赤ちゃんとの睡眠|寝かしつけの苦労と克服法
赤ちゃんにはもちろん、ママ、パパにとっても大事な「睡眠」。
十分な睡眠が取れている時といないときでは普段の生活もかなり変わってきます。
「赤ちゃんがなかなか寝てくれない」「寝てもすぐに起きてしまう」「夜泣きがひどい」「日中眠たくてぐずる」など赤ちゃんの睡眠について悩みをかかえているママ、パパさんは多いのではないでしょうか。
私も子どもたちの夜泣きにはよく頭を抱えていました。
お互いに寝不足になり日中はイライラしてしまい悪循環の毎日。
下の子の夜泣きは1歳半まで続いたため、ゆっくり朝まで眠れた日は一日もありませんでした。
上の子は体力がありあまっていたためか寝かしつけに何時間もかかり、結局一緒に寝落ちしてしまったりして家事などがおろそかになってしまいました。
寝かしつけから生還するのはなぜあんなに大変なのでしょうか……
そんな私のように、夜泣きや寝かしつけに悩むママさんたちにぜひ読んでいただきたい、寝かしつけのコツや対策を今回はご紹介します。
目次
赤ちゃんの寝かしつけのコツ
ルーティン作りをする
赤ちゃんの寝かしつけで1番よく言われるのが「決まった時間に起こし、決まった時間に寝かせる」ということです。
さらに授乳や絵本の読み聞かせなど、寝る前のルーティンを作ってしまえばスムーズに睡眠に入れるようになります。
毎日同じように寝る前にやることを決めておくと、赤ちゃん自身も「これをしたあとには寝るんだ」と脳が認識して眠りやすくなると言われています。
同時にお昼寝の時間も整えます。
「夕寝もしている赤ちゃんは30分〜1時間以内にする」「お昼寝だけなら夕方になる前に起こす」など時間のリズムを作ってみてください。
大人もそうですが、お昼と夕方に寝過ぎてしまうと夜眠りづらくなります。
我が家ではゆっくりお風呂に浸かる→授乳(卒乳後はお茶)でお腹を満たす→絵本やシアターを見ているうちに寝る→朝決まった時間にカーテンを開けて朝日を浴びる→という流れを作っていました。
我が子たちは2人とも早めにお昼寝だけになり、3時間以内と決めていました。
絵本やシアターで寝かしつけをしても寝ない場合、親が隣に横になり寝たふりをしなくてはなりませんでした。
こちらは周りでもよく聞く寝かしつけの方法です。我が子もそれを数分すると寝ていましたが、親たちはそのまま寝ないように注意が必要です。
寝かしつけのシアターはこちらをずっと使っていました。入眠体制を作るのにとてもおすすめです。
日中たくさん活動させる
こちらも大人と同じですが、日中たくさん動いたり遊んだりしていると当然夜は疲れて眠くなります。
疲れて眠いということは、寝かしつけ時間が短くてもすんなりと眠れるということに繋がります。
特に脳を使う知育系のおもちゃで遊ばせたり、太陽にあたってたくさん歩かせたり、ベビーカーでお散歩をしたりするのもおすすめです。
ハイハイ期の赤ちゃんは、家の中で体を動かせるおもちゃがあると便利です。
一点注意なのが、疲れすぎたり活動限界を超えて起き続けているとかえって眠れなくなったり、ぐずりがひどくなったりしてしまうこともあります。
たくさん遊んだ後は暗くて静かな場所を作ってあげるなど、お昼寝の環境を整えることも大事です。
赤ちゃんの夜泣き対策
すぐに授乳したり抱っこしない
低月齢の赤ちゃんは、授乳のために夜こまめに起きて空腹を知らせてくれます。
ですが離乳食が三回食まで進んでおり、授乳によってお腹を満たす月齢ではない赤ちゃんにはすぐに授乳で寝かせないほうが良い場合もあります。
授乳で寝かせてしまうと、眠りが浅くなったときに入眠時と違った環境に気づいた赤ちゃんがまたすぐに泣いてそれを求めてしまいます。
抱っこでユラユラと揺らして寝かせている赤ちゃんも同じです。
ベッドに置いた瞬間に、またすぐ泣いてしまうということが多々あると思います。
入眠時と目が覚めた時を同じ環境にするためには、ベッドに横にして寝かしつけをすることです。
夜泣きをしたらすぐに起こしたりせず、よりそって見守ったり優しくトントンしたりして再入眠を促してみてください。
