沐浴とお風呂の入れ方は?時間・温度などの注意点とスキンケアも|学習プリント.com

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沐浴とお風呂の入れ方は?時間・温度などの注意点とスキンケアも

沐浴とお風呂の入れ方は?時間・温度などの注意点とスキンケアも
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産後の赤ちゃんのお世話はママにもパパにも初めてのことだらけ。
赤ちゃんの体をきれいに保つための「沐浴」もドキドキ初体験の1つですね。
最近では妊娠中のパパママ教室で講習が行われることも多い新生児の沐浴は、新生児にとって重要な日課で、パパママであれば誰もが一度は経験することでしょう。

でも実際には「沐浴って何?」「どんなことをすればいいの?」「どんな準備が必要なの?」と悩む妊婦さんが多いでしょう。

また、沐浴してみたけどうまくいかないと悩まれている新米パパママ、沐浴の時期は終わったけど小さい赤ちゃんと一緒のお風呂はどうしたらいいのと悩むパパママも多いのでは?
そこで、ここでは赤ちゃんの沐浴の入れ方と月齢別のお風呂の入れ方について、時間・温度の注意点やスキンケアのポイントなどを交えてご紹介します。

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沐浴とは?沐浴について知ろう

沐浴とは?沐浴について知ろう

沐浴とは何でしょう?
「沐浴」という言葉の本来の意味は「体を水で洗い清めること」で、主に宗教的な儀式を指します。
同時に、産まれたばかりの赤ちゃんの全身をお湯できれいに洗い流すことも指し、これが新生児の沐浴です。
お風呂に入る(入れる)「入浴」とは区別して使われます。

では、なぜ新生児はパパママや上の兄弟姉妹と同じお風呂に入ることができないのでしょう。
生まれたての赤ちゃんの皮膚はとってもデリケート。
動きが活発で、新陳代謝がよいためにとても汗をかきやすく、皮脂も出やすいので脂漏性湿しん(しろうせいしっしん)などの症状が出やすくなります。
また、新生児の体は細菌などへの抵抗力が弱く、感染症などを防ぐ必要もあります。
そのために新生児期には専用のベビーバスを使って体を洗い、清潔に保つことが必要なのです。
同時に、沐浴はパパママと赤ちゃんのスキンシップにもなります。

特に、授乳やおむつを替えなど、ママには乳児期の赤ちゃんと一緒に過ごす時間は日中いつでもたくさんありますが、パパと生まれたばかりの赤ちゃんとのスキンシップの時間は意外と多くありません。
パパの大きな手としっかりした腕は安定感を与えますので、沐浴はパパの担当にしてもいいかもしれませんね。

沐浴で必要なもの

沐浴で必要なもの

では実際に、沐浴をする際にはどのようなアイテムの準備が必要でしょうか?
まずは必須アイテムをご紹介します。

◆ベビーバス

「ベビーバス」と言って思い浮かべるのは、昔ながらのプラスチックタイプが多いと思います。
しかし最近では、空気を入れて膨らませて使うエアタイプやプラスチックでも折りたためるタイプなど収納に困らないベビーバスも増えています。
また、従来のベビーバスは基本的に床やテーブルなどに置いて使用しますが、シンクやキッチンに取り付けて使えるコンパクトなサイズのベビーバスもあります。

誰がどこで使うかを考え、サイズ、素材、形などを比較しながら選んでみてください。

ちなみに、ベビーバスの使用期間は通常で1ヶ月、長くても3ヶ月程度です。
そんな短い間しか使わないものをわざわざ購入しなきゃいけないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方にはベビーバスのレンタルもあるようなので、利用してみるのもいいでしょう。

◆洗面器

赤ちゃんの体にお湯をかけたり、ソープをすすいだり、沐浴の最後に上がり湯をかけたりするときに使用します。
一方の手で赤ちゃんの頭や体を支えたまま片手で使うことが多いので、取っ手付きの手桶タイプであまり大きくないものが使い勝手がよいです。
沐浴の時期が終わった後の普段の入浴でも、赤ちゃん専用の洗面器があると便利なので1つは持っておきたいアイテムです。

