イヤイヤ期の子供への対応まとめ!放置や無視は適切?正しい接し方と効果的なアプローチ
イヤイヤ期は2歳児前後にあらわれると言われています。会話は全て「イヤ!」で返ってくる時期です。
よくスーパーなどで床に寝ころび大泣きをしていたり、立ち上がらなかったりするあの行動もその1つです。
また、今まで食べられていたものを急に嫌がるようになり、親もストレスが増えます。
この時期のことを「魔の2歳児」とも言われています。
我が家の3歳児の息子も1歳半頃からイヤイヤ期が始まり、4歳になる手前ですが気づいたらできることが増えていて、イヤイヤ期は脱したかなという感覚です。
2017年、インターネットで行われた博報堂の調査では、2人に1人が1歳半からイヤイヤ期がスタートしていて、5歳児でもまだイヤイヤ期だと感じる方がいるようです。
特にお仕事をしている方よりも、日中子供と過ごしているママさんやパパさんにストレスが高いことも分かりました。
イヤイヤ期には、どのような対応が良いのでしょうか?
ご紹介していきます。
参考資料 : https://www.hakuhodo.co.jp/
目次
イヤイヤ期の原因と行動
イヤイヤ期の原因は4つほどあります。
自我の芽生え
実はイヤイヤ期は子供の成長の証です。何でも自分でしたい子供にとっては、ママやパパの手助けが嫌になってくるためです。
かまってほしいという気持ちの表れ
少しずつできることが増え始めますが、ママやパパとの時間も確保したいためにぐずっている場合があります。
いらいらしている
感情が豊かに育っています。ただ自分でやってはみたけれどうまくできなかった時に騒ぎます。
眠い時や疲れた時
子供は自分の眠さや疲れが分かりにくく、言葉に上手く表現できません。
イヤイヤ期は下記のような行動が見られます。
- どこでも泣き叫び、暴れる
- 周りの言ったことに必ず「イヤ」や「ヤダ」と返事をする
- 物を投げつける
- 食事中に遊び始め、食べものも投げる
- 着替えや歯磨きを嫌がり、逃げ回る
- 眠い時や疲れた時にぐずる
ほかにも、「冬の時期で寒いのに公園で上着を着てくれない」「靴を履かない」「晴れているのに長靴が良い」とぐずるなどもあります。
イヤイヤ期は成長の証だと分かりましたが、実際はそれに付き合う大人は心身共に疲労が溜まります。怒ってしまったり、何をすれば良いか分からなくなってしまったりすることがあるでしょう。
イヤイヤ期の子供とは、どのように接していくのがいいのでしょうか。
イヤイヤ期の子供との接し方
ではイヤイヤを発症した時に、どのように接すると良いでしょうか?
共感する
子供の話を聞いてあげましょう。子供は上手く言葉にできなくても、子供の立場に立って理解する態度を見せると安心できます。
自分でできるようにサポートする
親が手伝った方が早くできるので我が家もやりがちですが、できたら時間をかけて子供ができるまで待ってあげることが良いそうです。
難しい場合は、途中までお願いしてあとは親がやるなど、工夫をして達成できた喜びを感じられるようにしましょう。
気持ちの切り替えをする
動画などを見ていて急に切ってしまうこともあると思います。
ただ、イヤイヤ期は余計にヒートアップしてしまうかもしれません。
子供が聞いていないかもしれませんが「それが終わったら、ごはんにしよう」と言ってあげると、子供は納得しやすくなります。
お片付けが楽しくなるような歌や片づける工夫もあると、さらに良いでしょう。
きちんと終わらせることができたら褒めてあげてください。子供のやる気につながります。
ルールを作る
「あと1つだよ」や、時計を見ながら「針が〇に来たらおしまいね」などと分かりやすくルールを教えましょう。
ちょうどこの時期の子供は、自分の感情や相手の感情を学んでいます。
「お掃除をしたいからおもちゃを片づけてくれる?片づけてくれるとママはとても嬉しいな。」と、分かりやすく伝えることによって、少しずつ「ママはこう思っているんだ」と分かるようになります。
コミュニケーション能力も育まれます。
