小学生が有意義に夏休みを過ごすためのポイントを紹介(生活・勉強・遊び)
「子どもが1か月以上家にいる!宿題もたっぷり出ている!その間どうやったら有意義に過ごせるの??」
お子さんが小学校に入学してから、夏休みの過ごし方で悩む方が多いのではないでしょうか?
保育園や幼稚園までと違って、小学生には宿題もたくさんあります。
夏休みならではの大きな宿題もあり、家庭でのサポートも必要になってきます。
「夏ならではの遊びもたっぷりさせてあげたい。生活リズムも大事にして、宿題も計画的にできるように、でも1日をどうやって過ごさせたらいいのだろう。」
ご家庭でお子さんに合ったリズムと過ごし方を見つけられるように、遊び・勉強・生活、3つのことについて解説します。
目次
小学生が有意義に夏休みを過ごすためのポイントを紹介~生活~
夏休みで一番大事なのは、生活リズムを整えることです。
学校がある間は朝起きられていても、夏休み中はついつい夜更かししすぎてリズムが乱れてしまうこともあります。
勉強も遊びもたっぷりできて、有意義に過ごせるための生活リズムの整え方をご紹介します。
ラジオ体操
毎朝6時半に体操をすることで、間に合うように起きよう!と自然と早起きになります。体を動かすことで目も覚めやすくなります。
ラジオ体操は昔からあり、懐かしい気持ちになるパパママも多いのではないでしょうか。
ラジオ体操は今も地域で集まってする場合もあるようです。
集まりがなくても、自宅のラジオで気軽に取り組むことができます。
ラジオ体操のスタンプカードに、お気に入りのスタンプやシールを貼ってモチベーションを高めるのも良いでしょう。
勉強タイムは朝がおすすめ
勉強は、朝の涼しいうちに時間を決めて行うのがよいと思います。
「毎日、朝10時までは勉強しよう。その後にゆっくり遊ぼう」と1日のメリハリをつけることで、勉強にも集中しやすくなります。
お手伝いをする
夏休みはゆっくりお手伝いができる貴重な時間です。
お風呂掃除、料理、買い物、洗濯干し、洗濯たたみ、掃除など、家のお仕事をどれか一つは任せるというのもいいでしょう。
料理を何か一品、計画、買い出し、調理、片付けと一連の流れで行うのも、夏休みだからこそじっくりできます。
お子さんの好きな料理、お菓子作りなどでレパートリーを増やすのも楽しめると思います。
生活経験を深める
学校の勉強を深く理解するのに大事なのは「日常の生活経験」です。
夏休みは日常の生活経験を深める絶好の機会となります。
例えば、算数で習う「単位(リットル、ミリリットル)」の単元が挙げられます。
「5ミリリットルって、どれぐらい?」
「1リットルって?」
などは、プリントなどで行うだけではイメージが沸きにくいです。
そこで、夏休みにゆっくりと、このような経験をするのはいかがでしょうか。
- 計量スプーンや計量カップを使ってお料理をする
- ペットボトル、調味料などに「何リットル」「何ミリリットル」と書いてあるか、ラベルを見てみる
このように教科書と実際の体験が結びつくことで、理解がぐっと深まります。
小学生が有意義に夏休みを過ごすためのポイントを紹介~勉強~
夏休みの勉強で、サポートの仕方がわからないというママさんは多いですよね。
今回はどの学校でもありそうな宿題を3つ選んで、ポイントをご紹介します。
ワークブックなどは先に終わらせる
計算や音読など、毎日行う宿題もありますが、ワークブックなどをまず終わらせるのがいいと思います。
ワークを先に終わらせて、1学期のテストの復習をして、その後は2学期の教科書をパラパラと眺めて予習という流れで行っていました。
読書感想文は、興味のある本を
「書きたい」「この本のことを誰かに伝えたい」そう思う本に出会うことがまず大事です。ジャンルを問わずにじっくり本を選ぶとよいと思います。
本を読んで、「誰かに教えてあげたい」と思ったことをメモして、それがたくさんたまったところを原稿用紙に清書してみるとうまくいきやすいです。
自由研究
このテーマも、「お子さんが一番興味のあること」をじっくり選ぶのがおすすめです。
