二人目を妊娠!上の子にいつ、どう伝える?上の子との接し方や過ごし方
二人目のご懐妊、おめでとうございます。
上の子の出産という感動的な日から時が過ぎ、子どもと過ごす毎日はあっという間に過ぎていきますよね。
毎日家事や育児に追われているお父さん・お母さん、お疲れ様です。
無事に一人目の出産を終え子育ても落ち着いてくると「この子に兄弟を作ってあげたいな」と考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
でも実際に二人目を妊娠したら「上の子はどう思うのかな」「上の子にどうやって伝えよう」といった悩みも出てきますよね。
そこで今回は、二人目を妊娠した際の上の子への伝え方や、二人目が生まれるまでの上の子との過ごし方についてまとめてみました。
この記事を通して、少しでも上のお子さんが下のお子さんの誕生を喜んで迎えることの出来るお手伝いができたら嬉しいです。
目次
上の子に妊娠を伝えるタイミングと方法
上の子に妊娠を伝えるタイミングのお勧めは、大きく分けて2パターンあるようです。
妊娠がわかってすぐのタイミングで伝える
- 悪阻が始まってしまい、上の子の相手をすることが難しい
- 上の子がまだ小さくてお腹の上に乗ったり抱っこをせがむことが多い
- まだ上の子がおっぱいを飲んでいてすぐに卒乳をしなければならない
など、お腹の中にいる子が苦しくなってしまうような状況の時は「お腹に赤ちゃんがいる」ことを早めに伝えましょう。
まだ上の子が1、2歳の場合は全てを理解することは難しいと思いますが、繰り返し伝えていくことで、母親の妊娠という大きな出来事から感じる上の子の不安も軽減されるのではないでしょうか。
安定期前後で伝える
- 上の子が周囲に話してしまうことが予想される
- 下の子の妊娠の経過が不安定
特に妊娠の経過が不安定な場合、万が一のことが起こったときに上の子が受ける衝撃が大きくなってしまいます。
上の子の”心”を守るためにも、焦って伝えずに妊娠の経過が落ち着いたタイミングで伝える方が良いかもしれません。
また、伝える方法としては、シンプルな言葉で優しく伝えてみると良いと思います。
親子ともにリラックスしているお風呂や就寝前のタイミングなどで
「もうすぐお兄ちゃんorお姉ちゃんになるよ」
「もう一人家族が増えます」
など、事実のみをサラリと伝えます。
子どもによって受け取り方はさまざまだと思いますが、その子の素直な反応や気持ちを否定せず、一緒に受け止めていきましょう。
上の子との接し方や過ごし方
二人目の妊娠期間中、上の子とどの様に過ごしていけばいいのか悩みますよね。
私の周りでも、上の子が赤ちゃん返りをするようになったという話を聞くことが多かったように思います。
具体的にいうと「甘えが強くなった」「喜怒哀楽が激しくなった」「おねしょやおもらしをするようになった」「すぐに泣く」「今までできていた事を自分でやらなくなった」などです。
赤ちゃん返りをする背景には、今まで自分一人のものだったママを、まだ見たことのない誰かに取られてしまうかもという不安があるそうです。
まずはたくさんスキンシップをとりましょう。
小さい子どもにとって、大好きなママにたくさん触ってもらったり抱きしめてもらったりすることはとても嬉しいことです。
それだけで心が安定してきます。
大人になっても、大好きな人からのスキンシップは嬉しいですし安心しますよね。
お腹が大きくなってくると立って抱っこすることは難しくなりますが、椅子にすわって抱っこしたり、寝るときに横になりながらぎゅっと抱きしめたり、ママにとって負担にならない方法でたくさん抱きしめてあげてください。
愛情は言葉でもたくさん伝えましょう。
人は誰でも「大好きだよ」「あなたのことを愛しているよ」と言ってもらうだけで、とても幸せな気持ちになりますよね。
子どもにとってそれが自分の大好きなママからの言葉であれば、効果は抜群です。
自分に自信が持てるようになることで他人にも優しくできるようになり、お腹の大きなママや生まれてくる赤ちゃんに安定した心で接することができるようになるでしょう。
子どもがやりたいと言ったことは一通りやらせてみる
人は「〜してみたい」という気持ちを認めてもらうことで、自分自身を肯定してもらえたように感じることができます。
また、新しいことに挑戦し、成功することで自己肯定感も上がります。
