新生児のおもちゃ選びの疑問解消!月齢別のオススメおもちゃ紹介と消毒方法
赤ちゃんが生まれて、どんなおもちゃを選べば良いか迷う方も多いかもしれませんね。
安全なことは絶対ですが、その上で赤ちゃんが喜び、できれば長く使えるおもちゃがいいですよね。
ここでは月齢にあったおもちゃ選び、おもちゃを選ぶときの注意するポイントや、おもちゃの消毒について詳しく紹介しますので、参考にしてみてください。
目次
新生児のおもちゃ選びのポイントと注意点
おもちゃ選びのポイントは3つあります。
ポイント1(安全性)
1つ目は安全性です。
赤ちゃんは大人が予想しないような行動をします。目の前の興味のあるものに手を伸ばし、なんでもなめたり口に入れたりします。
そのため、口に入れても安全かどうか(成分による中毒など)、のどにつまり窒息しないかどうか(小さすぎないか)などを確認しましょう。
口に入れる以外に、赤ちゃんは手に取って感触を確かめますので、先のとがったところがあるとケガをしやすくなるため、おもちゃの形状にも気をつけましょう。
また、おもちゃの重さにも気をつける必要があります。
腕力がまだ弱いので、握ってすぐに落としてしまうこともあり、おもちゃが重いと遊んでいて自分の顔や体に落とし、ケガをしてしまうこともあります。
逆に投げることもあるので、壊れやすいおもちゃも要注意です。
また、日本玩具協会が定めている安全基準「ST(Safety Toy)」の表示があるかも購入の際は見てみましょう。
ポイント2(赤ちゃんが興味をもち、長く使える)
おもちゃ選びのポイント2つめは赤ちゃんが興味をもち、長く使えるかです。
どんなに安全性が高いおもちゃでも赤ちゃんが興味をもたなければ意味がないですよね。
赤ちゃんが興味をもつかどうかは、赤ちゃんの月齢や発達にあったおもちゃを選べば解決します。
ポイント3(親にとっても役に立つ)
おもちゃ選びのポイント3つめは、親にとっても役に立つかどうかです。
おもちゃは、赤ちゃんのためにあるのと同時に、親の子育てを助けてくれるアイテムにもなります。
赤ちゃんがお外で泣いたときに、興味を示し泣きやんでくれると助かりますよね。
また赤ちゃんが少しの間でも、夢中になって、遊んでくれるおもちゃがあると、ママも一息つくことができますね。
月齢別のオススメおもちゃ紹介
新生児のオススメおもちゃ
プレイジム
プレイジムはねんねの時期に、寝ながら眺めて楽しむことができるおもちゃです。赤ちゃんが手を伸ばし、軽く触れるだけで音が鳴ったり、動いたりするので楽しむことができます。
プレイジムを選ぶときに、つかまり立ちもできる、しっかりした作りの物を選ぶことをお勧めします。
しっかりつかまれるタイプのプレイジムの場合は、ねんねの時期だけでなく、ハイハイの時期や、つかまり立ちの時期まで長く使うことができます。
乳幼児(ねんねの時期:0ヶ月~5ヶ月頃)のオススメおもちゃ
オーボール
赤ちゃんはまだ腕力があまりなく、握るのがうまくありません。
そのため、握りたくても握れない、握ってもすぐに落ちることが多くあります。
そして、それがきっかけで赤ちゃんがぐずったり、怒ったりすることがあります。
オーボールはまだつかむのが上手ではない頃から、赤ちゃんがつかみやすく、握ったら手から落ちづらいので、赤ちゃんがストレスなく遊ぶことができます。
オーボールは、音がしないボール、音がするボール、ボールと少し形の違うものなどいくつか種類があります。 スタンダードではない、他のタイプのオーボールも赤ちゃんに人気があるので、プレゼントなどで迷ったときは、タイプの違うオーボールをあげるのもおすすめです。
歯固め
歯が生えるまえから生えそろう途中は歯茎がとてもかゆくなります。
そのため、歯固めを噛むことでかゆみを解消したり、歯茎に刺激を与えて歯が生える手助けをしてくれます。
