母乳育児:先輩ママたちの体験談から見えるママと赤ちゃんへのメリット|学習プリント.com

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母乳育児:先輩ママたちの体験談から見えるママと赤ちゃんへのメリット

母乳育児:先輩ママたちの体験談から見えるママと赤ちゃんへのメリット
更新日:  | 公開日:
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私は30代のママです。
出産直後は母乳とミルクの混合でしたが、その後、母乳の量が増えてきたところで完全母乳で育ててきました。
出産前の私は「いつか赤ちゃんができたら自分のおっぱいをあげるんだ」と、当然のように考えていましたが、実は出産直後はほとんど母乳が出ない体でもありました。
完全ミルクでも、混合でも、もちろん元気に育つことは知識としてはありました。
しかし、当時の私は出産直後ということもあってか、母乳にどうしてもこだわっていました。
産院では、自分の母乳が出ないことが悲しくて悔しくて申し訳なくて何度も泣きました。
そんな状態から、完全母乳になるまでの道のりと、体験した母乳育児のメリットをお話しします。

これを読まれている方は、出産直後のママさんでしょうか?
それとも、これから出産を控えているママさんでしょうか?

母乳で育ててみたいという方、母乳かミルクか迷っている方、産後に母乳が出なくて悩んでいる方などが、少しでも安心し、赤ちゃんと楽しい授乳時間を過ごせるきっかけになることを願っています。

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赤ちゃんにとってのメリットとは?

赤ちゃんにとってのメリットとは?

赤ちゃんにとってのメリットは3つ「ママの免疫をプレゼントできること」「成分が赤ちゃんにとって必要なものが含まれること」「免疫・栄養面だけでなく心理面としても赤ちゃんとの関係を良好にできること」です。

大人になるまでに、自然に風邪を引いたり予防接種をしたりして免疫をつけていきますが、生まれたての赤ちゃんは、当然ですが、まだ風邪の経験もありません。ママの胎盤や母乳から免疫をもらっているといいます。

また、成分については、これは私のこだわりなのですが、食生活にとても関心があり、離乳した今も家族の食べる食べ物にはすごくこだわっています。
農薬がなるべく少なく、添加物もなるべく少なく、遺伝子組み換えのものは避けてなどと考えると、ミルクについてもどうしても気になってしまうのです。
母乳であれば「自分が食べるものに気をつければ、少しは安心できるかな?という」気持ちがありました。

最後に心理面ですが、授乳は私にとって娘とくっついている幸せで本当に愛おしい時間でした。
娘も幸せそうな顔でおっぱいを飲みながら寝ていたので、幸せな時間だったと思いたいです。

ママにとってのメリットとは?

ママにとってのメリットとは?

ママにとってのメリットは3つ「ミルクを持ち歩かなくても欲しがったらいつでもあげることができる」「ママ自身が痩せやすい」「完全母乳になればミルク代がかからなくて経済的」などです。

まず、外出先でミルクをあげるには、当然、哺乳瓶とミルクの持ち歩きが必要で荷物が増えます。
そして、お湯が出る場所をリサーチしておかなければいけません。
最近のショッピングモールなどは授乳室も充実しているし、そういう場所ではミルク用のお湯を提供する設備も整っています。
ただ、やはりそういった場所ばかりではないので、長距離移動などのときに車でささっと母乳をあげることができたのは、娘にとっても負担なく、欲しい時にあげることができてよかったと思っています。

次に「ママ自身が痩せやすい」ということですが、私は妊娠してから10kg体重が増え、出産後の体重は6kg減という状況でした。
結局、3ヶ月で体重は産前+1kgに戻ったのですが(残念ながら+1kgは今も継続中)、ほぼ運動をしていないにも関わらず戻ったのは、やはり母乳だったからなのかなと感じています。

最後に、ミルク代がかからないことです。
ミルク代は絶対必要な上に、地味にコストがかかります。しかも、体をつくるものだから、変に安いものはあげたくないとも思います。
しかし、母乳ならそれがありません!
これは助かりました。その分、食べるものはかなり注意していたので、もしかするとトントンかもしれませんが。

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先輩ママたちの感動的な体験談

先輩ママたちの感動的な体験談

ここからは、産後に母乳が出なかった30代のママが完全母乳になるまでの体験をお話しします。
産後に母乳が出なくて悩んでいる方の参考になればと思います。

出産したら、当然のように母乳が出ると考えていた私の体は、産後の入院期間の5日間、ほぼ0に近く母乳が出ませんでした。
私の産院では、授乳室で産後のママさん達が並んで授乳する時間がありました。
授乳後には赤ちゃんの体重を測り、不足分をミルクで補うためと体重測定も含めて、母乳がどれだけ出ていたかを確かめました。

