の時間があまりとれません。
毎日赤ちゃんと過ごすママと違って、赤ちゃんとなかなか会えないパパはパパになった実感が湧きにくいものです。

実家の家族に気を遣ってしまい、ゆっくり休めないママもいます。

メリット、デメリットを考慮してどうするのが良いのか、夫婦や家族で話し合いましょう。

まとめ

大切なのはママの気持ちです。
特に初めての出産は不安なこともたくさんあります。
自分にとって一番安心して赤ちゃんと過ごせる環境を選ぶと良いでしょう。
里帰りをしない場合は、パパも育休をとったり、近くの産後ケア施設や自治体のサービスを利用したりすることもできます。
夫婦や家族で相談しながら早めに準備をしておくと安心です。

この記事を書いた
サポーターママ

あいママのプロフィール写真 あいママ 1女のママ

刺繍・裁縫などの手芸や動物など可愛いもの好きの主婦です。
自宅でベビーマッサージ講師をしています。
出産前はドラッグストアで管理栄養士として育児相談などを行ってきました。
これまで勉強してきたことや、いろいろなお母さんや赤ちゃんと触れ合ってきた経験、自身の子育てで経験してきたことを活かした記事を発信していきます。
家族みんなが笑顔になれるような、いつも頑張っている方が肩の力をぬけるような、そんなお手伝いが出来たら嬉しいです。

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