先輩ママの出産体験談とアドバイス!お産のはじまり(陣痛)・出産場所・方法・バースプラン等
妊娠がわかって10カ月という期間を経て赤ちゃんは生れてきます。長いように感じた10カ月も、妊娠中期を過ぎた頃になると、ママは急に出産を間近に感じるようになります。そして、赤ちゃんに会える楽しみな思いと合わせて、不安な気持ちになるママも多いのではないでしょうか。
「予定日に本当に生まれるのか」
「予定日よりも早く、もしくは遅く生まれて立ち合いに間に合わなかったらどうしよう」
「外出中に急に陣痛が始まったらどうしよう」
「自宅に一人でいる時に陣痛が始まったらどうしよう」
妊娠中は、いろいろと考えて不安になりますよね。
私自身は3回の出産を経験しました。
1人目は普通分娩、2人目は逆子で帝王切開、3人目は既往帝王切開による出産でした。
ママが、赤ちゃんに早く会いたい思いと同時に、出産に対する不安な気持ちを抱くのは当然のことです。
そこで今回は、お産の始まりは人それぞれですが、複雑な思いを少しでも軽減できればとの思いで、私自身の出産体験談やアドバイスなどを紹介したいと思います。
目次
先輩ママの出産体験談 お産のはじまり(陣痛)
私は、これまで3回の出産経験があります。
「鼻からスイカ」と言われるほど痛みが伴う陣痛に、初めてのお産で怖い気持ちもありましたが、陣痛中は赤ちゃんも頑張っているということを助産師さんから聞いて、赤ちゃんと一緒に頑張っている気持ちでいっぱいでした。
1人目の出産体験談
1人目の時は予定日よりも1週間ほど早い出産で、上位破水からの促進剤を使用した分娩でした。
午前4時ころ、尿漏れなどとは違う感覚の自然と何かが流れてくる感覚がありました。
少量だったのでナプキンをして病院に朝1番で電話をし、指示を仰ぎました。
「念のため入院準備をして来てください」とのことだったので、入院するために事前に準備をしていた荷物を持ち、母と一緒にタクシーで病院に行きました。
病院で詳しい検査をしたら「上位破水だろう」と言われ、「破水で赤ちゃんが感染症になる恐れがある」と説明を受け、陣痛促進剤を使用して出産することになりました。
午前9時に入院し、お昼ご飯を食べて14時頃から促進剤を使用し、促進剤使用から1時間が過ぎたあたりから急に子宮口が開き、陣痛の間隔も短くなりお産が進みました。
促進剤を使用してから2時間が過ぎて、最後は助産師さんが馬乗りになりお腹を押して赤ちゃんがスルリと出てきました。
入院や出産などの流れが急な展開でしたが、病院に行く前に、「もしかしたらこのまま出産になるかも」と伝えていたこともあり、主人の立ち合いも無事に間に合いました。
2人目の出産体験談
2人目は妊娠中期から逆子になり、逆子体操などをしましたが全く戻らなかったので、予定日帝王出産で出産しました。人生初の手術で、緊張と恐怖でいっぱいでした。
しかし、上の子がいたこともあり予定日で入院できたので、夫も入院のタイミングで仕事を休むことができ、安心して出産に挑むことができたので、寧ろ良かったと思いました。
3人目の出産体験談
3人目は既往帝王切開でした。
3人目の時は、上の子たちも学校や幼稚園があったので、入院当日も一人で荷物を持って電車に乗り病院に行き、立ち合いもなく出産しました。
先輩ママの出産体験談 出産場所・方法・バースプラン等
お産は、いつどのタイミングで始まるのか全く予想のできないものです。
あらかじめ「どこで出産をしたいか」「どんな出産をしたいか」など、自分なりの出産計画を立て、ママ自身で出産に対してイメージを持つことで、不安も軽くなり、急なお産にも落ち着いて対応ができます。
また、自分の出産に対する思いを旦那さんや産院に伝えて共有していると、より納得できるお産に近づけることができます。
私が経験したお産の内容を紹介します。
1人目の出産場所・方法・バースプラン
1人目の出産は陣痛の痛みがどの程度かも正直分からなかったので、無痛分娩や水中出産などではなく、より自然なお産を希望して産院を選びました。
また、初産で不安なことも多かったので実家の近くにある総合病院で出産をしました。
総合病院で、妊婦検診の待ち時間も長く大変でしたが、総合病院ということでNICUがあり安心感もあり、費用も比較的安価でした。
総合病院ということで、産後赤ちゃんの検診も小児科で見て貰えたこともとても良かった点です。
- 出産場所:総合病院
- 出産方法:普通分娩
- バースプラン:立ち合い出産を希望し、カンガルーケアもさせて貰いました。母乳育児。
2人目の出産場所・方法・バースプラン
2人目の時には総合病院は子どもの面会ができないとのことで、個人病院を選びました。
