赤ちゃんや乳幼児と一緒に夏を楽しむ!おすすめアクティビティと注意点
みなさんは、毎年の夏、どのようにお過ごしでしょうか。
海や川や山などでめいっぱい遊び、自然にふれ合いながら夏を満喫される方が多くいらっしゃることかと思います。
お子さんが生まれればなおのこと。
楽しい夏をお子さんと一緒に過ごし、お子さんにも夏ならではの体験をいっぱいしてほしいですよね。
今回は、そんな夏にお子さんを連れていきたいおすすめのアクティビティを紹介していきます。
その他にも真夏のお出かけの際の注意点や、涼しく過ごす工夫、熱中症対策等も紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
赤ちゃんと夏のお出かけ!安全で楽しい場所と持ち物リスト
はじめに、この夏にお子さんを連れていきたいおすすめスポットを紹介していきます。
それぞれの場所での注意点や持ち物リストも載せておきますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
プール
夏の代表的なお出かけスポットですよね。
比較的身近で行きやすく、ほとんどのプールには乳幼児用のプールがあり、安全です。
お子さんが小さいうちから水に慣らしておくのもとても良いことだと思います。
《おすすめポイント》
- 身近にあり、料金も安めで比較的行きやすい
- ほとんどのプールには乳幼児用の底の浅いプールがあり、安全
- 思い切り水遊びをすることができ、楽しめる
- 小さいうちから水に慣れておくとその後に役立つ
《注意しておくポイント》
- 屋外の場合、熱中症に注意。特に1歳までは屋内のプールがおすすめ
- 水分補給と休憩はこまめにとること
- プールの設備、持ち物について事前のチェックが必要
(乳幼児用のプールはあるか、スイムキャップは必要か、水遊び用おむつでの入水は可能か、など)
《主な持ち物》
- 水着
- ラッシュガード、帽子(日焼け防止)
- 浮き輪
- 水中メガネ
- 日焼け止めクリーム
- 着替え
- バスタオル
- 飲み物
- 水遊び用おむつ(着用入水オッケーなら)
図書館・児童館
暑い夏に屋内で涼しく過ごせるお出かけスポットです。
屋内遊具施設と違い月齢が低いうちから行きやすく、夏ならではの乳幼児向けイベント等も開催しているところも多くあります。
職員さんの目もあるので安全で過ごしやすいため、おすすめです。
《おすすめポイント》
- 基本的に屋内のため、過ごしやすい
- 身近で行きやすく、気軽なお出かけに最適
- 図書館では夏にちなんだ絵本などのお話し会や手遊びなど、児童館では夏の工作や水遊びなど、夏ならではの体験をすることができる
- 職員さんの目があるので、何かあっても対応してもらえる
- お友だちやパパママとの交流もはかれる
《注意ポイント》
- 月齢が低いうちは泣いたりぐずったりすることも想定しておく
- 職員さんの目があるとはいえ、ちょっとした段差や遊具で怪我をする場合もあるので、お子さんからは目を離さないように
- 場所によっては小さなおもちゃ等もあるかもしれないので、誤飲に注意
- イベント等に参加の場合は、事前に開催時間や定員などをチェック
- おもちゃなどを持って行く際には、施設や他のお子さんのおもちゃとまぎれてしまわないよう名前を書いておいたり、目印をつけておいたりすると良い
《主な持ち物》
- 着替え、おむつ
- 飲み物、お菓子
- おもちゃ
水族館
1年中行ける施設ではありますが、水の中を泳ぐお魚を見たり、氷の上をヨチヨチ歩くペンギンを眺めたりと清涼感たっぷりで、夏場にお出かけするにはピッタリですよね。
特大の水槽で泳ぐたくさんのお魚を眺めたり、施設によってはショーなども開催されており、お子さんにとって貴重な体験となるのではないでしょうか。
《おすすめポイント》
- 普段見られないような、いろいろな水の生き物とふれ合える
- 基本的に屋内なので暑さを気にせず過ごせる
- 施設によっては、さまざまなイベントを楽しめる(エサやり体験、ものづくり体験、水槽の裏側を見学など)
