母乳が出なくても泣かないで!ミルク育児のメリットとやり方・先輩ママからのアドバイス
これから始まる新生児育児は不安もあるでしょうが、楽しみもあるでしょう。
ごくごくと母乳やミルクを飲む赤ちゃんの姿を見るのも楽しみの一つですね。
「私は子供が生まれたら完母にするぞ!」と、意気込んでいるママさんは多いはずです。
しかし実際は、全然母乳が出なかったり、思っていた完母像と違ったりなどの経験はありませんか。
特に、産後のホルモンバランスが崩れている状況で、母乳が出ないことは「母親失格」の烙印を押されているような気もします。実際、私の友人はそのように話していました。
今回は母乳が出なくて悩んでいるママさんに、ミルク育児のメリットとやり方を紹介します。
私は完母と完ミ、混合全て行ってきましたが、第1子は生まれたときからミルクを足していたので混合でした。
後半は私の体験を元にアドバイスもさせていただいていますので、ぜひ最後までお読みください!
目次
ミルク育児は赤ちゃんの成長に影響するの?
「ミルクは赤ちゃんを肥満にさせる」「母乳は赤ちゃんの幸福度を満たす」など耳にしますが、果たして母乳とミルクでは赤ちゃんの成長に影響はあるのでしょうか?
実は、粉ミルクでも母乳でも赤ちゃんの成長に大きな影響はありません。
なので「ミルクだから○○」「母乳だから○○」と言った勝手な決めつけを気にすることはありません。
ミルクの成分と母乳の成分を比較しても、ミルクはメーカーによって成分は異なりますし、母乳は食べているものにも影響されますので一概にどちらがいいとは言えません。
ちなみに、我が家の第1・2子は混合ですが、むっちりと細身に分かれましたし、完母の第3子はむっちむちでした。
発育も、第1子は10ヶ月で歩行練習を始めたのに対して、第2・3子は1歳を過ぎてからでした。
ミルク育児のメリットと授乳方法
ミルクと母乳育児での成長差はないことが分かりましたね。
それでは、ミルク育児のメリットとは何でしょうか。
私も実際に感じたメリットを含めて紹介していきたいと思います。
ミルクの方が腹持ちがいい
こちらはよく言われていますね。
実際に、母乳とミルクの消化の速さはミルクの方がゆっくりだそうです。
そのため、腹持ちがいいと言われているようです。
私も夜間の授乳が寝不足でつらいのでミルクに変更していました。
そうすると、朝まで子供がぐっすりしてくれることが多いです。
ママの食事や薬の制限がない
母乳経由で赤ちゃんの体内に入ってしまう可能性があるため、妊娠期と同様に食事や薬の制限がされてしまいます。
しかし、ミルク育児ではそんなこと気にすることはありません。
体調が悪ければ、気兼ねなく薬を飲むことができるので母親の体調回復が早くなります。
筆者は頭痛持ちなので、薬に頼ることがしばしば。
酷いと、ロキソニンしか効かない場合もあるので、ミルク育児だと気にすることなく飲めるので安心です。
それに、頭が痛い中での育児はつらいだけなのですが、薬が効いて頭痛が落ち着けば通常の育児をすることができます。
また私は、原因不明の蕁麻疹が全身にでてしまい、弱い薬しか処方されずに全然引かなかったっていうこともありました。
こうした急な病気にでもミルク育児だと気兼ねなく薬を飲めるので安心ですね。
子供がどれくらい飲んだか分かる
新生児時代はどれくらいお子さんが母乳を飲んだかというのを聞かれます。
母乳の場合は、お子さんの授乳前後の体重計測で大体の母乳の量を出します。
多くの家庭では、お子さんの体重を1g単位で出すことができません。
ミルク育児なら一目瞭然で分かります。
ミルクの飲み具合でお子さんの体調の変化にすぐに気付くことができるというメリットがあります。
場所を選ばずにミルクを与えられる
母乳にすると、外出先では赤ちゃんルームや人目につかない場所を探さなければなりませんが、ミルクならちょっとした休憩スペースで調乳、授乳が完了します。
食事のときでは手が空いている人がミルクを与えることができるので、ゆっくり食事ができます。
ミルク育児のデメリットで、荷物が多いことが出てきますが、調乳済みのミルクも販売されるようになったので荷物の負担も軽減できています。
おっぱいトラブルがない
母乳育児だと、必ず出てくるおっぱいトラブル。
乳腺炎や乳首が切れてしまうなどのトラブルとは無縁になります。
赤ちゃんには安全で安定したミルクをあげることができます。
母乳が出なくて悩むママへのアドバイス
上記でミルク育児のメリットを紹介してきました。
「でも……」とまだ不安なママたちに実際ミルク育児をしてきた私が、最後の一押しをさせていただきます。
Q&Aの書き方でまとめてみました。
Q1.でも、ミルクだとお金かかるでしょ?
