小学5年生におすすめの本は?読んでおきたい日本・海外の名作や児童文学をご紹介|学習プリント.com

小学5年生におすすめの本は?読んでおきたい日本・海外の名作や児童文学をご紹介

小学5年生におすすめの本は?読んでおきたい日本・海外の名作や児童文学をご紹介
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小学5年生は、身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期でもあります。

一方で、発達のスピードに個人差があるので、友だちと自分を比べて必要以上に気にしてしまったり、劣等感を持ってしまったりすることもあります。
子どもから大人へ成長していく「前思春期」に入るため、身体も変化し、心が不安定なることも多くなります。そんな、身体も心も成長していく5年生の時に、とても大事なのが「読書」です。
映像はどうしても受け身になり、流されている情報をそのスピードで受け取らなければなりません。
しかし、「読書」は自分のペースで自分の心の状況に合わせて読むことができます。
心もたくさん揺れ動き、大きく成長しているこの時に、自分のペースで心に「栄養」を吸収できるのが「読書」です。

そこで、本記事は、小学5年生の時にぜひ読んでもらいたいおすすめの本をご紹介します。
特に、名作として読み継がれている本には、たくさんの魅力が詰まっています。
ぜひ、参考にしてみてください。

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日本の名作児童文学を読もう!小学5年生におすすめの3冊

日本の名作児童文学を読もう!小学5年生におすすめの3冊

まずは、日本の名作から3冊をご紹介します。

チームふたり (学研の新・創作)

東小の6年生の大地は卓球部のキャプテン。
大地は小学校最後の試合で市のベスト8に残りたいと思っていたのに、先生が決めたダブルスの組み合わせ相手は、5年生の純でした。最強のダブルスを組みたかったとがっかりする大地。そんななか、卓球部でも家庭でも「事件」が発生します。

小学生らしく、まっすぐに卓球に打ち込む姿や、友情や家族の絆が描かれています。

スポーツをしている子は、自分とも重ね合わせて読めるお話です。

ぼくがバイオリンを弾く理由 (ノベルズ・エクスプレス) 

広島の両親のもとを離れて、神戸にバイオリン留学をしている11歳の少年カイトが主人公。
初めてのバイオリンのコンクールで落選しまいます。そのことに、絶望したカイトは、バイオリンを辞める決意をします。しかし、広島へ帰る電車で会ったある人からもらった一枚の楽譜との出会いから、カイトの心が変化していきます。
ケイトが挫折から立ち上がり、「バイオリンを弾く」新しい理由を見つけていくひと夏の物語です。

これから、誰もが味わう挫折やそこから立ち上がった時に見えてくるものを教えてもらえるお話です。

ぼくとあいつのラストラン (新・童話の海)

主人公の武(たけし)が、実のおじいちゃんのように「ジイチャン」と慕っていた、となりの家のおじさんが亡くなった日からお葬式が終わるまでの数日間が描かれたお話です。

ジイチャンにもっと会いに行けばよかったと後悔する武。
お葬式の日、落ち込む武の前に現れたのは、ボサボサ頭に、白いシャツ、カーキ色のズボンの走るのがすごくはやい少年です。

人間は生きものだから、かならず死を迎える時がくること、そのあたりまえのことにまっすぐ向きあえるお話です。
「生きること」「死ぬこと」を考えることで、生きている「今」を大切にしていこうと思えます。

海外の素晴らしい物語!小学を5年生にぴったりの名作児童文学

海外の素晴らしい物語!小学を5年生にぴったりの名作児童文学

続いて、海外の名作から3冊ご紹介します。

ヘリオット先生と動物たちの8つの物語

ヘリオット先生は、イギリスで「獣医」として働いていました。動物への愛情あふれる作品を数多く執筆しています。その中でも、この本は、児童向けに書かれたものです。動物好きな子どもたちは、楽しく読みすすめることができるでしょう。学校でいやなことがあったり、友だち関係に疲れたりしたとき、動物たちのかわいらしい姿や、ヘリオット先生の温かな振る舞いに癒されるかもしれません。8つの物語があるので、ゆっくり時間がとれない時も読みやすいです。

シャーロットのおくりもの

世界で23か国・4500万人に読まれた、ロングセラーの名作です。
静かな農場の納屋に住んでいるのは、子ブタのウィルパーとクモのシャーロットです。
物語は、農場の娘ファーンが、小さく生まれてきた子ブタがあやうく殺されかけたところを、必死で止め、育てるところから始まります。
ファーンが大切に育ててきた子ブタのウィルパーですが、今度はクリスマスにハムにされることに。
それを、救おうとしたのは、なんと小さなクモのシャーロットでした。