◆ベビーソープ・石鹸

デリケートな赤ちゃんの体は刺激の少ない専用のベビーソープで洗いましょう。
固形の石鹸、液状、泡で出るタイプなどいろいろあります。
ベビーグッズのお店や産院でサンプルなどを配っているケースもあるので、いろいろと試してみながら使いやすいものを選んでください。

◆沐浴布(大小1枚ずつ)

沐浴には、お湯に入れるときに赤ちゃんの全身を覆うことのできる長め沐浴布と細かいところを洗うための小さめのガーゼまたはタオルなど、2種類の布を用意しましょう。

ママのおなかで羊水の中にいた赤ちゃんは、基本的には水が大好きで沐浴も気持ちよく感じます。
でも、なかには慣れない環境で不安になったり、お湯の温度に泣き出してしまったりする赤ちゃんもいます。
ところが、あら不思議、沐浴布をかけてあげると落ち着くのか、安心して浸かることができます。
特に腕を覆って、赤ちゃんが布の端を握れるようにかけてあげるといいですよ。
小さいほうのガーゼは顔や細かい部分を洗うために使います。
いずれも、肌触りの良い薄手のものがおススメです。

◆バスタオル(1~2枚)

バスタオルは、沐浴上がりに赤ちゃんの全身を拭くために使います。
2枚のバスタオルを重ねて、そのあいだに着替えを挟んでおくと入浴後の赤ちゃんの着替えがスムーズにできます。
沐浴を終えた赤ちゃんを上のタオルに寝かせて、全身をタオルで包むように拭きます。
全身を拭き終えたら濡れたタオルを外して、下のタオルにのせてある服を着替えさせます。
上のタオルはびしょ濡れになりますが、下のタオルはほとんど濡れないので、翌日も使いまわしできて、洗濯の手間を省くことができます。
湯冷めをさせない、また赤ちゃんの機嫌を損ねないために、沐浴後の着替えは素早く行いたいところです。
吸水性の高いタオルや肌触りの良いタオルを使うとよいでしょう。

次に、必須ではありませんが、あると便利なグッズもご紹介します。

★温度計

沐浴のお湯の適温は、夏の暑い時期で38度、冬の寒い時期で40度くらいがよいと言われます。
ですので、38~40度のあたりに適温表示がある温度計を使って温度を計ると、赤ちゃんにちょうどいい温かさの温度が一目瞭然で便利です。

★沐浴剤

ベビーソープや石鹸の代わりに、お湯に溶かして使用する沐浴専用の入浴剤もあります。
すすいだり、上がり湯をかけたりする手間を省くことができるので、沐浴に慣れず、赤ちゃんが泣きだしてしまう場合や泡だらけのお湯に赤ちゃんを入れるのが気になる方にはおすすめです。

★綿棒、爪切り、保湿クリームなどのケア用品

毎日お世話をしていても、赤ちゃんの全身とゆっくり向き合うことのできる機会は意外とありません。
綿棒で耳やおへそのケアをしたり、大人が思っている以上にあっという間に伸びてしまう爪を切ったり、全身に保湿クリームを塗ってあげたり、全身のケアをするのも習慣にできるといいですね。

ただ、沐浴上がりの赤ちゃんはぐずりやすいこともあるので、泣き出してしまったら無理はせず、全身のケアはまた別の機会にしましょう。

★体温計/体重計

生後しばらくは、毎日赤ちゃんの体温を記録したり、体重を記録したりする方も多いのではないでしょうか。
同じ時間に記録を続けるのはなかなか難しいですが、沐浴前と決めてしまえば規則正しく計測ができます。