周りで「母乳よく出ているね!ミルクはもう必要ないよ」なんて会話を聞く一方で、私はずっと「ミルク飲ませよう!」の連続でした。
産院が母乳育児を推奨していること、親族からの悪気のない「母乳は出てるの?」というプレッシャー、なにより、自らが母乳で育児をしたいと強く望んでいたこと。それらによって、私は何度も涙を流しました。それに、赤ちゃんは一生懸命チュパチュパと吸い付いているのです。
その時は「私から母乳が出ない」その申し訳なさと悲しさでとてもつらく感じました。

たくさん水分をとるようにして、ご飯もたくさん食べ、出ていなくても赤ちゃんには吸ってもらって、産後には、助産院の方にマッサージもしてもらいました。
産院では数値として母乳の量が分かりましたが、退院してからは量を確かめることもできません。
でも、誰もミルクの量を教えてくれず、ミルクの表示を見てそれに合わせる日々を過ごしました。

「お腹空いてないかな?」
「母乳は出てるかな?」
「ミルクは足りているかな?」

入院中は何でも看護師さんに聞けたのに、退院してからは急に一人ぼっちになったと感じ、特にパパがいない日中は不安と孤独に何度も襲われました。

それでも、一生懸命吸ってくれる我が子。
母乳推進の病院でしたが、退院時にこそっと「ミルクで育てたっていいのよ」と言われましたが、もはや母の私が意地になっていました。

母の意地と、出ないおっぱいを吸い続けてくれる娘。

今考えれば、二人三脚だったような気がします。
生まれてから2ヶ月、出なくても3時間おき授乳は絶対に続けつつ、ミルクも与えて母乳ミルク混合で育児していたのですが、だんだん哺乳瓶の拒否が始まりました。

「母乳が出ていないのにミルクも飲めなかったら、赤ちゃんの栄養はどうしたらいいのだろう?」と焦って、ネットの体験記事を探しては、哺乳瓶の吸い口が違うタイプを購入して飲ませたり、ミルクのメーカーを変えて味を変えたりと試行錯誤しました。

しかし、そんなとき、徐々に、本当に徐々にですが、おっぱいにじわっとした感覚が出てきたのです。
そして気付くとゴクゴクと飲む音や、ポタポタと滴ることが!
全く出なかった私の母乳が、3ヶ月後、ついに出るようになりました。

おっぱいが岩のようにカチコチになるという感覚を初めて知りました。
熱いし少し痛かったけど、嬉しかったです。
娘が吸い続けてくれたことで、私の体も母にしてもらったように感じました。

なにより、幸せそうな顔でおっぱいを飲む娘の顔が、本当に嬉しくてうれしくて…!
私にとって、娘と2人だけの大切で幸せな時間になりました。
卒乳は1歳2ヶ月でしたが、娘より私の方が辛くて泣きました。

まとめ

産後、全く出なかった母乳。
あれから母乳が出るようになるまで、娘と二人三脚で歩んできた日々は、今となっては私の宝物の時間です。
私は妊娠してどんどんお腹が大きくなっても、どこか他人事というか「本当にこのお腹に命がいるのか?」と信じられない自分がいました。

出産、そして授乳。これらを通して、本当にお母さんにしてもらったのだと今は思っています。

これから出産するママ、そして、今母乳が出なくて悩んでいるママへ。

ごめんなさい。「大丈夫!」なんて簡単に言えないです。
私は、看護師さんや親族、信頼できる友人に「ミルクでもいい」って、たくさん言われたけど、どうしてもそうは思えなくてつらかったから。
ホルモンバランスのせいだったのかもしれない。

もしも、私のように「どうしても母乳で育ててみたい」と思うなら、自分が納得いくまで、お子さんと頑張ってみてもいいんじゃないかなと思います。
完全ミルクに切り替えるタイミングはたくさんあったし、もちろん、出ない母乳だけにこだわって娘にミルクもあげないなんてことはしなかったけど、やるだけやって(娘も頑張ろうとしてくれて)、ダメだったなら諦めもついたかなと思います。

「ミルクを上手に使いながら母乳も諦めない」っていう選択肢もいいと思う。
今しかない、お子さんとの時間を、お子さんもママさんも楽しく過ごせますように。
心から応援しています。

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歯科医師
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ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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