先輩ママが語る!子供のトイレトレーニングでよくある疑問と解決策
トイレトレーニングは、育児のなかでもママやパパにとって一大イベントであり、子どもの成長の分岐点です。
子どもがある程度成長して言葉で意思疎通ができるようになった時、トイレトレーニングを考え始める方が多いと思います。
我が家もそうでした。
長女は言葉が早かったので、1歳半で自分の名前を言えたり、簡単な二語文が出てきたりしていました。
そこで、早いかなと思いつつもトイレトレーニングを開始しましたが、これがなかなか終わらず、結局完了したのが幼稚園入園ギリギリの2月、つまりは3歳でした。
トイレトレーニングには個人差があるので、早い子はすぐ覚えるみたいですが、遅い子は本当に時間がかかります。
今回は、そんな私の経験も交えつつ、トイレトレーニングでよくある疑問と解決策をご紹介していきたいと思います。
目次
トイレトレーニングのタイミングはいつがベスト?先輩ママの経験談とアドバイス
トイレトレーニングのタイミングとしては、以下の項目をチェックしてみるといいそうです。
当てはまる項目が多ければ多いほど、いいタイミングと言えるでしょう。
- トイレまで1人で歩いて行ける
- 便座やおまるにしっかり座っていられる
- 大人の問いかけに、簡単な言葉で答えられる
- おしっこの間隔が2時間以上空くことが多い
- 「抱っこして」「ちょうだい」など、自分の気持ちを言葉や態度で示せる
- 大人のマネが上手になってきた
- 上記のことは全部できなくても、子ども自身がトイレに興味を持ち始めた
全て当てはまったらではなく、いくつか当てはまったら始め時です。
特に大事なのが、「便座やおまるにしっかり座っていられる」だと私は思います。
便座やおまるは普段の椅子と違い、座り心地を嫌がる子もいます。
お尻が小さな子どもだと、特に不安定になりやすいようです。
我が家の長女は穴の部分に落ちてしまうのではないかと不安になり、最初怖がっていました。
「普段と違う」というだけで怖がってしまう子も多いそうなので、まずは座ることに慣れてからトイレトレーニングを開始するといいと思います。
また、トイレトレーニングはママやパパの時間的、精神的な面に負担が大きいものです。
- トイレトレーニングにじっくり付き合うだけの、時間的・精神的余裕が作れる
- 子どもとの関係が安定している
上記2点が可能なタイミングで始めてみるといいそうです。
特に「子どもとの関係が安定している」という点は要注意です。
私が失敗したと思ったことなのですが、長女がトイレトレーニングを始めた時、ちょうどイヤイヤ期の入り口にいた時期でした。
トイレトレーニングを進めようにもイヤイヤされてしまい、最初の半年間は全く進みませんでした。
イヤイヤ期と重なると、トイレトレーニングが思うように進まなくなることが多いようです。
トイレトレーニングを開始する一般的な時期は1歳半〜3歳と言われているので、イヤイヤ期と重なってしまうことが多いのも現実です。
イヤイヤ期の初期やイヤイヤが激しい時期は、トイレトレーニングを避けた方がいいのかもしれません。
トイレトレーニング中に遭遇するトラブル解決法、先輩ママの知恵袋
ここでは、トイレトレーニング中に遭遇するトラブルについての解決方法をご紹介します。
実際に我が家で起こった実例も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
トイレを怖がってしまう
トイレというのは、家の中でもとにかく狭い空間で、家によっては窓もない閉鎖的な空間になります。
そんなトイレの空間が怖いという子どもも少なくありません。
そこで有効なのが、トイレを子どもの好きなキャラクターのポスターやグッズを飾って、楽しい空間にしてみる方法です。
我が家も長女の好きなキャラクターのイラストを描いて貼っていたことがありますが、それがあるだけでもだいぶ違ったみたいです。
子どもがトイレに入った時に、好きなものがある空間にしてあげると、怖がらずにトレーニングができるのかもしれません。
それでも怖がってしまう時は、トイレのドアを開けたままトレーニングをしてみるのもおすすめです。
我が家も長女が怖がらないように、ドアを開けて部屋を閉鎖しないようにしていました。
普段過ごすリビングや見覚えのある廊下などが見えるだけでも、子どもは安心するようです。
