おまると補助便座のメリット・デメリットは?それぞれのおすすめも紹介!
幼児の子育てにおける大きな難関のひとつとなるのが、トイレトレーニング(トイトレ)です。
「お座り・歩行が安定する」「おしっこの間隔が2時間以上あく」「『うん』『イヤ』といった簡単な意思疎通ができる」の3つをクリアすれば始めどきといわれています。
そこで出てくるのが「おまると補助便座、どちらを使ったほうがいいの?」という疑問ではないでしょうか。
昔はおまるが主流でしたが、最近では補助便座を使うパパママが多いようです。
先輩パパママに聞いてもさまざまな意見があり、悩んでしまいますよね。
今回の記事では、おまると補助便座それぞれの特徴や注意点、おすすめ商品をご紹介します。
子どものトイレトレーニングに悩んでいるパパママは、ぜひお役立てください。
目次
おまると補助便座の長所と短所!使いやすさを比較しよう
トイレトレーニングの相棒ともいえるのが「おまる」と「補助便座」です。
どちらを使って子どものトイレトレーニングを進めていくべきか迷ったら、まずはそれぞれの長所と短所を整理することから始めましょう。
おまるについて
おまるは「持ち運びのできる便器」です。
床に置き、トイレトレーニングをする子どもが、またいだり座ったりして排泄します。
長所と短所は次の通りです。
長所
- 体格の小さな子どもでも自分でまたがることができる
- 足が床に届くので踏ん張りやすい
- 子どもがリラックスできる場所に設置できる
- 他の家族ともトイレがかぶらないので急な尿意にも対応しやすい
短所
- 使用後に毎回洗う必要がある
- おまるを使う場所が不衛生になる
- 次のステップとしてトイレに慣れる練習が必要
- ひっくり返してしまう可能性がある
- ケースによってはおまると補助便座の両方を買う必要がある
- おまるを置くスペースを確保する必要がある
- リビングやダイニングなど空間の雰囲気とおまるがそぐわない
補助便座について
補助便座は「大人用の便座に子どもが座れるようサポートするグッズ」です。
大人用のトイレの便座に補助便座を乗せ、その上にトイレトレーニングをする子どもが座って排泄します。便座(座る部分)のみのため、排泄物がそのまま便器に落ちるのが大きな特徴です。
長所と短所は次の通りです。
長所
- 排泄後にそのまま流せる
- 補助便座なしのトイレトレーニングに移行しやすい
- 匂いの問題がなくなる
- お手入れが簡単
短所
- なじみのないトイレ空間を怖がる可能性がある
- 足が床につかないため踏ん張りにくい
- 自分でまたがれるように踏み台(ステップ)の設置が必要
- トイレのサイズによっては設置できない場合がある
- 暑さや寒さでトイレトレーニングがスムーズにいかないこともある
トイレトレーニングの選択肢!おまると補助便座の特長と注意点
おまると補助便座、それぞれの長所と短所を確認しましたが、やはり自分の子どものトイトレにはどちらがあっているのか迷ってしまいますよね。
続けて、それぞれどのような子どもに向いているのかをご紹介します。
ぜひ、普段のお子さんの様子とご家庭のライフスタイルを思い浮かべながら読み進めていただけると嬉しいです。
おまるが向いている家庭や子ども
- ママが妊娠中
- 下の子が生まれた
- トイレが混み合う時間帯がある
- 多くの時間ほぼ1人で子育てをしている
- 自宅が広くトイレまでが遠い
- 子どもの自立心が強く、何でも1人でやりたがる
- 子どもがトイレ空間を怖がる
床に足が届き、安定して使用できるのがおまるです。
子どもはもちろん、パパママも安心ですよね。
体格の小さな子どもが1人でも気軽に座ることができ、腰がすわっていればいつからでもトイレトレーニングを始められるのが一番の特長です。
トイレ以外の場所(リビングや寝室、外への持ち出しなど)で使用可能なので、ママが妊娠中で動きづらかったり、下の子が生まれたばかりでかかりきりになったりといった、毎回子どもをトイレに連れていくのが難しいご家庭には向いていると思います。
また、パパママを含めた周りの大人からのサポートを嫌がり、何でも自分でやりたがる自立心の強い子どもにもおすすめです。
おまるには和式トイレのようにまたいで座るタイプと、洋式トイレのように足を揃えて座るタイプがあります。
またぐタイプのおまるは、オムツやズボンを完全に脱がせるため、パパママのサポートが必要な場面が少し多いかもしれません。
補助便座が向いている家庭や子ども
- 外出することが多い
- 子どもがトイレ空間を怖がらない
- 子どもが「自分もパパママと同じものがいい」と大人の真似をしたがる
- 周りの子どもと比べて少しゆっくりトイレトレーニングを始めた
トイレ空間や便座の感覚を怖がらないこどもの場合、トイレトレーニングは補助便座から始めてみましょう。
「自分もパパママと同じものがいい」と大人の真似をしたがる子どもの場合も、補助便座が向いています。少しずつ、トイレでの排泄の成功経験を増やしていくことで、子どもも自信がついていくはずです。
