先輩ママの出産体験談とアドバイス!お産のはじまり(陣痛)・出産場所・方法・バースプラン等
妊娠週数が37週を過ぎてくると、いつお産が始まってもおかしくない正期産という時期に入ります。
この頃になると、妊婦さんはいつお産の兆候が表れるのかドキドキしながら日々を過ごすのではないでしょうか。
お腹の痛みが出てきて、いよいよ陣痛が始まったかと思ったら、実は前駆陣痛だった、という話もよく聞きますし、陣痛が始まる前に、破水した、というパターンもあります。
他にも出産の兆候として、おしるしや、お腹の張り、痛みなど、様々な兆候が見られることがあるといわれていますが、どれも必ず起こるというものではありません。
そんな中、自分のお産はどんな経過を辿るの?気を付けておくポイントはある?など気になる事も多いですよね。
そこで今回の記事では、私自身の出産の経験談をお話しするとともに、出産について事前に知っておいたほうがいいこと等について説明していきたいと思いますので、一つの事例として参考にしてみてくださいね。
目次
先輩ママの出産体験談 お産のはじまり(陣痛)
ここでは、私の出産体験について、順を追ってお話していきたいと思います。
破水から入院まで
私の場合は前駆陣痛などはなく、お産の始まりは破水からでした。
破水といっても、よくドラマで見るような、「バシャン」と大量の羊水が流れでた、というものではなく、ごく少量の羊水が数十分おきに少しずつ出ている、という感じでした。
出産自体、初めての体験だったため、この時点で、これが破水なのか、おしるしといわれるものなのかわかりませんでした。
しかし、もし破水であったとしたら、即入院しなければなりません。
自分では判断できなかったため、早朝でしたが産院に連絡し、指示を仰ぎました。
産院からの返答として、「話だけでは判断できないため、一度来院するように」とのことでしたので、一応陣痛バック、入院バックを持参して産院に向かいました。
受診して、医師の診察を受けたところ、「完全破水」との診断があり、即入院し抗生剤の点滴を行いました。
ここまでで感じたことは、「出産は予定通りではない」ということと、「判断に迷ったときには、間違っていたとしても産院に相談することが重要」という事でした。
そもそも、出産の始まりというものが、陣痛から始まる印象が強かったため、破水から始まる、というのは私にとって予想外のことだったのです。
また、色々と下調べをしていたにもかかわらず、実際破水してもそれが破水なのかどうか、という判断は自分ではできませんでした。
このまま、「おしるしかもしれないから様子を見ておこう」と思っていたら、最悪の状況になっていたかもしれない、と思ったら、早めに産院に相談しておいてよかったと思いました。
入院から陣痛開始まで
入院すると、病室で抗生物質の点滴(30分程度)を行いました。
この抗生剤の点滴は、破水することで卵膜が破れ、子宮外との交通ができたことによる、細菌感染を予防するために投与されるものです。
この頃はまだ陣痛の兆候は全くありません。
入院してもしばらくは陣痛がなかったため、読書をしたり、音楽を聴いたり、とにかくリラックスできる環境を作ることを意識して過ごしました。
そして私の場合、陣痛が始まったのは破水から約8時間後のことでした。
陣痛といっても、突然強い痛みが来るわけではなく、はじめは生理痛のような鈍い痛みが10~15分間隔で来ているような印象でした。
陣痛の間隔については余裕があるときになんとなくチェックしておく程度で、痛みがない時間はとにかくリラックスして過ごすことにしました。
この「とにかくリラックスする」というのがよかったのか、陣痛はどんどん進み、陣痛開始から2時間で子宮口3センチ、5時間で8センチまで開きました。
子宮口がほぼ全開大になってから、分娩室に移動し、その30分後、待望の我が子の誕生です!私の場合は、陣痛開始から約6時間での出産でした。
(陣痛開始、という定義は、大体痛みが10分間隔でくるようになってからを言うことが多いようです。)
いかがだったでしょうか。
具体的に破水から出産までの陣痛の様子について説明しましたが、全体的なイメージの想像はできましたでしょうか?