特に昨今では何をするにも体温を測ることが求められますが、乳幼児にとっては腕に体温計を何秒もはさませておくのは意外と大変です。
ほんの数秒で測定できてしまう体温計も多いので、ぜひこの機会に1つ持っておくと便利かなと思います。

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沐浴のやり方(時間や温度などの注意点)

沐浴のやり方(時間や温度などの注意点)

基本的に新生児の沐浴は1日1回5分程度で、特に10:00~14:00頃の時間帯に沐浴をすることがベストと言われることが多いでしょう。
これは、日中暖かくて比較的赤ちゃんの機嫌がいい時間であること、何かあったときにすぐに病院やクリニックに連れていくことのできる時間であることが主な理由です。
しかし、パパママや兄弟姉妹の都合もあって、いつも決まった時間に沐浴をするのは難しい場合も多いですよね。
日によって時間が違ったり、朝や夕方に入れたりしても問題はありません。

授乳直後に沐浴を行うと、赤ちゃんが吐き戻しをすることがあるので、避けた方がいいという周りの声も聞こえますが、授乳間隔が短いと沐浴のタイミングを逃してしまったり、授乳後の方が赤ちゃんの機嫌がよいという場合もありますので、細かいルールは気にしすぎず、最初はパパママの入れやすいタイミングで続けてみてください。

新生児の沐浴は毎日が基本ですが、赤ちゃんの体調がよくなかったり、パパママの体調・気分がよくないときには無理をする必要はありません。
その場合は赤ちゃんの体や顔を温かく湿らせたタオルできれいに拭いて、汚れや汗を落としてあげましょう。
反対に、夏で汗をかきやすい時などは1日に何度も沐浴をしてあげたくなるかもしれませんが、それもあまりよくないそうです。
汗をかいたらこまめに着替えさせ、体をふいてあげる程度にとどめます。沐浴の頻度は1日1回にし、赤ちゃんが快適に過ごせるようにしてあげましょう。

前置きが長くなりましたが、続いて沐浴の準備です。
部屋の温度を25度前後に設定し、冷暖房が直接あたらない場所に38~40度のお湯を入れたベビーバスを置きます。
赤ちゃんをベビーバスに入れる前に、沐浴布、ベビーソープ(上げ湯用の場合、するまでに冷めてしまうので少し熱めの)、お湯を入れた洗面器など、必要なアイテムを手の届く範囲にセットします。
沐浴後に使うバスタオルや着替えなども近くにセットしておきましょう。
沐浴中は気持ちよさそうにしていたのに、終わると泣き出してしまう赤ちゃんは意外と多いものです。
泣き出した赤ちゃんに服を着せるのは意外と大変ですし、パパママが慌ててしまうこともあります。
素早く着替えを終えるために、肌着とオーバーオールなど2枚着せる場合には、あらかじめ2つの衣類の袖を通して重ねておけば、一度に着替えさせることができます。

赤ちゃんの準備も忘れないようにしましょう。
バスタオルの上に寝かせて衣類を脱がせたら、体の全体をざっと見て赤ちゃんの様子を確認します。
へその緒はまだとれていないか、肌がかさついていたり、発疹のようなものが出たりしていないかなど、気になることがあれば健診の時などに保健士さんやお医者さんに相談するようにするといいでしょう。

