断乳の目安となる時期と進め方は?断乳後の寝かしつけについて|学習プリント.com

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断乳の目安となる時期と進め方は?断乳後の寝かしつけについて

断乳の目安となる時期と進め方は?断乳後の寝かしつけについて
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離乳食が進んで3回食になったり、昼間は保育園に通ったりすると赤ちゃんの授乳回数が減ってきます。
そうなると、「いつまで母乳をあげていいの?」「そろそろ授乳を止めてもいいのでは?」と断乳を考え始めるママもいるのではないでしょうか。
赤ちゃんが自然に授乳を欲しがらなくなる「卒乳」まで待つことは何の問題もありません。

一方で「卒乳」とは違い、ママが自分の意思で授乳を止める「断乳」はタイミングや進め方が大事で、事前に計画を立てておくことが成功のカギです。
そこで、断乳の目安となる時期や進め方、断乳後の悩みの1つ、寝かしつけについて解説します。

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断乳の目安となる時期

断乳の目安となる時期

まず重要なことは、「母乳は何歳、何ヶ月でやめるべき」という決まりはなく、「早くやめた方がいい」というわけでもありません。
最近では赤ちゃんが欲しがるあいだは好きなだけ母乳を飲ませていいという意見が多数派です。

順調に体重が増えていて成長に問題がないようであれば、ゆっくり「卒乳」まで待ち、無理に授乳をやめさせる必要はありません。
離乳食の食べる量が増えれば、自然と「卒乳」をしていくので大丈夫ですが、ママとのコミュニケーションの一つとして、3歳ぐらいの子どもでもおっぱいを吸いたがるケースもあります。
そのため、断乳についても、いつがいいという明確な時期があるわけではありません。

一方で、育児休暇を取得していたママの職場復帰に伴った赤ちゃんの保育園入園、ママの睡眠不足や体調不良など、人それぞれ、家庭それぞれの事情があって、断乳を進めることがママにとっても赤ちゃんにとっても最適の選択肢になる場合もあります。
これらを踏まえた上で、断乳の時期の目安ですが、そもそも授乳は赤ちゃんにとっての重要な栄養補給です。

そのため、授乳に代わる栄養が離乳食できちんととれる、つまり、3回食になる10ヶ月~1歳頃が最も早い断乳のタイミングとなります。
1歳を過ぎると牛乳も飲めるようになりますし、離乳食の完了期は1歳半頃ですので、個人差はありますが、この時期が最適という考えもあるようです。
食べる量やリズムに加えて、水分補給も重要です。
子ども用のマグカップやコップ、ほ乳ビンなどを使って、水やお茶など、ミルク以外のもので水分補給ができてから断乳する方が安心でしょう。
水分補給の重要な夏に断乳するのは熱中症や脱水症状を引き起こしやすくなるのであまりよくないようです。

断乳の上手な進め方

断乳の上手な進め方

断乳を進めるときにはお母さんと赤ちゃん、両方のことを考え、体調を崩して服薬しなければならないなど、よほど急いで断乳しなければならない理由があるときを除き、段階的・計画的に進める方がよいでしょう。

まずは、いつ断乳するのか、日にちを決めましょう。
1日何回も授乳している授乳をいきなりやめると、赤ちゃんの気持ちが不安定になり大変です。
また、突然の断乳はママの体のためにもよくありません。
なぜなら、授乳を止めても、母乳は作られ続けるので、赤ちゃんが飲まなくなったおっぱいはパンパンになり、ケアをしないと乳腺炎などのおっぱいトラブルの原因となるからです。
もし、おっぱいトラブルが起きた場合は、助産師などに相談をするようにしましょう。

このようなおっぱいのトラブルを防ぐためにも、断乳すると決めた日に向けて授乳回数を少しずつ減らして準備していくことが大切です。
断乳の1ヶ月前くらいから、夜間授乳を止める、昼間の授乳回数を減らす、寝る前の授乳だけにするなど、ご自身や赤ちゃんの生活スタイルに合わせて、どんな方法が良いのか試してみましょう。
併せて、赤ちゃんに「そろそろおっぱい終わりだよ」と伝えておくことも意外と重要です。

断乳すると決めたその日になったら授乳はゼロ。
赤ちゃんはおっぱいを探そうとして手や口で探したり、愚図ったりすると思いますが、おもちゃや絵本で気を紛らわせてあげます。
寝かしつけに授乳をしていた赤ちゃんには、お茶や水を飲むだけにしましょう。

激しく泣いたり、愚図ったりとより難関になるのは2日目という人が多いようです。
抱っこしたり、おもちゃであやしたりしても全く泣き止まない場合が多いです。
ママの顔を見たり、においでおっぱいを思い出して不安になる赤ちゃんが多いので、可能であれば、ママではなくパパや祖父母など、別の人に相手をしてもらうといいでしょう。
あまりの泣きの強さに心配になり、ママの心が折れやすい日でもありますが、頑張って乗り切ってください。
早い子であれば3日目くらいから徐々に赤ちゃんも状況を理解し、離乳食をたくさん食べて、ぐっすり眠り始めるようになるでしょう。
もちろん、まだまだ慣れずに泣きわめく赤ちゃんも多いです。
1週間くらいはストレスや疲れ、寝不足になるのは仕方ないかもしれません。

