小学校受験|親が知っておきたい入試内容と準備方法
お子さんの「小学校受験」について考えたことがありますか?
高校や大学受験などは多くの人がイメージできると思いますが、小学校の受験ではどのような問題が出るのでしょうか?
今回は、小学校受験を考えているご家庭には、ぜひ読んでいただきたい記事となっております。
「子供には良い学校に行ってもらいたい!」「子供の将来への選択肢を増やしてあげたい!」などと思っている親御さんも、この記事に目を通してみてください。
小学校受験をする初めての人に向けて、詳しく説明していきます。
「どうせ、小学校の入試なんだから簡単なんでしょ?」と、思っている保護者の方!
その考えは大間違いです。
小学校受験は「親子の受験」です!
受験には、塾代や試験代などのお金の他にも、親御さんが協力しなければいけない場面がたくさんあります。
そのことについても、しっかり説明をしておりますので、ぜひ最後まで読んで下さいね。
目次
小学校受験の入試内容と準備
小学校受験を考えている多くの人は、「年中の11月頃」から受験準備を開始します。
その学校や県で受験の時期は異なりますが、大体9〜11月頃が多いでしょう。
そのため、小学校受験をする家庭は、約1年かけて受験準備を行います。
では、受験の入試内容と準備について見ていきましょう。
入試内容
まずは入試内容についてです。
入試内容は、高校や大学の一般的な試験とは大きく異なり、種類がたくさんあります。
①ペーパー(プリント問題)
いわゆる筆記試験です。
問題内容は学校によって異なりますが、常識・数量・言語・図形などから出題されます。
カテゴリーだけで書かれると難しく思えますが、例をあげると
- 公共交通機関でのルール(常識)
- どちらが多いか(数量)
- しりとりで続く絵はどれか(言語)
- 図形のブロックは全部で何個か(図形)
といった内容です。
②口頭試問
先生と受験者が1対1で対話して行う試験方法です。
カードを見てお話をしたり、先生からの質問に答えたりする問題です。
③運動
マット運動をしたり、走ったりする試験です。
基本的な運動能力や、先生の指示をしっかり聞けるかなどを見ています。
④観察行動
他の受験者と一緒にグループワークを行い、その中でリーダーや協調性、受験者の特徴を見る試験になります。
また、挨拶や言葉使いなどの基本的な生活面の様子も見られています。
⑤指示行動
先生の指示通りに動くなどの運動テストです。
⑥巧緻性(こうちせい)
手先の器用さや服をしっかり畳めるかなどを見ている試験です。
普段の生活や学校生活には支障がないかなどを見ています。
⑦記憶(お話・絵)
読まれた物語を記憶し、質問に答えたり、一枚の絵を見て記憶してから質問に答えたりする試験です。
お話の内容は100〜1000字、5000字以上など幅広く、質問内容も、話の流れから季節を想像したり、道徳的な考えを聞かれたりします。
このように、大きく分けて7つの項目があり、それぞれ全てを出すところもありますし、その学校によって、重視する部分も違ってきます。
そのため、受験したい学校の過去問題を調べて傾向と対策を考えた方が良いでしょう。
また、普段の生活を見られるものもありますので、日頃の生活での会話や行動にも注意していきたいところです。
準備
試験内容から、日常生活の中から出題されることがお分かりになりましたか?
1年かけて受験の準備をする内容の中には、毎日の生活も重要になってきます。
きちんとした挨拶の仕方や、親御さんの呼び方、お友達に対する接し方、箸の持ち方、鉛筆の持ち方など、そういった日常生活がきちんと送ることができるのかを見るのは、小学校受験の出題の特徴と言えるでしょう。
また、最近のお子さんは外に出て自然を感じるといった経験が少ないため、四季や植物の関連性が持てていなかったり、魚は切り身で泳いでいると思っているお子さんもいます。
そういったお子さんの基本的な生活や四季や掃除方法、交通ルールなどを1年かけて身に着けていく必要があるのです。
親が子どもを支援する方法
入試内容や十分な準備期間を持ってたとしても、実際に受験するのはお子さんです。
「親の協力なしでは小学校受験は成功しない」などと言われるように、小学校受験には我々保護者も努力をしなければいけません。
私たち親が受験する子供のために支援できる方法は何があるのでしょうか?
