新生児が寝ない時の寝かしつけ方法やコツは?原因と対策グッズを紹介|学習プリント.com

新生児が寝ない時の寝かしつけ方法やコツは?原因と対策グッズを紹介

新生児が寝ない時の寝かしつけ方法やコツは?原因と対策グッズを紹介
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出産の大仕事を終え、いよいよ元気に生まれてきてくれた赤ちゃんの子育てがスタートです。

産後、子供を育てていくなかで心配事のひとつに寝かしつけがあります。
授乳後、やっと寝かしつけたと思って赤ちゃんを布団に置いたらすぐに目が覚めたりして、赤ちゃんの寝かしつけに悩んで気分が落ち込んでしまうお母さんもいるでしょう。

新生児の授乳は夜も3時間おきに行う必要があるため、授乳後の寝かしつけでお母さんが寝不足になる可能性もあります。

新生児の赤ちゃんが寝ないのにはちゃんと理由があります。
新生児がもっている睡眠サイクルはみんな同じ。
個人差はありますが、どんな赤ちゃんにも寝れない時はあるのです。
そのため「なぜ私の子はこんなに寝ないんだろう」と悩まなくても大丈夫です。
新生児の睡眠サイクルや体のことを知って、焦らずに寝かしつけをしましょう。

今回は新生児が寝ない理由と寝かしつけの対処法をご紹介します。
また、寝かしつけにおすすめの商品も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

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新生児がなかなか寝ない原因は?

新生児がなかなか寝ない原因は?

新生児の赤ちゃんが寝ない理由は決まっているわけではありませんが、主に以下の4つがあるとされています。

  • 生活リズムができていない
  • お腹が空いている
  • 不快なことがある
  • 体調が悪い

1.生活リズムができていない

寝てくれないという状況にもいろいろなケースがあります。
最も寝てくれないと思うのは夜。
赤ちゃんの夜泣きが2〜3時間ごとにあると、お母さんは赤ちゃんがなかなか寝てくれないと感じることでしょう。
しかし、新生児は昼夜の区別がなく過ごしています。
どの赤ちゃんも大体3時間ごとに「眠る」と「起きる」を繰り返しています。
ほとんどの新生児は1日15〜20時間ほど寝ますが、続けて寝ている時間は1回の睡眠で1.5〜2時間ほどです。
さらに、新生児は浅い眠り(レム睡眠)の状態が長く、その時間は大人の約2倍、赤ちゃんが眠っている時間の約半分くらいがレム睡眠だと言われています。

そのため、赤ちゃんが夜中にすぐに起きてしまうのは新生児の睡眠サイクルによるもので、少しの物音や刺激でも起きてしまうのは、赤ちゃんの眠りが浅いことによるものだとされています。

お昼寝も長くなると夜眠れなくなりますが、新生児の間は赤ちゃんのペースに合わせるといいでしょう。
赤ちゃんの月齢が2ヶ月を過ぎるころになると昼寝の時間は少しずつ短くなり、1歳ごろからはお昼に1回寝たら充分という子が増えてきます。

2.お腹が空いている

新生児は起きている時は主に母乳やミルクを飲みます。
お腹が空くともちろん起きます。
生まれたての赤ちゃんは胃が小さく、一度にたくさんの母乳やミルクを飲むことができません。
お母さんの母乳も初めはたくさん出ないこともあり、母乳の量が少なく赤ちゃんが長時間おっぱいを吸うのに疲れてしまったり、おっぱいを吸う力も弱いので、おなかがいっぱいになる前に寝てしまうこともあります。

母乳よりもミルクは腹持ちがいいため、ミルクを飲んでいる赤ちゃんの眠りの時間は少し長めで、母乳だと2〜3時間、ミルクだと3〜4時間ほどまとめて眠ります。

母乳やミルクをたくさん飲めるようになると、赤ちゃんが眠れる時間も少しずつ長くなってきます。

3.不快なことがある

授乳したのにぐずって寝てくれない時は、他にも不快なことがあるかもしれません。
赤ちゃんはとても敏感なので、オムツが汚れていたり、ゲップが出なくて苦しかったりと、赤ちゃんがぐずる理由はさまざまです。

赤ちゃんはおしっこをたくさんためられないため、一日に何度もおしっこをします。オムツをしていても、おしっこが出た時の濡れた感じが気持ち悪くて起きることがあります。

暑い、寒いなど室温にも敏感です。
肌着の着心地や虫刺されも気になるので全身をよく見てあげましょう。
昼間に受けた刺激で眠れなかったり、いつもと違う過ごし方、音、においなどで興奮している場合もあります。

