子供の集中力を高める方法とおすすめトレーニングをご紹介|学習プリント.com

子供の集中力を高める方法とおすすめトレーニングをご紹介

子供の集中力を高める方法とおすすめトレーニングをご紹介
更新日:  | 公開日:
Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

子供の学習時の集中力って気になりませんか?

我が子も、今、机に向かって勉強し始めたな!と思った途端に席を離れたり、机で他ごとをし始めるなど、親としてはイライラしてしまうことも多々あります。

実は子供の集中力は、大人が思っているよりも長く続きません。
大人の集中力が約90分といわれているのに対し、子供が集中できる時間は大人よりも低くなります。

個人差がありますが子供の集中できる時間は次のように言われています。

  • 幼児期では年齢+1分
  • 小学生では年齢×1.5分(10~20分程度)
  • 中学生では30~50分程度

集中力は子供が学習をしていくうえで欠かせない力になります。
集中力はその子供によって異なりますが、持って生まれたものだけでなく、生活リズムや環境によって変化します。

今回はそんな子供の集中力を高める方法や、おすすめのトレーニングについて解説させていただきます。

スポンサーリンク

学習に集中できない原因

小学生のパパ・ママ必見!子供の集中力を高める方法

まず、子供がなぜ学習に集中できない原因を考えてみましょう。

学習環境

周りの話し声やテレビの音や、机の周りのおもちゃやマンガ、ゲームやスマホなど、気になるものがあるとなかなか集中できないのは子供であれば当たり前のことですね。
また、温度や湿度が高すぎたり低すぎたりする場合も、集中力が低下しやすくなります。

心が不安定

集中力には精神的な事も影響します。
「友達と喧嘩した」「親に叱られた」など、心に不安や悩みがあると頭で色々と考えてしまい、集中できなくなってしまいます。

興味がない

苦手な事に対して、自主性のない姿勢では集中力が続かないのは当然です。
自分の好きな事や興味のある事であれば、年齢に関わらず集中して取り組むことができますよね。

生活習慣の乱れ

心身の疲れは、集中力低下の原因になります。
睡眠不足でないか?習い事や塾で忙しすぎないか?など、生活習慣の見直しも大切です。
睡眠不足では休息の時間が十分取れず、脳の疲労回復を遅らせたり、イライラの原因や、ミスをする事も増えます。
また、食事を抜いたり、栄養バランスが偏っている場合も、集中力低下の原因になります。

以上の様に、集中できない原因踏まえて、集中力を高めるために親としてできることまとめてみました。

子供の集中力を高める方法

集中できる周囲の環境作りをする

子供が学習に集中できる環境を作ってあげることが大切です。
子供によっては、視界におもちゃや本、テレビやスマホが映るだけでも集中力が途切れてしまいます。
また、他の家族の話し声やテレビの音が気になったり、散らかっている部屋や暑い・寒いなど部屋の状態や環境もとても大切です。
学習に集中させたい机の周りには余分な物は何も置かず、物音を立てないようにするなどして、気が散らないような環境を整えてあげましょう。

睡眠を十分に取る

十分な睡眠を取ることによって、頭がスッキリし、集中力アップが望めます。
睡眠不足は大人でも集中力が続きませんよね?子供に睡眠を十分に取らせて脳の働きをクリアにさせましょう。

生活のリズムを整え、バランスの良い食事をする

生活リズムが崩れると集中力の低下につながります。
いつも決まった時間に就寝し起床するという生活リズムを整えていきましょう。
また、必要な栄養素をきちんと摂ることがとても大切です。
脳の働きに関わる栄養素を摂ったり、生活リズムを整えることで集中力アップが期待できますよ。

集中させたいことに興味を持たせる

興味が無いことや嫌なこと、苦手なことに集中するのはとても難しいことです。
集中させたいことを、子供が楽しいと思えるようにやり方を変えてみると、自ら集中して取り組むようになることがあります。
子供が何に興味があるのか?何が嫌なことなのか?を把握し、取り組ませ方を工夫してみましょう。
集中できないことに親がイライラするのではなく、子供を注意深く観察して、集中力が切れてしまう原因を探しましょう。

時間にメリハリをつける

だらだらと寝てばかり、遊んでばかりでは、大人でも何かに集中する力は衰えていきます。
食事時間、睡眠時間、学習時間、休憩時間、遊ぶ時間などを、ある程度しっかり決めて習慣化することが必要です。
親子で「これだけ学習したら、○時間遊んで良いよ」約束事を作ったり、1日のスケジュールをまとめたり、毎日この時間は学習時間と決めて、子供にやるべきこと明確に認識させることが大切です。
また、学習時間を長く取ると気が散ってしまうこともあるため、短時間で学習させるとより効果的ですよ。