イヤイヤ期を乗り越えるための正しい対応策と実践的なアドバイス
余計にイヤイヤを加速させてしまう行動もあります。
- 「ダメ」と言ってしまう
- 交換条件を出す
- 感情的に叱ってしまう
上記の3つの対応は私も経験済みですが、確かに余計に終わらなくなります。
子供の自己肯定感が下がってしまうそうです。
そこでママやパパがイライラしなくなる対策をご紹介していきましょう。
スケジュールに余裕をつくる
保育園や仕事、約束など時間の制約もあるので難しい場合もありますが、時間が無いと余計にイライラしてしまいます。
そのため、子供のイヤイヤ期はなるべく余裕を持ってのんびり構えることができると、イライラが少し軽減されます。
ゆっくりお話をしましょう
子供に対していつも以上にゆっくり話してみましょう。子供や親も興奮しにくくなります。
無理に干渉しない
「納豆ご飯を1人で食べたい」と言ったり、公園から「帰らない」と泣き叫んだり、スーパーの床でだだをこねて寝転んだり。これらは皆さんが通る道です。
無理に干渉するよりも、叱りたい気持ちをぐっと抑えて様子を見てみましょう。
距離を保つ
ずっと一緒にいて感覚的には24時間イヤイヤ言われていたら、親もつらいですよね。
そういう場合は子供との距離を放すことも大切です。
保育園や子育て支援、パートを始めるなど環境を変えて他の人に協力してもらいましょう。
イヤイヤ期は子供が好きなことや嫌いなことを学ぶ大切な時期だと分かりました。
また、イヤイヤ期を脱すると急に育児が楽に感じるタイミングでもあります。
子供のイヤイヤ期に付き合うママさんやパパさんは忍耐勝負ですね。
ただ、直接対決をしてしまうととても体力を消耗します。真剣に向き合おうとすればするほど、答えが分からなくなります。
本当にしてはいけないことも「これはこうしてはいけないね」と教えてあげましょう。
イヤイヤ期におすすめの遊び
砂遊び
夏や冬であまり外遊びに行きたくない時に自宅で砂遊びをしました。レジャーシートの上で遊んで、最後に掃除機をかけて遊びました。
ボール遊びやプライべート空間
好きなキャラクターのものがおすすめです。ボールは投げても良い、ハウスの中が1人空間のようになり満足していました。
ほかにも、新聞紙をくしゃくしゃにちぎって頭の上からぱらぱらと落とす遊びもストレス発散になりました。
お菓子作りも良かったです。よく作ったものはクッキーやパンなどで「後は成形して焼くだけ」というタイミングで子供に手伝ってもらいます。好きな形で作って、出来上がったら一緒に食べると満足度も高くなりますよね。
まとめ
この記事を書いていて、子供のイヤイヤ期を思い出して泣きそうになってしまいました。
感想は「本当につらかった」です。
親が子供に手を出したら良くないことは分かっていても、子供からはよく叩かれ、投げたおもちゃに当たってはあざの絶えない日々でした。
子供の行う態度や行動は1人では対応できず、外だろうが中だろうが、親だって泣きたい気持ちで一杯でした。
今、イヤイヤ期を抜けたであろう立場から言えることは、子供のイヤイヤはいつかはおさまるけれど、親がそこで体や心を壊してしまったらもうどうにもならないと心配になります。
ぜひ1人で立ち向かわずに、保育園や一時預かり、市区町村で行われている育児相談などで人と話す機会を設けてあまり向き合いすぎず、周りと相談しながら協力してもらってください。
同じ経験をしている方に共感してもらえることで、安心しますよ。
この記事を書いた
サポーターママ
何回かの引っ越しを経て、気づけば4人家族。
下の息子の保活をきっかけに、ライター業を始めました。
私自身はダンスや旅行、動物などに興味があり、新しい経験をすることが大好きです。
現在は「家事も育児も携わりたい!」という想いで、一筋縄ではいかないことも多々ありますが、そのような私の経験が他の方の力になるように気持ちを込めてお伝えできればと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修