赤ちゃんのおすわりするのはいつ頃?ひとり座りまでの流れやサポートと注意点について|学習プリント.com

赤ちゃんのおすわりするのはいつ頃?ひとり座りまでの流れやサポートと注意点について

赤ちゃんのおすわりするのはいつ頃?ひとり座りまでの流れやサポートと注意点について
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赤ちゃんの首が座って、寝返りが出来るようになったら、次はお座りが出来るようになるのかなと、わくわくするママやパパは多いですよね。

お座りが出来るようになると、赤ちゃん自身も目線が変わるため、これまでとは違った遊びが出来るようになり、新たな生活の楽しみをみつけることができるでしょう。

では、お座りはどのような段階を経てできるようになるのでしょうか。
自分の子どもは、なかなかお座りをしないけど、早くお座りができるように練習をさせた方がいいのかな?と気を揉んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、その子の発達に適した時期より早くお座りの練習をさせることは一概によいとはいえないこともあるようです。

今回はその理由も含め、赤ちゃんのお座りについて、お座りに適した時期や、段階、練習はさせたほうがよいのかなど、注意点も含めて説明していきたいと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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赤ちゃんがおすわりするのはいつ頃?

赤ちゃんのおすわりするのはいつ頃?

一般的に赤ちゃんの一人座りが始まるようになる目安は大体生後6ヶ月頃といわれています。
しかし、一口にお座りといっても、お座りには、いくつかの段階があります。
また、赤ちゃん一人ひとりの発達の時期に違いもあるので、必ずその時期にお座りができるようになるというわけではありませんし、お座りできていなければいけないということではありません。

厚生労働省の調査によると、赤ちゃんが1分以上支えなしで座れるようになる時期として、9~10ヶ月までで96%、1歳までで約99%とされています。
多くの赤ちゃんは1歳頃までにお座りができるようになりますが、発達の早い赤ちゃんでは、5~6ヶ月でお座りをするようになる子もいるようです。

このことからもわかるように、赤ちゃんがお座りを上手にするようになる時期は赤ちゃんによって個人差があり、半年近くの幅があることがわかりますね。

ママやパパは、お座りができるようになる時期はみんなが同じではないことを理解し、周りの子と比べず、それも自分の子どものペースだと思って、お座りができる時期がくるのを見守ってあげましょう。

他の子とすわり方が違うなど、赤ちゃんの発育が心配な場合は、検診の時に医師に相談してみるのもよいでしょう。

赤ちゃんのひとり座りまでの流れ

赤ちゃんのひとり座りまでの流れ

お座りの段階には5つのステップがあるといわれています。

  • 足を前に出し、手を前について少しの時間座った姿勢を保てる。
  • 手を前について、5分程度座った姿勢を保てる。
  • 両手を挙げた状態で、座った姿勢を保てる。
  • お座りの姿勢が安定し、身の回りのおもちゃを手に取ることができる。
  • お座りから自分で姿勢を変えて、またお座りに戻ることが出来る。

このように、赤ちゃんは段階を経て少しずつ安定したお座りが出来るようになります。
安定したお座りができ、手が自由に使えるようになったら、おもちゃを横に置いて取れるようにしてあげるなどして、興味のある物を見つけてあげるといいですね。

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おすわり練習のサポート方法と注意点

おすわり練習のサポート方法と注意点

首が座り、寝返りもできるようになってきたら早くお座りができるようになってほしい、と我が子の成長を早く見たいと思うのが親の心ですよね。しかし、赤ちゃんの発達に適した時期、より早くお座りをさせてしまうことは、色々な弊害を起こす可能性があるのです。

ここでは、適切な段階より早くお座りをさせることの注意点と、適切な段階になった時にお座りをする際のサポート方法と注意点について説明していきます。

適切な発達時期より前にお座りをさせることの弊害

お座りができるようになる発達の段階として、腰がしっかりと据わってから、という基準があります。
しかし、腰がまだしっかりと据わっていない場合でも、ベビーソファーなどを使用して座った姿勢をとらせることはできますよね。
こういった場合の注意点について、説明していきます。

適切な発達時期より前にお座りをさせた場合の注意点一覧

注意点内容
背中が筋肉疲労を起こしてしまう筋力が未発達の状態で強制的に座らせた場合、筋肉や関節などの組織が育たなくなり、疲労する状態になる。
自分で動くことができず、意欲低下に繋がる自分で姿勢が保てない状態でいると、動きたいという意欲が低下し、周囲への興味が薄れる可能性がある。
体のバランス感覚が育たず、赤ちゃんの体に負担をかける正しいステップを踏まずにお座りをさせると、バランス感覚が養われず、筋力も育たないため、赤ちゃんの体に負担をかける。
  • 背中が筋肉疲労を起こしてしまう

