お箸の練習からいつから始める?開始時期と練習の流れ、必要なグッズ紹介
ママやパパの手で食べさせていた離乳食から徐々に、手づかみ食べをするようになり、フォークやスプーンを自分で持てるようになって、そうなると気になるのがお箸の練習を始めるタイミングですよね。
フォークやスプーンを持ち始めて間もないころから、一緒の食卓に並ぶママやパパのお箸に興味を持つ子もいます。
そんな時「まだ、フォークも上手に使えないし・・」と思いながら、いつお箸の練習を始めたら良いのかな?と悩むママが多くいます。
早くお箸が使えるようになってほしいと思い、お箸の練習を始めてみると、手先がまだ上手に使えない子どもにお箸の使い方を教えるのは、なかなか大変です。
子ども自信もうまく使えないとイライラしてしまったり、一度箸の持ち方を間違って覚えてしまうと、なかなか直すのに時間がかかってしまうこともあります。
そこで、お箸の練習をいつから始めたらスムーズにお箸が持てるようになるのか、お箸の練習の開始時期や、練習の流れについて見ていきたいと思います。
そして、お箸の練習に必要なグッズを紹介していきたいと思います。
目次
お箸の練習いつから始める?
お箸の練習をいつから始めるのが良いのか?早く始めれば早く持てるようになるのかしら?気になりますよね。
実は、明確に何歳になったら。という決まりはありません。
お箸の練習を始める時期は、一般的に2歳半頃から3歳頃に始めることが多いようです。
しかし、この頃の子どもの発育には個人差があります。
子どもの成長に合わせて練習を始めるタイミングを見定めましょう。
では、具体的にどのような成長段階になったら練習を始めたら良いのか具体的に見ていきたいと思います。
子供がお箸に興味を持つようになった
2歳を過ぎた頃から、徐々に何でも自分でやってみたいという意欲がでてきます。
パパやママがお箸を使っている姿をみて真似してみようとお箸に興味を持ち始めます。
本人の「やってみたい!」という気持ちを尊重して、興味を示したタイミングでトレーニング箸を購入してあげると本人のやる気も増します。
手先が器用に使えるようになってきた
親指や人差し指などが発達していないと、お箸を使って何かを掴むには難しいことも。
目安としてピースサインができるようになると指を器用に動かせるようになり、お箸も上手に握ることができるようになってきます。
スプーンの正しい持ち方が身についている
スプーンの正しい持ち方とは、「鉛筆持ち」ができることです。子どものスプーン持ち方は、成長とともに変化していきます。
最初はグーで握るように持っていたものが、スプーンを下から持って上手に食べられるようになっていきます。
スプーンを鉛筆持ちできるようになることは、お箸の持ち方を覚えるうえでもとても重要なことです。
スプーンを鉛筆持ちで上手に食べられるようになると、お箸もスムーズに使えるようになります。
以上のことが、お箸の練習を始めるタイミングの基準です。
もちろん、全てが揃っていないと初めてはいけないわけではありません。
スプーンを上手に使えるようになる前に、お子さんがお箸に興味を持ち使ってみたい!というのであれば、それを尊重してあげることで本人のモチベーションもアップすることでしょう。
では、次にお箸の練習をどんな流れで始めたらいいのか見ていきたいと思います。
お箸の練習の流れ
大人は普段意識しなくてもお箸が使えるので、いざ教えようと思うと何から教えたら良いのか悩みますよね。
また、上手くポイントが伝わらないと間違った持ち方を覚えてしまいます。
一度間違ったお箸の持ち方を覚えると、なかなか正しい持ち方に修正するのは難しいので、最初から正しい持ち方で覚えられるように、お箸の練習の流れについて見ていきたいと思います。
お箸を持つ練習
1)1本の箸を鉛筆のように持つことから
最初からいきなり2本の箸を持たせても中々上手くいかないことが多いです。
まずは1本の箸を、親指、人差し指、中指の3本で鉛筆持ちのように持つところから始めましょう。
上の箸の上部から1/3あたりを親指と人差し指で挟みます。そこに、中指を添えて3本の指で持ちます。
その時に、力を入れずに軽く持ちます。
2)1本の箸を上下に動かす練習をする
1本の箸を鉛筆持ちした状態で、人差し指と中指を動かして数字の「1」を書くように上下に動かします。
その時に、手首は使わずに指だけを使って動かします。
3)もう1本の箸を差し込む
慣れたら上の箸を持ったまま、親指付け根を通し1本目の真下に来るように2本目の箸を差し込みます。
差し込んだら2本目の箸は動かさずに固定します。
4)下の箸を固定して上の箸を上下に動かします。
1本で練習した時と同じように、下の箸は動かさずに、数字の「1」を書くように上下に動かす練習をします。
お箸を持つことに慣れてきたら、丸めたティッシュなどをつかむ練習をしましょう。
そして、徐々につかむものを小さくしていくとお箸がどんどん上達していきます。
お箸を使い始めて最初の頃は、なかなか上手につかめなくてついつい手づかみ食べをしてしまうこともあると思いますが、そんな時も怒らずに頑張っている姿を褒めてあげましょう。
トレーニング箸は使わない方がいいの?
