3歳・4歳・5歳・6歳の子向け!【年齢別】秋に読みたいおすすめ絵本をご紹介!
秋は食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋ですね。
ここでは、3歳、4歳、5歳、6歳の子向けの、秋にぴったりの絵本を紹介したいと思います。
秋と言えば、やきいも、落ち葉、お月さま、すすきと思い浮かぶ景色があると思います。
絵本を通して、秋の季節を子どもに伝えていけると素敵ですね。
絵本を選ぶときに大事なポイントは、やはり年齢に合っているかだと思います。
どんなに素敵な絵本でも、名作でも年齢に合っていなければ、その絵本の良さに気がつかずに終わってしまいます。
3、4歳は文字の数があまり多くなく、ストーリーも短く簡単で、テンポがいい絵本が楽しく読めると思います。
5、6歳くらいになると、心のモヤモヤ、嬉しい・楽しいなど、気持ちの変化が書いてある絵本も、理解し楽しく読めるようになってきますので、少し長い文章の絵本にもチャレンジしていくといいと思います。
目次
3歳におすすめな絵本をご紹介!
もりのおふろやさん/とよた かずひこ
森の動物たちが、秋の景色のなか気持ちよさそうにお風呂に入っています。
ストーリー性がありながら、1ページに1行の言葉のため、3歳でも読みやすくなっています。
ほのぼのとしたシーンから、最後のラストはおもしろく衝撃です!
もりのおふろやさんは、ぽかぽかおふろシリーズで春夏冬もありますので、ぜひ読んでみてください。
お月さまってどんなあじ?/ミヒャエル・グレイニェク
文字は少し多いですが、繰り返しの内容になっているので、子どもが聞き入り夢中になる内容になっています。
動物たちが次々にあらわれて、お月さまってどんな味だろう?と手を伸ばします。
動物たちでお互いに上にのり、みんなでお月さまに近づいていきます。
どんな味だろう?ひょいっと動物たちが上に乗り、お月さまに近づくたびに、子どもがごくりとつばをのむ様子が伝わってくるようです。
この絵本を読んだ後、きっと夜の帰り道、お月さまをみて子どもは「お月さまってどんな味だろー!」と言うことでしょう。
4歳におすすめな絵本をご紹介!
どんぐりむらのぼうしやさん/なかや みわ
少し文字が増えてきて、ストーリーも長くなってきます。
ただ、簡単なストーリーのため、4歳の子どもにちょうど良い絵本です。
どんぐりむらはシリーズになっていて、メインのどんぐりやすずめ、ネズミなど身近な小動物がかわいらしい絵で描かれています。
ちょっとした冒険の要素もあり、ドキドキしながら読むことができます。
まじょまつりにいこう/せな けいこ
まじょやおばけがいつも可愛く、面白く絵本にでてくるのが特徴の、せなけいこさんの絵本。
この“まじょまつりにいこう”の絵本もうさぎとねこが、まじょまつりに行くお話です。
うさぎはまじょまつりに行きたいですが、ねこにねこじゃないからと、連れて行ってもらえませんでした。
そこで、うさぎは耳をかくして、ねこのふりをしてまじょまつりに行きます。
しかし、帽子が飛んで変装がばれてしまいます。
さて、どうしましょう?そこにお月さまから、うすに乗ったうさぎが助けにきてくれるという、ちょっとおちゃめなお話になっています。
5歳におすすめな絵本をご紹介!