興味のあることを体験して、本で調べて、書いて、また体験して、調べて、を少しずつ繰り返すことで、研究が深まっていきます。
小学生が有意義に夏休みを過ごすためのポイントを紹介~遊び~
海、川、プール遊び
夏休みは、海、川、屋外プールなどの水遊びが思いっきり楽しめる季節です。
海は本格的に泳ぐだけでなく、波打ち際で足をつけたり、裸足で歩いたり、貝殻を拾ったりするだけでも十分楽しめます。
川も軽く足をつけながら、きれいな石を見つけて絵を描く、川の小さな生き物を見つけるなど、遊び方もたくさんあります。
花火
大人数の花火大会や、家族だけでの花火タイムをじっくり楽しむこともこの季節ならではですよね。
夏だからこそ楽しめるイベントで、親子のコミュニケーションをぐっと深めるチャンスにするのもおすすめです。
水族館など
暑い夏で、海などのレジャーを楽しみたいけど、連れていくのも大変と感じる方も多いかもしれませんね。
水族館は室内の場合、冷房も利いていて過ごしやすい場所も多いですよね。
水をみるだけでも涼しさが感じられ、夏の室内遊びとしてもおすすめです。
海の生き物に触れて、教科書の生き物を生で見ることにより、学習への興味関心も深くなります。日常へ繋がっていくのも魅力的ですね。
帰省
遠方への帰省も、この季節ならではの楽しみです。
時間がある中、おじいちゃんやおばあちゃんと過ごしながら、いつもと違う場所を散歩したりお話を楽しんだりもできます。
夏休みの宿題で、戦争のことや昔遊びのことを調べる場合もあると思います。
生の体験談を聞いて、宿題に取り組む小学生も多いようです。
図書館
普段、学校がある平日にはなかなか行けないというご家庭も多いと思いますが、夏休みは読みたい本を読む絶好のチャンスです。
時間を気にすることなく本に没頭できる時間は、ありそうでなかなかないです。
読書感想文のための本探しはもちろん、ジャンルにとらわれず、自分の好きな物や興味のある本をゆっくり探して、読んでみるのはいかがでしょうか。
昆虫採集や生き物探し
夏にしかいない生き物をたくさん探せるのも、夏休みの魅力です。
セミ、かぶとむし、など子どもたちに大人気の虫を一緒に探し、虫のことをじっくり観察するのも大切です。
虫をきっかけに、地球や環境問題などに興味を持ったというお子さんもいますので、ぜひ、取り組まれてはいかがでしょうか。
かき氷作り、そうめん流しなどの夏の調理
我が子が暑い季節に冷たいものばかり食べてしまって心配というママさんも多いですよね。
家にいる時間が長くなるとどうしても、冷たいものに手がのびてしまいます。
そこでおすすめなのが、かき氷作りです。
かき氷は家庭用かき氷機もありますが、吸入パックと大根おろし器などでも作れるようです。
一緒に作って、フルーツやジュースをトッピングして、と親子で作ることで、心が満たされて、たくさん食べなくても満足感を感じられるようです。
そうめん流しなどのイベントも見ているだけで涼しく、とてもおすすめです。
まとめ
夏休みを有意義に過ごすには、生活→勉強→遊びの順番で整えていくのが大切です。
勉強や遊びに没頭するためにも、まずは生活を普段からじっくり整えていきましょう。
2学期の始業式に「自分はとても成長したなあ!楽しかった!」とお子さんが思えるような夏休みになるように、一つずつ丁寧に取り組んでいきましょう!!
この記事を書いた
サポーターママ
元・特別支援学校教諭です。
「今、子どもが本当に必要としていることは何だろう」を合言葉に、毎回一つずつ授業を作っていきました。
結婚後、助産院での出産をきっかけに、自然育児の勉強を始めました。
赤ちゃんからの体作り、発達、家庭教育、自然体験、個に合わせた子育て、など幅広く学び続けています。
自然農の田んぼで仲間たちとお米を作りながらSDGsも学んでいます。
自分の子育て経験を基に「親子で輝く子育て」ができるママさんが増えるような記事を書いていきます。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修