また、外出の機会が多い生活スタイルの場合も、補助便座で大人用トイレに慣れていたほうがいいでしょう。ショッピングモールや駅などの大人用便座では、子どもは安心して座ることができません。
持ち運びできる折りたたみ式補助便座があれば、外出先でもトイレに困ることがなくなります。
子どもと向き合って遊ぼう!おまると補助便座のおすすめランキング
次にご紹介するのは、子ども2人のトイレトレーニングを終えた私の経験を踏まえて選んだおすすめ商品です。
わが子の場合、自宅では補助便座、週に2回通った子育て支援センターでは子ども用便座(大人用便座の小さいタイプ)、通園先の幼稚園ではおまると大人用便座を使用していました。
また、帰省時にお友達宅を訪問した時、外出時には違ったタイプのおまるや補助便座も経験しています。どの商品にしようか悩んでいるパパママ、参考にしていただけたら嬉しく思います。
おまる
リッチェル ポッティス イス型おまるKN
おまる、グリップ付き補助便座+踏み台、グリップなし補助便座+踏み台と3Wayで使える最強のおまるです。
子どものトイレトレーニングの進み具合に応じて、使い方を変更できるので、初めて子どものトイレトレーニングを迎えるパパママの強い味方になってくれること間違いなし!一部特殊な形状の大人用便座には取り付けられないことがあるので、購入前に、ご自宅のトイレの規格をご確認ください。
Nicheez おまる
おまると補助便座の良いとこどりの商品です。
ビニール袋を設置して使用するので、おまるの短所である「使用後のお手入れが大変」という問題が解決します。こだわりの素材で、水洗いや拭き掃除も簡単にできます。
折りたたみ式で収納にスペースを取らず、携帯にも便利でアウトドアや災害時にも活躍します。
日本育児 マイサイズポッティ
私の子どもが通園している幼稚園にある、本物の洋式トイレそっくりのおまるです。
わが子はもちろん、保育補助で他の通園児のトイレに立ち合いした際に、このおまるから補助便座、そして大人用便座への移行がスムーズにできていると感じ、感激しました。
男の子用に便座(シート)の上げ下げも可能で、レバーを回すと流水音も出るという満足度の高い商品です。
補助便座
リッチェル ソフト補助便座
わが家で一番長く使っていた補助便座です。
なんといっても魅力は「すき間や凹凸がない一体成型」であること。定期的なお手入れや、おしっこ・緩い便の飛び散りで汚れたときも簡単に丸洗いできたので衛生的かつストレスフリーでした。
U型なので、後ろ側から手が入れやすく、ささっとお尻が拭けるのがよかったです。
使用する際は別途踏み台が必要ですのでご注意ください。
Rozally トイレトレーナー
補助便座を使う場合、別途フックや踏み台が必要になりますが、この商品は補助便座と踏み台が一体になっていて、トイレトレーニングがこれ1台で完結するすぐれものです。
手すりがついているので子ども1人でもトイレに座れますし、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納可能です。
アーテック 折りたたみ補助便
コンパクトにたためるこの補助便座なら、軽くて持ち運びしやすいのでお出かけや旅行、帰省の時に大活躍間違いなしです。子どもも使い慣れている便座なので、いつも通りの感覚で安心して排泄できます。大人用便座の上に置くだけで簡単に設置でき、8個の吸盤がズレをふせぎます。
丸ごと水洗い可能なので、いつでも清潔に使えます。
まとめ
おまると補助便座、どちらを使ってお子さんのトイレトレーニングを進めていくべきか本当に迷ってしまいますよね。
私自身、特に初めてのわが子のトイレトレーニングでは、それぞれの長所と短所を見比べるもよくわからず、数日間頭を悩ませていたのを覚えています。
今回の記事では、それぞれの特徴を整理しつつ、「では一体わが家にはどのグッズが合っているのか」というパパママの疑問を解決できるような内容にしました。
通販で買えるものばかりなので、なかなか買い物に行けないパパママも落ち着いて選べるのではと考えています。
ぜひ、他の方の口コミとあわせて、お子さんにぴったりのグッズを見つけてくださいね。
トイレトレーニング成功のポイントは、子どもの性格や生活環境によっても違ってくると思います。
もしトイレトレーニングでつまずいてしまったら、一度お子さんへのアプローチを変えてみてもいいのかもしれません。
ぜひ十人十色、「わが子のトイレトレーニング」を楽しんでください!
この記事を書いた
サポーターママ
-30℃から30℃まで外で駆け回る元気いっぱいの長女、恐竜とおままごとが大好きで甘え上手な次女のママです。
沖縄出身で、海や川であそぶのが大好き。結婚を機に北海道に移住してからは、子どもと一緒に雪あそびを楽しんでいます。
大がつくほどの暑がりでしたが、最近は温泉の魅力にハマりつつあります。
子育て中のママパパはもちろん、妊活中・妊娠中のプレママパパが、妊娠や出産、子育てを前向きにイメージできるような情報をお届けしたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修