チャイルドシートはいつからいつまで使う?種類や特徴を解説!おすすめ商品紹介も|学習プリント.com

チャイルドシートはいつからいつまで使う?種類や特徴を解説!おすすめ商品紹介も

チャイルドシートはいつからいつまで使う?種類や特徴を解説!おすすめ商品紹介も
更新日:  | 公開日:
Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

子どもと車でお出かけするために必要なのがチャイルドシート。
チャイルドシートと言っても、さまざまなタイプがあります。

チャイルドシートは、赤ちゃんから小学生まで体がどんどん成長するにつれて使うチャイルドシートも変わっていきます。
使える時期が短いものから10年以上使えるものまであり、メーカーによって特徴や値段、種類も豊富なため、ネットやお店で見ただけではわかりにくいかもしれません。
どんな種類があり、いつどのタイミングに使う必要があるのか悩みますよね。
安全のために必要なものなので、焦って選ぶより早めに準備しておくと安心なため、前もって知っておけばお店で選ぶ時も悩まなくてすみます。

今回はチャイルドシートを使う時期や種類をご紹介します。
おすすめのチャイルドシートもピックアップしているので参考にしてください。

スポンサーリンク

チャイルドシートはいつからいつまで使う?

チャイルドシートはいつからいつまで使う?

道路交通法第71条の三 第3項によって、6歳未満の子どもは必ずチャイルドシートを着用しなければならないことが義務化されています。これに違反した場合は、違反した車両の運転者に「1点」の点数が交通違反の減点として科される罰則があります。
0歳から5歳までの子どもにはチャイルドシートの使用義務がありますが、6歳以上の子どもは使わなくてもいいというわけではありません。
シートベルトが正しく着けられるのは身長140㎝くらいからです。
140㎝程度になるまではジュニアシートを用意して背丈をカバーしてあげましょう。

チャイルドシートは、バスやタクシーを使うときや、ケガや障害など身体的な理由でチャイルドシートが着用できないなど、やむを得ない事情がある場合は使用が免除されています。

しかし、出産して赤ちゃんと産院から家に戻るときや、知り合いの車に同乗するときなどはチャイルドシートの装着が必要になるため注意が必要です。

チャイルドシートは年齢によって3つのタイプがあります。

ベビーシート

ベビーシートは乳児用のチャイルドシートで、新生児からおよそ生後15か月頃まで使用します。

幼児用チャイルドシート

乳児用から幼児用への切り替えの目安は、赤ちゃんの腰がすわる頃のタイミングです。
幼児用チャイルドシートは一番よく見るタイプのシートで、使い始めから終わりまでの目安は、首がすわって自分で座れるようになる生後12か月から4歳ごろまでです。

ジュニアシート

ジュニアシートは4歳から10歳ころまで使います。
6歳以上の子どもはチャイルドシートが必ず必要と言うわけではありません。
しかし身長が140㎝になっていない子どもはジュニアシートを使うことが推奨されています。

安全のためにも、シートベルトが正しく着けられるようになるまでチャイルドシートを使うようにしましょう。

子どもを危険から守るために

チャイルドシートは6歳未満の子どもは必ず着用することが法律で義務付けられていますが、子どもの年齢が高くなるになるにつれて、チャイルドシートの使用率が低下しています。
子どもの体が少しずつ大きくなってチャイルドシートは不要と考えたり、また、子どもがチャイルドシートに座るのを嫌がるなどの理由で、チャイルドシートの着用をやめてしまっているのかもしれません。

しかし、子どもがチャイルドシートを使用せずに車に乗ったり、また、正しくチャイルドシートを使用していなかったりすれば、いったいどんなことが起こるでしょうか。

急ブレーキ

シートベルトは、一般的に身長140cm以上の人を対象に設計がされています。そのため、身長140cm未満の人がシートベルトのみで車に乗る場合、体がしっかりと固定されないため、子どもがもし後方座席中央に座っていれば、運転手が急ブレーキをかけたときの衝撃で体がシートベルトからすり抜けて、前方の運転手と助手席の間に体が投げ出され、顔面を強打する恐れがあるため注意が必要です。