なお、断乳に際して考えなければならないことに、「ママが母乳を作り出さないこと」もあります。
これについては断乳から3日目まで、3日目、4日目以降の3段階で考える必要があります。
まず3日目までは、おっぱいが張ってつらくなった時に楽になる程度まで搾乳します。
くれぐれも、すべて出し切ってはいけません。
次に、3日目に一度、母乳を完全に搾り切ります。
4日目以降は張りを感じた時だけ圧抜きをします。
3日目が重要なのは、母乳が乳腺の中で72時間ほど溜ることで母乳を創り出す細胞が退縮しているとされているからです。
この3ステップが過ぎると張りや痛みは落ち着き、1ヶ月もたてば絞ってもにじむ程度になり、断乳は完了です。

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断乳後の寝かしつけについて

断乳後の寝かしつけについて

特に断乳が難しいのは、夜寝る前の授乳がルーティンになっているケースです。
授乳を止めるとなかなか寝かしつけができず、ママもストレスと寝不足に悩まされることに。
授乳をせずに赤ちゃんを寝かしつける方法を考えてみましょう。

①寝る環境や生活リズムを整える

室温、服装、照明、音など、赤ちゃんが寝るための環境をこれまで以上にきちんと整えましょう。
室温については、夏は25~27℃、それ以外の季節は20℃前後が快適な室温と考えられています。
適温の室内の場合、寝るときの服装は肌着+パジャマが基本です。
寝室はできるだけ真っ暗な方が寝つきはよくなりますが、どうしても明かりが必要な場合、白色蛍光灯ではなく、暖色の間接照明などがいいでしょう。

夜、きちんと寝るためには、毎朝決まった時間に起きて朝の日光を浴びること、昼間は外などで体を動かしてしっかり遊ぶこと、昼寝を2時間以内で切り上げることなど生活のリズムも重要です。
夕方以降はあまり刺激を与えず、夕食や入浴を済ませて、「夜のルーティン」をしてから寝かしつけに入りましょう。

そう、断乳後の赤ちゃんがすんなり眠りにつくためには、この「夜のルーティン」が有効的です。

②夜のルーティン(入眠儀式)を作る

授乳しながら寝るのが当たり前になっていた赤ちゃんにとって、授乳は「夜のルーティン」でした。そのルーティンがなくなってしまったので、新しいルーティンを作ってあげるようにしましょう。

◆絵本の読み聞かせ
日ごろから絵本の読み聞かせをしていて絵本が好きな赤ちゃんの場合、寝かしつけにも絵本を活用してみてください。
本屋さんや図書館に行くと、寝かしつけに最適の絵本が紹介されています。

◆子守歌
古典的な方法のように思われがちですが、赤ちゃんを寝かせるには子守歌が一番。
子守歌と言っても、いわゆる「子守歌」ではなく、赤ちゃんのお気に入りの歌を見つけるといいと思います。
ちなみに我が家では、長女は「きらきら星」、次女は「森のくまさん」を謳うと寝てくれる時が多くありました。
同じ歌を何度も歌い続けていると、大人の方が眠たくなってきてしまいますが、そこは根気よく頑張ってください。

ちなみに、お風呂を寝る前のルーティンにしようと考える方も多いかもしれません。
ただ、大人もそうですが、入浴は気持ちをリラックスさせてくれる一方で、目を覚ますこともあります。
特にお風呂で体温が上がった状態では、乳幼児は意外と寝つくことができません。
ですので、入浴は就寝の1時間くらい前までに終えておく方がいいと言われています。

まとめ

赤ちゃんの授乳を終える方法には断乳と卒乳という2つの選択肢があります。
断乳の場合、おっぱいを欲しがって泣く赤ちゃんの姿がかわいそうでママが罪悪感を感じたり、心が折れそうになることもあるでしょう。
しかし、そこでママの方がめげてしまっては、泣きながらも頑張ろうとしている赤ちゃんがいつまでもおっぱい離れできません。

授乳以外の楽しみを見つけることは赤ちゃんにとって成長の一歩です。
時にはパパや祖父母、保育士さんなど他人の手を借りながら見つけ出して、違った形で赤ちゃんとのスキンシップやコミュニケーションをはかってみてください。

この記事を書いた
サポーターママ

みずママのプロフィール写真 みずママ 3女のママ

しっかりしつつも甘えん坊な長女、いつも元気で物怖じしない次女、マイペースな三女。
元気盛りの3姉妹を育てながら、フルタイムの仕事に奮闘するワーママです。
タイプの全く違う3姉妹の育児で培ってきた(現在進行形)経験を共有しながら、悩みを持つパパママの役に少しでも立てればいいなと思っています。
出産前は、仕事でも、プライベートでも海外を飛び回ってばかりでした。
子どもたちがもう少し大きくなったら、広い世界を見せてあげたいです。

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【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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