家族みんなで協力!家事の分担やコミュニケーションのコツ
共働きの家庭や子どもが小さい家庭などでは、家事を夫婦で分担していることが多いと思います。
それでも、共働き夫婦の家事負担の割合はまだまだ妻の方が多い場合がほとんどなのではないでしょうか。
一方の負担がすごく大きかったり、家事に対するこだわりが夫婦で異なる時は、相手にイライラしてしまったりもしますよね。
私も「自分ばかり家事も育児も仕事もやらなければならない」「相手の家事の仕方に不満…」と、モヤモヤしてしまうことがよくあります。
この記事では、家族間でお互いにストレスを感じないように家事を分担するにはどうすればいいか、家事について考えるためには家族でどんなコミュニケーションをするといいかをご紹介していきます。
目次
家族みんなが協力して家事を分担する方法とそのメリット
まずは家事を「見える化」する
家事分担をする上で最初にするべきなのは、名もなき家事も含めた、すべての家事の「見える化」です。
ゴミ捨ての日に家の中のゴミ箱からゴミを集めてくる、子どものオムツ1枚1枚に記名する、洗濯機を回す前に家の中のタオルを入れ替える…など、自分でもそれほど意識していなかった家事が沢山出てきます。
それらのタスクを今は誰が、どのタイミングでやっているのかを明確にすることが大切です。
方法1:ローテーション制度
家族全員で家事を分担し、週ごとに担当する家事をローテーションで決める方法です。
毎週役割が変わるため、誰もが全ての家事に慣れることができます。
夫婦のどちらか一方が体調を崩してしまった場合などでも、ある程度の家事のやり方はお互いに分かっているので安心です。
子どもがある程度大きい場合は、子どももメンバーに含めて家事を分担することもおすすめします。
料理を作る時には一緒にキッチンに立ってみたり、家の掃除機がけをお願いしたりと、家事を通じて、家族のコミュニケーションが生まれます。
方法2:専門分野制度
それぞれが得意な家事の分野を担当する方法です。
例えば、誰かが料理が得意ならば、その人が料理を担当するなど、分野別に分担することで効率的に家事を進めることができます。
自分の得意な部分を任せられるので、ストレスなく家事を担当することができます。
家計管理などでは、家計簿をつけたり予算を組む担当と買い出しに行く担当に分野を細かく分けても良いでしょう。
お互いに上手にできている部分を褒め合い、感謝を伝え合うことが大切です。
方法3:自主的分担制度
家族全員が自分で担当する家事を自主的に決める方法です。
誰が何をするか自由に決めることができますが、協力し合うために家族全員が家事の進捗を共有することが重要です。
誰がやるかを決めて満足してしまわず、もしできなかった場合などのイレギュラーな日についても決めておく必要があります。
もしも家族の誰かに家事を任せることになったら、あまり口出しなどはしないである程度の雑さには目をつぶっておおらかな気持ちで見守りましょう。
都度ダメだしや指示をしたくなってしまいますが、あまり口出しをすると相手のモチベーションが下がってしまいます。
方法4:休日制度
平日はどうしても夫婦共に仕事が忙しい、週末は夫婦そろっての休日がある場合に、平日の家事は必要最低限のみにして、休日に家事を必ずやるとルール化してしまう方法です。
例えば休日に家族で買い物に行き、平日用に作り置きのおかずを沢山作っておいたり、家中の掃除を家族で徹底的に行ったりします。
家族みんなでこなすタスクとあらかじめしているので、お互いに義務感が生まれて確実にこなせるようになります。
平日に「あれもこれも出来ていない…」とストレスを感じてしまう前に、「休日にやるからいいや」と割り切ってしまうと気持ちが楽になります。
家族間のコミュニケーションを円滑にするためのコツ
話し合いの場を作る
家族間で話し合いの場を作ることで、家族の意見や考えを共有します。
「家族会議」として、家族全員が参加できる時間や場所、話し合う題材を事前に決めておきます。
話し合いの際には、互いの意見に耳を傾け、尊重し合うことが大切です。
