2歳差育児の特徴は?良いところ、大変なところ、2歳差育児を乗り切るコツ
我が家は、マイペースな娘とお姉ちゃんが大好きな息子の2人姉弟です。
娘が1歳代で妊娠が分かり、2歳半で息子を出産して2歳差になります。
上の子が1歳を過ぎて歩けるようになり、言葉が出てとても可愛く感じる時期からの妊娠と出産はとても大変でした。
妊娠中は妹が生まれるものだと思っていた娘は、生まれた弟に対して「返してきて」とよく言っていました。
今もまだまだ大変な時期ですが、2歳差育児の特徴についてお伝えしていければと思います。
目次
2歳差育児の特徴は?
2歳差育児の生活リズムは大体一緒です。
幼稚園や保育園、小学校など同じ時期に通えるところは良いとは思います。
2人が保育園や幼稚園に行っている間に、パート勤務で仕事をする方もいます。
また、1歳差から3歳差の子どもを持つ方も多く「理想」だという声もあります。
一般的には上の子が小学校入学以降に楽になる方が多いようです。
「子どもが2人とも小学校に入るタイミングで正社員になる」という方もいます。
ただ、負担が多い年齢差で下の子が0歳から3歳になるまでは大変そうです。
2歳差育児の良いところ、大変なところは?
では、2歳差育児での良いところと大変なところは何でしょうか?
良いところ
育児やお世話の期間が一度に終わる
まとめて終わらせることができます。
育児経験を忘れないうちに、2人目に生かせるでしょう。
仕事に復帰したい場合も、上の子どもが小学生になれば下の子は年長さんになるので、この時に仕事を始める方もいます。
下の子は上の子を見て育つ
上の子を育てている時には細かく見てあげることができましたが、2人目になると上の子のお世話で下の子は連れ回してしまいます。
下の子はあっという間に離乳食が進み、知らないうちにつかまり立ちをして、上の子の真似をして育っていきます。
遊べる年齢になると、けんかも多くなりますが、多くの方が「一緒に遊ぶ時間ができて、まとまった時間ができた」と感じているようです。
お下がりが使える
上の子が着なくなったものを下の子が着られることが良いでしょう。
また性別が同じでない場合も、私服などは色を選べば使えます。
制服なども上の子の友人からお下がりをいただくこともあり、年齢が近いメリットがあります。
入学や卒業の時期がかぶらない
入学と卒業の時期がぶつかると費用がかかります。
2年タイミングがずれていることで、準備期間があります。
年齢が離れているきょうだいよりも年齢差が近い方が良い?!
内閣府の政府広報オンラインでは、保育料について下記の記載がされています。
多子世帯やひとり親世帯には、保育料の負担軽減があります。 (1)きょうだいで利用する場合、最年長のこどもから順に2人目は半額、3人目以降は無料となります。 ※1号認定(幼稚園、認定こども園)と2号・3号認定(保育所、認定こども園、地域型保育)で多子計算のカウントの方法が違います。 ※ きょうだいで通園する施設が異なる(設定区分が異なる)場合も、カウントの方法は同じです。 【例】第1子が小3、第2子が5歳(1号認定)で幼稚園を利用、第3子が3歳(2号認定)で保育所を利用している場合 ⇒ 第2子:小3以下の範囲で数えて第2子カウントになるので半額 ⇒ 第3子:小学校就学前以下の範囲で数えて第2子カウントになるので半額 (2)年収約360万円未満相当の世帯の場合、軽減措置が拡充されます。 ※ 生活保護世帯や、ひとり親世帯などで市町村民税非課税世帯の場合は、第1子から無料です。 (注)市町村民税非課税世帯の場合は、第2子から無料です。 |
年の差があるきょうだいだと、上の子どもがいても下の子が1人目の扱いと一緒ということがあります。
詳しい保育料については、お住まいの市区町村にご確認ください。
大変なところ
妊婦中のだっこやおんぶ
下の子の妊娠中は、上の子のお世話が大変でした。
特にイヤイヤ期が重なって手がつけられない時期で、イヤイヤが激しい場合、一時保育や他の家族でもサポートが難しくなります。
また、妊娠中に問題なく過ごせるという訳ではないため、切迫早産や思わぬ入院などがあればとても困ります。
ずっと寝不足
上の子の生活リズムが整って夜も起きずに寝れるようになったと思ったら、妊娠して自身が眠りにくくなり、出産をすれば細切れ睡眠になります。
下の子の出産をして3年経ちますが、細切れ睡眠の習慣が身についてしまい、いまだに睡眠リズムが崩れています。
仕事をしたくても休みがち
保育園や幼稚園に通い始めは、子どもは熱や下痢、嘔吐など何かしら病気をして休みがちになります。
働くママさんも多いと思いますが、急なお休みにも寛大な職場だとありがたいです。
おもちゃは同じものを2つ
下の子が小さいうちはよく分からないようで良かったのですが、だんだん分かるようになると性別や好きなものが違うきょうだいでも、上の子が持っているものは下の子が欲しくなったり、その逆のこともあったりします。
どちらかのお誕生日には、必ず2つ同じものを用意しています。