歯固めは赤ちゃんによって好みがありますので、ときには買った歯固めが気に入らず、全く使わないこともあります。
なので、初めはここに載せたスタンダードで安価な歯固めを試してみるのもいいと思います。
歯固めは、口に入れることを目的としているため、すぐに汚れます。
そのため、いくつか持っていても困ることはありません。
乳幼児(お座りを始めた時期:5ヶ月~8ヶ月頃)のオススメおもちゃ
布えほん
布製の絵本は、中に赤ちゃんが喜ぶ仕掛けがたくさんついています。
1冊で色々な仕掛けがつまっているため、すぐに飽きずに長い時間遊んでくれるのが嬉しいところです。
コップ重ね
コップ重ねは、お座りができる時期から、歩き始めて簡単なおままごとで遊ぶ時期まで長く遊ぶことができます。
コップ重ねは、重ねたり、高く積み上げたり、コップやお皿としておままごとで遊んだり、転がしたりと遊び方の幅が広く、子どもの創造力も育てるため、知育としても優秀なおもちゃです。
コップを重ねた状態ではコンパクトになり、持ち運びにも適しています。
乳幼児(ハイハイを始めた時期:6ヶ月~12ヶ月頃)のオススメおもちゃ
森のおもちゃ箱
森のおもちゃ箱は1つで5つの遊び方ができます。
どれも生後半年を過ぎたあたりから興味をもち始める遊びになっており、2歳ごろまで長く楽しめる内容になっています。
おもちゃにつける紐
おもちゃではないですが、“ベビーストラップ”というおもちゃにつける紐も、何本かもっていると、外出のときに便利です。
おもちゃやベビーカーなどにつけておくと、赤ちゃんが手から落としても失くしてしまうことがありません。
また、ベビージムなどに追加でおもちゃをつけることもできます。
おもちゃの消毒やお手入れ方法
赤ちゃんは生後4ヶ月ごろから物を口に入れるようになります。
除菌や消毒方法を間違うと、赤ちゃんの安全を脅かしたり、おもちゃの破損にも繋がりますので、使ったあとは、そのおもちゃにあったお手入れ方法を選び、赤ちゃんが安心しておもちゃが使える対策をしましょう。
また、洗剤や除菌スプレーなどは、赤ちゃんが口に入れても安心で、赤ちゃんの体に害がない商品を選び、おもちゃを清潔にして赤ちゃんの安全を守るようにしましょう。
おもちゃのお手入れ方法一覧
お手入れ方法の種類 | お手入れ方法 | |
---|---|---|
1 | ノンアルコール製品使った除菌方法 | 記の物などでおもちゃを拭いて除菌する。 ・ノンアルコールのウェットティッシュ ・ノンアルコールの除菌シート ・ノンアルコールかつアルコール電解水の除菌スプレー ・弱酸性で肌に優しい次亜塩素酸を主成分とした除菌スプレー |
2 | 洗濯 | 布製の素材の物は洗濯して、天日干しするか乾燥機でしっかりと乾燥させる。 |
3 | 消毒用の薬液を使った除菌方法 | ミルトンなどの消毒用の薬剤や薬液を使用して消毒をする。 |
4 | 煮沸消毒 | 鍋でお湯を沸かし、その中におもちゃを入れて消毒をする。 |
お手入れ方法1
1つめは、ノンアルコールのウェットティッシュや、ノンアルコールのタイプで、かつ、アルカリ電解水の除菌スプレーで拭き、雑菌をとり、除菌や掃除をする方法です。
アルカリ電解水の除菌スプレーは、原材料が水と微量の塩でできているため、物にも環境にも優しいのが特徴です。
アルコールを含む製品は、赤ちゃんが肌荒れを起こす可能性があるため、ノンアルコールタイプの商品を選ぶようにしましょう。
ノンアルコールのウエットティッシュの中には、100%食品用原料の除菌成分を使用した製品もあり、顔や口の周りを拭くときも安心です。
他の子供が使ったおもちゃを使用する場合、ウイルスに感染し、感染症などの病気になる恐れがあるため、お出かけ先の場所で、不特定多数が使うおもちゃを手にする時は、手軽に利用できる除菌シートなどを使い、汚れていなくても拭いてから使用すると安心です。
