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ひな祭り(桃の節句)は何をする?由来やひな人形を飾る意味を知ろう

ひな祭り(桃の節句)は何をする?由来やひな人形を飾る意味を知ろう
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この頃はちょうど梅の花が咲き終わり、美しい桃の花が咲く時期になることから、ひな祭りは「桃の節句」としても知られ、女の子の今後の健やかなる成長を願ってお祝いをします。
地域によっては、ひと月遅れの旧暦にひな祭りが行われるところもあります
女の子が生まれて初めて迎えるひな祭りの日を「初節句」と言い、女の子が生まれた家庭では初節句を祝うために、ひな人形(雛人形)の購入を待ちわびているかもしれませんね。。

小さいお子さんがいる家庭では桃の節句のお祝いのために、毎年、家に家族や祖父母などの親戚を集めてひな祭り用の料理を準備し、おひな様を囲んでパーティを行うという家庭もあるでしょう。

桃の節句に親族を招待することは、こどもの成長をお披露目する機会にもなります。また、ひな祭りのお祝いをいただいたような場合も、パーティに招待することでそのお返しになります。

もともとひな祭りは、男女問わず子どもの健康と成長をお祈りして行っていた行事だということをご存知でしょうか?
「ひな祭りは知っているけど、何をお祝いしたらいいか分からない」「そもそもひな祭りって何?」という疑問がある方も多いと思います。
こどもが1歳を迎えるまでにはさまざまな行事がありますが、ひな祭りも古くからある伝統の行事の一つです。
ひな人形に込められた意味を知り、ひな祭りそのものを詳しく知ることで、より楽しいお祝いの日を過ごせるかと思います。

ここでは、そんなひな祭りの由来や意味について解説していきます。

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ひな祭り(桃の節句)は何をする?

ひな祭り(桃の節句)は何をする?

ひな祭りでは、ひな人形や桃の花を飾り、ちらし寿司やひなあられ、はまぐりのお吸い物などを食べるのが定番です。
人形や料理には、それぞれきちんとした意味があります。
ここでは詳しくひな人形について、そして料理について解説していきます。

ひな人形について

ひな祭りと言えば「ひな人形」を最初に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ひな人形には「今後の健やかなる成長を願う」「美しく成長することを願う」という意味が込められているそうです。

ひな人形は厄払いの意味も込めて飾られます。
ひな人形を飾るのは、2月の立春から15日目の「雨水の日(うすいのひ)」に飾ると良縁に恵まれてよいとされています。それは、水は命の象徴で、安産や子孫繁栄につながると言われているためです。

立春とは、冬と春を分ける季節の変わり目の日のことで、本来は、節分の翌日から雨水の日までの期間を指します。
もし雨水の日に飾ることができなくても、2月中旬~遅くてもひな祭りの1週間前には飾るようにすればOKでしょう。

また、ひな祭り前日の3月2日に飾ることを『一夜飾り』といい、縁起が悪いと言われているため前日に出すことは避けましょう。

「飾るのが早ければ、片付けも遅い方がよいのでは?」と考える方がいますが、実は片付けは早い方が良いそうです。
ひな人形は、子どもの代わりに災厄の身代わりになった人形なので、いつまでも飾っておくのは良くないとされています。
また、ひな人形を早く片付けないと「お嫁に行くことができない」「結婚が遅れる」などの迷信も言われたりしています。
ひな人形を片づける時期も重要ですが、ひな人形は湿気を嫌うため、ひな祭りが終わった後は、天気のいい日になるべく早めに片付けるようにしましょう。

料理について

ひな祭りの料理は行事食と呼ばれ、季節に見合ったものを食べて楽しみます。
一般的には、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物、ひなあられ、ひし餅などがそうです。
しかし、なぜそれらを食べるのか、ご存知でしょうか?
実はひな祭りで食べる料理には、一つ一つに大切な意味が込められています。

ちらし寿司

「先の見通しが良くなる(レンコン)」「腰が曲がるまで長生きできますように(エビ)」などの食材がたくさん入っている縁起物です。
他にも、金銀の財宝を表現した錦糸卵や、まめに働くようにという意味が込められた豆などが加わります。
ちらし寿司は菜の花なども使われるため、色合いも華やかで子どもが喜ぶ一品でもあります。

はまぐりのお吸い物

はまぐりは対の貝殻がぴったりと合わさることから、平安時代には「貝合わせ」という遊びが流行りました。ひな祭りでは『将来、女の子が良縁に恵まれますように』『よい男性と夫婦になり、ぴったりと一生の人生を仲良く添い遂げられますように』という願いが込められています。
ちらし寿司とも相性がいい一品です。

ひなあられ

春の情景を表したお菓子です。
白は雪、緑は木の芽、桃色は生命を表していると言われています。
ひなあられは黄色を加えた4色のものもあり、それらは、春(桃色)、夏(緑色)、秋(黄色)、冬(白色)の四季を表しています。

ひなあられには『女の子の幸せを願う気持ち』が込められています。

ひし餅(ひしもち)

ひなあられ同様、春の情景を表しています。
ひし餅は、色が桃色(赤)、白、緑の3色が重ねられた、春の節句にふさわしい見た目が華やかなひし形のお餅です。
また、『雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲いている』情景を表しています。

白酒(しろざけ)

白酒とは、みりんや焼酎に蒸したもち米や米麹を混ぜ、一ヶ月以上熟成させたものをすりつぶして作った白く濁ったお酒のことです。白酒にはアルコールが含まれているため子どもは飲まないようにし、別途、蒸したお米を糖化させて作ったアルコール分を含まない甘酒を子ども用に用意し、大人用の白酒と一緒に準備するようにします。