上の子がまだ2歳だったことから、入院中に上の子に会えないのは不安だったので、子供との面会が可能だった実家近くの個人病院で出産をしました。
はじめての帝王切開で緊張しましたが、個人病院ならではのアットホームな感じに癒されながらの出産でした。
- 出産場所:個人病院
- 出産方法:逆子による予定帝王切開
- バースプラン:帝王切開だったので立ち合いは叶いませんでしたが、赤ちゃんを取り出してすぐに顔を見せてほしいとお願いしました。また、産後傷の痛みが落ち着くまでは、完全母子同室ではなく日中のみのお世話でお願いしました。
3人目の出産場所・方法・バースプラン
3人目の時は、2人目の帝王切開の際に出血が多く、上の子たちも大きかったので、1人目の時と同じ総合病院での出産を決めました。
- 出産場所:総合病院
- 出産方法:既往帝王切開
- バースプラン:生まれてすぐに赤ちゃんの顔を見せてほしい。傷の痛みが落ち着くまでは赤ちゃんのお世話をお願いしました。
先輩ママから出産に向けてアドバイス
分娩方法、設備、通院しやすさ、スタッフ、兄弟児の面会が可能か、産院独自サービスなど、さまざまなチェックポイントがあります。特に、産院選びと出産方法は妊娠したら早いタイミングで、多くの情報を集めてパパともよく相談して決めることをおすすめします。
産院選びのポイント
- 総合病院、個人病院、助産院
- どのような分娩スタイルに対応しているのか(水中出産、無痛分娩など)
- 立ち合い出産が可能か
- 子供の面会が可能か(感染症の関係で不可の病院もあります)
- 病院独自サービス(病室、食事、出産費用、設備、そのほかサービスなど)
出産方法について
出産方法は大きくわけて経腟分娩と帝王切開の2つです。
更に、経腟分娩は「自然分娩」と「無痛分娩などの医療介入による分娩」があります。
もっと細かく見ると、ラマーズ法、水中出産、ソフロロジー式分娩など、さまざまな方法があります。
いろんな方法がある中で「できるだけ楽に生める方法が良い」というママも多いでしょう。
しかし、痛みの感じ方は人それぞれです。
「ソフロロジーで楽だった」と感じた人も、人によっては「陣痛が辛かった」という場合もあります。
また、あらかじめ「こう産みたい」と思っていても、出産当日のママや赤ちゃんの状態によっては希望通りの分娩方法にならないこともあります。
家族や医師と相談しながら、自分にとって一番いい分娩方法を考えていくようにしましょう。
バースプランについて
バースプランとは、どんな出産をしたいか、出産に希望することやママの不安な気持ちなどを記入して、旦那さんや医師、助産師さんと共有しておくものです。
事前にバースプランを記入しておくことで、出産に対するイメージをしておくことができ、急な陣痛や出産にも落ち着いて迎えることができるようになります。
実際に陣痛がくると、余裕もなく、自分の思いを伝えることが難しくなります、
事前に共有しておくことで安心して出産にのぞめます。
バースプラン例
- 立ち合い分娩希望
- 無痛分娩希望
- 産後は母子別室がいい
- 母乳育児希望で、母乳指導をしてほしい
- 胎盤を見てみたい
- へその緒を夫に切ってもらいたい
- カンガルーケアをしたい
- 初めての抱っこは夫にしてもらいたい
- 分娩中に好きな音楽をかけたい
- 赤ちゃんを取り出す瞬間に教えてほしい(帝王切開)
- 上の子が心配なので、なるべく早く退院したい
まとめ
妊娠してから赤ちゃんが誕生するまで10カ月長いようで短い期間です。
妊娠したら、なるべく早くどんな出産方法があるのか調べ、自分はどんな出産をしたいのか思い描き、自分のイメージにあった出産ができそうな病院選びをすることをおススメします。
そして、赤ちゃんを安心して迎える準備としてバースプランを考え、赤ちゃんに会えることをイメージしていれば「陣痛の痛みなんて終わってみればなんてことなかったな」と思うものです。
出産を前に不安に思うこともあると思いますが、かわいい赤ちゃんに会えると思えばママは頑張れるものです。
赤ちゃんに会える日を想像しながら、ゆったりした気持ちで妊娠中を過ごしてください。
この記事を書いた
サポーターママ
3姉妹のママです。現在は、隙間時間を見つけてライターの仕事をしています。
第1子は、初めての育児で育児書通りのガチガチ育児を経験、第2子は、2歳差育児に奮闘して頑張りすぎ育児を経験、第3子は、完全ゆるゆる育児を実践中です。
私自身も、これまで多くの世のママさんたちの言葉を道しるべに育児をしてきました。
今度は、少しでも頑張っているママさんたちの力になれれば良いな。という思いで発信していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修