子どもの才能開花|習い事の選び方と育成方法
小学生の子どもの習い事では、スイミング、音楽教室、英会話教室や、最近ではプログラミング、ロボット教室などが人気で、小学生がしている習い事は種類も多く情報もあふれています。
子どもの才能を開花させる習い事とは?
子どもに向いている習い事とは?
将来役に立つ習い事とは?
限られた時間と予算の中で、何を優先して習い事を選べばよいのか迷いますよね。
この記事では、小学生の習い事について、以下の内容をご紹介します。
- 子どもに合った習い事の見つけ方と選び方
- 才能を伸ばすための親のサポート方法
- 習い事の取り入れ方とバランスのとり方
子どもの習い事を選ぶときの参考にしてみてください。
目次
子どもに合った習い事の見つけ方と選び方
子どもに合った習い事を見つけるには、まずは情報をあつめることが大事です。
情報の集め方としては、以下のようなものがあります。
- ネットで近所の習い事・スクールを検索する
- ママ友から情報を得る
- 地域の児童館や公民館にあるチラシを見てみる
学研教育総合研究所が調査した『小学生白書Web版(2022年9月調査)』で、小学生がしている習い事「トップ10」をみてみましょう。
引用 : 学研教育総合研究所 小学生白書Web版 2022年9月調査
1位 水泳・スイミング
2位 音楽教室
3位 学習塾
4位 通信教育
5位 英会話教室
6位 体操教室
7位 書道・習字
8位 そろばん
9位 サッカー・フットサル
10位 ダンス(バレエ以外)
11位以下は、武道、バスケットボール、バレエ、プログラミング・ロボット教室、硬式野球・軟式野球・ソフトボールなどが続きました。
また、ボルタリング、将棋・囲碁、ゴルフ、スケート、演劇、動画制作などをしている小学生もいました。
習い事にはたくさんの種類があるので、選ぶ前に多くの情報を集めておくといいですね。
子どもに合った習い事の選び方
子どもに合った習い事の選び方のポイントは3つあります。
「子どもがやりたいもの」の中から選ぶ
子どもは正直です。
やりたいことでなければ、習い事がイヤになり続きません。
無理に続けたとしても、あまり良い効果がでません。
「楽しそうだから」「かっこいいから」「お友だちと一緒にできるから」
どんな理由でもいいので、「子どもがやりたいもの」の中から選びましょう。
もし、親がどうしてもさせたい習い事があれば、子ども自身も「やってみようかな」と思えるように魅力を伝えてみてください。
「無理のない距離と予算」の中から選ぶ
習い事を続けるためには、通いやすさが大事です。
安全に通える距離や立地にあるか、確認しましょう。
また、習い事によっては月謝のほかに多くの費用がかかる場合もあります。
例えば、ユニフォームや衣装、専用のシューズ、楽器、発表会の費用など、事前に確認が必要です。
「無理のない距離と予算」の中から選びましょう。
「見学や体験をしてから決める」
多くの習い事には見学や体験があります。
習い事の候補を見つけたら、まずは見学や体験をしてみることをおすすめします。
なぜなら、子どもがやりたくて通いやすい習い事であっても、講師の教え方や内容が子どもに合わないこともあるからです。
いくつかの習い事を検討している時は、まず見学や体験をしてみて、その中から子どもに合うものを選んでいくといいでしょう。
才能を伸ばすための親のサポート方法とは?
