先輩ママの出産体験談とアドバイス!お産のはじまり(陣痛)・出産場所・方法・バースプラン等
『出産は命懸け』という言葉を聞いたことがあると思います。
私はまさしく、そういう経験をしました。
現在私には2人の娘がいますが、2人とも出産時はとても大変な思いをしました。
長女は陣痛が始まってから出産するまで48時間かかっており、意識が飛んでいたと思います。
次女の時は、陣痛がきているものの子宮口が開かず、3回も帰宅命令が出され、苦しい思いをしました。
結果としては無事に産まれたのでよかったのですが、出産というのは本当に人それぞれにドラマがあるものなんだと実感しました。
今回は、そんな私の出産にまつわるエピソードをご紹介したいと思います。
これから出産する方、妊娠を希望する方の参考になれば幸いです。
目次
先輩ママの出産体験談 お産のはじまり(陣痛)
私の場合、お産の始まりは長女と次女で違いました。
ドラマではよく、「いたたたた…」とうずくまるシーンがあると思いますが、そんなことはなく、ゆっくりと、だけど確実に痛みが強くなる感覚でした。
長女の時、おしるしから陣痛へ
長女の時は予定日の1週間前の朝、目覚めてトイレへ行くと下着に血がついていました。
いわゆる『おしるし』だということにすぐ気がつきました。
里帰り出産だったため、一緒にいた母親に「おしるしがきた」ことを伝えました。
その1時間後、お腹の下の方がキュッと痛むような痛みが来ました。
その痛みが何回かきた時に初めて『陣痛がきた』と認識しました。
痛みは弱いものの、すぐに10分間隔になったため、病院に連絡したところ、「すぐにきてください」と言われ、タクシーで病院へ向かいました。
次女の時、入院まで計3回の帰宅命令
次女の時は、おしるしはありませんでした。
しかし、前駆陣痛が出産予定日の2週間前に現れ、「もうすぐかな?」とワクワクドキドキしていたのを覚えています。
予定日1週間前の夜中、何かが流れ出た感覚があり、トイレに行くと水っぽいものが出ました。
一時的なものでしたが、「破水?!」と思い、何かあってからでは遅いので病院に連絡し、すぐに診てもらいました。
結果はただの尿漏れ…子宮口も1センチしか開いていないとのことで家に帰されました。
その夜、微弱だけど間隔が10分以内に固定されたため、病院に連絡して再度受診しました。
しかし、子宮口が1センチ…また家へと帰されます。
その後、微弱の陣痛が1週間続き、予定日前夜、痛みが増して感覚も5〜8分になり、病院に連絡して再度受診することになりました。
しかし、子宮口は1センチ…泣きながら帰宅しました。
こんなに痛いのにどうして入院にならないのか…どうして3回も帰されなきゃならないのか…仕方のないことだとわかっていても、苦しかったです。
そして予定日当日の早朝、痛みが我慢できないほどになり、病院に連絡して再度受診することになりました。
しかし…子宮口は1センチのまま、帰されそうになったのですが、「何回も来ているし、入院した方が楽なら入院してもいいよ?」と言われ入院することになりました。
先輩ママの出産体験談 出産場所・方法・バースプラン等
ここでは、出産体験談や出産した場所、方法、バースプランなどについて書いていきます。長女と次女で環境も状況も違うので、それぞれ詳しく書いていきます。
長女の時、里帰り出産
長女の時は里帰り出産でした。
- 出産した場所…里帰り出産のため、実家近くの産婦人科病院
- 出産方法…普通分娩
- バースプラン…特に聞かれなかったのでなし
出産場所として選んだ産婦人科病院は、姉が出産した場所でもあり、実家近くで1番大きくて有名な病院でした。
姉から完全個室、食事が美味しいという話を聞き、その病院に決めました。
出産方法は、特に無痛を希望していなかったので、普通分娩でした。
バースプランは聞かれた記憶がなく、「旦那に立ち会ってもらいたい」以外は特に希望もありませんでした。
予定日より1週間早くおしるしがきて、弱い陣痛がきた段階で入院となりました。
陣痛室が開いていたのでそこに入院しましたが…その後、痛みがひどくなるだけで間隔も子宮口も広がらず、陣痛室で約2日過ごすことになりました。
耐えきれない痛みがあるのにまだ出産させてもらえない…絶望でした。
あまりにも子宮口が開かなかったので、バルーンを入れてもらいましたが、それでも5センチしか広がらず、助産師さんから「(出産は)まだまだ」と言われたのを覚えています。
何度も意識が飛び、痛みで現実に戻されました。
陣痛がきてから2日目の朝方、助産師さんの検診でいつのまにか破水していたことに気づき、急遽分娩台へ行くことになりました。
そして分娩台に上がって30分後…無事に産声を聞くことができました。
