0〜1歳の赤ちゃんと遊ぶときに役立つアイデアと工夫
まだ大人のように話すことのできない0〜1歳の赤ちゃん。
目が合うだけで嬉しくて、とにかくかわいい盛りです。
「たくさん遊んであげたいと思う反面、なにをして遊んであげたらよいのかわからない」というかたも多いのではないでしょうか。
いまいち反応がなかったり、高いお金を出して買ったおもちゃより「捨てる前のペットボトルでよく遊ぶ」なんていうのはよく聞く話だったりします。
0〜1歳は急速に脳が発達する時期です。
この時期に正しい方法でたくさん遊んであげることがこの先の成長に深く関わってきたりもします。
発達の基礎を作ってあげながら、親である自分も癒されるそんなコミュニケーションが遊びを通して取れたら嬉しいですよね。
私も自分の子どもが0歳の時、2人きりになるとつい無言で過ごしてしまうことが多くコミュニケーションの方法を模索していました。
今回は赤ちゃんと遊ぶ時に役立つ色々なアイデアや工夫の方法をお伝えしますので私と同じように悩んでいるかたはぜひ試してみてください。
目次
赤ちゃんの発達段階に合わせた遊び方と注意点
ねんね期(0〜3ヶ月ごろ)
まだ自分からおもちゃを持ったりできないねんね期の赤ちゃんには、こちらから近くに行って話しかけてあげます。
歌を歌いながら体にリズミカルに触れるわらべうたや、原始反射を使ってハンカチを握らせて引っ張ったりなど、感覚を育む遊びがおすすめです。
おすわり期(4〜7ヶ月ごろ)
寝返りやおすわりができるようになってくると視点が変わり視野も広くなるため、赤ちゃんはさらに好奇心旺盛になります。
安全に十分に配慮し、自分からおもちゃに手を伸ばして手先を使うことができる環境づくりをしてあげましょう。
はいはい期(8〜11ヶ月ごろ)
自分で動けることが楽しいこの時期は思いっきり体を動かして遊んであげると喜んでくれます。
はいはいで鬼ごっこをしたり、物陰にかくれていないいないばあをしてあげると真似する動作も見られます。
つかまり立ちをしだしたら押し車のおもちゃや、ダンボールを押させてあんよの練習を一緒に見守ってあげるのも良いと思います。
あんよ期(1歳以降)
歩き始めた頃の赤ちゃんは大人の言葉を理解して簡単なやりとりができるようになります。
そして運動能力もぐんと上がるため公園遊びやボール遊びが楽しくてたまらない時期です。
お外で探検遊びと称して花や石を見つけて「お花きれいだね」「おおきい石見つけたね」など話しかけてコミュニケーションを取ることも日々の刺激になりおすすめです。
〈注意点〉
どの時期にも以下のことには注意して遊んであげてください。
目を見て話しかけながら遊ぶことを意識する
赤ちゃんはいつもママが見ているかどうか、喜んでいるかなどが気になっています。
わかりやすく大きめにリアクションをとってあげたり、ささいなことでもたくさん褒めてあげてください。
大人にとっては小さな声かけでも、赤ちゃんは嬉しくてどんどん新しいことに挑戦しようとします。
家にあるものを使った手作りおもちゃのアイデア
ぜひ試していただきたいのが手作りおもちゃです。
保育士さんや先輩ママさん達も推奨しており、手作りおもちゃにはメリットがたくさんあります。
1番は、月齢や発達に合わせたおもちゃを用意できることです。
赤ちゃん期のおもちゃは寿命が短く、月齢に合わせたおもちゃをその都度揃えていくのは大変です。
買ってあげると意外と月齢に合っていなくて興味を持ってくれないということもしばしば。
その時の興味にピッタリ合うもので手先や脳の発達を促すことができます。
また最初から処分するつもりだったもので作った場合、興味がなくなったときには惜しみなく処分できます。
ママの愛情がたっぷり詰まった手作りおもちゃ。
試していただきたいもの、我が子がハマったものをいくつかご紹介します。
布製にぎにぎ(0〜3ヶ月ごろ)
赤ちゃんは生まれつき原始反射があり物をぎゅっと握る力があります。
にぎって物を確かめる練習をしているこの時期ならではのおもちゃで発達を促すことができます。
作り方もとてもシンプルで、布を縫い合わせて中に綿を詰めるだけなので育児に奮闘中のママさんにも簡単にできます。
握りやすいように細長い棒状にしてあげるのがおすすめです。
他にも丸や三角など見ても楽しい形にしてあげても良いですね。
ペットボトルを使ったおもちゃ(4〜8ヶ月ごろ)