「好きこそものの上手なれ」との言葉があります。
子どもがやりたいと思った「好きな習い事」を、子どもの「才能を伸ばす」ことにつなげていけたらいいですよね。
そのために、親ができるサポートには、以下のようなことがあります。
栄養おやつでサポート
習い事は、学校から帰ってきてから行くことが多いですよね。
学校で頑張って勉強してきた子どもたちには、栄養おやつでエネルギー補給をしてから習い事に送りだしてあげましょう。
習い事の前のおすすめのおやつを以下にまとめます。
効果 | 食品 |
---|---|
エネルギーを補給できる | もち麦いりおにぎり バナナ |
栄養バランスがいい | アーモンドフィッシュ ゆで卵 |
タンパク質が多くとれる | サラダチキンバー チーズ ヨーグルト |
食物繊維・ビタミン・ミネラルが多くとれる | ほし芋 ドライフルーツ 素焼きナッツ |
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宿題や家での練習をサポート
習い事には、宿題や家での練習が必要なものがあります。
いざ習い事の日に宿題や練習ができていないと、不安で行きたくなくなる場合もあります。
親は、子どもが習い事の宿題や練習をする予定をあらかじめ立てておきましょう。
そして、宿題や練習を「一緒にする」か「見守る」ことが、子どもへのサポートになります。
子どもが自信を持ち、楽しく習い事に通えるようにしたいですね。
「ほめること」でサポート
よくありがちなのが、親が経験してきた習い事に関して家での指導が厳しすぎることです。
例えば、学習塾、ピアノ、スポーツなど、親が経験してきて自信を持っている習い事に多い傾向があります。
「自分はこうやってきたのに」との思いが、子どもへの過剰の厳しさにつながってしまうのです。
せっかく「子どもがやりたいこと」を習い事にしたのに、親に怒られてばかりでは、イヤになってしまいます。
才能を開花させるためにも「ほめること」が大切です。
たくさん「ほめること」でサポートしていきましょう。
習い事の取り入れ方とバランスのとり方
「子どもがやりたい習い事」や「親がやらせたい習い事」がたくさんある場合、習い事の取り入れ方とバランスのとり方には注意が必要です。
まずは健康で、小学校に元気に楽しく通えることを基本にしましょう。
そして、以下の点に注意して習い事をバランスよく取り入れてみてください。
学校との両立に無理がないか
学年が上がるにつれて、授業時間も長くなり宿題も多くなります。
テスト勉強も必要です。
子どもの様子をみながら、学校と習い事の両立に無理がないか確認してください。
家でもできることを取り入れる
通学型の塾だけでなく、通信教育やオンライン英会話など、家でできる習い事も検討してみてください。送迎の時間がかからない分、時間に余裕ができます。
習い事は「いつでもやめていい」
習い事は、親子ともに一度始めたら続けなければいけないと思ってしまいがちです。
でも、そんなことはありません。
少しでも「体験」できたことは、子どもの成長にプラスになります。
「続けること」だけでなく、「体験すること」をより大事にしましょう。
子どもと親にとって、習い事への負担が大きすぎる場合は、「いつでもやめていい」と割りきることも大事です。
わが家では、子どもがやってみたいことはやらせてみようとの方針で、多くの習い事をしてきました。
「子どものやりたい習い事」を続けてきた結果、身についたことは「特技になる」ことを知りました。
そして、特技は、「子どもの自信」につながると実感しています。
しかし、子どもがやりたくて始めた習い事であっても、学校や他の習い事との両立がむずかしくなったことがあります。
その時は、子どもの続けたいとの気持ちもあり、すぐに「やめてもいい」とわりきることができませんでした。
その時をふりかえると、親子ともに時間の余裕がなく忙しく生活していたように思います。
その結果、体調を崩したこともあり、無理がかかる「習い事」は続けない方がよいことを学びました。
子どもの「才能を開花するため」、子どもの「成長のため」の習い事です。
親子ともに元気に楽しく生活することを基本として、習い事をバランスよく取り入れていきたいものです。
まとめ
ここまで、子どもの才能を開花するための、習い事の選び方と育成方法について、ご紹介してきました。
習い事の目的は、子どもの「才能を開花するため」、子どもがよりよく「成長するため」にあります。
この記事でご紹介した
- 「子どもがやりたい習い事」の中で、続けることに無理がかからないものを選ぶ
- 栄養おやつや、習い事の宿題・練習のフォロー、ほめることで、才能を伸ばすサポートをする
- 親子ともに元気に楽しく生活できるよう、習い事をバランスよく取り入れる
などの情報を参考に、子どもに合う習い事を選んでチャレンジしてみてください。
小学生の時の習い事が、未来に活躍する子どもたちの才能開花のきっかけになるといいですね。
この記事を書いた
サポーターママ
4歳差の仲良し姉妹・2女のママです。「子どもに良さそうな事はとにかくやってみよう!」がモットー。
ベビーマッサージ・ベビースイミングに始まり、リトミック、ピアノ、そろばん、通信教育、ダンス、トランポリンなどいろいろな経験をしてきました。
ふりかえると反省もありますが、「失敗は成功のもと」とポジティブに切り替えるようにしています。
子育ては大変なことも多いですが、その分、子どもから大きな幸せをもらいます。
子育てに奮闘されている方へ、少しでも参考になる記事を書けたら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修