赤ちゃんの一人歩きの遅れに悩むママへのアドバイス:我が子の1歳2ヶ月での歩き始めエピソード
皆さんは友人から「1歳2ヶ月で歩き始めた」と聞いたら、どのように感じるでしょうか。
一般的なデータで言うと、1歳前後で約50%、1歳3ヶ月までに80%、1歳6ヶ月頃までにほとんどの赤ちゃんが一人歩きできるようになります。
なので、1歳2ヶ月は早くも遅くもない時期です。
しかし、友人から「うちの子は1歳前に歩いたよ」と聞いたり、児童館で近い月齢の子が歩いている姿を見たりすると「あれ?遅いのかな?」と焦ってしまいます。
「そろそろかな?」と思っても、なかなか歩き出さなくて不安になるママは多いかもしれませんね。
今回は、そんなママへ向けたアドバイス、そして、我が子で経験したエピソードをご紹介したいと思います。
なかなか歩かなくて不安が募っている方のご参考になればと思います。
目次
我が子ががつかまり立ちから一人歩きするまでのエピソード
我が家の次女は、つかまり立ちと伝い歩きは生後8ヶ月にすぐできました。
しかし、一人歩きしたのはそこから5ヶ月後の1歳2ヶ月が過ぎてからでした。
長女はつかまり立ちと伝い歩きは生後8ヶ月、一人歩きは生後10ヶ月と早めでした。
そんなこともあり、同じく生後8ヶ月で伝い歩きをはじめた次女も「もうすぐかな!?」と日々ワクワクしていました。
ところが、1歳を目の前にしても一人歩きをする気配が全くありませんでした。
「最初の一歩はいつかな?動画に収めたいな」と思い、よく動画を撮っていましたが、手が離れるとペタンと尻餅ついてしまい、一人歩きする意思すらないように見えました。
ただ、伝い歩きは上達しており、壁に片手をつけたまま、もう片方の手を伸ばしてちょっと離れた家具を掴んで移動したりしていました。
「そこまでできるなら、本当にあと少しだよね!」と、その時は思っていました。
1歳の誕生日を過ぎ、次女は児童館デビューをしました。
すると、同じような月齢の子がみんな一人歩きを上手にしていてショックを受けました。
次女だけハイハイで移動しており、同学年になる子のママから「赤ちゃんかわいいね」と言われました。
その頃は伝い歩きもスピードが出ていて、家中どこへでも伝い歩きで行ってしまうほど上手でした。
ただ、どうしても一人歩きをしようとしませんでした。
私はこの時点で「次女は歩き始めが遅いんだ。大丈夫かな?」と不安を感じました。
その後、どんなに待っても歩く気配がなく、不安は募るばかりでした。
ネット検索して、この時期は歩ける子は半分ぐらいだとわかっていたものの、実際に歩いている子を見ると不安で不安で仕方がなかったです。
1歳2ヶ月を過ぎ、伝い歩きをしている次女をいつも通り眺めていた時、その時は突然やってきました。
次女が私の方を見て突然両手を離し、一瞬でしたが一人で立ったのです。
不意打ちすぎて動画すら撮れず「え?まぐれ?」と思いましたが、そのあとゆらゆら揺れながらも一人で立つ行為を何回もニコニコしながらしていました。
そして、何回目かで一歩踏み出して転んだのです。
「やった!!」と私は嬉しくなり、次女をたくさん褒めました。
「すごいね!一人で立って歩けたね!頑張ったね!」とたくさん抱きしめたのを覚えています。
次女が勇気を振り絞って頑張った姿に、とても感動しました。
『歩き始めが遅い子は、歩き出したら成長が早い』という話を聞いたことがあったので、すぐ上達すると思いましたが、そうでもありませんでした。
一歩踏み出しては転び、一歩が二歩になり転び…と徐々に一人歩きが上達していきました。
上達するスピードもゆっくりで、移動がほぼ一人歩きになったのは1歳3ヶ月になる頃でした。
その間も「なかなか上達しないな」とは思いましたが、日に日に頑張って歩こうとしている次女を応援することで不安は消え、上手に歩けるようになった頃には「なんであんなに不安だったのだろう」と疑問に思うほどでした。
我が子の歩き始めが遅かった理由とは?
赤ちゃんの一人歩きが遅い理由は、正直わからないことが多くあります。
『足腰の筋肉がまだついていないから』『本人にやる気がないから』など、見た目では判断できない原因が多いようです。
私もいろいろ検索してしまいましたが、結局のところ本当に遅かった理由は分かりません。
ただ歩くようになった後、思い返した時に「そういえば」と思い当たる節がいくつかありました。
そんな私が思い当たった理由をご紹介します。
慎重派な性格だったから?