自分の力で座った姿勢を保持できるようになる前に、ベビーソファなどを使って強制的に座った姿勢をとらせると、腹筋などの座るときに使用する筋肉や関節などの組織が育たなくなり、背中の筋肉を必要以上に使用することによって疲労する状態になってしまいます。

  • 自分で動くことができず、意欲低下に繋がる

自分で姿勢が保てない状態で、ベビーソファーなどに座っていると、赤ちゃんは自分で動く余裕がなく、遊ぶこともできない状態になります。
一見、おとなしく座っているようにみえてしまうため、座らせている時間が長くなってしまう、というママもいるようですが、そのような状態を日常的に続けてしまうと、赤ちゃんは自分で動けないために、動く意欲が低下してしまい、周囲に対する興味が低下してしまう恐れがあります。

  • 体のバランス感覚が育たず、赤ちゃんの体に負担をかける

赤ちゃんは、寝返り、ずりばい、お座りと、段階を経て体のバランスをとることを覚えていきます。
そのため、正しいステップを踏まずにお座りの姿勢をとろうとしても、バランスをとる筋力も感覚も赤ちゃんには備わっていないのです。
そんな不安定な状態で長時間座った姿勢をとらせ過ぎると、赤ちゃんの体に大きな負担をかけてしまうことになってしまいます。
このように無理な姿勢で長時間お座りをすることは赤ちゃんにとって負担になってしまうため、注意が必要ですね。

お座りのサポート方法と注意点

ここまで、適切な段階より前にお座りをすることの注意点について説明してきましたが、ここでは、腰がしっかりと据わってからのお座りについて対処法と注意点について説明していきます。
お座りになれていない赤ちゃんは、バランスを崩して前や後ろに倒れてケガをしてしまい、危険になることがあります。

その為、まだお座りが安定しないうちは、前後のクッションで赤ちゃんの身体を支えたり、お座りをサポートする椅子を利用するなど、大人が近くでサポートできる体制や環境を作っておきましょう。

産後、赤ちゃんが新生児の時に購入した授乳用のクッションがあれば、それを赤ちゃんのサポート用に赤ちゃんのそばに置いておくと安心ですね。

また、他にも、座った体勢の赤ちゃんがバランスを崩してこけてしまった時に頭を打っても大丈夫なよう、赤ちゃん向けに背負わせるクッションがあります。
色んなデザインのものがあり、背負っている姿もとてもかわいいので、安全対策の一つとして検討してみてもよいかもしれませんね。

ただし、このようなクッションなどを利用している間でも、赤ちゃんがケガをしないよう、家事の間でも目を離さないで注意をすることが大切です。

お座りの練習について

お座りを早くしてほしい、と思っても、無理に座った姿勢をとらせることは、赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼす可能性がある、ということを説明してきました。
一般的にも、お座りの練習は積極的にさせる必要はない、と言われています。では、お座りが上手に出来るようになるためにできることは、どのような事があるのでしょうか。

それは、寝返りやずりばいの練習をしっかりとさせることです。
赤ちゃんは背中の筋肉が未発達な状態でお座りをすると、重たい頭を支えることが出来ず、背中が丸まって前に倒れてしまいます。
お座りの姿勢を保持するためには、背中の筋肉を鍛える必要があります。
赤ちゃんの背中の筋肉を鍛えるには、寝返りやずりばいを繰り返して行うことが効果的なのです。

遊びの中で寝がえりやずりばいが出来るように、赤ちゃんが見える範囲の床などにおもちゃを置いてみたりして、赤ちゃんがそれを取りたいと思えるような興味を引きながら練習を促してみましょう。

お座りが上手にできるようになると、ハイハイやつかまり立ちももうすぐです。
赤ちゃんの成長を楽しみに見守ってあげてくださいね。

まとめ

今回の記事では、赤ちゃんのお座りについて説明してきました。
赤ちゃんにはそれぞれの発達のタイミングがあり、お座りが早くできることがいいというわけではありませんし、遅いのが悪いというわけでもありません。

ママやパパはより安全にお座りができるようになるために、焦らず一人ひとりの赤ちゃんの発達に応じたサポートをしていってあげましょう。

この記事を書いた
サポーターママ

うさママのプロフィール写真 うさママ 1男のママ

やんちゃな1歳男の子のママです。
日々悩みながら、初めての育児に奮闘しています。
海が大好きで、妊娠前は夫婦で日本を飛び出し、世界の奇麗な海でスキューバダイビングを楽しんでいました!
今はなかなか難しいですが、子供が大きくなったら家族みんなで沖縄の海に行って、ダイビングをするのが夢です!
妊娠前は看護師として働いていたので、その頃の経験を活かしながら、皆さんのお役に立てるような情報を発信していければとおもっています!

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