A. かかります!でも、それは1年だけ。
正直、ミルク代はかかります。細かく言えば、除菌用品や水道代などなど……
しかし、生後5ヶ月から離乳食が始まるのでミルクの量は月齢が進むにつれて減っていきます。
離乳食完了期にあたる、生後10ヶ月頃からはフォローアップミルクも使えるので、少し金額も抑えることができます。
また、その頃には卒乳する子も出てくるのでミルクも使わなくなっていきます。
ミルクはお店によっては特別割引をしているメーカーもあるので探してみてください!
Q2.完母じゃないと愛情が足りないって言われそう……
A.そんなの無視!私も実際に言われましたが完璧無視!
前述した通り、ミルクにはいいメリットがたくさんあります。
お子さんのためにお湯を沸かして、哺乳瓶を洗って、消毒してって愛情がなければできませんよね。
それに、「肌と肌が触れ合うことによってスキンシップが……」って言われますけど、ミルクを飲ませているときに「おいしいね」「たくさん飲めるね」と、声掛けするだけでも充分スキンシップになると思います。
ちゃんと育てている母親に対して、愛情がないっていう人がおかしいと思うので気にしなくていいのです。
Q3.でも、やっぱり母乳をあげたいの!
A. あげてもいいと思います!でも、無理はしてはいけません。
十人十色という言葉がある通り、育児の方法も親の思いも人によって違います。
もちろん、母乳の出方だって違うのです。
初産の人は、まだ乳腺が通っていないため出にくいです。
ですが、赤ちゃんが吸うことによって、だんだん出るようになっていきます。
赤ちゃんも吸う力はそれぞれです。
どれだけかかるかも分かりません。
だから、長期戦で望んでみてはどうでしょうか。
母乳が出ないことをストレスに感じていると、もっと出にくくなってしまいます。
母乳外来で相談をしてみたり、おっぱい体操やマッサージも効果的です。
ゆっくり、気長に行ってみましょう!
赤ちゃんが満足する量の母乳がでるまでは、ミルクを足してあげてくださいね。
まとめ
今回はミルク育児のメリットを私の実体験も入れて紹介させていただきました。
母乳育児とミルク育児の成長の差はあまりありません。
ミルク育児のメリットは多く、栄養バランスが常に同じであることやママの薬や食事の制限がないことなどがあげられます。
特に、私が押したいメリットは薬や食事制限をしなくていいこと。
私は毎日の育児で疲れているのに、栄養バランスの取れた食事を作る気力はないし、頭痛持ちなので常に薬は必要。頭痛に耐えながらの育児は苦痛です。
ママ自身の心と体のバランス維持のためにもミルクは活用してほしいと思います。
育児も赤ちゃんもママもみんな違って、みんないい!
今回の記事をきっかけに、ぜひミルク育児を体験してみてください。
この記事を書いた
サポーターママ
しっかり者の長女とお調子者の長男、甘えん坊な次男と気分はアイドルの次女の4人の子供を育てるママです。
なぜか、全員パパ似で、顔もそっくり!私の遺伝子はどこへ…?
そんな4人の子供との生活は毎日がハチャメチャ!
よく食べ、よく動き、よく寝るの子供たちを見ながら、毎日育児の大変さを痛感しています。
そんな私の経験を通して、同じ悩みを抱えているママ、パパさんに少しでもクスリと笑えるようなエピソードと斜め上の育児テクニックを発信できたらと思っています!
この記事が気に入ったらシェア
歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修