赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?その原因と対処法、注意点を解説
今までは知らない人に声を掛けられたり、抱っこされても何の問題もなかった赤ちゃんが、ある日急に泣き出したりする。
これが、「人見知り」です。
人見知りは、いつも一緒にいるママやパパと、それ以外の人との区別がつくようになった。
という“成長のしるし“である一方で、人見知りが始まると外出や、他の人と会うのも一苦労で、ママやパパも大変ですよね。
また、全く人見知りをしない赤ちゃんもいます。
そんな時は、人の区別がついていないのかしら?と心配にもなりますよね
そこで、赤ちゃんの人見知りがいつからいつまで?なのか。
そして、人見知りの原因や対処法について見ていきたいと思います。
対処法を知っておくと、人見知りをした時の対応もしやすく、ママの気持ちも楽になります。
また、赤ちゃんの人見知りが発達や疾患に関係してくる場合もあります。
そこで、人見知りの注意点についても解説していきたいとおもいます。
目次
赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?
赤ちゃんの人見知りはいつからいつまでなのか?についてですが、人見知りは早い子で生後5か月くらいから始まります。
ピークは、7~8か月ごろですが、中には1歳を過ぎてから始まる子もいます。
そして、人見知りが落ち着くのは2歳くらいと言われています。
しかし、人見知りは環境や赤ちゃんの個性によって個人差が大きいと言われています。
生後5か月よりももっと早くから始まる子もいますし、2歳を過ぎても人見知りが長く続く子もいます。
人見知りの強さにも個人差があり、ママ以外の人と目が合っただけで大泣きする子もいます。
赤ちゃんの生まれ持った性格や、家庭環境や、家族構成にも大きく左右されると言われます。
普段と少しでも違う様子があれば、それがその子の「人見知り」です。
人見知りは、ほとんどの赤ちゃんが成長過程で見られるもので、次第に落ち着いてくるものです。
親としてはできるだけ早く治まってほしいと思いますが、その子のペースで徐々に落ち着いてくるので見守るようにしてあげましょう。
赤ちゃんの人見知りの原因と対処法
急に始まる人見知り突然はじまるからこそ、不安になりますよね。そこで、赤ちゃんの人見知りの原因と対処法について見ていきたいと思います。
赤ちゃんの人見知りの原因
赤ちゃんの人見知りの原因は、赤ちゃんの脳や心の「成長」です。
産まれてすぐの頃は、本能的に泣いていた赤ちゃんが、成長に伴い様々な原因で人見知りをするようになります。
具体的には3つの原因があります。
- 原因1
ママやパパが認識できるようになったから。
脳が発達してパパやママと他の人との顔の区別がつくようになり、他の人に対し警戒心や不安な気持ちになってしまうためと言われています。
- 原因2
他の人への興味や関心が引き起こす葛藤。
最近の研究で恐怖心だけが原因ではないことが分かりました。
それは、怖いけど“近づきたい”という相手への興味や関心が、「心の葛藤を」引き起こすことが人見知りを引き起こす原因だという事が判明しました。
確かに、人見知りをする子の様子をよく見ているとママにしがみ付きながらも、横目で相手を見るような姿が見られます。
- 原因3
ママやパパの緊張や不安を感じ取っている。
赤ちゃんは、言葉がわからない分、本能的に感情や心理状態を察知する能力が優れています。
大人以上に、ママやパパの心理状態を敏感に感じ取ります。
赤ちゃんが人見知りの様子を見せている時というのは、パパやママもその相手に対して緊張や不安といった態度をとっており、その心理状態を反映していることが多いです。
人見知り対処法
では、人見知りした際の対処法について見ていきたいと思います。
人見知りは赤ちゃんの成長の証という事がわかりましたが、成長と聞くと嬉しい反面、困ることもたくさんあります。
そこで、赤ちゃんの人見知り対策について見ていきたいと思います。
相手に「今、人見知り中なんです。」と伝えること。
赤ちゃんに泣かれてしまうと、誰でも悲しい気持ちになります。