また、誤った方法で子どもがチャイルドシートに座っている場合、急ブレーキの際に子どもが前の背もたれに頭をぶつけて、座席下に転げ落ちるなどの事故も考えられます。

そのため、子どもの身長が140cmに満たない場合は、ジュニアシートを使うなどしてシートベルトをしっかりと固定し、子どもの安全を守りましょう。

大人が子どもを抱っこしながら乗車した場合

子どもがまだ小さい時などは、大人がしっかりと抱っこをしていれば大丈夫と考えるかもしれませんね。

車が交通事故で衝突した場合、体にかかる衝撃は体重の約30倍になります。すなわち、体重60kgの大人であれば約1.8トン、体重5kgの子どもであれば約150kgもの大きな衝撃が体に加わることになります。
この衝撃が加わる状態のなか大人が子どもを抱っこしている場合、当然大人は子どもを抱えきれずに子どもは大人の手からすり抜け、前方の座席やフロントガラスに叩きつけられることになるでしょう。
チャイルドシートを使用していない場合、チャイルドシートを使用している場合と比較すると、その致死率は約5.3倍の差があるとも言われています。

子どもの命を守る目的を果たすためにも、チャイルドシートの使用を面倒だと思わずに、もしもの時の被害を考え、車に乗車するときは必ずチャイルドシートの使用を心掛けたいものですね。

チャイルドシートを助手席に設置した場合

運転している間に子どもの顔が見えやすかったり、ドライブ中に子どもが泣くことがあったりしてもすぐにあやせるからとの理由で、チャイルドシートを助手席に設置したいと考える方がいるかもしれませんね。

実際、チャイルドシートを助手席に設置しても法律では違反になりません。

しかし、チャイルドシートを製造、販売している会社は、安全面を考慮してチャイルドシートは後部座席に設置することを推奨しています。

チャイルドシートを助手席に設置する場合の危険は、もしも車が交通事故にあった場合にエアバッグが作動し、大人が助手席に座った時よりも近い位置にあるチャイルドシートにエアバッグが強い衝撃でぶつかり、子どもを押しつぶしてしまうことです。

特に、後ろ向きに設置するタイプのチャイルドシートの場合、エアバッグの強い衝撃が子どもの背中にあたり、子どもがケガをする可能性があります。
そのため、助手席にエアバッグが付いた車の場合、チャイルドシートの設置は後部座席にするようにし、子どもを危険から守る対策を事前にしておく必要があります。

また、海外の車の中には、どうしてもチャイルドシートを助手席に取り付けないといけない場合に備えて、エアバックの装置システムをキャンセルするスイッチが取り付けられているものもあります。

2シーターの日本の車などで、どうしても助手席にチャイルドシートを設置しないといけない状況の場合は、助手席の位置を一番後ろまで下げて、チャイルドシートとエアバックまでの距離を確保して、危険性をできる限り回避するようにしましょう。

万が一、事故を起こし、子どもに何かトラブルがあってからでは取り返しがつかないことになってしまいます。

基本的にお出かけの際には、車に乗車中に子どもを危険から守るためにはどうすべきかを考え、子どもの月齢や身長に適合したチャイルドシートを使用して、子どもの安全を確保していきましょう。

また、現在は、チャイルドシートの取り付け方の誤りが原因による子どものケガを防ぐために、ISOFIX(アイソフィックス)対応の車両やチャイルドシートが多く普及しています。ISOFIXとは、シートベルトを使わずに、車とチャイルドシートの固定金具の装備を連結させるだけで適切にチャイルドシートを装着できる取り付け方法のことです。

ISOFIXの誕生により、はじめてチャイルドシートを取り付ける方や、今まで正しくチャイルドシートを取り付けることが困難だった方でも簡単にチャイルドシートが取り付けられるようになりました。
もしお持ちの車両がISOFIX対応車種であれば、ISOFIX対応のチャイルドシートを選ぶとよいでしょう。

それぞれのメーカーで、商品の内容、適合基準、安全基準が違います。チャイルドシートを購入の際は、取扱説明書をよく読み、正しいチャイルドシートの使用を心がけましょう。

また、チャイルドシートを購入の際には、四輪駆動車か軽自動車かなど、お持ちの車両によっても取り付け可能なチャイルドシートのサイズが変わってくるため、あらかじめ車内に取り付けスペースが十分にあるか確認をしておくとよいでしょう。

チャイルドシートの種類や特徴を解説

チャイルドシートの種類や特徴を解説

チャイルドシートの種類についてさらに詳しく解説します。
今回は大きく5つに分けてご紹介します。

  • 乳児専用タイプ(ベビーシート)
  • 乳児・幼児兼用タイプ(ベッド型チャイルドシート)
  • 幼児用チャイルドシート(前向き)
  • 幼児学童兼用チャイルドシート
  • ジュニアシート