次女は臆病というか、慎重派な性格です。
そう最初に思ったのは生後10ヶ月ごろの出来事でした。
生後10ヶ月の時に、次女はソファによじ登れるようになりました。
『落ちたら危ない』と思い、よじ登った時はそばにいるようにしていましたが、次女は誰も教えていないのに腹ばいになって足を伸ばし、足からゆっくり降りたのです。
毎回上手に登って降りてを繰り返していたので「この子は危機感を感じて慎重に下りたのかな?慎重派なのかな?」と思いました。
また、1歳ごろに階段を登り始めましたが、毎回後ろを振り向いて誰かいるかを確認していました。
たまに1人で登ってしまう時もありましたが、その時は誰も後ろにいないことに気づいて「うえーん」と泣いて、立ち止まっていました。
そんな姿も『慎重派だなぁ』と思った要因です。
一人歩きできるようになってから外を歩くのが大好きになりましたが、いまだに慎重派な面が垣間見えます。
我が家の駐車スペースは、ちょっとした溝が地面と地面の間にあるのですが、そこを通りたい時は立ち止まってしまいます。
おそらく、溝を『危ない』『歩いたら転びそう』と感じているのだと思います。
手を繋がないと今でも渡ろうとしません。
こんな日々の様子から、次女は慎重派な性格なんだと思っています。
おそらく、一人で歩くのも『転びそう』『危ない』『気を付けないと』と思って、慎重に慎重に準備した結果、1歳2ヶ月で歩けたのだと私は思っています。
体が小さかったから?
次女は、体重も身長も、成長曲線のギリギリ下の方でした。
生まれた時はそこまで小さくなかったのですが、あまり伸びが良くなく、同じ月齢の子に比べて体が小さかったです。
『体が小さいと、重い頭を支えるのも大変なのかな?』と思ったことがあります。
そして、これは歩き出してから判明したのですが、次女は足のサイズも小さめでした。
1歳3ヶ月の頃、ファーストシューズを買うために靴屋さんに足のサイズを計りにいきました。
すると、サイズは両足とも10.5センチしかないことが判明しました。
長女の時は11.5センチほどあり、ファーストシューズを12センチで購入していました。
それに比べて1センチ小さかったのです。
私は、次女の足のサイズが小さいことも要因だったのではないかと思っています。
やはり、踏ん張れるだけの足の大きさは必要ではないでしょうか。
たかが1センチですが、赤ちゃんの足で考えるとやはり大きな1センチだと思います。
伝い歩きでどこにでも行ける家具の配置だったから?
これも次女が歩き始めてから気づいたことです。
次女は伝い歩きの期間が約5ヶ月ほどありました。
『どうしてそんなに長かったのだろう』と思い返した時に、次女が器用にいろいろな家具に掴まって歩いていたのを思い出しました。
どこに行くにも必ず何かに掴まっていました。
片手で壁や家具を掴みながら、もう片方の手を伸ばして次の家具を掴み、家の中を自由に歩いていました。
つまり『次女の手を広げた距離に何かしら掴まるところがあり、どこへ行くにも困らなかったのでは…』と私は気づいたのです。
伝い歩きがとても上手だったので、当時は何も疑問に思いませんでしたが、よくよく考えてみるとこれも要因だったのだろうなと思います。
届きそうで届かない距離を作ってあげていれば、もしかしたらもう少し早く歩けたのかもしれません。
一人歩きが遅いと心配するママへのアドバイス
一人歩きが遅いことを心配するママへのアドバイスは、やっぱり『周りを気にしないこと』に限ります。
とは言っても、やはり周りは気になっちゃうと思います。
私も心の中では『気にしない』と思いつつ、周りで歩いている子を見るたびに『なんでだろう、うちの子大丈夫かな』と不安になりました。
そんな時に実践したのが、赤ちゃんに声かけをすることです。
「今は歩くための筋肉つけてるんだもんねー」「歩けるようになるの楽しみだねー」とプラス思考の声かけをすることで、自分にも言い聞かせつつ、不安を拭い去っていました。
一人歩きは、赤ちゃんが頑張って一歩を踏み出さないと始まりません。
ママは待つだけしかできません。
だから、せめて応援してあげたいと思いました。
きっとその気持ちは赤ちゃんにも伝わりますし、一歩を踏み出すための勇気にもつながると今でも思っています。
また、一人歩きの練習をする方もいると思いますが、あまり無理に行わない方がいいです。
赤ちゃんが一歩を踏み出すのは、きちんと歩ける力が備わってからだそうです。
無理やり特訓しても、ママが余計に焦るだけで、もしかしたら赤ちゃんの怪我につながってしまうかもしれません。
ただ、だからと言って黙って見てるのもママとしてはつらいものです。
そんな時は、ママと赤ちゃんの距離を伝い歩きがギリギリできない距離に保ち「こっちにおいで」と呼んでみてあげてください。
そしてもし、少しでも来ようという意思を見せたり、一人で少し立てたりしたら、たくさん褒めてあげてください。
赤ちゃんなりに頑張って成長しようとしてくれている証拠なので『頑張ったら褒める』というのは大切なことだと思います。
焦らず、たくさん赤ちゃんの頑張りを褒めて、その時を待ってあげてください。
まとめ
1歳2ヶ月で歩き始めるのは、データ上では早くも遅くもありませんが、周りに早い子がいると遅いという印象にどうしてもなってしまいます。
でも『赤ちゃんは赤ちゃんなりに日々進化していて、歩くために頑張っているのだ』と、歩き始めた後に強く感じました。
その気持ちをどうか、私と同じ不安を抱えている方に伝えたく、このような記事を書かせていただきました。
赤ちゃんの成長を信じて、最初の一歩が出るその日を楽しみに待っていてあげてください。
この記事を書いた
サポーターママ
みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修