それが、祖父母など身近な人だとママやパパも気まずく、祖父母は落ち込んでしまうかもしれません。
そんなときは、今人見知り中で、誰に対しても泣いてしまい、慣れるのに時間がかかってしまうこと、を説明しておくと良いでしょう。
赤ちゃんが嫌がっているのに無理に抱っこさせたり、近づけさせると人見知りが悪化してしまうこともあります。
焦らずに、赤ちゃんのペースで周りの人と交流させてあげましょう。
ママやパパと親しい様子をみせる。
ママやパパが人見知りをしていると、赤ちゃんもそれを察して人見知りをします。
ママやパパと仲のいい姿を見せると、その人がママやパパの気の許す相手で「安心できる人」だと赤ちゃんも安心します。
赤ちゃんに注目しないこと。
人見知りの赤ちゃんは、相手に見られ続けると目をそらしてしまうことが分かっています。
かわいい赤ちゃんはついつい注目されてしまいますが、人見知りの赤ちゃんにとって、大勢の人に見つめられることに恐怖を感じます。
ママ以外はなるべく赤ちゃんに注目をしないで、そっと見守ってあげてください。
顔を見慣れさせる。
祖父母など身近な人は、普段からテレビ電話や写真などで見せておくと、会えない間にも知っている人だと認識します。
実際に会ったときに慣れやすくなる可能性があります。
色んな人に会う
人見知りが激しいと、人と会うことを避けてしまいがちです。
しかし人見知りをする赤ちゃんは人が嫌いなわけではありません。
多くの人と接することで、他人の存在に慣れやすくなっていきます。
過剰に反応せず、笑顔で見守る
人見知りをすると、ママやパパも焦って急に相手から遠ざけようとしてしまいます。
そうすると、赤ちゃんは「相手は危険な人」と記憶してしまう可能性があります。
過剰な反応はせずに、泣かれても笑顔で冷静に対応しましょう。
人見知りの注意点を解説
人見知りの有無や時期などで、子どもの発達や疾患のサインになることがあります。
人見知りの注意点を解説していきたいといます。
単に人見知りをしないからと言って、何らかの障害や病気があるとは限りません。
なぜなら、人見知りの有無や時期、程度には個人差があるからです。
「うちの子全然人見知りをしないけど、大丈夫?」と心配をされるママやパパもいるでしょう。
赤ちゃんが人見知りをしない原因は、はっきりとわかっていません。
しかし、泣くことが人見知りではないので、ママやパパの気づかない形で人見知りをしている場合もあります。
また、生まれた時から大勢の人に接する機会が多く、他人にたいする抵抗がなく、人見知りをしない場合もあります。
また、小さい頃から社交的な性格で、全く人見知りをしない子もいます。それらも、全て個性です。
しかしもし、1歳前後の赤ちゃんに「名前を呼んでも反応がない」「目を合わせようとしない」「感情の起伏がない」などの心配事がある場合は、健診時などに保健師や小児科で一度相談してみると良いでしょう。
まとめ
以上、赤ちゃんの人見知りはいつからいつまでなのか。
原因や対処法、注意点についてみてきました。
いかがだったでしょうか。
人見知りが激しくても、人見知りをしなくても心配になりますよね。
赤ちゃんの性格や、生まれ育った環境など、赤ちゃんの人見知りには個人差があります。
人見知りは、赤ちゃんが成長する中で必要なことですが一時的なものです。
決して悪いものではありません。
あまり、気にしすぎず側で見守ってあげることで赤ちゃんは安心感を抱き、自然と他の人に慣れていきます。
成長の途中として理解して、優しく見守ってあげてください。
この記事を書いた
サポーターママ
3姉妹のママです。現在は、隙間時間を見つけてライターの仕事をしています。
第1子は、初めての育児で育児書通りのガチガチ育児を経験、第2子は、2歳差育児に奮闘して頑張りすぎ育児を経験、第3子は、完全ゆるゆる育児を実践中です。
私自身も、これまで多くの世のママさんたちの言葉を道しるべに育児をしてきました。
今度は、少しでも頑張っているママさんたちの力になれれば良いな。という思いで発信していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修