白酒は、行事を行う際のお清めとして神様にお供えされています。

また、最近では行事食以外の料理を食べて楽しむ方も多くいます。
行事食以外で人気が高いのは、ひな人形をモチーフにしたケーキや、手作りの3色デザート、小さくてかわいい手まり寿司です。
見た目がかわいいものが多く、ひな祭りの雰囲気を盛り上げてくれるメニューです。

ひな祭りとはいえ、必ずしも家でお祝いをする必要はないので、レストランなどで親族と一緒にお祝いしてもokです。

必ず行事食を食べなければならないという決まりもありません。
うまく組み合わせて、日本の文化を感じながら楽しいお食事の時間を過ごしてください。

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ひな祭り(桃の節句)の由来は?

ひな祭り(桃の節句)の由来は?

ひな祭りの由来は、中国から伝わった「五節句」という行事の中の「上巳(じょうし)」が関係しています。

※五節句とは
五節供(ごせっく)とも書き、季節の変わり目の日を表し、無病息災などを祈願する日。
1月7日…人日(じんじつ)七草の節句
3月3日…上巳(じょうし)桃の節句
5月5日…端午(たんご)菖蒲の節句
7月7日…七夕(しちせき)七夕(たなばた)
9月9日…重陽(ちょうよう)菊の節句

上巳とは、3月上旬の巳(み)の日のことを指し、桃の節句は「上巳の節句」とも呼ばれています。
季節の節目を表わす「節」には、昔から邪気が入りやすいとされてきました。
古代中国では「川で身を清めて邪気を払う上巳節」というものがあり、それが日本に伝わりました。
まず、上巳節に日本古来の「人形(ひとがた)流し」という、紙の人形を川に流して厄を払う風習が結びつきました。
さらに平安時代の「ひいな遊び」と組み合わさり、徐々に今のようなひな祭りの形になっていったそうです。
『ひいな遊び』というのは、平安時代の貴族の子どもの間で流行していた男女の人形を宮中の夫婦に見立てて遊んだ遊びです。
現代で言うおままごとや人形遊びのことを指します。
雛(ひな・ひいな)は「小さくてかわいらしいもの」という意味があります。

その後、時代の移り変わりとともに人形は現代のような華麗で立派なものになり、飾って楽しむものへと変化していきました。
江戸時代になると、庶民の間でもひな人形を飾る風習が広がります。
豪華なひな人形を飾って自慢し合ったり、ひな人形や草餅などを持って知人宅を訪ねたりしたそうです。
江戸時代中期には「雛市」が始まり、この時に段飾りのひな人形が登場したようです。

この頃から「ひな祭り」という言葉も一般的になりました。
そして徐々に端午の節句(5月5日)が男の子の日、桃の節句(3月3日)が女の子の日と庶民に定着していきました。
ひな祭りは時代の移り変わりとともに少しずつ変化をとげ、現在のような形式になりました。

ひな祭り(桃の節句)でひな人形を飾る意味を知ろう

ひな祭り(桃の節句)でひな人形を飾る意味を知ろう

ひな人形を飾る理由は「今後の健やかなる成長を願う」「美しく成長することを願う」という意味が込められているといわれています。
しかし、昔は少し違いました。

昔は乳幼児の死亡率が今よりもはるかに高く、無事に子どもが産まれて成長できるかどうかが懸念されていました。
特に、3歳まで生きられる確率が低かったそうです。
そのため、穢(けが)れを移す身代わりとして人形を作り、こどもの枕元に人形を置いて災いを払う習慣がありました。
のちに人形流し同様に川に流す風習となり、ひな人形へと変化していきます。

ですので、当初は生まれてきた子どもの成長を願うとともに、こどもの災厄を祓ってくれるお守りとしての要素が大きかったそうです。
一人一人にその願いを込めて人形は作られていたので、ひな人形は「子ども1人につきひとつ」というものでした。
最近では、嫁入り道具として持ってきた母親からのお下がりのひな人形を飾る方や、姉妹で同じ一つのひな人形を持つ方も増えています。
以前は七段飾りのひな人形を飾る家庭も多くありましたが、最近では小さめのサイズのひな人形も多く販売されていることから、昔の風習を大事にするのであれば、子ども1人につき一つのひな人形を用意すると、より意味ある飾りになるのではないかと思います。

ひな祭りの際は着物を着て、ひな人形と一緒に写真を撮るのも思い出に残っていいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ひな祭りは時代の変化やライフスタイルとともに、お祝いの仕方が変わってきました。
最近では置く場所の問題で、ひな人形を飾らないという方もいます。また、子どもがある程度成長すると、お祝いをしなくなる方もいるそうです。

しかし、ひな祭りの歴史を遡ることで、ひな人形を飾る意味を知り、料理に込められた思いを知り、改めてひな祭りの行事としての重要性に気付く方も多いのではないでしょうか。
出産はさまざまな奇跡の積み重ねです。子どもが無事に生まれてくるということは、決して普通のことではありません。
無事に生まれてきたくれた子どものためのお祝いとして、ひな祭りという行事を大事に引き継いでいきたいものです。

日本に昔からある伝統行事『ひな祭り』を、このまま残していければいいなと思っています。みなさんもどうか、ひな祭りという行事を楽しんでみてください。

この記事を書いた
サポーターママ

あーちゃんママのプロフィール写真 あーちゃんママ 2女のママ

みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。

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【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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