その分、出費がかさみ大変です。
上の子の入園や通園が大変
上の子が3歳になり、満3歳児クラスに入園しました。
下の子は6か月で、授乳や離乳食が始まりました。
ただコロナもあってバス登園が延期になってしまいました。
炎天下のなか、ベビーカーに乗せて徒歩で何十分も歩いて送り迎えをし、途中のファミリーレストランで授乳とおむつ替えをして帰りました。
車も乗れず、電動自転車も下の子が小さくて怖くて乗れない時期でつらかったです。
赤ちゃん返り
今まで1人締めをしていたママやパパを下の子に取られた気持ちになり、今までできていたことができなくなります。
「ママがやって」「食べさせて」などの赤ちゃん返りが始まり、本当は子どもがすんなりできていたことができなくなって、ママに余裕がないタイミングだと余計にイライラしてしまいます。
2歳差育児を乗り切るコツ
成長段階に合わせて柔軟に
出産後すぐはそれぞれのお世話が必要です。
下の子が小さいうちはバウンサーに乗せたり、サークルを作って出られないようにしたりしてから、上の子をお世話していました。
上の子のお世話が終わってから上の子にテレビなどを見せている間に、下の子のお世話していました。
「上の子が終わったら下の子のお世話をする」というルーティンでした。
使えるものは使って、完璧にしないことが大切です。
下の子が半年から1歳くらいになると、だんだん下の子が動き始めるので、今まで通用していた技が使えなくなります。
その時に活躍したものが「バスチェア」です。
リッチェルのバスチェアは、お風呂で使わない時にはリビングでも使えました。
下の子が少し動かないでほしい時に便利です。
- リッチェル、バスチェア
バスチェアも脱出できる頃には1人で立っていられるようになるので、一度に食事やお風呂、寝かしつけをしていました。
お風呂では1人をバスタブに入れて遊ばせている間に、もう1人の体を洗ったりしていました。
とても疲れますが、もし親も一緒に入れるようになれば、2人をバスタブに入れて遊ばせている間に、目は子どもに向けながら自分の体を洗いました。
私の場合、自分にかける時間がなかったので一度に終わらせて良かったと思いました。
また、親用の着るバスローブがあると便利です。
- バスローブ
それぞれの子どもと一緒の親との時間を作る
我が家は少しでもいいので、上の子との時間や下の子との時間を作っています。
上の子を優先した方がいいと聞いてはいましたができなかったので、できる範囲で上の子との時間を作るようにしています。
下の子は生まれながら上の子がいるのが当たり前で、上の子がいた方が安心している気がします。
まとめ
2人目の出産時、自分と生まれてきた子どものことだけを考えられる時間が贅沢に感じられるほど、出産前と出産後が壮絶でした。
特に上の子の赤ちゃん返りや入園準備などを1つずつクリアしなくてはいけないので、毎日目が回るほど忙しいと思いました。
入園前のトイトレも断念しました。
私は常にイライラし、子どももグズグズしていて、余裕がなくて涙が流れました。
上の子の表情を見るたびに「自分はだめな親」だと感じる時間も増えていました。
特に、ご飯を作ったり、洗い物や洗濯などの家事をしたりする時間も十分に取れませんでした。
また、毎日食事をさせたりトイレに行かせたり、お風呂や寝かしつけをしたりなど、1日でこなさなくてはいけない試練が盛りだくさんで、嫌になりました。
そこで、ご飯は離乳食の早い段階から下の子も普通のご飯になりました。
洗い物や洗濯など全くできない時期も、ベビーシッター兼家事をしてくださる方に頼みました。
保育園や幼稚園を利用する年齢になると、食事やトイレは朝と夜だけ世話をすればよくなるので、昼がないだけでも気持ちが楽になりました。
上の子が3歳になると、少し落ち着いてきた気がします。
4歳のころには、上の子が自分でできることが増え、段階的に大変さや楽になったことが変わりました。
現在、子どもは6歳と3歳になり、いまだによくけんかをしていますが、とても仲が良い時間もあります。
特に下の子は上の子が大好きで、同じバスに乗って同じ幼稚園に行き、同じ制服を着ていることが嬉しそうです。
上の子も子分のような遊び相手がいて楽しそうです。
まだまだ2人とも世話が大変な年齢で心身ともに疲れていますが「いつか落ち着く」と信じて、日々乗り切れればと思います。
今では2人の成長が愛おしく「2歳差で出産して良かった」と思います。
この記事を書いた
サポーターママ
何回かの引っ越しを経て、気づけば4人家族。
下の息子の保活をきっかけに、ライター業を始めました。
私自身はダンスや旅行、動物などに興味があり、新しい経験をすることが大好きです。
現在は「家事も育児も携わりたい!」という想いで、一筋縄ではいかないことも多々ありますが、そのような私の経験が他の方の力になるように気持ちを込めてお伝えできればと思います。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修