赤ちゃんの夜泣きっていつからいつまで?月齢別の夜泣き原因と改善方法を解説|学習プリント.com

赤ちゃんの夜泣きっていつからいつまで?月齢別の夜泣き原因と改善方法を解説

赤ちゃんの夜泣きっていつからいつまで?月齢別の夜泣き原因と改善方法を解説
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夜中、スヤスヤと寝ていたはずの赤ちゃんが突然泣き出した。
何10分とかけてようやく赤ちゃんが泣き止み、さあ寝るかと横になり、ウトウトしかけた頃にまた泣き出す。
そうこうしているうちに気づけば夜が明け始め、赤ちゃんは完全に目が覚めてしまい、しかたなくそのまま朝の支度をしたり、登園や出社の準備をしたりと、そんなご経験により寝不足でストレスをためているパパママは数多くいらっしゃるのではないでしょうか。

また、これから出産を控えている方の中にも、出産後間もなくやってくる夜泣きに関して、先輩パパママから聞くなどして、「自分は上手く対処出来るだろうか」と不安に感じている方も多くいらっしゃることと思います。

そんな子育ての最初の関門とも言える「夜泣き」。
今回は夜泣きってそもそも何なのか、また、赤ちゃんが夜泣きをする期間とその改善方法等について解説していきます。
これを読んで、皆さんの夜泣きに関する不安や悩みが少しでも解消されれば幸いです。

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赤ちゃんの夜泣きとは

赤ちゃんの夜泣きとは

夜泣きとは「原因がわからない」にも関わらず、夜寝ていた赤ちゃんが突然激しく泣き出すことを指します。

赤ちゃんは数時間おきにおなかがすいて、おっぱいやミルクを欲しがって泣いたりするため、夜中に突然泣くこともあるのですが、その後授乳等によりおなかが満たされて泣き止む場合は夜泣きにはあたりません。

その他にも、おむつが濡れて不快、部屋の温度が暑すぎたり寒すぎたりなど、その原因が解消されれば泣き止むといった場合も夜泣きにはあたりません。

あくまで、そういった明らかな原因が見当たらないにも関わらず、なぜか夜に突然泣き続けることを夜泣きといいます。

赤ちゃんの夜泣きっていつからいつまで?

一般的に赤ちゃんの夜泣きが始まるのは生後~6ヵ月までが特に多いようです。
次いで6ヵ月~12ヵ月ごろに始まるケースも多く、中には1歳を過ぎてから始まるお子さんもいるようです。

また夜泣きがおさまる時期は、夜泣きが始まってからおよそ6ヶ月とされており、大体1歳~1歳6ヵ月ごろまでにはおさまるケースが多いようですが、個人差があり、中には2歳、3歳以降まで続くケースもあるようです。

基本的には月齢を追うごとに少しずつ頻度や程度が治まっていく傾向にあるようです。

月齢別の夜泣き原因

月齢別の夜泣き原因

なぜ赤ちゃんは夜泣きをするのか、その根本の原因はハッキリとは解明されていないのが現状です。
ですが、これまでのお子さんの夜泣き経験の数々から、その原因がいくつか考えられています。

ここでは、月齢別夜泣きの原因、また、実際の夜泣きの際の改善方法について解説していきます。
まずは月齢別の原因から見ていきましょう。

0歳~6ヵ月

前述したように最も多く夜泣きが始まる時期。
この頃に夜泣きが始まるのは、脳が若干発達していくことにより、泣くことで自分の気持ちを表現しようとするようになるからだと考えられています。
自己主張の始まりだと捉えても良いのかもしれませんね。

6ヵ月~1歳

この頃は「8カ月不安」といって親から分離されることに不安を感じる、といったように、親とそうじゃない人との違いを認識し出す時期でもあります。
人見知りの始まりとも言われています。
同時に記憶力が発達し出す時期とも言われ、日中に体験したことを刺激として記憶しており、それが夜に夢として蘇ることで夜泣きにつながるケースが多いようです。

1歳以降

1歳を過ぎると徐々に生活サイクルも整い、夜泣きもおさまってくると言われています。
ですが、1歳~1歳半で落ち着いたはずの夜泣きがその後再発してしまうケースも見られます。
原因は2歳頃から始まる子育て第2関門「イヤイヤ期」。
自我が芽生えてくることにより自分の意にそぐわないことは何でも「イヤイヤ」してしまう時期です。
日中、自分の欲求が満たされなかった体験が、そのまま夜に発散という形で夜泣きとして出てしまうケースがあるようです。

夜泣きの改善方法

夜泣きの改善方法

ここまでは月齢別の原因について解説してきましたが、ここからは赤ちゃんが夜泣きに対するその改善方法についていくつかご紹介致します。

生活サイクルを覚えさせる

赤ちゃんは生まれたてのうちは1日を通して寝て、起きての繰り返しのため、まだ1日の生活サイクルが確立されていません。
それが夜泣きの原因の一つとされています。
日中にはなるべく日の光を浴びさせる、そして夜寝るときはなるべく決まった時間にテレビや電気を消して暗く静かにする。
これを繰り返すことにより、徐々に生活サイクルを身につけさせ、夜は静かに寝るものだということを覚えさせることで夜泣きの軽減につながります。
具体的には、カーテンを開ける、近場を散歩する等で十分です。
夜遅くまで電気をつけて大きな音でテレビや音楽を流すのはなるべく避けましょう。