そのため、普段からノンアルコールタイプの除菌ができる製品を持ち歩き、赤ちゃんを感染症から守るようにしましょう。
また、スプレータイプの商品の中には、おもちゃの消毒だけでなく、おむつの消臭をしたり、部屋の空間を除菌してくれたりする、弱酸性の次亜塩素酸の除菌水などもあるため、便利に活用するとよいでしょう。
お手入れ方法2
2つめは洗濯です。
ぬいぐるみやタオル、布製のおもちゃは、赤ちゃんのよだれで常に濡れた状態になり、菌が繁殖し、カビが生えたり臭いの元になる恐れがあります。
口に入れて遊び終わった後は、次の日でもいいので、洗濯機で丸洗いをして、天日干しをするか、乾燥機でしっかりと乾かしましょう。
お手入れ方法3
3つめは、哺乳瓶の消毒と同じように、ミルトンなどの次亜塩素酸を用いた消毒用の薬剤を入れた水や薬液につける方法です。
哺乳瓶やおしゃぶりなどを使用している家庭は、それらと一緒に消毒できるので、忘れずに消毒することができて便利です。
お手入れ方法4
4つめに煮沸消毒がありますが、時間もかかり、物によっては形が変形してしまうこともありますので気をつけましょう。
しかし、日ごろから使用しているお鍋と熱湯で消毒できるので、なにかあらためて買う必要がないのが利点です。
基本的には、赤ちゃんのプラスチック製のおもちゃは水で洗い、乾かすだけでも十分綺麗になります。そのため、消毒が面倒な時は水洗いで洗浄して、毎日おもちゃを清潔に保ってあげましょう。
きれいなものを口に運ぶことも大事ですが、実は少しのバイ菌は赤ちゃんの免疫力を上げてくれるため、あまり心配せずに、神経質になりすぎないことも大切です。
ただし、木製のおもちゃは原則、水洗いができないため、商品の説明をよく読み、お手入れ方法を確認するようにしてください。
また、お風呂で遊ぶおもちゃもケアをしないと、水垢がついたり、黒カビが繁殖したりする原因となるため、こちらも酸素系の漂白剤などを使用して忘れずにお手入れをするようにしましょう。
子供は1歳ごろになると大人の半分ほどの抵抗力がつくようになります。
そのため、1歳に到達するころまではおもちゃの消毒をするよう心掛けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
繰り返しになりますが、赤ちゃんのおもちゃ選びは安全性に配慮し、月齢にあったものを選ぶようにしましょう。
安全性は小さすぎない、のどに詰まらせない大きさ、尖っていない、重すぎない、壊れやすくない、などに重点的に気をつけましょう。
月齢にあったおもちゃは、例えばねんねの時期でいえば目で見て楽しむ、少しの腕力でつかめる、つかみやすいなどです。
長く使えるかどうかも配慮しながら、月齢や発達にあったおもちゃを選びましょう。
消毒や除菌はノンアルコールのウェットティシュや、洗濯、哺乳瓶の消毒液で消毒をしましょう。
そして、あまり神経質になりすぎず、多少は赤ちゃんの免疫になると考えましょう。
以上が赤ちゃんのおもちゃ選びと消毒方法でした。
この記事を書いた
サポーターママ
保育士として保育園で働きながら、Webライターとしても活動しています。
家庭では女の子と男の子のママです。
子どもについて深く学び、何百人もの子どもと接してきたプロだからこそ分かる子どもの発達や、子どもの不思議など、ママ・パパが知りたい疑問にお答えしていきます。
実際に子育てをして失敗したこと、上手くいかなかったことを生かして、押さえるポイントと手を抜くポイントなど、理想よりも現実の子育ての力になれるような発信をしていきます。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修