ペットボトルの中にビーズを入れて蓋にビニールテープをぐるぐると巻き付けてしっかりと留めます。
ころがしたりじーっと見たりして色や音を観察します。
低月齢の赤ちゃんなら乳酸菌飲料の空き容器など手に持ちやすい軽いものにしてマラカスのように降るとシャカシャカ音を自分で出せて楽しいです。
また、ビーズを米粒や小豆に変えると音も変わって新たな発見ができます。
何種類か作っておくと赤ちゃんのお気に入りの音が見つかりますよ。
マラカスに飽きたら水を入れて振ると万華鏡のようにキラキラ舞うビーズを楽しむこともできます。
視覚的に興味をそそられるようで、長い間見ててくれる赤ちゃんもいます。
ぽっとん落とし(6〜10ヶ月ごろ)
うちの子もとってもハマったぽっとん落とし。
色々な材料で様々な形の物を作ることができます。
筒や箱状になっているもののてっぺんにペットボトルの蓋が通るような穴を開けます。
ペットボトルの蓋は2つ合わせてビニールテープなどでしっかり貼っておきます。
穴の中にぽとんと入れて落下するのを見たり音を聞いたりして遊びます。
最初は穴にはめるのが難しいかもしれませんが、大人がやるのを見せると真似してやりたがりしだいに夢中になる子が多いです。
ビジーボード(11ヶ月〜1歳過ぎごろ)
こどもがもっともハマる手作りおもちゃと言っても過言ではありません。
赤ちゃんが夢中になるものがたくさんついている夢のようなボードです。
支援センターや子育てサロンでもよく見るなという印象です。
この時期の子どもはいたずらが大好きですよね。
親を困らせようとしているわけではありません。
いたずらを通してしっかりと学んで脳の発達がぐんぐん進んでいます。
できればそれを阻止したくないですよね。
そんな時にはこちらのビジーボードがおすすめです。
作り方も意外と簡単で、材料は100円ショップで全て揃えられます。
ボードにマジックテープや結束バンドで赤ちゃんが好きそうなものを貼り付けるだけです。
中でも反応がよかったものは
- キッチンタイマー
- 鏡
- ウェットティッシュの蓋
- ハンドスピナー
- メジャー
こちらのアイテムです。
必ず注意していただきたいのが、巻きついてしまうものや誤飲のおそれがあるものを使う時は必ずそばを離れず見守っていてください。
年齢が上がるとおもちゃを外してファスナーや靴紐を貼り付け、身支度の練習ボードとしても使うことができます。
赤ちゃんとのコミュニケーションを深める遊び方の工夫
声かけをする
何をするにもまず声かけをしてから始めましょう。
大人からするとなんてことない日常でも赤ちゃんにとっては大発見だったりビックリすることもあります。
赤ちゃんの言葉を代弁してあげると、同じ気持ちになっているようで嬉しいそうです。
遊びの中でも「楽しいね〜」「これは何だろう?」などたくさん語りかけてあげることで発語にもつながります。
スキンシップをとる
わらべうたや体を使った遊びの時などに赤ちゃんのぽっぺたをつんつんと触ったりお腹をくすぐったりとにかくスキンシップが取れる時には積極的に取ってあげましょう。
赤ちゃんは肌が触れ合った時に安心感に包まれます。
安心は信頼に繋がり愛着形成にもとても大切な感情です。
自分を安心させてくれる人だと赤ちゃんから認識され信頼が深まるでしょう。
まとめ
今回は、赤ちゃんとどう遊んだらよいかわからないという方へのアドバイスや工夫、発達を促す・経済的・ママの愛情たっぷりといいことづくめな手作りおもちゃなどをご紹介しました。
簡単にできることばかりなので今すぐにでも試してみてください。
可愛い赤ちゃんとのかけがえのない時期、コミュニケーションをたっぷりとって楽しんでくださいね。
この記事を書いた
サポーターママ
しっかり者でお喋りな長女、暴れん坊で甘えたの長男。全く違う男女の育児に驚かされながらも癒される日々を送っています。
夫とホームジムで筋トレをしたり、ミラーレス一眼カメラでこどもの日常を撮ることが趣味です。
妊娠を機に、育児の不安を解消すべく情報収集にのめり込みました。
私のように不安になったり困っている方々に寄り添えるような、読んでほっとしてもらえるような情報を発信していきたいと思っております。
こどもに大好きなママの笑顔をたくさん見せてあげられるように、一緒に不安を解消できたら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修