《注意ポイント》
- 全体的に照明が暗めなことが多く、暗いところが恐いと感じるお子さんもいるかも
- イベント情報は事前にチェック
《主な持ち物》
- タオル(イルカショーなど場合によっては濡れることもあるため)
- 着替え
牧場
いろいろな動物を見たりふれ合ったりできる夏のおすすめスポットのひとつです。
基本的に屋外ですが、牧場自体が主に高原や山の方にあることが多いため、比較的涼しいこともあり、避暑地としてもピッタリかもしれません。
いろいろな動物を間近で見ることができ、お子さんにとっても良い経験になるかと思います。
《おすすめポイント》
- 高原等にあることが多く、夏でも比較的涼しく過ごしやすい
- いろいろな動物を間近で見られる
- 多くの牧場は動物へのエサやりができ、他にも乗馬や乳しぼり体験などでじかに動物とふれ合うことができる
- いろいろな体験学習等もすることができる
《注意ポイント》
- 山や高原等の場所柄、屋外ということもあり、天候の変化には注意
- 動物をさわったあとには必ず手を洗う
- エサやりやふれ合い体験などは思わぬケガをする場合もあるので、注意事項はしっかり守る
- 高原で涼しいといっても、真夏の炎天下の下では熱中症の危険は伴うため、しっかり対策をする
《主な持ち物》
- ハンカチ、タオル
- 虫よけグッズ
- 歩きやすい靴(サンダル等は避けましょう)
- 飲み物
- 日焼け止めクリーム
海水浴
夏と言えば海。
どこまでも広がる海の景色に、お子さんは大感動することでしょう。
潮の香りや波や砂浜の感触を楽しみ、海ならではの珍しい生物を見たりさわったり、浜辺で遊んで海の家でかき氷を食べたりと、普段では味わえないような夏ならではの貴重な体験をすることができます。
一度は連れていってあげたい場所ですよね。
《おすすめポイント》
- 広い海とどこまでも続く景色が印象的で思い出に残る
- 砂や波の感触を楽しめる
- 水に親しむことができる
- 砂浜や海の普段見られない珍しい生き物に出会える
- 広い海や砂浜でめいっぱい遊びを楽しめる
《注意ポイント》
- 海につれていくのは1歳を過ぎてからにする
※海辺の日差しは非常に強く、1歳未満の赤ちゃんのデリケートな肌には刺激がありすぎる - 1歳を過ぎたとしても大人と比べるとまだまだ肌はデリケートなため、日焼け対策は必ず行う
- 熱中症対策も合わせてしっかりする
※長時間日なたにいることは避け、水分補給はこまめ行う - 海にはいろいろな細菌やウイルスがひそんでいるため、その影響で病気にかかってしまう恐れがある
- 子どもの体調には十分に気を配る
※もし、お子さんが風邪をひいていたり具合が悪そうであれば、海に行くのはまたの機会にする
《主な持ち物》
- 帽子
- ラッシュガード
- 浮き輪
- 水遊び用のくつ
- 日焼け止めクリーム
- 着替え(海に入った後の冷え対策に長袖シャツ等を持って行くと良い)
- タオル
- ブランケット(帰りの電車や車内の冷房対策)
ここまで、いくつかの夏のおでかけおすすめスポットを紹介していきました。
そのほかにも地域によっては、夏の体験教室、ショッピングモール等でのイベントなど、夏ならではの体験ができる催し物が目白押しです。
月齢によっては「まだちょっと早いかな」といったものもあるかもしれませんが、今後のためにぜひチェックしてみてくださいね。
乳幼児と夏の遊び時間!涼しく過ごすアイデアと簡単な工夫
夏に暑さはつきものですが、お子さんは大人と比べて体温を調節する機能が未熟なため、まだ月齢が低いうちは、さまざまな方法で体温や室温を調節してあげる必要があります。
代表的なものにエアコンがありますが、あまりエアコンの風に当たりすぎるのも赤ちゃんの体に悪いのではないかと、エアコンの使用に少し抵抗がある方もいらっしゃるかと思います。
もちろん過度に室温を下げすぎずに使用すれば問題はないのですが、ここではエアコン以外の方法で、ご自宅またはお出かけの際ちょっとの工夫で涼しく感じられる方法をいくつか紹介していきます。