陣痛開始から48時間、予定日より5日早く長女を出産しました。
出産後、長女の顔を一度見させてもらってから、長女は処置のため連れて行かれました。私は後処理のために分娩台に残りましたが、その間に旦那が長女を抱っこして写真を撮ってもらっていました。
産まれた瞬間は旦那に動画を撮ってもらっていたので感動的な映像を残すことはできましたが、正直に言えば1番に私が抱っこしたかった…と思いました。
次女の時、コロナ禍での出産
次女の時は、コロナ禍だったため、希望していたバースプランはできなかった部分もありました。
- 出産した場所…自宅近くの総合病院
- 出産方法…普通分娩
- バースプラン…できれば旦那立ち会いでの出産、前回(長女の時)陣痛が長く辛かったので痛みが出たら早めに産みたい、カンガルーケア(産まれてすぐ抱っこして母乳をあげる)をしたい
出産したのは自宅近くの総合病院です。
コロナ禍だったため、何かあった場合にすぐ対処できる病院がいいと思い、産婦人科病院ではなく総合病院を選びました。
前述しましたが、次女の時は3回家に帰されました。
ようやく入院が決まり、陣痛室で待機している中、痛みはひどくなる一方で、痛みが来るたびに苦しく、身体をよじりながら耐えていました。
朝6時頃に入院しましたが、すでに耐え切れる痛みではなく、朝ごはんも食べられませんでした。
助産師さんが診察に来てくれましたが、子宮口は1.5センチしか開かず…次女を出産してから教えてもらいましたが、私は子宮口が開きづらい体質だったようです。
「赤ちゃんは降りてきているのに…これは辛いよね」と助産師さんに背中を押してもらって、泣きそうになりながらも頑張りました。
お昼頃にはいきむのを我慢することができないほどの痛みになりました。
しかし、子宮口は開かず…陣痛が来るたび冷や汗かきながら頑張って耐えていました。
しかし「赤ちゃんが弱ってきている」と言われ、急遽分娩台へ行くことになりました。
支えられながらなんとか分娩台に乗ると、先生から「赤ちゃんが苦しがっているから、最悪の事態を考えて帝王切開の準備も同時進行します」と説明され、酸素マスクをつけられました。
帝王切開の準備も始まりバタバタスタッフの皆さんが動く中、先生が器具を使って無理やり子宮口をこじ開け、なんとか全開になりました。その10分後、次女が産まれました。
相当危なかったのか、周りの助産師さんや先生も「よかった!よかった!」と口々に言っていたのを覚えています。
コロナ禍だったこともあり旦那の立ち会いは無理でしたが、看護師さんが出産シーンを動画で撮ってくれました。
次女は簡単な処置をした後、私の胸元に降ろされ、カンガルーケアをすることができました。
小さくて、ふにゃふにゃで、か弱くて…「かわいい」と思いました。
出産してその日の夕方に病室に入りました。
早朝に受診した時に帰宅を促した看護師さんが「産まれたって?今日産まれると思わなかったー!」と病室に来た時には思わず苦笑いしてしまいました。
先輩ママから出産に向けてアドバイス
出産は一人一人違う、素敵なストーリーがあります。
私の場合は大変な思い出しかありませんが、今思い返せばそれも素敵な思い出です。
辛くて苦しかったことばかりでしたが、無事に産まれてきてくれた我が子を見た瞬間、すべてが吹っ飛びました。
ほとんどの方が、陣痛から出産までの間に今まで経験したことないような苦しみ、痛みを味わいます。
怖がらせてしまうかもしれませんが、その分産まれた瞬間は開放感があり、産んだ我が子はすごく愛おしくかわいらしいです。
妊娠中はエコーでしか見られなかった姿がきちんと形となって現れ、温もりを感じ、柔らかさを感じると「あぁ、出産は奇跡だ」と感じます。
『出産=ゴール』ではありませんが、産まれてくる我が子は何物にも変え難いほど愛おしい存在です。
妊娠中辛いことがあった人も、出産が怖い人も、我が子に会える姿を想像して、残りの妊娠期間を乗り切ってもらえればと思います。
まとめ
今回は私の出産エピソードを書かせていただきました。
決して褒められるようなきれいで美しい出産ではありませんが、今となってはとてもいい思い出です。
バースプランを聞かれたら、ダメ元でもいろいろ理想を話してみるといいと思います。
出産は毎回同じではありません。
悔いのないように、思い出に残るように、きちんと自分がしたいことを伝えておくといいと思います。
たくさん『辛い』『苦しい』を乗り越えた先に『何物にも変え難い幸せ』が待っています。
これから出産を迎える方、大変かと思いますが頑張ってください。
同じママとして心から応援しています。
この記事を書いた
サポーターママ
みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修