新生児が寝ない時の寝かしつけ方法やコツは?原因と対策グッズを紹介
赤ちゃんは、寝るのが仕事と言われるほどよく寝ます。
特に新生児は、一日の大半を寝て過ごすと言われ、一日平均16~20時間が睡眠時間とされています。
しかし、実際に子育てをしてみると「赤ちゃんが寝てくれない」と悩むママも多くいます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ意思疎通が出来ません。
ママが「ねんねの時間だよ」と声を掛けても寝てくれるはずもなく、夜だからといって寝るわけでもありません。
ママが焦れば焦るほど、赤ちゃんが寝ないという経験は、多くのママの共通点ではないでしょうか。
そこで今回は、新生児が寝ないときの寝かしつけの方法やコツ、原因や対策グッズの紹介をメインにお届けします。
目次
新生児がなかなか寝ない原因は?
新生児がなかなか寝ない原因には、実は様々な要素があります。
新生児は意思の疎通ができず、時間の感覚もありません。
また、言葉も話せないので、ママやパパが眠れない理由を推測して対処していく必要があります。
新生児がなかなか眠れない原因をいくつかご紹介していきます。
お腹が空いている、安心したい
新生児は母乳やミルクを吸う力がまだまだ不十分です。
一度の授乳では満足いく量を飲めないことがあります。
また、ママの身体も出産後すぐなので、母乳の出が軌道に乗っていない場合もあります。
お腹が空いている以外にも、安心したいという気持ちから授乳を求めている場合があります。
わが子もそうでしたが、授乳後少し経ってから寝かしつけようとしても寝てくれず、再度授乳をすると落ち着いたのか、ぐっすり寝てくれたことがありました。
ミルクの場合は3時間あけないといけませんが、母乳育児の方は試しにもう一度飲ませてあげると、すんなり眠ってくれるかもしれません。
不快感がある
例えば、「おむつが濡れていて気持ち悪い」「ゲップがうまく出ない」「お腹が苦しい・張っている」「汗をかいて気持ち悪い」という不快感が原因のことがあります。
新生児は身体の発達が未熟です。
おしっこもたくさん膀胱にためておくことが出来ないので、頻繁におしっこをします。
おむつは大丈夫か、お腹は張ってないか、汗はかいていないかをよく観察してみてください。
興奮がおさまっていない
日中に受けた刺激や音、匂いなどが刺激となって興奮状態となり、うまく眠れないということもあります。
もし、赤ちゃんが泣かずにご機嫌であれば、少し様子を見てみるといいかもしれません。
落ち着いた頃に眠くなって寝てしまうこともあります。
寝る環境に慣れていない
室温や湿度などの環境も、なかなか眠れない原因の1つです。
新生児期は敏感なため、体温調節も上手に出来ません。
洋服の着せすぎや布団の掛けすぎでも、眠れない原因となります。
スマホの明かりや照明の明かり1つでも変わってくるので、環境を見直してみましょう。
新生児が寝ない時の寝かしつけ方法とコツ
新生児が寝ない時、まずは何が原因かを考えることが大切です。
ただ、ママやパパも赤ちゃんの全てを分かっているわけではありません。
焦らず、1つずつ確認していくといいと思います。
不快なことを取り除いえあげる
新生児が寝ずに泣いている場合、何か不快なことが原因である場合が多いです。
新生児の場合、「お腹が空いた」「おむつを替えて」「お腹が張って苦しい」「汗が気持ち悪い」「眠いけれど眠れない」「なんとなく不安」といったものがあります。
新生児はしゃべれませんので、順番に確認していくといいでしょう。
授乳を済ませ、おむつを替え、洋服のチェックをしてみましょう。
洋服のタグがあたってないか、肌が赤くなっていないかを確認します。
それでもダメな場合は、抱っこをして優しくトントン、ゆらゆらしてみてください。
抱っこをすると、ママの心臓の音が聞こえ、ママのぬくもりを感じ、赤ちゃんが落ち着くと言われています。
室内環境を確認する
赤ちゃんの眠りを妨げないよう、音は出さず、部屋も暗くしてみましょう。
季節によって温度調整を行うと効果的です。
夏場は26~28度、冬場は20~23度が目安です。
また、赤ちゃんの洋服、布団にも気を配りましょう。
新生児は体温調節が未熟なので、あまり厚着をさせないようにしましょう。
新生児は『大人よりも一枚多め』を目安にしてみてください。
室内環境を整えることで、赤ちゃんも落ち着いて眠れることがあります。
室内環境が全てではありませんが、もしうまく眠れない場合は、一度確認してみるといいでしょう。
生活リズムを作る
生活リズムといっても、時間で区切るわけではありません。
朝や夜の区別がつくように工夫してあげるのがいいとされています。
朝になったらまず、カーテンを開けて日光を部屋に取り入れましょう。
『部屋が明るくなる=起きる時間』というリズムを作ってあげます。
日中は散歩をすると、赤ちゃんが適度に疲れて眠りやすくなるそうです。
夜になって寝るときは、カーテンを閉め、部屋を暗くしてあげましょう。