やきいもするぞ/おくはら ゆめ
“もりは おちばだらけで、 はたけは おいもだらけ こうなったら しょうがない。”
で、始まり、とてもリズミカルな文章がつづきます。
落ち葉でやきいもを作り、おいしそうに食べる動物たち。
たくさんのやきいもを食べた後は、残りのやきいもを誰が食べるかで、おならたいかいをします。
大きいおならや可愛いおなら、連発のおならまで。
中々、一番が決まらないでいると、そこに現れたのは?! 楽しくてクスッと笑ってしまう絵本です。
つきのよるのものがたり/かさい まり
おひさまを見たことがない、絵の中のねずみのお話です。
美術館がお休みの前の晩、ねずみ達は絵を抜け出して、おひさまを探しに行きます。
夜の月にうつしだされた神秘的な絵から、おひさまの日を浴びるぽかぽかとした絵、また少し寂しい夕日の絵まで、とてもきれいな絵が出てきます。
おひさまに会えて、喜んでいたねずみ達も自分たちがいた絵の中のお月さまに、また会いたくなります。
出会ったくまにさよならをつげて、また絵の中に戻っていきます。
静かな月夜の晩に、子どもに読み聞かせしたくなる絵本です。
どうぞのいす/柿本 幸造
うさぎさんが、木の椅子を作り『どうぞのいす』と書いて、置いておきました。
初めにやってきたのは、ろばさん。
ろばさんは、背負っていたどんぐりをいすにおいて、木陰でお昼寝をしました。
そこにやってきたのはくまさん。
くまさんは、どうぞのいすに置いてあった、どんぐりを「どうぞなら いただこう」と全部、食べてしまいました。
「でも からっぽにしてしまっては あとの ひとに おきのどく。」と代わりにはちみつを置いておきます。
それから、代わる代わる動物たちがやってきて、どうぞのいすの食べ物を食べては、自分たちが持っている食べ物を、次の人のために置いておきます。
そして、お昼寝から起きたろばさんが目にしたのは、どうぞのいすに置かれた、たくさんの栗でした。ろばさんは「あれれれえ。 どんぐりって くりの あかちゃんだったかしら!」とびっくりします。
誰かのために置かれた椅子に、次の人のために置かれた食べ物、優しさが循環している、心があったかくなる絵本です。
6歳におすすめな絵本をご紹介!
しゃっくりがいこつ
秋のイベントではハロウィンが人気ですね。
そんなハロウィンのおばけたちに、よく出てくるがいこつのお話です。
しゃっくりが止まらないがいこつ。
しゃっくりを止める方法を色々試しても、中々とまりません。
水を飲んでも、骨のすき間から流れでてしまいます。
そんな、しゃっくりがある方法を試したら、一発でとまりました。
がいこつならではの方法です、さて、その方法とは?!
もりのかくれんぼう
文章が長いですが、かくれんぼうという身近で子どもたちの好きな遊びが、題材の絵本のため、集中して聞くことができると思います。
また、小学校入学に向かい、長い文章にも慣れてほしいなと思ったときに、おすすめの絵本になります。
絵本の文字もすべてひらがなのため、一人で読んでみる練習にもなります。
絵本の内容は女の子が、森の動物たちと森の中でかくれんぼうをするお話です。
秋の景色もとてもきれいに描かれていて、森のようせいらしき人物もでてきて、絵本の世界に吸い込まれていきそうな素敵な絵本です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
秋をテーマにした絵本はたくさんありますが、昔から読み継がれている、柿本幸造さんの“どうぞのいす”や、林明子さんの“もりのかくれんぼう”は、何度読んでも秋にぴったりな素敵な絵本ですね。
そして、新しい絵本ではおくはらゆめさんの“やきいもするぞ”や、マージェリー・カイラーさんの“しゃっくりがいこつ”は、ユーモアのセンスに溢れていてとても楽しい絵本です。
ぜひ、秋の季節を感じる素敵な絵本を、子どもと一緒に読んでみてください。
この記事を書いた
サポーターママ
保育士として保育園で働きながら、Webライターとしても活動しています。
家庭では女の子と男の子のママです。
子どもについて深く学び、何百人もの子どもと接してきたプロだからこそ分かる子どもの発達や、子どもの不思議など、ママ・パパが知りたい疑問にお答えしていきます。
実際に子育てをして失敗したこと、上手くいかなかったことを生かして、押さえるポイントと手を抜くポイントなど、理想よりも現実の子育ての力になれるような発信をしていきます。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修