年長さんのための小学生への準備リスト:充実した学校生活を楽しむために|学習プリント.com

年長さんのための小学生への準備リスト:充実した学校生活を楽しむために

年長さんのための小学生への準備リスト:充実した学校生活を楽しむために
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幼稚園や保育園から小学校に上がるタイミングは、人生の節目でもあります。
義務教育が始まり、勉強が始まり、社会のルールを身につけていくことになります。
そのため、幼稚園や保育園とは違った生活リズムになります。

小学校に入学するまでに、親も子供もいろいろと準備が必要です。
私はネットで検索して小学校入学に向けていろいろと準備をしましたが、入学した今だからこそわかる重要なことがいくつかあります。

今回は、そんな私の経験も踏まえて、小学校へ上がるための準備に関する記事を書いていきたいと思います。

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小学生へのスムーズな移行をサポート:年長さんが準備すべきこと

小学生へのスムーズな移行をサポート:年長さんが準備すべきこと

年長児が小学校生活をスムーズに始められるために、日頃から準備が必要なことがいくつかあります。
早めに準備することで生活リズムを作ることができますので、ぜひ早め早めに行動するといいでしょう。

わが子で経験した、本当に必要だと思う準備について書いていきます。

朝起きたら時間で動く習慣を身につける

幼稚園や保育園に比べ、小学校は時間が正確に区切られています。
娘が入学してから知ったのですが、新一年生は最初は朝の準備にとまどうため、「登校時間より10分前には教室にいること」が基本だそうです。
そのため、ご近所さん同士で登校班を組んで、早めに着くように逆算して登校時の集合時間を決めていました。

まずは、その決まった時間に集合場所へ行けるようにしなければなりません。
そのためには「朝は何時に起きなければいけないのか」「何時までに朝ごはんを食べなければいけないのか」「何時に家を出なければいけないのか」を、子供にもわからせないといけません。
時計自体は読めなくても「何時になったら起きるよ」「何時になったからご飯はおしまい」とこまめに教え、時間で動く習慣を作りましょう。
授業ごとの時間は、入学してから慣れていけば大丈夫です。
まずは「朝起きてから家を出るまで」を、時間を気にして行動できるように準備しましょう。

次の日の持ち物は、自分で準備させる

幼稚園や保育園の次の日の持ち物を子供自身に準備させることで、自分の持ち物を確認したり、忘れ物がないかを考えたりするようになります。
小学校は日によって持ち物が変わり、また突発的に持ち物が増えることがあります。
また、小学校では基本的に自分の持ち物は自分で管理します。
先生は管理しません。
なので、自分の持ち物を自分できちんと管理できるよう、次の日の持ち物は子供自身で準備させる習慣を作りましょう。
もちろん、親のチェックは必要です。

1つ1つ次の日の持ち物を確認することで、毎日の習慣づけにもなります。
また、名前がどこに書いてあるかも一緒に教えてあげると、物の管理をするときに役立ちます。
小学校入学前に自分のものは自分で管理できるようにしておくといいでしょう。

傘の扱い方を覚える

わが子が苦戦したのが、傘の扱い方です。
幼稚園の時は自宅前に幼稚園バスが来るため傘の必要がなく、遠足なども基本レインコートを使用していたので、傘の出番がほとんどありませんでした。
しかし小学生になると、雨の日には傘を差して登校しなければなりません。
そのためわが家では、前もって雨の日に傘の練習をしました。
傘の開き方、差し方、閉じ方など、教えてみるとわかりますが、意外と危なっかしいです。
特に閉じ方は難しいのか、うまくクルクル巻けずに何回も練習しました。
娘の友達も練習したと言っていました。
傘を差して初めて登校した日は、ハラハラドキドキしてしまいました。
普段は車で移動したり、ちょっとした距離なら親の傘の中に入れたりと、傘をあまり使ってこなかった方も多いと思います。
入学前に一度、わが子がきちんと傘を差して歩けるのかを確認してみてください。
意外と盲点です。

通学路を前もって歩いてみる

入学前に通学路を子供と一緒に歩いてみると、いろいろと分かることが多くあります。
危険な場所はもちろん、他の歩行者や自転車に気をつけなければいけない道、雨でぬかるみそうな場所、滑りそうな場所など、普段あまり気にせず歩いていた道でも、子供が歩く道と思うと新たに気づくこともあります。

また、登校時はご近所さんで行動すると思いますが、下校時は意外と1人で帰ってくることもあります。
1人で帰ってくるときに気をつけなければならない場所などを、子供とあらかじめ話しておくといいでしょう。

我が家がやって良かったことですが、晴れている日と雨の日、両方で通学路を確認することです。
雨の日だからこそ分かる危険を知ることができ、また傘を差す練習にもなりました。
子供が安心して登下校できるように、事前に通学路を確認してみてください。

公共のトイレをきちんと使えるようにする

これは私が驚いたことなのですが、娘が入学してすぐにあった授業参観でのことです。
まだ長時間集中して座っていることができない子が多く、授業の合間にトイレ休憩があったのですが、ある女の子がトイレから戻ってきて「先生、トイレの入り口におしっこがあった」と報告したのです。
小学1年生というと6歳、早い子は7歳です。
トイレに行って用を足すことはできるはずですが、どうやら公共のトイレの使い方を知らない子がいたようです。