自分に自信を持ち、心も体も成長できるいい機会ですので、ママの体に無理のない範囲で上の子の挑戦に付き合ってみるのも大切な時間の過ごし方ではないでしょうか。
では、実際に妊娠中はどのように過ごせば良いのでしょうか。
二人目以降の妊娠中は一人目の妊娠期間とは違い、上の子のお世話もしなければなりません。
まずはママの体に無理がかからないことが一番ですが、上の子と過ごす上で意識してほしいことの一つに「上の子と二人の時間を大切にする」ことが挙げられます。
みなさんもご存じの通り、新生児との生活は2〜3時間ごとに授乳やおむつ交換などのお世話があり、ママ自身にも余裕がない日々が続きますよね。
そんななか、上の子の要求にまでじっくりと付き合う余裕はなかなかないのが現実です。
そうなった時に上の子が少しでも寂しさを感じないように、赤ちゃんがまだお腹の中にいてくれるうちに上の子との時間をたくさん過ごしましょう。
そして「ママ自身が無理をしないこと」も忘れてはいけません。
妊娠中は母体の中でさまざまな変化が起こり、自分自身ではコントロールできないことも多いですよね。
つらいなと感じたら決して無理はせず、周囲の助けを借りることも大切な母親の役目の一つです。
そうすることでお腹にいる赤ちゃんはもちろん、一緒に過ごしている上の子の生活も守ることができるでしょう。
二人目妊娠時の上の子の心理的影響と対処法
生まれてからずっとパパとママの愛情を独り占めしてきた上の子にとって、ママの妊娠による愛情の分散はとても受け入れ難い出来事です。
まだ生まれてもいないお腹の中の赤ちゃんに対して敵意を感じたりする「同胞葛藤」という欲求が生まれることも多いと言われています。
これは兄弟コンプレックスともよばれ、一見いたずらとみられるような子どもの行為に同胞(兄弟)に対する無意識的な嫉妬、憎しみ、排除の願望が隠されていることが多いそうです。
このように下の子の妊娠によってさまざまなストレスを感じ、それが行動にあらわれる子も多くいるでしょう。
その代表的な行動の一つが「退行現象=赤ちゃん返り」なのです。
赤ちゃん返りは一見大変そうに見えますが、相手(親)を信頼しているからこそ出てくる行動とも言われています。
「今まで通り僕・私のことを見てほしい」「構ってほしい」という気持ちの表れなので、その行動に対して決して怒ったりしてはいけません。子どもからのSOSであるその行動や気持ちを否定することなく、丸ごと受け止めてみましょう。
そして、彼らからの要求を一つずつ満たしていくことで心が満たされ、いずれは赤ちゃん返りの行動自体が落ち着いてきます。
渦中にいるときはとても大変だと思いますが、そこを乗り越えるとひとまわり成長した我が子と出会うことができますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
二人目以降の妊娠となると、一人目のときとは違い気にかけなければならない事、気をつけなければならない事が格段に増えますよね。
私自身も、お腹の中にいる子と自分自身のことだけでも精一杯なのに、さらに上の子のケアや家事などやることがてんこ盛りで余裕のない日々を過ごすことも多かったように感じます。
けれども、上の子とゆっくり過ごす事ができるのはあと少しです。
ご主人やご実家など頼れる人に助けてもらいながら、残り僅かな上の子との二人時間を可能な限りゆったり満喫してくださいね。
そして新たなお子さんの誕生を、ご家族みんなが笑顔で迎えられることを心より願っています。
この記事を書いた
サポーターママ
運動大好き&責任感の強い典型的な長女と、自由奔放&お絵描き大好きな芸術肌の次女のママです。
平日はほぼワンオペですが、「子どもの気持ちを置いてきぼりにしない」を日々自分に言い聞かせながら、ママ大好きな娘たちと毎日ベッタリ過ごしています。
小説やマンガを読むのが好きで、隙間時間を見つけてこっそり読むのが今の大切な自分時間です。
元保育士だった経験や今まで自分が体験した子育ての経験を活かして、少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
この記事が気に入ったらシェア
歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修