『部屋が暗くなる=寝る時間』というリズムを作ってあげます。
こうしたリズムを作ることで、赤ちゃんは徐々に生活リズムを身につけていきます。
ルーティンを作る
「授乳をしたら寝かしつける」「身体をトントンしながら寝かしつける」「いつもの音楽をかけて寝かしつける」など、ルーティンを作るのも効果的です。
最初はなかなか寝てくれないかもしれませんが、次第に赤ちゃんも理解し、それが合図となって眠れるようになるそうです。
赤ちゃんが落ち着くルーティンが作れれば、寝かしつけもぐっと楽になると思います。
添い寝する
「添い寝をするとすんなり寝た」という話も、先輩ママからよく聞きます。実際にわが子もそうでした。
新生児期になかなか眠らず、私があやすのに疲れてしまい、試しに一緒に布団にごろんと寝たところ、すんなり眠ったことがありました。
きっと、ママと一緒にくっついていたかったのだと思います。
新生児はママのお腹から出てきて日が浅いので、ママのぬくもりを特に感じたい時期なのでしょう。
添い寝は窒息などの恐れもあるので、十分気を付けなくてはなりませんが、試してみる価値はあるかと思います。
新生児の寝かしつけに役立つグッズ紹介
新生児の寝かしつけに役立つ、お助けグッズがいくつかあります。
赤ちゃんが寝ないことでママが疲れてしまっては本末転倒です。
時にはお役立ちグッズに頼ってみるのもいいと思います。
おくるみ(スワドル)
おくるみ(スワドル)を使用したおひな巻きが寝かしつけに効果があるといわれています。
おひな巻きとは、赤ちゃんの手足を布で包み、お腹の中にいた状態と同じ姿勢にする方法です。
手足を包み動かなくすることでモロー反射を抑え、お腹の中にいたときの安心感を呼び起こし、ぐっすり眠ってくれるそうです。
タオルや布で包むことも出来ますが、洋服のような形状でチャックをすれば簡単におひな巻きになる商品もあります。
赤ちゃんにとって安心できるおくるみを見つけてみてはいかがでしょうか。
胎内音が出るおもちゃ
赤ちゃんのおもちゃで、胎内音が鳴らせるおもちゃがあります。
胎内音を流すと、赤ちゃんが安心して眠ってくれることがあるそうです。
お腹にいたときの、心地いい状態を思い出すのだと思います。
おもちゃ以外にも、スマートフォンのアプリで胎内音が出せるものもあります。赤ちゃんが上手く眠れないときに、一度聞かせてあげると落ち着いて寝てくれるかもしれません。
おしゃぶり
おしゃぶりをすると眠れるという話も、私の周りではよく聞きます。
赤ちゃんはおしゃぶりを吸うことで精神的に落ち着くそうです。
おしゃぶりのおかげで寝かしつけが楽になり、ママやパパの育児ストレスが軽減されたという方もいます。
ただおしゃぶりは、乳頭混乱を起こしたり、依存しやすかったりと、デメリットもあります。
そういった面も踏まえて、使用するかどうかを決めた方がいいでしょう。
また、おしゃぶりには月齢別にサイズ展開がありますので、購入するときには注意してください。
Cカーブを作れるクッション
赤ちゃんは、大人の胸式呼吸とは違い、腹式呼吸になります。
そのため、お腹を張った姿勢だと呼吸がしづらく、眠りづらいとも言われています。
赤ちゃんがお腹にいる時は、背中を丸めたCカーブの姿勢です。
そのときと同じ姿勢を作ると、安心して眠れることがあるそうです。
授乳クッションでも作れますが、Cカーブを作る専用のクッションも販売されています。
赤ちゃんが安心できる場所をお役立ちグッズで作ってあげるのもいい方法かと思います。
まとめ
今回は新生児が寝ない理由や寝かせるコツ、お役立ちグッズをご紹介しました。
新生児期にうまく赤ちゃんが寝ないという経験は、多くのママが通る道です。
決してママの育児が悪いわけではありません。
赤ちゃんが寝なくても、自分を責めないでください。
また、今回いろいろとご紹介しましたが、それでも寝ない場合があります。
そんなときは一呼吸置きましょう。
無理に寝かしつけようとせず、まずはママがリラックスすることも大事です。
お茶を飲んだり深呼吸してみたりして、一度落ち着いてから赤ちゃんと向き合ってみてください。
イライラしては何も解決しません。
成長とともに赤ちゃんも上手に眠れるようになってきます。
「今だけ、今だけ」と心に念じ、赤ちゃんと向き合ってみてください。
この記事を書いた
サポーターママ
みんなにちやほやされすぎて、すっかり甘えるのが上手になった次女と、そんな次女を溺愛してやまない、家族一しっかり者の長女がいます。
私は昔から工作や絵を描くことが好きで、長女とよくかわいいプリンセスの絵を描いたり、簡単なおもちゃを作ったりして遊んでいます。
また、なるべく低コスパで、みんなが楽しめるようなものを考えて作るよう、工夫しています。
自分のアイデアやほかの人のアイデアを吸収して、これからも2人のかわいい娘のママとして成長していきたいと思っています。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修