一つのことに集中させましょう

子供は飽き性です。
あれもこれもと欲張って要求するのではなく、一つのことを終えたら時間をあけて次のことを伝えてあげてください。
そして、一つのことを行っているときには、温かい目で見守ってあげるのも大切です。

たくさん褒めてあげましょう

子供は何歳になっても、褒められることは大好きです。
目標を達成できたらたくさん褒めてあげましょう。
成功体験を積むと自信がつき、成功体験を積み重ねていくことで子供自身の自己肯定感が高まり「できることは楽しい」「頑張ればできる」と思えるようになり自然と集中することにつながります。

スポンサーリンク

集中力を高める!おすすめトレーニング

小学生のパパ・ママ必見!おすすめトレーニングをご紹介!

ここからは、子供が集中しやすい環境作りをしながら、集中力を高めるためのおすすめのトレーニングをご紹介します。

おすすめのトレーニング<遊び編>

集中力を高めるために一番大事なことは、興味のあるものや楽しい物をトレーニングに取り入れることです。
子供が一番好きなことは、やはり遊びですよね。
子供が小さいうちは親も一緒に楽しみながらトレーニングをしましょう。

  • パズル

パズルは完成させるための集中力だけでなく、記憶力アップにもおすすめです。

  • 折り紙

お手本を見ながら折り紙を折ることによって集中力を必要とします。
また、どのように折ると形が変化するかを考えることによって想像力アップにもおすすめです。

  • ドミノ

ドミノを倒さないように慎重に並べることで自然と集中力と思考力が鍛えられます。

  • オセロや将棋

相手の手を見通して対戦相手と競い合うオセロや将棋は集中力と見通す力が鍛えられます。

おすすめのトレーニング<習い事編>

習い事は、自宅外で行うことによって、適度な緊張感を持つことができるため、集中しやすく継続することによってそれぞれのスキルも身に付くので、子供の力を伸ばすためにも子供が興味を持ちやすい習い事を取り入れてあげたいですね。
ここからは、集中力を高めるために効果的な習い事を紹介します。

  • 楽器の演奏

楽器を演奏するためには、楽譜を読みながら正しく指を動かし、音を耳で聞いたり、複数の作業を同時にこなすために必要な集中力が養われます。
コツコツと練習をするために忍耐力も養われ、楽譜を暗譜するための記憶力も同時に高まります。
また、楽器を演奏できたことの達成感も味わえるのでおすすめですよ。

  • 書道

きれいな文字を書くためには集中力は大切です。
書道は一文字ずつ最後まで書き終えるまで集中力の切り替えが必須になってきます。
字が上達することや書き順がおぼえられる、姿勢がよくなるなど色んな効果があります。
また、きれいな字が書けるようになるので自己肯定感アップも期待できます。

  • そろばん

そろばんは、限られた時間内に耳や目で数字を読み取りながら指を正確に動かす必要があります。
自然と集中力が身に付き素早く正確な計算力もアップされます。

  • 水泳

水泳は全身を使うため、体幹を鍛えるために適しています。
泳いでいる間は、自然と全神経を自分の体に向ける必要があるため、気を抜くこともできません。
一生懸命泳ぐことによって集中力が期待できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
子供の集中力は生活環境・生活習慣の見直しやトレーニングの活用によって鍛える事ができます。
小学校低学年は、まだ楽しみながら集中力を鍛えられる時期です。
幼児期の遊びをレベルアップさせて続けてみるのもよいでしょう。
運動など、好きなことにじっくり打ち込める時間も作ってあげてくださいね。

小学校中学年・高学年は、苦手なことがはっきりしてきて、学習時の集中力が保ちづらくなります。
集中力をつけるためには、遊ぶ時間と勉強する時間をはっきりさせ、メリハリをつけてあげるとよいでしょう。
タイマーを使ったり、簡単に解ける計算テストなどから始めて、集中できる状態へと気持ちを切り替えてステップアップするのもおすすめですよ。

小学生のうちに集中力が鍛えてあると、中学生以降の受験やテストに集中して取り組むことができるので、小さいうちから集中力を鍛えておくと良いですね。
集中できる時間や内容は、子供の年齢や性格にも左右されます。
短時間でも集中できている姿を認めて、それを少しずつ伸ばしてあげましょう。
遊びや興味のあるもの、やる気が出ることで集中力を鍛えていけば、学習でも発揮していけるはずです。

また、集中力は最終的には子供自身が作っていくものです。
気が散ってしまっている状態から自分の力で集中しなおしができるのが一番です。
他ごとに気がそれているときは、直ぐに声をかけず、温かい目で見守ってあげるのも良いかもしれませんね。

この記事が気に入ったらシェア

Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア
スポンサーリンク
ページトップへレッドレンジャー