妊娠中に結婚式にお呼ばれされたら?出席の判断基準や注意点は?服装とマナーを紹介|学習プリント.com

妊娠中に結婚式にお呼ばれされたら?出席の判断基準や注意点は?服装とマナーを紹介

妊娠中に結婚式にお呼ばれされたら?出席の判断基準や注意点は?服装とマナーを紹介
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「妊娠中だけど結婚式に招待された」ということはよくあるもの。

しかし、お祝いしたい気持ちはあるものの、「参列しても大丈夫?」「出席するなら食事メニューは配慮してもらえるのかな?」など赤ちゃんとママ自身の体調を考えると悩むことが多いですよね。

筆者自身も第一子妊娠中(妊娠7ヶ月)と第二子妊娠中(妊娠2ヶ月)に参列しましたが、もしものときに備えて調べておくべきことがたくさんあって大変でした。

そこで今回は、妊娠中に結婚式に出席する場合に押さえておきたい服装選びのポイントやマナーについて解説していきます。

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結婚式に出席する判断基準や注意点は?

結婚式に出席する判断基準や注意点は?

判断基準は?

「妊娠何カ月なら出席してもいいかな?」というのはまず気になる点かと思いますが、 大前提として“妊娠中の体はいつもとは状況が違う”ということを忘れてはいけません。

安定期と呼ばれる妊娠中期(妊娠5~7ヶ月頃)に入っているようであれば、ある程度問題ないケースも多いですが、披露宴の出席は体の負担が大きく、体調を崩してしまう可能性は十分にあります。

妊娠中のママの体調や胎児の発育にはそれぞれ個人差が大きいもの。
「安定期だし大丈夫だろう」と自己判断するのではなく、出席が可能かどうかについてはまず担当医に相談してみることが重要です。

とはいっても、体調が安定していて近隣の結婚式場に参列する場合には許可が下りやすいですが、体調変化が起きやすい妊娠初期や、いつ破水や陣痛が起こるかわからない臨月、遠方や海外での挙式の場合には体への負担は相当なものです。

不安を感じる要素も含めて担当医に相談し、アドバイスをもらうようにするとよいでしょう。

注意点は?

かかりつけの医師から出席の許可が下りた場合でも油断は禁物です。
とくに以下の点については事前に確認しておくようにしましょう。

新郎新婦と情報共有しておく

妊婦として参列するなら、周りのサポートはどうしても必要です。

まだ妊娠中であることを打ち明けたくない場合でも、一度出席の返信をしてからの急なキャンセルは相手に迷惑がかかり失礼になってしまうので、体調に不安を感じている旨だけでも伝えておくようにしましょう。

結婚式ではスピーチや余興を頼まれることもあるかもしれませんが、体の負担を考慮すると、なるべくお断りをするか無理のない範囲で引き受けるように調整するといいでしょう。
招待状への返信時、またはメールや電話等で妊娠中であることを伝える際に、当日を快適に過ごすために下記のような希望を連絡しておけば様々な配慮をしてくれるかもしれませんよ。

  • 生ものなど感染症リスクの高い食事、アルコール、カフェインが食べられないこと
  • 思わぬ体調変化があるかもしれないので出入口近くの席にしてほしいこと
  • タバコを吸う人の近くの席は避けてほしいこと
  • 出席の返事がギリギリになるかもしれないこと 
    ※遅くともいつまでに回答が必要か必ず確認しておく

式場内に休憩できる場所があるか、近くに産婦人科があるか

普段と違う服装や環境下で体に負担がかかり、体調不良を起こしてしまうこともあるでしょう。
また、キャンドルサービスなど、ゲストが集まりやすいときや暗い場所は転倒してしまう可能性もあります。

そのような場合には無理をせず、周囲やスタッフに声をかけて途中退席する方が賢明です。
休憩しやすい場所やトイレ、万が一に備えて式場近隣の休日でも対応してくれる病院についても事前にWebサイトなどで確認しておくとよいですよ。

移動手段

挙式会場への移動手段が飛行機や新幹線の場合は、体の負担が大きくなったり移動に時間がかかったりするため、参列自体を控える方が多いかと思いますが、車や電車移動の場合にも注意が必要です。

乗り物酔いが妊娠前よりひどくなったり、電車が混んでいると気持ち悪くなってしまう等の悩みもあるでしょう。

ママ自身が運転するのは「お腹の赤ちゃんは大丈夫かな」と神経を使ったり疲れやすくなったりするので、親族や友人の車に乗り合わせる、送迎をお願いするといった移動手段の方が安心です。

余裕をもった予定を立て、時折休憩をはさみながら移動するようにしましょう。

欠席する場合

結婚式を欠席する場合、先に電話でお祝いの言葉を伝えるとともに、妊娠が理由の欠席であること、妊娠を告げたくない場合は体調に不安があるための欠席であることなどを伝えてから、招待状の返信をすると気持ちが伝わり納得してもらいやすいでしょう。

もし、出席の返信をしてから、妊娠が発覚したり、式の直前に急に体調を崩してやむを得ず欠席をすることになった場合は、既に準備していた席次表の変更や、料理、引き出物のキャンセルなどが発生し新郎新婦に負担がかかるため、その場合はご祝儀と同額の金額をご祝儀袋に包んで、体調が良くなったらなるべく直接渡すようにしましょう。