4.体調が悪い

授乳後にもかかわらず赤ちゃんが泣いて何かを訴えているような場合は、体調不良の可能性があります。

便秘の症状は赤ちゃんにも起こります。
うんちが毎日出ているかよく覚えておきましょう。
体調が優れずに、15分おきに泣いたり泣き止んだりを1時間以上繰り返すような場合は、小児科の医師に相談をしてみるといいでしょう。

新生児が寝ない時の寝かしつけ方法とコツ

新生児が寝ない時の寝かしつけ方法とコツ

新生児の赤ちゃんが寝ない時は、次の3つの方法を取りましょう。

  • 不快なことを取りのぞく
  • 環境を整える
  • 生活リズムをつける

1.不快なことを取りのぞく

まずは赤ちゃんが困っていることを見つけて解決してあげましょう。

お腹が空いて泣くのであればまずは授乳を。
ミルクを飲んだらゲップも忘れずにしてあげましょう。ゲップがたまっているとお腹が張って赤ちゃんが不快に感じてしまいます。

次におむつのチェックをして、それでも眠れない時は室温や肌着、肌の様子も見てあげましょう。
肌着がチクチクしている、かゆい、痛いなど気になるところがあるかもしれません。

2.環境を整える

寝る部屋の温度を管理したり、うまく肌着で体温を調節をしたりして赤ちゃんが過ごしやすくします。
室温の設定は、夏は26~28度、冬は20~23度くらい、湿度は50~60%ぐらいにすると赤ちゃんが快適に過ごせるでしょう。

基本、夏は肌着1枚くらいで大丈夫です。
エアコンの風が赤ちゃんに直接あたらないように気をつけましょう。
かけ布団はバスタオルやタオルケットにしても問題ありません。

冬は寒いからといって服をたくさん着せたり、布団を多くかぶせたりすると暑くなりすぎることがあります。
赤ちゃんは大人より1枚多いくらいの服装で過ごすのがおすすめです。

夜授乳するときは手元だけ明かりをつけるか、薄暗いままにし、授乳したらすぐに寝かしつけましょう。
抱っこしながら寝る癖をつけると後々大変です。

3.生活リズムをつける

寝かしつけをスムーズにするためには、生活リズムも整えましょう。
新生児は昼と夜の区別がないので、リズムができるように習慣をつけてあげます。
朝は日光を取り入れて目を覚ましてあげるようにしましょう。
昼間は部屋を明るくし、夜は静かに暗くします。
スマホやテレビの明るさで眠れなくなる時もあるので、起こさないように注意をしましょう。

寝る前のルーティンをつくり、毎日同じ流れで寝るようにするとよいでしょう。
赤ちゃんはだんだん流れを覚えて安心して寝てくれます。

寝かしつけの時のお母さんの表情や、赤ちゃんにかける言葉、本の読み聞かせをするときの声のトーンもできるだけ同じようにすると、赤ちゃんの不安を取り除いて安心して眠れるようになります。
赤ちゃんはお母さんやお父さんの気持ちにとても敏感なため、ついイライラしてストレスを感じたり、つらいなと思ったりするときは、思い切って少し離れてみましょう。
離れるときは窒息したりベッドから落ちたりなどの危険がないかよく確認し、赤ちゃんの安全を確保してから離れ、すぐに赤ちゃんが確認できる場所でリラックスしましょう。
家族のなかで交代できるときは、誰かに寝かしつけを代わってもらうのもいいですね。

覚えておきたい寝かしつけの3つのコツ

新生児を寝かしつけるコツはお腹の中にいた時と同じ環境を作ることです。
そうすることで、お腹の中で感じていた安心感を思い出して寝てくれます。

  • 胎内音や心臓の音を聞かせる
  • ぬくもりを感じさせる
  • Cカーブで寝かせる

お腹の中で赤ちゃんはお母さんの心臓や血液の音を聞いていたため、胎内音を聞くと眠りやすくなります。
必要であれば、胎内音はアプリやYoutubeで検索することができるので試してみましょう。

また、スキンシップや添い寝も大切です。
添い寝をしてあげることで心臓の音を聞かせてあげることもできます。
抱っこしてうとうとしたら、お母さんが一緒にお布団の中へ入るとぬくもりを感じて安心して眠ってくれます。