夜間授乳をやめるときは、最初はかなり苦戦すると思います。
私も何度も断乳をしようとしては眠さのあまり諦めて授乳で寝かせていました。
ですが夜泣きはだんだんと酷くなる一方で、子どもも寝付けず授乳時間も何分もかかるようになってしまいました。
何分も授乳をしたのにベッドに置いた瞬間に起きてしまったり。
ですがある時ついに断乳に成功し、次の日からパッタリと夜泣きがなくなりました。
個人差はあると思いますが、パパに協力してもらうなどして夜間の授乳をやめてみるのも一つの手です。
夜泣きの他に「寝言泣き」というものがあり、夢などを見て寝たまま泣いていることもあります。
その場合、すぐに起こしてしまうと覚醒してしまうので、少しだけ起こさず見守ると、また寝る時もあります。
一度試してみてください。
一度完全に起こしてみる
先ほどと逆のやり方になりますが、どうやっても興奮状態が治らずどうしようもなくなったときは起こしてみるという方法もあります。
一度明るい部屋に連れてきて起こして遊ばせてみたり、飲み物を飲ませたりして寝室に戻ると、すっと眠ったりもします。
ずっと暗い部屋で寝なくて焦ったりしていると、イライラしてきたりママさん側の精神上もよくありません。
そんな焦りが赤ちゃんに伝わって、余計に興奮状態になったりして悪循環です。
一度窓を開けて外の風にあたってみたりするのも、母子ともにリフレッシュになりますよ。
寝るまでドライブに出かけるのも良いと思います。
夜はどうしても寝不足もあり、暗い気持ちになってしまいがちです。1人で頑張りすぎず気分転換も大事なことですよ。
赤ちゃんの質の高い睡眠を促す方法
寝る前の注意点
寝る直前には、スマートフォンの光やテレビの音など刺激を与えすぎないようにします。
就寝時間が近づいてきたら徐々に静かな遊びにシフトし、照明を暗めに設定するなどリラックスモードを作ってみてください。
寝る直前にお風呂に入ることはあまりよくないとされています。お風呂から上がって1時間くらい経ってから寝る体制に入ります。
入浴のあとに授乳をし、眠そうにしているところをベッドへ移動します。眠りにつくのがベッドの上というのが理想の形です。
環境を整える
寝る時は出来る限り常夜灯は消すようにし、授乳やおむつ替えの時だけ手元が見えるくらいのライトを付けるようにします。
何段階かの光を調節できる授乳ライトがおすすめです。
快適に寝られる室温を保つことも重要です。
夏は26〜28度、冬は20〜22度が赤ちゃんにとって過ごしやすい室温だと言われています。
また湿度は40〜60%を保つことが理想とされています。
夏の間は暑いからといって直接エアコンや扇風機の風があたらないようにしましょう。
ほどよく体を冷やしてくれる冷感ブランケットが涼しく、寝苦しさを軽減してくれます。
赤ちゃんはハウスダストに弱いので、換気と掃除をこまめにすることも大切です。
風通しの良い部屋を寝室にすることをおすすめします。
まとめ
睡眠は赤ちゃんの成長に大きく関わってくると言われています。健やかな成長のために、親の私たちができる限りの環境づくりをしてあげたいですよね。
また、ママの睡眠不足も子育てにおいては大敵です。周りの人に頼って協力しあい、大変な時期を乗り越えてくださいね。
親子でぐっすり朝まで眠れる日まで、健闘をお祈りしてます。
この記事を書いた
サポーターママ
しっかり者でお喋りな長女、暴れん坊で甘えたの長男。全く違う男女の育児に驚かされながらも癒される日々を送っています。
夫とホームジムで筋トレをしたり、ミラーレス一眼カメラでこどもの日常を撮ることが趣味です。
妊娠を機に、育児の不安を解消すべく情報収集にのめり込みました。
私のように不安になったり困っている方々に寄り添えるような、読んでほっとしてもらえるような情報を発信していきたいと思っております。
こどもに大好きなママの笑顔をたくさん見せてあげられるように、一緒に不安を解消できたら嬉しいです。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修