塾代を出す
一つ目は、やっぱり受験にも課金は必要です。
学習塾や幼児教育などに入塾をすることで、プロの先生に受験対策をしてもらえます。
その塾によっては、レベル別だったり、合宿や個別指導などもしてくれたりするところがあります。
塾に入ったからといって受験に必ず成功するわけではありませんが、やみくもに自己流の受験対策を1年かけて行うよりは、プロに指導をお願いしたほうがいいでしょう。
また、受験をする上で第一志望の小学校よりも、お子さんにとってさらにいい学校やレベルが高い学校を紹介してくれるかもしれないというメリットもあります。
また、その塾によってはその学校に強い(合格率がいい)ところもあるので、一度体験コースを試してみてもいいでしょう。
子供のモチベーションを高める
二つ目は、子どものモチベーションを高めることです。
なんと言っても、受験する本人がやる気になってもらわなければ意味がありません。
「受験は親子二人三脚」という言葉がありますが、親の対応次第でお子さんの熱量は変わってきます。
毎日受験勉強をしていたり、親御さんから厳しい言葉を言われたりすると、子供のモチベーションは下がり、受験に対してネガティブになっていきます。
前向きな言葉をかけたり、お子さんの頑張りを認めたり、時には受験から離れたりして、お子さんのモチベーションを引き出してみましょう!
一緒に学ぶ
最後は、一緒に学ぶことです。
これは、二つ目のお子さんのモチベーションを高めることにも必要なポイントです。
お子さんの受験勉強を、全て塾やお子さんに丸投げをしてはいけません。
それは、試験内容や面接で親御さんが参加する場面があるからです。
お子さんが今、どんなことを勉強しているのか、どんな知識が必要なのかを一緒に知り、身に着けることによって、お子さんのモチベーションを高めることに繋がります。
ペーパーテストでは、実際大人でも脳トレになる問題もあるので、お子さんと一緒に解いたり、季節の食べ物や風習を調べるなど一緒に学んでみましょう!
お子さんにも、家族と調べた思い出として記憶の定着をしやすいでしょう。
受験前の心構え
最後に、受験前の心構えについて紹介をします。
どんなに受験勉強を頑張っても、親も子供も緊張してしまうものです。
出来れば、リラックスした状態で受験に挑んでほしいですよね。
私からの心構えを3点紹介します!
コンディションを整える
一つ目はコンディションを整えることです。
どんなときでも体調管理は大切です。
生活の中でも、手洗い・うがいを徹底してあげたり、バランスのいい料理を出したりしましょう。
また、十分な睡眠を確保できるように、早寝早起きを心がけてあげましょう。
所謂、健康的な生活を心がけてあげることによって、お子さんのコンディションを整えてあげることができます。
お子さんを追い込ませない
二つ目はお子さんを追い込ませないことです。
いざ受験勉強が始まり共通テストを受けると、合格率が出たり、全国ランクが出たりと、焦る場面が出てくることが多くなります。
そういった場合は、お子さんを焦らせる言葉を言っては逆効果です。
お子さんが伸びている箇所、頑張った部分を認め、褒めてあげることが大切です。
そのためには、まずは親御さんが焦らないことが大切です。
周りの園児と比べたり、テストで一喜一憂して、余裕をなくしてはいけません。
お子さんが足りていないことは、ゆっくり家庭で延ばしていきましょう。
お子さんも家族にたくさん褒められた方が、多くのことを吸収し、知識を増やしてくれるようになります。
どうしてもストレスが溜まってしまったら、通っている塾の先生に相談をしたり、1日受験から離れたりすることもおすすめです。
「うわさ」は信用しない!
最後は「うわさ」は信用しない!です。
受験の日が近づくと、どうでもいいことでも気になってしまうものです。
「合格する子供は、既に決まっている」
「〇〇幼稚園の園児は不合格!」
などと、根も葉もない噂が飛び交ったり、気になってしまいます。
そういった噂に振り回されないように注意しましょう。
お子さんと一緒に頑張ってきた受験勉強の日々を信じて、受験に挑みましょう!
まとめ
いかがでしたか?
今回は小学校受験について、親が知っておきたい入試内容と準備方法について紹介をしました。
入試内容は、大きく分けて7つの項目があり、それぞれお子さんの何を見ているかが明らかになっています。
親としてお子さんを支える方法はたくさんありますが、一番は一緒に学び、お子さんの頑張りを認めてあげることが大切です。
一番近い親御さんが認めてくれることによって、お子さんのモチベーションを高めることに繋がります。
受験期間中は、コンディションを整えるために健康的な生活を送り、精神的に余裕を持つことが大切です。
ぜひ今回紹介したことを参考にしてみてください!
この記事を書いた
サポーターママ
しっかり者の長女とお調子者の長男、甘えん坊な次男と気分はアイドルの次女の4人の子供を育てるママです。
なぜか、全員パパ似で、顔もそっくり!私の遺伝子はどこへ…?
そんな4人の子供との生活は毎日がハチャメチャ!
よく食べ、よく動き、よく寝るの子供たちを見ながら、毎日育児の大変さを痛感しています。
そんな私の経験を通して、同じ悩みを抱えているママ、パパさんに少しでもクスリと笑えるようなエピソードと斜め上の育児テクニックを発信できたらと思っています!
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