Cカーブとは、おなかの中で赤ちゃんがしていた姿勢のことです。
まるい子宮の中では手足をまげて背骨をCの形に丸めていました。
Cカーブを保ってあげることで赤ちゃんは安心して眠れます。
Cカーブにするには、大きめのタオルケットで包んであげる「おひなまき」をすると手足が伸びないのでモロー反射も防ぐことができます。

モロー反射とは、大きな音がしたタイミングなどで赤ちゃんが反応して、腕や足が広がる赤ちゃんの反射のことで、赤ちゃんの運動神経の発達に必要な運動のひとつです。
寝てる間に手足が勝手に広がり、びっくりして起きてしまうこともあるため「おひなまき」で手足をぎゅっとコンパクトに、たまごのように丸く包んであげましょう。
「おひなまき」の方法はインターネットやYoutubeの動画で観ることができます。

赤ちゃんが寝るツボを探してみましょう

赤ちゃんを眠りに誘うツボをなでたり、トントンしてみましょう。
赤ちゃんの眉間から鼻筋にかけて指で優しくゆっくりとなでてあげると、赤ちゃんがリラックスしてよく眠れるようになります。
背中をトントンと軽くたたいて寝かしつけをする方は多くいるかと思いますが、おしりもトントンとたたいてあげるのも有効です。

こちらの方法も赤ちゃんがとてもリラックスしてよく寝てくれます。
規則正しいリズムは、赤ちゃんにとって心地よいものです。
いろんな場所をトントンとやさしくたたいてあげましょう。

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新生児の寝かしつけに役立つグッズ紹介

新生児の寝かしつけに役立つグッズ紹介

スワドルアップ オリジナル オールシーズン用

奇跡のおくるみとして話題の「スワドルアップ(swaddle up)」。

モロー反射などで起きてしまう赤ちゃんを優しく包んでくれます。 オーストラリア生まれのユニークなデザインのおくるみです。

おやすみたまご

Cカーブを保ってくれるクッションがおやすみたまご。 授乳クッションとして使い、うとうとした赤ちゃんをそのまま寝かせることができます。

ドッカトット(DockATot)デラックス+

お母さんのお腹の中を再現したスウェーデン生まれのベビーマットレス。

持ち運びが簡単でどこでも赤ちゃんの寝るスペースを作ることができます。 クッションの硬さは子宮と同じで、赤ちゃんに安心感を与えてくれます。

ケラッタ イブル 抱っこ布団

抱きやすさと安全性にこだわったケラッタの抱っこ布団。
丸洗いできるのもうれしいです。 赤ちゃんをくるんで抱っこし、眠ったらそのまま置くことができます。
お布団に置いたとたんに泣いてしまう背中スイッチも発動しません。

いっしょにねんね すやすやメロディ

お母さんのお腹の中で聞いた胎内音を再現してくれるぬいぐるみ。
赤ちゃんをリラックスさせてくれます。
胎内音の他に、メロディ曲や自然の音が流れる環境音も入った計8曲入りです。

Baby shusher

アメリカで大人気のベイビーシュシャ―。
赤ちゃんを落ち着かせてくれる子宮内音のようなシャーという音が流れます。
持ち運べるので外出にも便利です。

まとめ

新生児が眠れないのにはちゃんと理由があり、自分だけが持つ悩みではありません。
赤ちゃんのことを知り、心構えをしっかりとしておけば焦る必要はありません。

少しくらい寝なくても赤ちゃんが寝不足になることもありません。

家事ややりたいことが思い浮かぶかもしれませんが、まずはリラックス。

赤ちゃんと一緒に休んでしまいましょう。
成長するにつれてだんだんと眠ってくれるようになります。
新生児の成長をじっくりと見守ってあげましょう。

この記事を書いた
サポーターママ

みどりママのプロフィール写真 みどりママ 2男2女のママ

レゴとポケモンが好きな長男、おままごとが上手な長女、お絵描き大好き次男、みんなのアイドル次女の4兄弟のママです。
毎日にぎやかな家庭を楽しんでいます。
趣味はイラストを描いたり、知育グッズの手作りです。最近は家庭菜園やDIYにも挑戦中。身近に自然がある今のお家を満喫中です。
子育ては毎日が学びの連続。学んだことや経験したことがまた誰かの子育てにつながっていくといいなという思いで記事を書いています。
長いようで短い子育てを楽しく過ごしていきたいなと思います。

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