ミルク卒業はいつ頃?卒業の目安やタイミングを経験ママが解説
赤ちゃんの成長とともに離乳食も進み、食べる量も増えてくると、ミルクをいつ卒業すれば良いのか悩みますよね。
離乳食が順調に進んでいても、赤ちゃんがミルクを欲しがるのでなかなかやめられず困っている方もいるかもしれません。
一般的には1歳前後でミルクを卒業する赤ちゃんが多いようですが、2歳頃までミルクを飲んでいる子もいて、赤ちゃんによってミルク卒業のタイミングも様々です。
ミルク卒業までの流れや卒業後の栄養補給についてなど紹介していくので、悩んでいる方は参考にしてみてください。
ミルク卒業はいつ頃?
生後5、6ヶ月頃から離乳食が始まり、離乳食が順調に進んで1日3回の食事が定着した1歳頃を目安にミルクを卒業する赤ちゃんが多いようです。
ただし赤ちゃんによって成長のスピードも離乳食を食べられる量も違うので、ミルクをやめるタイミングはそれぞれで2歳頃になってもミルクを飲んでいる赤ちゃんもいます。
個人差はありますが、1歳頃になると栄養の75%を離乳食からとるようになり、1歳6ヶ月頃には90%の栄養を離乳食からとれるようになります。
そして、ミルクを卒業した子は栄養の100%を離乳食からとることになります。
大切なのは赤ちゃん自身がミルクを卒業する準備が出来ているかどうかです。
1歳をすぎても赤ちゃんがまだ離乳食に慣れておらず、食べる量も少ないようならミルクをやめるのは難しいでしょう。
徐々にミルクを飲む回数や量が減ってきて赤ちゃんが離乳食に慣れたときがミルクを卒業するのにぴったりなタイミングです。
周りの子と比べるのではなく、赤ちゃんの成長に合わせてミルクを卒業しましょう。
ミルク卒業の仕方も赤ちゃんによって様々です。
ある日突然、ミルクを飲まなくなる赤ちゃんもいれば、段階をふんで徐々にミルクの量や回数が減っていき卒業していく赤ちゃんもいます。
赤ちゃんにとってミルクはお腹を満たすこと以外にも、精神的な安定剤になっていることもあります。
急にミルクをやめると赤ちゃんがびっくりして心がついていかないこともあるので、段階をふんで徐々に卒業していくのがおすすめです。
1歳を過ぎて赤ちゃんの離乳食が順調に進んでいたらミルク卒業に向けて準備をしていきましょう。
まずは食事の時間を決め、夕食は19時前に食べて20時には眠るなど1日の生活のリズムを整えましょう。
1日の生活リズムができているとミルク卒業もスムーズです。
次にミルク卒業に向けて計画をたてましょう。
ミルクを飲むことが習慣になっている赤ちゃんは、ミルクをあげるのをやめてもしばらくはミルクを欲しがることもあります。
ミルクを卒業する日を決めたら3日間はミルクをあげないようにしましょう。
急にミルクをやめるのは赤ちゃん自身も混乱し難しいので、ミルクを卒業する日を決めたら徐々にミルクの回数や量を減らしていきます。
ミルクを欲しがったら、麦茶や水などで水分補給をし、ミルク以外の飲み物から水分がとれるように練習しましょう。
ミルクの量を減らしたら、離乳食の量を増やしたり、おやつの時間をとったりするなどして赤ちゃんのお腹を満たしてあげましょう。
おやつといっても大人が嗜好品として食べているようなものではなく、栄養を補うためのものなのでおにぎりやくだもの、ヨーグルトなど簡単に食べられる軽食がおすすめです。
自然と食べることに慣れてきたら赤ちゃん自身もミルクを欲しがることが少なくなります。
ミルクをやめると栄養がしっかりとれているのか心配になることもあると思います。
そんなときにはフォローアップミルクがおすすめです。
フォローアップミルクとは1~3歳の頃の不足しがちな栄養を補うための栄養サポートミルクです。
子供の成長に欠かせない「カルシウム」や「鉄分」をしっかりと摂ることが出来ます。
「カルシウム」や「鉄分」は赤ちゃんの成長にとって大切な栄養ですが、食事だけではなかなか十分な量がとれず、不足している子が多いです。
朝食やおやつに飲んだり、料理に使用したり上手に活用して赤ちゃんの栄養不足を防ぎましょう。
フォローアップミルクは1歳頃から飲めるので、1日に数回ミルクを飲んでいる赤ちゃんは日中のミルクをフォローアップミルクに切り替えてみても良いです。
フォローアップミルクにはミルクと違って「オリゴ糖」などの糖類が入っていることもあります。