日中たくさん運動させる

大人でもそうですが、日中体をたくさん動かして疲れたら夜はグッスリ眠れますよね。
それと同じく、赤ちゃんにも日中にたくさんのびのびと体を動かして遊ばせることにより、夜グッスリ眠れるようになるかもしれません。
ただし、のびのびと遊んでもらえるように、出来るだけ部屋には物を置かず可能な限り広々としたスペースを作ってあげたいですね。
また、午前中にたくさん遊んだら、午後にはしっかりお昼寝をさせることも必要です。

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夜泣きをしたときの対処方法

夜泣きをしたときの対処方法

次は、実際にお子さんが夜泣きをしたときの対処方法について解説していきます。

まずは様子を見てみよう

赤ちゃんが夜突然泣き出したら、心配になりすぐに抱っこをするなど思わず手を出してしまいがちです。
人間の睡眠にはレム睡眠(浅い)とノンレム睡眠(深い)があるのですが、赤ちゃんにもそれがあり、浅いレム睡眠の際に出る寝言のような感覚で夜に泣き出すケースも多々あるようです。
なので、夜泣きが始まったらまずは数分間様子を見てみましょう。
ある程度泣いたらそのまま落ち着いてまた眠りにつくかもしれません。

抱っこ、おんぶであやしてみる

しばらく様子を見て泣き止まないときは抱っこやおんぶをしてあやしてあげましょう。
パパママの体の感触を直に感じることで赤ちゃんも安心して眠れる場合もあります。
ただ、長時間の抱っこ、おんぶは親も疲れてくるでしょうから、抱っこひもやおんぶひもを活用するのもおススメです。

音楽をかけてみる

抱っこ、おんぶと合わせて赤ちゃんの眠りを誘うような音楽をかけてみるのも効果的です。
具体的にはオルゴールやヒーリングミュージック、ホワイトノイズと呼ばれるノイズ音(ザーという音。ママのおなかにいた時の音に近いみたいです)などです。
夜寝る時に限らず、日中でも赤ちゃんが寝そうな時に毎回流して、寝る時にはこの音が流れるといったことを習慣づけるのも良いかと思います。

車に乗せてドライブしてみる

親としては夜中に大変かもしれませんが、車に乗せて近くをしばらくドライブしてみるのも効果的です。
車の微弱な振動が赤ちゃんには心地よいらしく、意外とスッと寝てくれることもあります。
この車の振動を抱っこ時に応用することも出来ます。
かかとを少しだけ床から浮かして、トン、とかかとを床につける→これを繰り返す。
床にかかとをつけた時のちょっとした振動が赤ちゃんの眠りを誘って夜泣きを和らげる効果があります。
抱っこ時に試してみてください。

普通に遊ばせる

抱っこしてもダメ、音楽を流しても効果なし、車でドライブも億劫だ、もしくはそもそも車を持っていない。
そんな場合はいっそのこと開き直って家の電気をつけて普通に過ごさせるのも手です。
赤ちゃんとて人間です。
しばらく泣いたり遊んだりしていればそのうち眠くなります。
それから改めて電気を消してあやすなどして寝かせれば良いのです。
ただ、毎日この方法では親もさすがに疲れてしまいますので、前述した対処方法で徐々に改善させていきたいですね。

あまりにひどいときには小児科へ相談を

上記のことを実践しているにも関わらず、毎日夜泣きが続く、または夜泣きの程度が激しくて心配なときは、かかりつけの小児科へ相談してみてください。
睡眠を促進する漢方療法などもあるようです。
また、小児科へ相談の際は状況を正確に伝えるため、どれくらい夜泣きが続いているのか、夜泣きの感じはどの程度なのか、出来る限りで構わないので覚えていたほうが良いかと思います。

まとめ ~夜泣きは成長の大事な一過程~

夜泣きとはその名の通り夜に泣くことです。
それに対応するパパママの苦労は大変なものです。
ですが、夜泣きは子どもが成長するうえで大切な通り道でもあります。
そして、夜泣きは親と子がとっても近くに触れ合える時間です。
その時間の積み重ねが、そのあとのお子さんの成長、親子の愛着の形成にも絶対につながっていきます。
夜泣きは必ずいつかは終わります。
それまでこのかけがえのない瞬間をパパとママ、協力し合って大切にしていってくださいね。

この記事を書いた
サポーターパパ

つーちゃんパパのプロフィール写真 つーちゃんパパ 1女のパパ

お出かけ大好き、あそぶこと大好き一児のパパです。
児童館、学童クラブに15年勤め、現在は新たなフィールドである、会社員兼子育てwebライターとして活動しています。
子どもってかわいい!楽しい!おもしろい!子育てはとても素敵な発見と刺激を毎日与えてくれます。大変なこともたくさんありますけどね(ぐったり…)。
今までたくさんの子どもと関わってきた子育て支援員としての視点、そしてパパならではの視点で、子育て真っ最中のパパママ、これからパパママになる皆さんのお役に立てるような、いろんな情報を発信していきます。

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