家のトイレと公共のトイレの大きな違いは「知らない人も使うことを考えて使わなければならない」ことです。
家のトイレは流し忘れたり漏らしたりしても、ママやパパが対処してくれます。
しかし、公共のトイレで同じことをすると他の人から見たら汚いものにしかなりません。

公共のトイレのマナーや1人で行く時は何に気をつけなければならないのか、前もって子供に教えてあげてください。
意外と知らない子が多いのかもしれません。

学習の楽しさを育む方法:年長さんが身につけるべき学習習慣

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ここでは、学習面における準備についてご紹介します。実際に私が経験したリアルな1年生の学習もお伝えしたいと思います。

ひらがなは「読める」を前提に準備

小学校に入学してまず学ぶのが、ひらがなです。
一文字一文字書き方を教えてくれるので、入学時にうまく書けなくても大丈夫です。
ただ、ひらがなは読めるようにしておいた方がいいでしょう。

入学してすぐに自分の持ち物の名前を確認することがあり、ほとんどの子が読めていました。
また、授業でも「このひらがな、なんて読みますか?このひらがなを使ってどんな言葉がありますか」という質問がされ、子供たちに答えさせるといった内容でした。
ひらがなを書けなくても、読めるようにはいておいた方がいいようです。

国語の教科書は最初、絵を見て考えて話す授業から入りますが、すぐに「音読」という宿題が始まります。
短い文章が多いですが、ひらがなを読むことに慣れていると、子供も意味を理解しやすく言葉として発音することができます。
ひらがなを書ければもちろん素晴らしいですが、とにかく「読める」ようにしておきましょう。

数字は読み書きできるようにしておく

ひらがなよりも、数字の方が私は重要性を感じました。
クラスの数字はもちろん、時計の数字が分からなければ行動ができないからです。
最低でも時計にある1から12までは覚えておきましょう。
そこまで覚えていれば、あとは学校生活を送るうちにちゃんと覚えていきます。
算数も、最初は1から10までの数字の読み書きから始まります。
そのあと、1から10までの数字を使った足し算が始まります。

数字は、学校生活を送る上で欠かせないものです。
できるだけ読み書きできるように準備しておくことをおすすめします。

椅子に座って机に向かうことに慣れさせておく

娘が入学してすぐ、授業参観がありましたが、何人かの子は授業中に立って遊んでしまったり、トイレに行ったりしていました。
幼稚園や保育園では、途中で立ったりトイレに行ったりしても問題なかったかもしれませんが、小学校は授業時間と休み時間がきちんと決められています。
入学前に、きちんと椅子に座って机に向かうことに慣れさせておくといいでしょう。

最初は慣れていないため、長時間集中していられないと思います。
少しずつ時間を増やして慣れさせてあげましょう。
「勉強」と書きましたが、最初は子供が集中するならお絵描きでもいいと思います。
椅子に座って机に向かう姿勢を、ぜひ教えてあげてください。

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友達との関係づくりと協調性の育成:小学生に必要な社会的スキルの養成

友達との関係づくりと協調性の育成:小学生に必要な社会的スキルの養成

私が1番大事だと思い、入学前に娘によく話したことは「小学校にはいろいろな子がいること」です。
小学校には、いろいろな幼稚園や保育園から子供が集まってきます。
今まで同じ園で一緒に過ごしてきた子は、性格も知っているし経験値もほぼ同じです。
しかし、幼稚園や保育園ごとに指導はさまざまなので、小学校に入学するとできることの差が違います。

また、言葉遣いをきちんと教えてくれる園もあれば、子供の自由を優先して行動させる園もあります。
もちろん、家庭環境やその子の性格もありますが、とにかく今までより人数が多くなる分、「いろいろな子」がいるのが小学校です。

私は娘にその話をしたあと、「ただ、それが悪いということではなく、娘より優れている部分も当然あるから、そういう点を探してみるといいよ」とも教えました。
その子の目につく部分で判断するのではなく、いろいろな面を知ることで「こういう子もいるんだな」と理解することが大事だと私は思います。
「それに対して、娘が友達になりたいかどうかを決めればいい」と私は考え、娘に話しました。

実際に娘から聞く話には、お友達のいい話もあれば嫌な話もよくあります。
いろいろな人と関わって人間関係を築いていく、小さな社会が小学校です。
いろいろな子がいるなかで、どうやって関わっていけばいいのかを入学前に子供と一緒に考えてみるといいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
小学校入学をイメージすると、意外と子供に教えなければならないことは多いと思います。
そのなかでも、特に私が重要だなと思ったことを今回書かせていただきました。

今回書いた内容を、入学までにできなくても慌てる必要はありません。
最初のうちは先生や6年生がサポートしてくれます。
娘の学校では、下駄箱から教室までの移動や教室に入ってからの物の準備、体育の着替えなど、細かいことを6年生がサポートしてくれていました。
そのおかげもあって、娘も安心して小学校へ通えるようになりました。

学校によるかもしれませんが、最初のうちはサポートしてくれる人が必ずいるので、できないことがあっても大丈夫です。
ただ、スムーズに学校生活を送れるように、前もって準備しておくと親も子供も安心できると思います。
年長児のお子さんをもつママさんへ、この記事が参考になれば幸いです。

この記事を書いた
サポーターママ

あーちゃんママのプロフィール写真 あーちゃんママ 2女のママ

みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。

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