「トイレは怖いところじゃない」と、ちょっとした工夫を凝らして教えてあげるといいでしょう。
イヤイヤ期と重なって全く進まない
トイレトレーニングの時期は、どうしてもイヤイヤ期と重なってしまいます。
イヤイヤ期はいろいろなことに対してイヤイヤと反抗されてしまうので、ママやパパにとっても大変な時期です。
もし、イヤイヤがひど過ぎてトイレトレーニングが全く進まなくなってしまった場合、一度諦めて中断するのもおすすめです。
「イヤイヤが落ち着いてきた頃にトイレトレーニングを再開したら、すんなりできた」という話しも聞いたことがあります。
我が家の長女もイヤイヤ期の重なってしまい、私が耐えきれずに一度中断していますが、再開後は意外とスムーズにトイレトレーニングが進みました。
トイレトレーニングもイヤイヤ期も、親にとっては精神的負担が大きいものです。
「せっかくここまでできたのに」「今までの苦労が水の泡」と思うかもしれませんが、勇気を持って中断するのも、成功への近道になるかもしれません。
おしっこはできるけどうんちができない
「おしっこはトイレでできるけど、うんちが成功しない」というのも、トイレトレーニングあるあるの1つです。
おしっこよりもうんちの方が踏ん張る力が必要なため、トイレに慣れていない子どもにとっては難しいようです。
また、うんちが落ちる感覚が怖いという理由で、トイレでうんちができないという子もいます。
我が家の長女も最初はうまく踏ん張れずに、うんちができませんでした。
しかし、うんちをしようと努力してくれていたので、あとは踏ん張りやすくしてあげることが大切だと気づきました。
そこで、もともと使っていた踏み台を木の板で少し高くしてあげ、足をしっかり台につけて踏ん張れるようにしました。
また、少し前屈みになる姿勢をすると踏ん張りやすくなると知り、長女にアドバイスしてみました。
すると、何回目かのチャレンジで成功できました。
一度成功すると長女も感覚を掴めたのか、それ以降はきちんとうんちもできるようになりました。
うんちだけトイレでできない場合は、踏ん張りづらいのが原因かもしれません。
一度台を調節してみたり、お腹にグッと力が入りやすい姿勢のアドバイスをしてみるといいかもしれません。
成功の鍵!先輩ママが教えるトイレトレーニングのポイント
トイレトレーニングでは、「失敗しても怒らない」というのが1番のポイントです。
トイレトレーニングは失敗を繰り返していくうちに感覚を掴んでいき、成功につながるものです。
例えカーペットの上でお漏らしをしてしまっても、トイレに行きたがらなくても、怒らず成長を見守ることが大切です。
また、失敗してお漏らししてしまった時は、叱らず「次は頑張ろうね」と、励ましてあげるといいそうです。
「失敗した」ということは、子どももわかっています。
子どもが次に前向きに取り組めるように、ママやパパは叱らずに励ましてあげてください。
我が家の長女も漏らしてしまうことがよくありましたが、とにかく励まし続けました。
すると「次は頑張るね」と自分から言うようになりました。
トイレトレーニングは子どものやる気がないと進まないものだと思います。
子どものやる気を損なわないためにも、怒ったり叱ったりせずに、「一緒に頑張ろう」という姿勢を見せることが大切です。
まとめ
トイレトレーニングは長期戦になることが多いので、始める時にはママとパパでルールを決めておくのもおすすめです。
「失敗しても叱らない」「トイレにどちらかが必ずついて行く」「成功したらたくさん褒めてあげる」など、共通認識を持っておくことでトイレトレーニングをうまく乗り切ることができます。
平日はどうしてもママ頼りになってしまう家庭も多いと思いますが、トイレトレーニングは平日も休日も関係ありません。
ぜひパパの仕事がない日はパパにも協力してもらって、家族で乗り切ってください。
トイレトレーニングが完了して、おむつが必要なくなると、子どもの大きな成長を感じて親として喜びを感じます。
「いつかは必ず完了するもの」それがトイレトレーニングです。
焦らずゆっくり、子どもが自分で頑張れるような工夫や声掛けをして、トイレトレーニングを乗り越えてみてください。
この記事を書いた
サポーターママ
みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修