子供の腸の働きを良くしてくれますが、むし歯のリスクが高くなります。
フォローアップミルクを哺乳瓶で飲んでいると歯にミルクが残りやすく、むし歯になりやすいのでコップやマグで飲むのがおすすめです。
飲んだ後は水を飲んだり、歯磨きをしたりして口の中にミルクが残らないように心がけましょう。
ミルク卒業の目安やタイミングを経験ママが解説
私の娘は1歳2ヶ月になってすぐ哺乳瓶を卒業したことをきっかけにミルクを卒業しました。
産まれたときから日中はおっぱいで、お出かけのときや夜の就寝前はミルクをあげるスタイルで過ごしていました。
そのため、離乳食が3回食になるとお出かけの際にミルクを飲むことがなくなり、1日1回寝る前のみのミルクが習慣になりました。
1歳1ヶ月頃になると寝る前にミルクを飲まなくても寝る日が増えてきたので毎日飲んでいたミルクを2日に1回、3日に1回など少しずつ間隔をあけて頻度を減らしていき様子をみながら卒業しました。
また、頻度を減らすだけでなく飲んでいたミルクの量も少しずつ減らしていきました。
ほほえみのキューブタイプのミルクをあげていたので、始めは1回に200ml飲んでいたミルクを160ml、120ml、80mlと減らしていきました。
急ぐ必要もなかったので、この日に卒業すると具体的な日付を決めることはなく、徐々に減らしていき、最終的にしばらくやめてみても大丈夫だったので卒業した感じです。
最後の方は哺乳瓶を使うのは今日で最後かな?と思いながら毎回写真や動画を撮っていました。
ちなみに、卒業して残ったミルクはフレンチトーストやホットケーキなどの離乳食を作る際に使いました。
ほほえみのキューブは個包装になっているので、缶のタイプのミルクに比べて期限も長く余ってしまって使いきれないと悩むことはなかったです。
ミルク卒業に向けて特別なことはあまりしていませんが、1歳を過ぎた頃から栄養面のことを考えてミルクと並行してフォローアップミルクをあげ始めました。
最初の頃はミルクを飲んでいたこともあり、フォローアップミルクは規定の量よりも少なめにして80mlを1日1回、朝ごはんのときの水分補給としてあげていました。
虫歯のリスクを考えて哺乳瓶は早めに卒業出来たら良いなと思っていたので、フォローアップミルクはコップにストローであげていました。
出来ればコップ飲みであげたかったのですが、1歳の頃はまだ上手にコップで飲むことが出来ず、こぼしてしまうことが多かったのでしばらくはストローであげていました。
ミルクを卒業してからは10時や15時のおやつの時間にもフォローアップミルクをあげたり、離乳食にフォローアップミルクを混ぜたりしていました。
1歳〜1歳6ヶ月までのフォローアップミルクの目安量は1回200mlを2〜3回、1日400〜600mlです。
しかし、娘の場合は1回200mlだと量が多く飲みきれなかったので、80〜120mlを1回にあげていました。
離乳食もよく食べるタイプだったのでフォローアップミルクの目安にはこだわらず、1日200〜300mlくらいをあげていました。
まとめ
ミルクはいつまでに卒業しないといけないといった決まりはありません。
1歳を過ぎて赤ちゃんの離乳食が順調に進んできたら計画をたててみるとよいでしょう。
ある日突然、ミルクを飲まなくなって自然と卒業する赤ちゃんもいれば、なかなかやめられない赤ちゃんもいます。
焦る必要はありません。
周りの子と比べて急いでやめる必要もありません。
うまくいかないときは、無理に卒業せず、赤ちゃんの準備が整うまで見守ることも大切です。
赤ちゃんの心と身体の成長を見守りながら、赤ちゃんのペースにあわせてすすめていきましょう。
この記事を書いた
サポーターママ
刺繍・裁縫などの手芸や動物など可愛いもの好きの主婦です。
自宅でベビーマッサージ講師をしています。
出産前はドラッグストアで管理栄養士として育児相談などを行ってきました。
これまで勉強してきたことや、いろいろなお母さんや赤ちゃんと触れ合ってきた経験、自身の子育てで経験してきたことを活かした記事を発信していきます。
家族みんなが笑顔になれるような、いつも頑張っている方が肩の力をぬけるような、そんなお手伝いが出来たら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修