勿論、すべてのお産、一つ一つ経過は違いますので、この出産経過を辿らないパターンも多いでしょう。
また、破水から始まる出産については、一般的に、破水すると、80%の妊婦が24時間以内に陣痛が始まるといわれています。
しかし、それ以上たっても陣痛が始まらない場合には、胎児に感染等のリスクが高まるため、誘発分娩を行うこともあるそうです。
様々なパターンを想定して心の準備ができていると安心して出産に臨めますね。
先輩ママの出産体験談 出産場所・方法・バースプラン等
出産場所
出産の場所としてほとんどの方は病院が思い浮かびますよね。
私自身も、病院で出産しましたが、他にも助産院や自宅で出産するという選択肢もあります。
(助産院や自宅出産の場合、出産へのリスクが低いと医師が判断した場合のみ可能)
特にここ数年、新型コロナウィルスの影響で面会が制限されている状況の中、孤独感から助産院や、自宅での出産を希望する妊婦さんも増えていたそうです。
病院、助産院、自宅での出産のそれぞれの特徴を知って、自分や家族にとって最適な場所での出産ができたらいいですね。
出産方法
出産方法には大きく分けて2つあります。
一つは「経腟分娩」そしてもう一つは「帝王切開」です。
帝王切開は、逆子や、多胎妊娠など、出産に何らかのリスクがあり、経腟分娩が困難な場合に選択されます。
更に経腟分娩は、「自然分娩(ソフロロジー式、ラマーズ法、フリースタイル分娩など)」と「医療処置が必要な分娩(無痛分娩)(計画分娩)」などに分けられます。
無痛分娩は、麻酔を使用することで、痛みを緩和して出産をする方法です。
痛みがない、と聞くととても魅力的ですが、麻酔薬を使用するため、母体や胎児に全くリスクがないというわけではありません。
無痛分娩を検討する際には、その部分についてもしっかりと理解しておく必要がありますね。
バースプラン
バースプランという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
バースプランとは、自分の出産をどのようなものにしたいか、また、産後や入院中の過ごし方について、妊婦さんや、そのご家族の希望を医療スタッフ側に意思表示するものです。
このバースプランを作成し、家族や医療スタッフと相談をすることで、お産に対する不安が軽減できたり、具体的にお産やその後の入院生活について考える機会になるという人も多いようです。
では、具体的にどのようなことを書くのかということについて説明していきます。
立ち合い出産をどうするか
家族に立ち会ってもらいたい人がいる場合には、バースプランに具体的にどのタイミングから誰に立ち会ってもらいたいのか書いておきましょう。
また、立ち会ってほしくない人がいる場合には、それも具体的に書いておくことでトラブルを防ぐことができますよ。
陣痛中の過ごし方
いざ陣痛が始まると、痛みで本来伝えたいことが伝えられない場合もあるので、バースプランで事前に伝えておくと安心です。
例えば、助産師さんにどんな声掛けをしてほしい、とか、どんな時にサポートをしてほしい、と具体的な希望を書いておくと医療スタッフ側も行動に移しやすいのでおすすめです。
分娩中、分娩後にしたいこと
出産後初めての抱っこは誰にしてほしいか、へその緒が切れるならだれに切ってほしいか、など、病院によっては応じてくれる場合もあるので、希望があれば相談してみるのもよいでしょう。
具体的なバースプランの内容について説明しましたが、バースプランには、基本的には「こうでなければいけない」という正解のようなものはありませんので、自由に自分の思いや希望を書いても大丈夫です。
それが実現可能かどうか、医療スタッフや家族と相談してみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
出産について、漠然とした不安を抱えている方も、具体的な出産方法について情報を得たり、考えたりすることで、心の準備ができるのではないでしょうか。
今回は私の実体験も踏まえて説明してきました。
私が出産を経て、これから出産に臨む妊婦さんにアドバイスできることは、「自分自身が、リラックスできる環境を作る!」ということです。
過度な不安や緊張感は、思わぬトラブルを招いてしまうものです。
リラックスできる環境を作るために、事前準備をしっかりと行っておきましょう。
妊婦さん自身がリラックスすることで、きっとその気持ちが赤ちゃんにも伝わって穏やかな出産につながると思いますよ。
この記事を書いた
サポーターママ
やんちゃな1歳男の子のママです。
日々悩みながら、初めての育児に奮闘しています。
海が大好きで、妊娠前は夫婦で日本を飛び出し、世界の奇麗な海でスキューバダイビングを楽しんでいました!
今はなかなか難しいですが、子供が大きくなったら家族みんなで沖縄の海に行って、ダイビングをするのが夢です!
妊娠前は看護師として働いていたので、その頃の経験を活かしながら、皆さんのお役に立てるような情報を発信していければとおもっています!
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修