一緒に時間を過ごす
家族全員が一緒に過ごす時間が多いほど、コミュニケーションを円滑にすることができます。
例えば、食事は家族で一緒に食べるようにしたり、趣味を共有したりすることで、家族の絆が深まります。
一緒に何かをする時間がなくても、一緒の空間にいるだけでもコミュニケーションの一つになります。
気持ちを伝え合う
家族間のコミュニケーションで、ポジティブな言葉を心がけます。
「ありがとう」や「お疲れ様」などの言葉を使うことで、相手に感謝や労いの気持ちを伝えることができます。
大変だったことも楽しかったこともお互いに伝え合い、気持ちを共有することで家族間の絆も深まります。
パーソナルスペースを作る
どうしても疲れてイライラしてしまう場合は、まずは自分の心のケアをしてあげることが大切です。
家族にきつく当たってしまう前に、自分の好きな空間で自分の好きなように過ごして疲労を回復しましょう。
自分自身の心にも余裕がでてきたら、家族にも優しく接することができるようになります。
家事を楽しく行うためのアイデアや工夫
便利グッズや時短家電を導入する
初期費用はかかりますが、効果は絶大です。
時短家電を導入する時は、最もその家庭で手がかかっている家事のものを優先していくのがおすすめです。
例えば、普段から自炊が多い家庭では食洗器、洗濯物が多い家庭では乾燥機つきの洗濯機…など優先順位をつけて導入しましょう。
好きなものを聴きながらやる
家事をするときに、好きな音楽を流しながらすると楽しく行うことができます。
映画が好きな方は、映画をかけながらでもいいと思います。
読書が好きな方は、オーディオブックで本を聴きながら家事をするのもおすすめです。
私はよくyoutubeで他のワーママさんが家事をやっているところを見て、家事のやる気を何とか出しています。
タイマーをセットする
なかなか家事のやる気がでない、家事の時間があまりとれない場合はタイマーをセットして短時間で集中して行うことをおすすめします。
30分だけ家を片付けて回る、ご飯が炊けるまでの間に集中しておかずを作るなどと決めておくと家事に取り組みやすくなります。
新しい調理器具やレシピに挑戦する
料理をするときには、普段はあまり作らない新しいレシピに挑戦すると楽しく料理することができます。
また、キッチンの調理器具をお気に入りの使いやすいもので統一するのもおすすめです。
新しいレシピを探して、いつもは買わないような食材を買うと気分転換にもなります。
美味しくできると、食事の時間も楽しくすることができます。
部屋を好きな香りにする
好きな香りの柔軟剤やお掃除シートを使うと、家事の時間も気分よく過ごすことができます。
洗剤や芳香剤なども、今はさまざまな香りのものが販売されているので、自分のお気に入りの香りの空間を作ってみてください。
ご褒美を設定する
家事が終わった後に好きなスイーツを用意したり、好きな飲み物を飲みながら家事をしてみたりと、自分のモチベーションが上がるご褒美を設定するのもおすすめです。
まとめ
家事分担やコミュニケーションについてご紹介しました。
誰もが家事が得意ということはないでしょうし、仕事や育児で疲れている時にはできなかったりもすると思います。
1人で完璧にやらなければならなければと思わず、できる時にできることを家族で協力してこなして負担を分散させましょう。
この記事を書いた
サポーターママ
マイペース長男と甘えん坊次男を子育て中の、元保育士ママです。
育児とパートの合間に愛犬に癒されながら文章を書いています。主人は帰宅が遅いため、平日はワンオペで育児中です。
「映画と漫画に没頭する」「(ちょっと多めに)手を抜く」ことで、子どもと毎日を気楽に過ごすようにしています。
子育てをしていると、楽しい時間も疲れてしまう時間もあると思います。私の家族も、色々なことを経験してきています。
少しでも子育て中の皆さんのお役に立てるよう、これまでの体験談と現在進行形で得ている情報を発信できたらと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修