可愛いキャラクタ―のついたトレーニング箸などが良く売られていますが、トレーニング箸は変な癖がつくから使わない方が良い。
普通のお箸に移行するのに苦労する。などということを聞きますが、実際はどうなのでしょうか?
トレーニング箸がダメというわけではなく、子どもがお箸の練習を始める成長段階にないのに、早くお箸を使えるようになってほしいという想いから、ママが使わせたいから使わせるのはNGのようです。
トレーニング箸は指が固定されるので、お箸の使い方に慣れていない子どもでも使いやすいのです。
しかし、トレーニング箸が使えるようになったからと言って、お箸が使えるようになったわけではありません。
トレーニング箸の一番のメリットは、「お箸が持てた!つかめた!」という達成感を感じ、お箸を使うことに楽しさを感じさせることで、お箸を使う事にポジティブにさせることができる点です。
お箸の練習に必要なグッズ紹介
では、お箸の練習に必要なグッズについて紹介していきたいと思います。
まずは、何といってもお箸です。
そこで、子どもの練習用のお箸の選び方について見ていきたいと思います。
お箸の選び方
子供の手の大きさに合った長さのお箸を用意しましょう。
お箸を選ぶ際のポイントは、お箸の長さと素材です。
お箸の長さは、親指と人差し指で直角をつくった時に、両方の指先を結んだ長さの1~1.5倍くらいの長さのお箸が丁度いいとされています。
プラスチック製の箸より木製の箸の方が滑りにくく、掴みやすいです。
また、プラスチック製のお箸でも、箸の先の方に溝の入ったものは使いやすいのでOKです。
おススメお箸
- イシダ しつけ箸
木製のお箸で、箸にはくぼみやイラストが描かれていて子どもが正しく持てるようになっています。
- 箸匠せいわ 六角知能ばし
六角で作られていて、通常の箸よりも細い作りになっているので子どもにも持ちやすくなっています。
箸先には、滑り止め加工がされているので掴みやすくなっています。
トレーニング箸の選び方
トレーニング箸を選ぶなら、掴むコツのわかるサポート付きのお箸がおススメです。
おすすめのトレーニング箸
- エジソン エジソンのお箸1
定番のトレーニング箸です。
特徴としては、お箸についたリングに指を入れるだけで簡単に正しくお箸を持てることです。
軽くて、箸先の幅が広くなっていて、滑りにくく加工がされているので掴みやすいなっています。
お箸デビューの子にはおススメのトレーニングお箸です。
- ののじ 子供用箸
このお箸の特徴は、指のサポーターがないことです。
指にサポーターがついていないので、より自然なお箸の持ち方を学ぶことができます。
お箸の開閉をサポートする機能がついているので、少ない力でお箸を持つことができます。
まとめ
以上、お箸の練習開始時期や練習の流れ、必要なグッズについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。
大人からしてみれば簡単なお箸の使い方ですが、まだ力の弱い子どもにはお箸を使うことはとても難しく、お腹が空いているのにお箸が上手に使えないと、子どももイライラしてしまうことでしょう。
そんな時も、焦らずに無理なくお子さんのペースでゆっくり取り組んでみてください。じっくり取り組むことで正しいお箸の持ち方を覚えることがでることでしょう。
そして、一番大切なことは、「楽しみながら食事ができること」であることも忘れずにしたいものです。
この記事を書いた
サポーターママ
3姉妹のママです。現在は、隙間時間を見つけてライターの仕事をしています。
第1子は、初めての育児で育児書通りのガチガチ育児を経験、第2子は、2歳差育児に奮闘して頑張りすぎ育児を経験、第3子は、完全ゆるゆる育児を実践中です。
私自身も、これまで多くの世のママさんたちの言葉を道しるべに育児をしてきました。
今度は、少しでも頑張っているママさんたちの力になれれば良いな。という思いで発信していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修