乳児専用タイプ(ベビーシート)

新生児から1歳くらいまで使える、ベビーシートとして知られているタイプのチャイルドシートです。
体重の目安はメーカーにもよりますが、大体10㎏くらいまでOKのものが多いでしょう。

ベビーシートには持ち手がついているため、車に乗せるだけではなく、そのまま持ち運ぶこともでき、車の中で眠ってしまった赤ちゃんを起こさずに運べるのでとても便利です。
背もたれがカーブしているので、赤ちゃんが丸くおさまるように支えることができ、チャイルドシートを安全に使用するための機能が施されています。
新生児の間は小さすぎて体がうまくおさまらないため、インナークッションを使うことで赤ちゃんも車内で快適に過ごせます。
車に乗せるときは進行方向に向かって、後ろ向きに取り付けましょう。
このタイプには、車だけでなくベビーカーに取り付けて利用できるものもあります。

乳児・幼児兼用タイプ(ベッド型チャイルドシート)

新生児から4歳くらいまで使えるベッド型チャイルドシートです。
こちらのベッド型は横向きや後ろ向きでフラットにすることができ、さらに、前に向けたり後ろに向けたりなど、成長に合わせて回転して向きを変えることも可能です。

一方、ベッド型の中でもフラットにならず、背もたれの角度を変えて使用するリクライニングタイプもあります。

ベッド型は寝かせたまま乗せられるので新生児から使うことができます。
フラットな姿勢は特に呼吸がまだ苦手な赤ちゃんにはとても楽ちん。
大きくなるにつれて起き上がっている方が好きになってくる赤ちゃんもいるため、赤ちゃんの様子を見て向きや角度を変えてあげましょう。
チャイルドシートは、体重が10kgくらいまで、身長は75cmを超えるまでは後ろ向きに取り付けるようにします。後ろ向きに取り付ける場合、車に衝撃が加わった際に背中の広い部分でそれを受け止めることができるため、衝撃が分散され安全性が高くなります。

チャイルドシートを後ろ向きで取り付けることについては、JAFの『乳児専用タイプ(後ろ向きに取り付け)(はじめてのチャイルドシート クイックガイド)』でも説明がされているため、こちらのリンクで内容を確認するといいでしょう。

ベッド型のチャイルドシートはメーカーによって取りつけ方が違います。
平らにすると場所をとるので、車のサイズも確認しましょう。
このタイプのチャイルドシートは、デメリットとして12~15㎏と重たい商品が多いという特徴があります。

幼児用チャイルドシート(前向き)

1~4歳くらいまで使用可能な前向きに取り付けるタイプのチャイルドシートです。
チャイルドシートは後ろ向きの方が安全性は高いですが、シートから頭がはみ出るくらいの身長になったら前向きにするのがおすすめです。
最近は幼児だけでなく、乳児や学童との兼用タイプが増えています。

幼児学童兼用チャイルドシート

チャイルドシートとジュニアシートが組み合わさった幼児学童兼用のタイプです。

1台で1~11歳頃まで長い期間使えるものもあり、買いかえる必要がない点がメリットです。

成長に合わせて背もたれの高さをかえたり、パーツを取り外したりします。
また、背もたれ自体を外すとジュニアシートになるものもあります。
他にも、両肩にベルトをかけてしっかり固定できるハーネスタイプもあり、より安全に使用することが可能です。

ただし、ベルトを嫌がる子どもはすり抜けてしまうことがあるため、説明書を読んでしっかりと体にベルトを固定させましょう。

こちらは新生児から使える乳児・幼児・学童兼用のタイプもあります。

ジュニアシート

4~11歳頃まで使えるジュニアシートには背もたれのあるタイプと、座面のみの「ブースタータイプ」があります。

どちらも車のシートベルトを体に対してななめにかけます。

背もたれタイプは座席に固定するので安全性も高く、両サイドにガードがついているので子どもも楽に座れます。
他にも、成長に合わせて頭部のクッションのつけ外しができたり、大きくなったら背もたれを外してブースタータイプにできたりするものもあります。

