トイレトレーニングはいつから始める?やり方や進め方のコツを紹介
「2歳になったからトイレトレーニングしよう!」「3歳にはトイレにいけるようにしていないとね。」なんてことを聞くと焦ってしまいますよね。
でもこのトイレトレーニング、焦ってやり方や進め方など何も分からないまま始めてしまうと、上手くいかないことばかりでイライラして、子供以上に大人が疲れてしまうこともあります。
さらに、2歳頃の子どもは「魔の2歳児」とも言われるほどイヤイヤの激しい時期です。
何をするにもイヤイヤで、できるだけスムーズにトイレトレーニングを進めたいですよね。
そこで今回は、トイレトレーニングはいつから始めたら良いのか?やり方や進め方について、紹介していきたいと思います。
また、色々と準備をしてきて、うまく行っていたと思ったら急に失敗ばかりでスランプに・・ということもあるトイレトレーニングです。
スムーズに進めるためのコツについても紹介していきたいと思います。
トイレトレーニングとは?
トイレトレーニングとは、『子供が1人でトイレに行っておしっこやうんちができるように練習する』ことです。
トレーニングと聞くと強制的な印象があり、ついつい力が入ってしまいがちです。
しかし、トイレトレーニングをたくさんすれば、早くトイレができるようになるものではありません。
まず、トイレができるようになるためには、おしっこを膀胱で溜められて、膀胱と脳をつなぐ回路がしっかりと発達し「おしっこがしたい」という感覚が自分で分かるようにならないといけません。
子どもの身体の発達や意思表示が未発達の段階からトレーニングを始めても、かえって時間がかかりやすくなってしまうといわれています。
では、トイレトレーニングを始めるタイミングについて、みていきたいと思います。
トイレトレーニングはいつから始める?
トイレトレーニングは、いつから始めればいいのでしょうか?
平均的には、2歳半~3歳頃といわれています。
しかし、みんなが2歳半になったらトイレトレーニングが始められるわけではありません。
子どもの発達具合によって開始時期は変わってくるので、子どもの心と身体が準備できているか?をしっかり見極めることが大切です。
以下の目安を参考にしてみてください。
トイレトレーニングを始めるタイミングの目安
1. おしっこの間隔が1時間~2時間以上あくようになった
おしっこの間隔が2時間以上あくようになったということは、膀胱におしっこを溜められるようになったサインです。
子どもを観察していると、身体を震わせたり、もじもじしたり、表情が変わったり「おしっこサイン」があります。
そのタイミングでオムツを覗いてみるとおしっこの間隔がつかめるようになります。
《ポイント》間隔が短いうちから始めてしまうと、何度もトイレに連れていくことになり大人も子どもも嫌になってしまいます。
2. 大人の言う事がわかるようになる
トイレトレーニングは、子どもとのコミュニケーションが大切です。
親の「トイレ行きたい?」という問いかけに反応したり、子どもから「ちっち」と親に伝えたりすることが大事です。
子どもが意思疎通できるようになってきたと思ったら、そろそろトイレトレーニングを始められそうです。
《ポイント》ことばでなくても、身振りや手ぶりでも子どもとコミュニケーションが取れればOK!
3.一人で歩いてトイレに行けて、便座やおまるに座っていられる
「トイレまで自分で歩いていくことができる」というのも重要なポイントです。
上手にひとり歩きができるようになると、運動能力が発達し、同時に脳の発達も尿意を感じたり、我慢できるようになる頃と言われています。
また、子どもが排泄をするためには、安定した姿勢で便座やおまるに座ることが必要です。
《ポイント》安定した姿勢で排泄ができるように、踏み台や足場を設置して足元が安定するようにしてあげることをおススメします。
これらの目安が全て揃っていることが、トイレトレーニングを開始する基準ではありません。
ただし、以上のことが揃っているとスムーズに進みやすいです。
パパママの準備
トイレトレーニングは、親子で取り組むものです。
親自身が子どものトイレトレーニングに向き合う精神的、時間的余裕があることが大切です。
時間と気持ちの余裕があって、じっくり取り組める時に始めましょう!