やわらかい文章で、読みだしたらどんどん物語に引き込まれます。
本当の友情や、生と死など深いテーマがあたたかく描かれています。

トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー (児童図書館・文学の部屋)

主人公の女の子ロージーは、ある日親友のベイリーとケンカをしてしまいます。
ベイリーは目が見えない女の子で、ロージーは彼女を助けてあげたいだけなのにと、ふてくされるところからお話がはじまります。そんなロージーを、トレッリおばあちゃんは、おいしいスープやパスタを作りながら、やさしくなだめます。そして、人と人が心を開き合う方法を教えてくれるのです。

5年生は、ちょっとしたことで友だちとケンカすることもよくありますよね。
そんなとき、トレッリおばあちゃんが寄りそって、話しかけてくれるような気持ちになれる本です。

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小学5年生が読んでおきたい名作本!日本と海外のおすすめ作品紹介

小学5年生が読んでおきたい名作本!日本と海外のおすすめ作品紹介

小学5年生の今だからこそ、知っておいてほしいテーマを取り上げた作品をご紹介します。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 

優等生の「ぼく」が通いはじめたのは、「元・底辺中学校」。
思春期の時期に、学校の中で、人種差別や、貧しい人とお金持ちの人の差、いじめなど、いろいろな問題にぶつかります。
中学校が、まるで世界の縮図のような世界です。
そこに「ぼく」が向き合っていくお話です。

子どもだけでなく、ぜひ親子で読みたい一冊です。
子どもの目線から教えてもらうこともたくさんあります。

だれにも言えない約束 (文研じゅべにーる) 

舞台は70年以上も前の第二次世界大戦中のイギリスのお話です。
当時ヒトラー率いるドイツ軍がイギリスに爆弾を降らせ、イギリスの人々は恐怖におびえていました。そこに住んでいたのが、12歳の少女エレンです。
ある夜、たまたま入った小屋でエレンが出会ったのは敵であるドイツ兵。その時にドイツ軍の爆撃がはじまり、敵のドイツ兵とがれきの中に閉じ込められてしまいます。
いったいどうなるのでしょうか。

ニュースで見る戦争が身近になり、平和の大切さを学べる本です。

5年3組びっくりだ (短編小学校 3)

「短編小学校」シリーズは、ある小学校に通う子供たちを主人公にした短編集です。
本書は、工業地帯のどまんなかにある水明市の小学校の5年3組が舞台。
15人の5年生の「びっくりする話」です。

同じ5年生の様子がリアルに描かれていて、まるで友だちの様子を見ているような感覚になります。
1つのお話が5分程で読めますし、目次をみて気になる子のお話から読んでもいいですね。
ほんとに「びっくり」する話が楽しく読めますよ。

まとめ

ここまで、小学5年生におすすめする、読んでおきたい日本・海外の名作や児童文学をご紹介してきました。大人の私たちも読みたい、魅力的な本がたくさんありますね。

普段の生活では、テレビやYouTube、SNSなどで「映像」を見る機会が多いですよね。
手軽に楽しく、情報も知ることができますが、「映像」はそのスピードで情報を受け取るため、受け身になります。
それに比べて「読書」は、自分のペースで、時には考えながら、分からなくなったら前のページに戻り読み返すことも出来ます。本を読む時の自分の「心」の状況によって、読み方を変えることができます。

小学5年生は、子どもから大人へ、身体も心も成長していく変化の大きいときです。そんな大切な時に、興味のある本や、ずっと読みつがれている名作を読んでもらいたいなと思います。

まずは、気になった本を手に取ってみてください。そして、少し読み始めて夢中になる本を見つけてください。
素敵な「名作」を読むと、読んだあとに心に必ず残るものがあります。
心に「栄養」をもらえる本をぜひ見つけて、読んでみてくださいね。

この記事を書いた
サポーターママ

たからちゃんママのプロフィール写真 たからちゃんママ 2女のママ

4歳差の仲良し姉妹・2女のママです。「子どもに良さそうな事はとにかくやってみよう!」がモットー。
ベビーマッサージ・ベビースイミングに始まり、リトミック、ピアノ、そろばん、通信教育、ダンス、トランポリンなどいろいろな経験をしてきました。
ふりかえると反省もありますが、「失敗は成功のもと」とポジティブに切り替えるようにしています。
子育ては大変なことも多いですが、その分、子どもから大きな幸せをもらいます。
子育てに奮闘されている方へ、少しでも参考になる記事を書けたら嬉しいです。

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