イヤイヤ期の子どもに対しての対応まとめ!ひどいときには放置や無視をしていい?正しい接し方を紹介|学習プリント.com

イヤイヤ期の子どもに対しての対応まとめ!ひどいときには放置や無視をしていい?正しい接し方を紹介

イヤイヤ期の子どもに対しての対応まとめ!ひどいときには放置や無視をしていい?正しい接し方を紹介
更新日:  | 公開日:
Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

「魔の2歳児」とも呼ばれているイヤイヤ期。
多くの親御さんが子育てで直面する大きな悩みの一つだといわれています。
一般的にイヤイヤ期とは、お子さんが何でもかんでも「イヤイヤ」してしまうこととして多くの人に知られていますが、実際にパパママがわが子から体感する迫力は「イヤイヤ」くらいの可愛げのあるものではなく、それ以上のはずです。

家事を行っているとき、寝る前、出掛ける前、お出かけ先など、場所や時間はおかまい無し。
泣き叫んで暴れてもう手に負えずどうしようもなくなると「これがいったいいつまで続くのだろう」「精神的に耐えられるだろうか」などと考えて疲れてしまうこともあるかもしれません。

お子さんのイヤイヤ期に悩んでいる方は多いかもしれませんが、イヤイヤ期は子どもの成長のひとつの過程に過ぎず、いつかは終わるもの。
そして、パパママの接し方次第で、お子さんのイヤイヤ期における成長のサポートはいくらでも可能です。

今回はそんなイヤイヤ期真っ最中のお子さんに対する接し方や対処法などをまとめて紹介していきます。
ご参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

イヤイヤ期はどういう時期?

イヤイヤ期はどういう時期?

イヤイヤ期とは、子どもが欲求を満たしたいけれどそれが上手く出来ず、感情の折り合いも上手くつかずにパニックを起こしてしまう時期のことを指します。
個人差はありますが、一般的には2歳頃に突入し、4歳頃には治まってくるケースが多いようです。早ければ1歳前後から始まるお子さんもいます。

なぜこの時期がイヤイヤ期と呼ばれているのでしょうか。

2歳頃になるとお子さんの中に「自分はこうしたい」などといった自我や欲求が芽生え始めてきます。しかし、その欲求を上手に伝えるための能力や、上手くいかなかったときに我慢をしたり気持ちを切り替えたりする力が4歳頃までは未発達で、どうしたら良いのか分からず頭の中がパニックになってしまうためにイヤイヤしてしまうようです。
大人でも日常で何か上手くいかなかった際、時にはイライラしてしまうこともあるでしょうが、短時間で気持ちを切り替えたりと、まだ制御がきく場合があります。

しかし小さなお子さんの場合、感情を制御することがまだ難しいため、イライラしたらそれがそのままおもてに出て止められなくなってしまうのです。
お子さんにとっても、パパママにとっても本当に大変な時期ではあるのですが、それは裏を返せばお子さんが自分で何かをやろうとする自立への第一歩であり、大事な成長過程の一つだとされています。

イヤイヤ期の子供に対して放置や無視をしていい?

イヤイヤ期の子供に対して放置や無視をしていい?

お子さんがイヤイヤして癇癪を起こしている場合、ほとんどはパパママがそのお子さんに対してなんらかのアプローチをかけていくのが一般的です。
お子さんに話しかけたり表情を見たりしながら、イヤイヤの原因や、どうしたら子どもが気持ちの折り合いをつけて落ち着いてくれるかなどを一緒に探っていきます。

では、泣いて癇癪を起こしているお子さんに対して放置や無視をするのはダメなことなのでしょうか。

これについては様々な考えがあるかと思いますが、結論から言えば「多少はアリ」だと思います。
毎日のイヤイヤ期のお子さんとの奮闘は体力的にも精神的にも激しく消耗します。
あまりに激しすぎてどうしようもないとき、たまにはちょっとぐらい放っておいてもいいか、くらいに思っていないと精神的にまいってしまうこともあるかと思います。
何でもかんでも完璧な対応を自分に求めようとせず、時には少し距離を置いて見守ってみるのも大切です。