おススメの季節
トイレトレーニングにおススメの季節は、春から夏にかけてです。
薄着の時期は、トイレをする際の衣類の脱ぎ着もしやすく、洗濯物も乾きやすいので春から夏頃がおススメです。
次に、トイレトレーニングを始める準備ができたら、やり方や進め方について見ていきましょう。
トイレトレーニングのやり方や進め方のコツを紹介
お子さんの心と身体の準備と、親御さんの余裕ができたらトイレトレーニングを始めていくのですが、ここでいきなりオムツを外すのではなく段階的に進めていくことが大切です。
では、どのように進めていけばいいのか見ていきましょう。
トイレトレーニングのやり方進め方
まず初めに、トイレトレーニングの前にトイレの環境を整えてあげましょう。
補助便座やおまる、便座の位置が高い時に使用する踏み台などの準備をしましょう。
絵本や動画、人形を使い「トイレ」を教えてあげる。
トイレは何をする場所なのか?どのように使うのかを教えてあげましょう。
「トイレでおしっこできるときもちいいね!」などとポジティブな声かけをして、トイレに興味を持たせるようにしてあげましょう。
トイレに行って便座に座ってみる
トイレは、個室で子どもにとっても馴染みのない場所であることから、怖がるお子さんも多くいます。
そんな時は、トイレにお子さんの好きなキャラクターの物を飾ったり、子どもにとって安心できる場所にしてあげると子どももトイレに行きやすいです。
トイレの準備ができたら、トイレに誘ってみましょう。
トイレについたら、まずは便座に親御さんが座っている姿を見せてあげてください。
そして、お子さんが嫌がらなければ、おまるや便座に座らせてあげてください。
そのあとは、水を流し、手を洗うところまでの一連の流れを教えてあげましょう。
☆ポイント☆
ここで、子どもがトイレに行くことや便座に座ることを嫌がるようであれば無理に連れて行かないことが大切です。
1日に何度かトイレに誘ってみる
時間を決めて『チッチしてみる?』などと声かけをしてトイレに誘ってみましょう。
タイミングとしては、食事の前後、お風呂に入る前、出かける前、就寝の前、起床後などに誘ってみましょう。
また、子どもはおしっこをしたい時に身体を揺らしたり、お尻を触ったり「おしっこサイン」をすることが多いので、そのタイミングで声を掛けてあげると成功しやすいです。
タイミング良くおしっこやうんちが出た時には、「おしっこ出たね!」「すっきりしたね」と一緒に確認をして、たくさん褒めてあげてください。パパママに褒められたことは、子どものやる気につながります。
☆ポイント☆
なかなか、うんちやおしっこが出なくても、長時間座らせないようにしましょう。
目安は2分くらいです。
じぶんから「トイレ」と言えるようになる
上手にトイレができるようになる経験を繰り返すと、自分から「トイレに行く」と言うようになります。
最初は、タイミングがずれて間に合わないこともあると思いますが、そんな時も「教えてくれてありがとう!」と褒めてあげてください。
決して責めることは禁物です!
日中はトレーニングパンツかパンツで過ごす
トイレでの成功回数が増えてきたら、日中はオムツからトレーニングパンツやパンツに替えて過ごすようにしましょう。
トイレに行きやすいように、子どもが脱ぎ着しやすい服装にしましょう。
トイレトレーニングの5つのコツ
1.上手く進まない時はいったんお休み
なかなかうまく進まない時は、お休みをすることも大切です。
焦らず、頑張りすぎないこともポイントです。
2.ご褒美シールの活用
トイレが成功したときは、ご褒美シールを貼るなど楽しむ工夫をしましょう。
トイレの壁やドアに貼ることで、モチベーションアップにもなります。
3.トイレを楽しい場所にする
家庭のトイレは狭かったり、うす暗かったり子供には怖いと感じる場合があります。
好きなキャラクタ―のものを飾って安心できる空間づくりをしましょう。
☆わが家は、アンパンマンのキャラクターを色画用紙で作って装飾しました。
4.絶対に叱らない、とにかく褒めてあげる
失敗しても前向きな声かけをしましょう。
とにかく、褒めて褒めて褒めまくることを意識しましょう。
5.周りのお子さんと比較しないで、子どものペースで進めること
まわりのお友達のオムツが外れていくと、焦る気持ちが生まれてしまします。
でも、トイレトレーニングはお子さんのペースに合わせて、じっくり取り組むことが大切です。
まとめ
トイレトレーニングをいつ始めるのか?進め方ややり方、コツについてみてきました。
わが家は、長女の時に初めてのトイレトレーニングで、親の方が力が入りすぎて失敗した経験をしました。
2歳直前に周りの影響で先走って失敗したパターンでした。
そこから、トイトトレーニングを一度お休みして、トイレの装飾などから再開して、1か月でオムツを卒業しました。
その時に一番気を付けたことは、子どもをよく観察しておしっこの出そうなタイミングでの声掛けでした。
タイミングよくおしっこが出ることが続くことで、本人も自信につながったようでした。
子どもの成長や、性格、環境は一人ひとり違います。
それぞれに成長や発達が違うので、年齢で周りの子と比べたりせず、その子のペースに合ったトイレトレーニングをしましょう。
この記事を書いた
サポーターママ
3姉妹のママです。現在は、隙間時間を見つけてライターの仕事をしています。
第1子は、初めての育児で育児書通りのガチガチ育児を経験、第2子は、2歳差育児に奮闘して頑張りすぎ育児を経験、第3子は、完全ゆるゆる育児を実践中です。
私自身も、これまで多くの世のママさんたちの言葉を道しるべに育児をしてきました。
今度は、少しでも頑張っているママさんたちの力になれれば良いな。という思いで発信していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修