冷感タオル
水に濡らして空気を当てることでヒンヤリ感を持続できる冷感タオルです。
ぬるくなってしまってもまた水に濡らせば元通りになるので、おでかけの際には重宝するアイテムです。
首などに巻いておけば熱中症対策に非常に役立ちます。
グリーンカーテンをつくってみよう
夏、ご自宅で涼しく過ごす方法として、グリーンカーテンをつくってみるのはいかがでしょうか。
つる性の植物を窓際に植え、育った植物をカーテンの代わりにして部屋を涼しくするのがグリーンカーテンです。
主に、アサガオやフウセンカズラ、ヘチマなど、夏に適した植物を植えます。大体暖かくなる4月下旬から5月上旬あたりに植えると良いでしょう。
ほかにもきゅうり、ミニカボチャ、小玉スイカなど、育ったあとに食べられる野菜なども人気です。
お子さんと一緒に種を植え、水やりをして、植物を育てる楽しみを感じる良い経験にもなるかと思います。
窓は2か所開ける
おうちで過ごす際、エアコンを使わずに自然の風で過ごしたい場合、窓はなるべく2か所開けるようにしましょう。2か所開けることで風の通り道ができて、風が部屋の中を通りやすくなります。
特に外から帰ってきた後は、暑さと湿気で部屋がこもりがちです。
エアコンをつけるとしても、その前に一度窓を開けて自然の空気を部屋に入れてあげましょう。
熱中症対策から水遊びまで!赤ちゃんや乳幼児との快適な夏の過ごし方
ここでは、お子さんと暑い夏を快適で安全に過ごす方法、熱中症対策やご自宅で簡単にできる水遊びについて紹介していきます。
熱中症対策
夏場に特に気を付けなければいけないのが熱中症です。
赤ちゃんは大人と比べて体力もなく、体温を調節する機能もまだまだ未発達なため、熱中症になるリスクが高くなります。
真夏の時期、7月8月はもちろんのこと、梅雨でジメジメしている6月や残暑が厳しい9月なども十分な警戒が必要です。
夏場のお出かけの際には、以下のことに注意しましょう。
服装に注意
体温調節が上手くできない赤ちゃんのうちは、特に服装には注意が必要です。
なるべく風通しの良い服装でお出かけするようにしましょう。
また、帽子は必須ですが、こちらもなるべく頭に熱がこもらないよう、麦わら帽子などの風通しのよい帽子にしてあげましょう。
水分、塩分補給はこまめに
汗をかくことは体温を冷ます上でとても良いことなのですが、同時に脱水症状のリスクもあります。汗をかいた分こまめに水分や塩分をとらせるようにしましょう。
日中の特に暑い時間帯での外出はなるべく避ける
特にどうしても、という用事がない限りはなるべく日中の特に暑い時間帯(12時~3時頃)の外出は控えましょう。
また、ベビーカーでのお出かけの際は、アスファルトの照り返しを受けて気温よりもさらに暑くなることがあり、とても危険です。
車の中への放置は短時間でも絶対にNG
車でのお出かけの際には、エンジンを止めた車内への赤ちゃんの放置は絶対にNGです。
車体は金属で、日光からの熱を受けやすく、あっという間に車内が高温になってしまいます。
また、エンジンをかけっぱなしでエアコンをつけていたとしても、思わぬ事故が起きる危険性があります。
「銀行でお金をおろす」「コンビニでちょっとした買い物をする」そのたった数分で何が起きるか分かりません。
そして、赤ちゃんは、その危機をまだ自分の力では解決することができません。
車内にお子さんを残して放置するのは絶対に避けましょう。
体調をこまめに見てあげる
大人でもあるかと思いますが、お子さんもどんなに気をつけていても暑さによって具合が悪くなってしまうこともあるかと思います。
そんなとき大事なのは、初期症状をできるだけ見逃さず、なるべく早く対処してあげることです。
以下のような症状がみられたら要注意です。
赤ちゃんの場合
- 顔がほてっている
- ぐったりしている、あまり泣かない
- おっぱいやミルクを飲まない
- 吐いている
- おしっこやうんちの量が少ない、または出ない
幼児の場合
- 顔がほてっている、体全体が熱い
- だるそうにしている