また、泣いて大騒ぎしているお子さんの頭の中は色々な感情がグルグル回っている、いわばパニック状態。
悪いと分かっていながら、泣くのを止められずに大騒ぎをしているような子もなかにはいます。
そんな状態でいくらパパママからあれこれ言われてもほとんど耳に入っていないことがほとんど。
少しの間頭を整理する時間もときには必要なのです。
時には見守り、様子が落ち着いてきたら、その時改めて声かけをしてみると良いかと思います。

スポンサーリンク

イヤイヤ期の子供に対して正しい接し方を紹介

イヤイヤ期の子供に対して正しい接し方を紹介

ここではイヤイヤ期のお子さんに対する接し方をまとめて紹介していきます。
お子さんの性格や気質、その日の機嫌の良し悪し、パパママの性格や価値観などご家庭によって様々なため、これが絶対に正解というものはありません。
いろいろ試してみてそのご家庭に合ったやり方を探っていくのがベストです。
その際の参考になれば幸いです。

声かけは落ち着いた表情とトーンで

イヤイヤをしているときにお子さんと話をする際は、なるべく穏やかな表情を心がけ、落ち着いたトーンでゆっくり話してあげましょう。

これはお子さんのためだけでなく、パパママ自身の気持ちが落ち着く効果があるためです。
外出先で子どものイヤイヤが始まると、そのイヤイヤで周りの人たちに迷惑をかけているのではないかと心配になることもあるでしょう。
何を言っても何を聞いても繰り返しイヤイヤばかりでパパママもついイライラしてしまい、つい強い口調になってしまうこともあるかと思います。
そしてその強めの口調をさらに上回るようにお子さんもますますヒートアップしていく。
こんなやりとりが毎回では、さすがに親子ともに精神的にヘトヘトになってしまいますよね。

そんな状態を出来るだけやわらげるために、まずはパパママから冷静に接してあげてみてください。
優しい表情、優しい口調のほかにも、感情をおもてに出さない方法として、あえて顔は無表情、声は抑揚をつけずに一定調子で話しかける工夫をしてみるのも効果があるかもしれません。

答えを急がず、時には少し待つ

お子さんへの声かけの際、ときには答えを急がずにお子さんの返答を待ってあげることも大事です。

イヤイヤしているときのお子さんの頭の中は色々な感情がグルグル回っているパニック状態。
これをお子さん自身の力で整理する時間を持つことができるよう大人が配慮することが、イヤイヤの軽減とその後の成長にも役立つからです。

パパママとしては、なぜイヤイヤしているのかという原因を早くつきとめたくて「何がしたいの」「どうして欲しいの」「何が嫌なの」などと次々に質問をぶつけてしまうのかもしれません。

皆さんのなかにも、大人になってからでも、誰かから質問されてその答えを考えている最中に他の質問をされたり、答えを先回りして言われてしまったりすると「そんないっぺんに聞かれても答えられないよ」「今考えてるんだからちょっと待ってよ」なんて思った経験がある方もいらっしゃるかと思います。
大人ですら頭がごちゃごちゃしてしまうのですから、小さなお子さんはそれ以上にごちゃごちゃしてしまうのはあたりまえです。

なので、何か一つ質問をして、お子さんなりに頑張って答えを考えている様子があれば、じっくり待ってあげましょう。

子どもの気持ちを代弁してあげる

お子さんが小さなうちは、自分の感情を上手く言葉であらわすことがまだ苦手です。
そんなときにはパパママが「おもちゃを貸してほしかったんだね」「朝ご飯を食べるのが嫌だったんだね」「ママと一緒にお風呂に入りたかったんだね」などとお子さんの気持ちを代弁してあげるのも効果的です。

パパママが自分の気持ちに共感してくれた、理解してもらえたんだという安心感で、心の整理をしやすくなり、次第に落ち着いていきます。

ただし、前述したように、あまり先回りして言い過ぎてしまうとお子さんが自分で考える機会をなくしてしまうことにもつながってしまうので、タイミングを焦らず、ある程度落ち着いてからの声かけでも良いかと思います。