また、一般的に多くの結婚式場は、披露宴の二週間程前までであれば料理などのキャンセルがokな場合が多いため、早めに欠席の連絡ができるようならご祝儀で渡す予定の半額程度の金額を贈るといいでしょう。

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妊娠中に結婚式に着ていく服装の選び方やマナーを紹介

妊娠中に結婚式に着ていく服装の選び方やマナーを紹介

出席するとなると次に悩んでしまうのが服装選び。
ドレスだけでなく、その他のアイテムについても以下のようにマナーを意識しながら用意していきましょう。

ドレス

妊娠中に着用するものですから、つわりやむくみなどのマイナートラブルを悪化させないように、また体型の変化にも対応できるように、なるべく体を締め付けないゆったりとしたデザインやサイズのドレスを選ぶことが大切です。

お腹だけでなく、バスト周りやウエスト部分を締めつけにくいスタイルのものを選びましょう。

このような華やかなドレスは薄着になりがちです。

夏場でも結婚式場の冷房で体が冷えたり、とくに冬場の挙式の場合は気温の低下で体温が下がりやすいため、袖のあるボレロや女性用のジャケット、ショールなどの羽織ものに加えて、あたたかいインナーや腹巻き、カイロ等も利用して体温を調節するといいと思います。

ゆったりとしたラインのドレスであれば、それらを身につけても違和感なくスッキリと見えるので、結婚式の服装としてぴったりですよ。

また、お腹がふくらみ出すと生地が持ち上げられてしまってスカート丈が短くなってしまったり、座った時に膝や太ももまで見えてしまったりすると、せっかくのファッションも台無しになるので、ドレスは長めの丈のものを選ぶのが無難です。

レンタルではなく新たに購入する場合には、出産した後もお宮参り等で使えるように授乳口付きのものを選ぶと、長い期間着用ができるのでお得でしょう。

最近は妊娠中でも着られるよう、おしゃれで締めつけ感のないデザインのマタニティドレスやストレッチ素材のドレスのラインナップが増えつつあります。
着用するときの妊娠週数や季節、ドレス選びのポイント等を押さえた上で、特別な日のドレスアップを楽しみましょう。

足元(靴)

ドレスの丈だけでなく、気をつけたいのが靴のマナー。

サンダルやミュールなどのつま先の隠れていないものや、ブーツなどのカジュアルなもの、爬虫類革の履きものは、結婚式に出席する際にはふさわしくないのはもちろんよく知られているかと思いますが、妊婦さんを悩ませてしまうのがヒールの有無でしょう。

結婚式に出席する場合、ヒールがあって細いパンプスがよいとされています。
ですから「高いヒールの靴を履く方がいいのかな?」と心配される方もおられるかもしれませんが、妊娠中は安全第一です。
フラットシューズや太いローヒールのパンプスなどのしっかりと安定感のある慣れた靴がおすすめです。

華やかなビジュー付きのものや光沢のあるものを選んだり、少々豪華さに欠ける場合にはシュークリップを合わせて華やかさを演出したりするのも良いですね。

ストッキングに関してはマタニティ用のものにするか、ドレスの丈が長めであればひざ丈ストッキングにしたり、寒い季節には2枚重ねたりして工夫してみてください。

ヘアセット・ネイル

ドレスアップするのであれば小物だけでなくヘアセットやネイルをどうするかも悩んでしまうポイントですよね。
しかし、妊娠中は肌がデリケートなためヘアカラーを避けがちであったり、においに敏感であればネイルの際に体調が悪くなってしまうので控えていたりするケースも多いでしょう。
長時間座っていることに対しても不安がありますよね。
行きつけの美容院やサロンにて、体への負担が少ない形でできないか相談してみるとよいですよ。

マタニティ関連の持ち物チェックリスト

絶対に必要になるかは分かりませんが、万が一に備えて、次のようなものも持参しておくと安心です。

  • 母子手帳
  • 保険証
  • 現金(病院に行く可能性も考慮して)
  • ハンカチ(気分がすぐれない時に口元を押さえるために)
  • つわり対策のもの(飴やタブレット、エチケット袋など)
  • 冷え対策のもの(カイロ、羽織もの、ひざかけ)
  • ナプキン
  • タオル

ただし、これだけの荷物を入れるとなると、フォーマル用のパーティーバッグ以外にサブバックが必要になってくるかと思います。
ブランドショップの紙バッグやビニール袋の使用はフォーマルな場では避けるようにしましょう。

母子手帳には今までの診察の経緯が記されているため、持っていると急な体調変化でかかりつけの病院以外で受診する場合でもスムーズな診察が可能になるため、常に持ち歩くと安心ですね。

まとめ

妊娠中にお呼ばれされた場合、出席しても大丈夫なのか、出席すると決めた場合でも注意すべきことは何なのか等、不安なことが次々出てきますよね。
せっかくのお呼ばれを心から楽しめるように心配事を一つ一つ解決し、安心して式に臨めるようにしていってくださいね。

この記事を書いた
サポーターママ

さっちゃんママのプロフィール写真 さっちゃんママ 1男1女のママ

教師としての経験や自身の子育て経験を元に、webライターとして活動している1男1女のママです。
北欧インテリアや雑貨、お花、ショッピング、料理などが好きで、最近は娘にも料理ブームが到来し、親子クッキングを楽しんでいます。
子育てには悩みがつきもの。
これまで私が経験してきたことや失敗してきたこと、こうすればもっと上手くできたという失敗から学んだことなどを軸に執筆した記事が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いに思います。

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