ブースタータイプとは座面のみのタイプのことで、身長が140cm以下の子どもがシートベルトを正しく着けられるようにするためのものです。
このタイプは、座席に乗せるだけなので軽くて持ち運びも簡単なため、家族以外の車にも容易に移動できます。

どちらも4歳ころから使うことができますが、シートベルトが嫌な子はすり抜けてしまいます。
そのため、よく動く子はハーネスとタイプのチャイルドシートの方が安心です。

スポンサーリンク

先輩ママのおすすめチャイルドシートを紹介

先輩ママのおすすめチャイルドシートを紹介

それぞれのタイプのチャイルドシートのおすすめ商品をご紹介しますので、購入の際の参考にしてください。
なお、チャイルドシートを購入する際は次の2つを必ず確認しましょう。

  1. 子どもの体格に合っているか
  2. チャイルドシートを乗せる車に取り付けられるか

製品によっても使い方がそれぞれ違うため、選び方が分からない時はお店の人に相談してみましょう。

乳児専用タイプ(ベビーシート)

「マキシコシ」はヨーロッパNo1のブランド。

「ベビートラベルシステム」で寝たままの赤ちゃんを連れておでかけを楽しむことができます。

チャイルドシートを正しく安全に取り付けるために決められた世界基準もクリア。 そのままのせられるベビーカーにも対応しています。

乳児・幼児兼用タイプ(ベッド型チャイルドシート)

赤ちゃんの体についての研究をもとに商品を作っている「アップリカ」。
平らなベッド型チャイルドシートは20年以上研究されています。

呼吸がしやすい赤ちゃんに優しい設計です。
成長に合わせて後ろ向きや前向きのチャイルドシートとしても使えます。

幼児学童兼用チャイルドシート

ベビー用品で有名な「コンビ」のチャイルドシート。
軽くてコンパクト、1歳から長く使える設計です。

1歳からはハーネスシートベルトとクッションで体をしっかり支えてくれます。
成長に合わせてクッションとベルトをとるとジュニアシートに変身し、通気性もよく、子どもが心地よく座れるようになっています。

乳児幼児学童兼用チャイルドシート

「グレコ」は60年以上の歴史を持つ世界的な育児ブランド。
0~12歳まで長く使えるチャイルドシートです。
1歳半ごろまでリクライニングで使うことができます。
ヘッドレストやベルトを調整することで成長しても使えます。
カバーやクッションは洗濯機で洗えるので安心です。

背もたれ付きジュニアシート

左右に揺れることなくきちんとシートに取り付けることができます。
ブースターシートは12歳までのお子様向けに作られているため、長く使えるようになっていますね。

ジュニアシート(ブーストタイプ)

グリコのシートは、2段階に調節可能なアームレストを備えており、子供の体格に合わせてフィットさせることができます。
ウォッシャブルな素材で作られているため、汚れが付いても簡単に洗うことができ、清潔に保つことが可能です。
また、便利な収納式カップホルダーが付いています。
シートベルトは付属の肩ベルト調節クリップを使用して子供の肩にしっかりとフィットさせることができ、安全性を高めます。
このジュニアシートは、3歳頃から11歳頃までの長期間使用することができる設計となっています。

まとめ

子どもの命を守るために必要なチャイルドシート。
成長に合わせて調整できるものや、赤ちゃんや子どもの体のことを考えて作られているものなどいろんなタイプがあります。
デザインや素材も大切にしたいですが、まずは車や子どもに合うものを選びましょう。
車のサイズやタイプによっては取り付けられない場合もあります。

子どもの成長も一人一人違います。
兄弟がいると買い替えるタイミングも変わってきます。
じっくり選んで早めに準備しておきましょう。

この記事を書いた
サポーターママ

みどりママのプロフィール写真 みどりママ 2男2女のママ

レゴとポケモンが好きな長男、おままごとが上手な長女、お絵描き大好き次男、みんなのアイドル次女の4兄弟のママです。
毎日にぎやかな家庭を楽しんでいます。
趣味はイラストを描いたり、知育グッズの手作りです。最近は家庭菜園やDIYにも挑戦中。身近に自然がある今のお家を満喫中です。
子育ては毎日が学びの連続。学んだことや経験したことがまた誰かの子育てにつながっていくといいなという思いで記事を書いています。
長いようで短い子育てを楽しく過ごしていきたいなと思います。

この記事が気に入ったらシェア

Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア
スポンサーリンク
ページトップへレッドレンジャー