パパママが手伝ってあげる、見本を見せてあげる

イヤイヤ期のお子さんの特徴のひとつとして、何でも自分でやりたがり、それが上手くいかなくて癇癪を起こしてしまうといったケースも多く見られます。

そんな時は、最初のうちはパパママが手伝って対処するのも一つの手段です。
もちろん、お子さんが自分で出来たという達成感を味わうことが重要なので、あまり過度に手伝いすぎないよう注意する必要があります。

また、パパママの手伝い自体を嫌がるケースもあるので、その場合はパパママが「じゃあ一緒にやろうか」などと声かけをして、目の前で見本を見せてあげながら親子で同じことを一緒にやると良いかと思います。

予告をしておく

イヤイヤを事前に回避する手段として、予告する習慣をつけるのが効果的です。
お子さんがまだ小さなうちは、場面が変わることによる感情の切り替えが大人ほど早く出来ないからです。

例えば午前中、外出した先の公園で遊んでいて、お昼になったからといっていきなり「そろそろ帰るよ」と言っても、すぐには頭の切り替えが出来ないため「まだ遊びたい」「帰りたくない」「イヤイヤ」となってしまいます。

そうならないように事前の声かけとして「あと3回やったらおうちに帰ろうね」「もうすぐお昼のチャイムが鳴るから、鳴ったらその後おうちに帰ろうね」、または「もうすぐお昼だからおうちに帰るけど、あと何回やったら終わりにする?」などと言うと、お子さんも終わりを自分で決められるようになるので「イヤイヤ」が少なくなります。
こうすることで、自分で見通しを立てて行動する力が少しずつ身についてきて、急な場面の変化にも対応出来るようになっていきます。

我慢が出来たら褒めてあげよう

イヤイヤ期に限らずですが、日常の中でどうしても子どもに何かを我慢させなくてはいけない場面もあるかと思います。
その際にイヤイヤしてしまうこともあるかと思いますが、それを乗り越えてきちんと我慢できたときには、しっかりと褒めてあげましょう。
我慢してくれてありがとう、と感謝の言葉をかけてあげるのも良いかと思います。
きちんと我慢できた、という達成感を感じてもらうことが大事です。

まとめ

今回はイヤイヤ期におけるお子さんへの色々な接し方について紹介していきました。

実際にどういったイヤイヤをするのかはお子さんによって個人差があります。
接し方についてもご家庭によって合うやり方、合わないやり方があり、同じやり方でも今日は上手くいったけれど、別の日は上手くいかなかったなどがあるかと思います。

ですが、お子さんにとって一つひとつイヤイヤを乗り越えることはとても貴重な経験で、そのたびに一歩一歩成長していくため、上手くいかなかったからといって思い悩まなくても大丈夫です。

イヤイヤ期はお子さんにとって大事な成長のひとつであり、短期間で終わるものでもないので、パパママが気長にのんびりと構えてあげることが大事かと思います。
お子さんの成長のため、みんなで協力してイヤイヤ期を乗り越えていきましょう。

この記事を書いた
サポーターパパ

つーちゃんパパのプロフィール写真 つーちゃんパパ 1女のパパ

お出かけ大好き、あそぶこと大好き一児のパパです。
児童館、学童クラブに15年勤め、現在は新たなフィールドである、会社員兼子育てwebライターとして活動しています。
子どもってかわいい!楽しい!おもしろい!子育てはとても素敵な発見と刺激を毎日与えてくれます。大変なこともたくさんありますけどね(ぐったり…)。
今までたくさんの子どもと関わってきた子育て支援員としての視点、そしてパパならではの視点で、子育て真っ最中のパパママ、これからパパママになる皆さんのお役に立てるような、いろんな情報を発信していきます。

この記事が気に入ったらシェア

Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア
スポンサーリンク
ページトップへレッドレンジャー