- めまいや頭痛、腹痛を訴える
- 気持ち悪いと訴える、吐いてしまう
これらの症状がみられたら、すぐに涼しくて風通しの良い場所に移動し、衣服をゆるめ、ゆっくり休ませて様子をみましょう。
飲めるようであれば水分補給もしましょう。
首やわきの下あたりを冷やしてあげるのも効果的です。(タオルがあればぬらして当てる。コンビニや自動販売機で飲み物を買って、それで冷やすのも良い)
それでも症状が良くならない場合は、すぐに病院を受診しましょう。
特に、赤ちゃんでは泣かずにぐったりしている場合や、幼児では頭痛、嘔吐がある場合は、その時点ですぐに病院へ連れていきましょう。
さらに、意識がなかったり、けいれんを起こしたりする場合は病院に連れていくことさえ危険です。
すぐに救急車を呼びましょう。
楽しく涼しい水遊び
暑い夏を快適に、しかも楽しみながら過ごす方法といえば、なんといっても水遊びでしょう。
ビニールプールでの水遊びから身近なものを使っての水遊びまで、お子さんと一緒に楽しめる水遊びをいくつか紹介していきます。
ビニールプール
大型のプール施設や海まで行かなくても、自宅の庭などでめいっぱい水遊びが楽しめるアイテムです。
ビニールプールが置けるスペースさえあれば、手軽にプール気分を味わうことができます。
ホームセンターやおもちゃ屋さん等で売っており、なかにはすべり台付きやシャワー付きなものなど、さまざまなバリエーションのものが売られています。
お友だちを呼んだり、大人も一緒に入ったりすれば楽しさ倍増。
疲れたらすぐに家に入って休めますし、万が一ケガをしてしまっても自宅が目の前なので、すぐに対処することができるのも安心して楽しめるポイントかと思います。
注意する点としては
- スペースは十分にとられているかどうかサイズを確認してから購入
- コンクリートなど固い地面の上に設置する際は、お子さんが痛がる場合もあるので、下にクッションマット等を敷いておくと良い
- 月齢が低いうちは、水は薄く張る程度で、水温はぬるま湯くらいがちょうどいい
- 施設のプールと違い塩素消毒されていないので、衛生面には注意
- 準備、後片付けが面倒
などがあげられます。
身近なもので遊べる水遊びアイテム
マヨネーズの容器
空になったマヨネーズの容器をよく洗って水を入れれば即席の水鉄砲の完成です。
ペットボトル
ペットボトルのふたに小さな穴をいくつか開け、水を入れればふたの穴から水がシャワーのように出るペットボトルシャワーの完成です。
牛乳パック
牛乳パックは水を通しにくいため、水遊びグッズとしても利用することができます。
舟のように切ってプールに浮かべたり、パックの上下を切って空洞状態にして、底にラップやカラーフィルムなどを貼って水中メガネにして遊んだりと、工夫次第でさまざまな遊びに使うことができます。
まとめ
今回は、夏のアクティビティについて紹介していきました。
夏は日も長く、1日を通して長い時間遊べ、明るい太陽の下で大人も子どもも開放的な気持ちになりますよね。
その反面、暑さで外に出るのが億劫になることもあるかと思いますが、夏ならではの自然や動物、遊びにふれられるのはお子さんにとって良い経験となるかと思います。
熱中症にはくれぐれも気をつけて、お子さんと一緒に楽しい夏を満喫しましょう。
この記事を書いた
サポーターパパ
お出かけ大好き、あそぶこと大好き一児のパパです。
児童館、学童クラブに15年勤め、現在は新たなフィールドである、会社員兼子育てwebライターとして活動しています。
子どもってかわいい!楽しい!おもしろい!子育てはとても素敵な発見と刺激を毎日与えてくれます。大変なこともたくさんありますけどね(ぐったり…)。
今までたくさんの子どもと関わってきた子育て支援員としての視点、そしてパパならではの視点で、子育て真っ最中のパパママ、これからパパママになる皆さんのお役に立てるような、いろんな情報を発信していきます。
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