準備できたらいよいよ沐浴です。

沐浴の仕方は以下の通りです。

  1. 裸の赤ちゃんに沐浴布をかけ、利き手と反対の手で頭、利き手でおしりや股のあたりを支えて足先からお湯に入れます。
  2. 片手で頭をきちんと支えたら、お尻に置いた利き手を外し、全身にやさしくお湯をかけて慣らします。小さいガーゼで顔や耳の後ろを拭いてから、頭を濡らします。
    顔を洗う時は、おでこや目の周り、鼻の下なども丁寧に洗いましょう。
  3. 手に泡立てた石鹸をたっぷりつけたら、まずは手のひらや指を使って頭から洗います。
    赤ちゃんの頭皮は意外と湿疹ができやすいのですが、髪の毛が多い場合などは気が付きにくいので、指先で丁寧に洗ってあげましょう。
    石鹸やソープが残っていると汚れになりやすいので、すすぎもしっかりしましょう。
    小さめのガーゼで軽く頭を拭き、顔(特に口の周りやほっぺ)や耳の後ろもガーゼで拭いておきます。
  4. 続いて、首、腕や手、胸やおなか、股間、足など仰向けで洗えるところを泡で優しく包むように洗います。
    首の下、わきの下、足の付け根など、洗いにくいところを特に念入りに洗います。
  5. 頭に置いていた手を首や胸のあたりにおいて赤ちゃんをひっくり返したら、背中やお尻、膝の裏側なども洗います。
    おしっこやうんちで汚れているような箇所があれば、特に丁寧に洗ってあげるようにしましょう。
  6. もう一度仰向けに戻して泡を落としたら、最後に洗面器の中のきれいなお湯で上げ湯(すすぎ)をして終わりです。

沐浴は赤ちゃんにとっても体力を使うため、長くても10分以内に終わるようにします。
沐浴後、着替えとローションなどでの全身ケアが終わったら、母乳やミルクなどで水分の補給をするよいにしましょう。

赤ちゃんのお風呂の入れ方も紹介(時間や温度などの注意点)

赤ちゃんのお風呂の入れ方も紹介(時間や温度などの注意点)

さて、新生児期を過ぎたら、いよいよ赤ちゃんもお風呂デビューです。
沐浴もそうですが、乳幼児期の入浴は、大人のように全身の血行を良くしたり、体を温めたり、リラックスしたりといったことが目的ではありません。
乳幼児は汗をかきやすく、あせもや湿疹など肌トラブルを起こしやすいため、何より肌を清潔に保つことが必要で、そのために入浴します。
ただし、のぼせやすく湯冷めしやすいので、短時間で手早く済ませることを心がけましょう。

赤ちゃんとの入浴で重要なのは入浴前後の準備です。
沐浴と同じように、赤ちゃんのバスタオルや着替えはもちろん、ママの着替え、上の子たちも一緒の場合には子供たちのタオルや着替えも準備するようにしましょう。
ママが素早く着替えを済ませるために、吸水性の高いバスタオルやヘアバンド、着替え代わりのバスローブなどがあると便利です。
また、特に日本では冬の季節は洗面所や浴室が非常に冷えます。
赤ちゃんの体を冷やさないために、暖房をつけたり、お風呂の蓋をあけっぱなしにしたり、熱めのシャワーでタイルを温めておいたりして、空間を温めておく工夫をしましょう。

準備ができたら赤ちゃんと一緒にいざ、入浴です。
おすわり期前の赤ちゃんの場合、基本的にはパパママがずっと抱っこしたままの入浴となります。
そのため、まずはパパママが自分の体を洗っておきましょう。
ワンオペの場合、お風呂場の入り口を開けっぱなしにして、洗面所に設置したラックやマットの上に赤ちゃんを寝かせて素早く洗いましょう。
パートナーや同居の両親がいる場合には、その間だけ赤ちゃんを見てもらってもいいですね。
おすわりができるようになったら、お風呂の洗い場に専用の椅子やウレタンマットを置いて座らせて、おもちゃなどで遊んでいるうちにパパママが自分の体を洗えばいいでしょう。
その後、沐浴の手順と同様に赤ちゃんの全身を洗ってあげます。
洗い終わったら一緒に湯船に浸かりましょう。

繰り返しになりますが、赤ちゃんはのぼせやすいので赤ちゃんの負担にならないよう、10分から長くても15分程度を目安に入浴するようにしましょう。

入浴のタイミングですが、沐浴と同様に毎日決まった時間に入ることで生活リズムが整いやすいです。
そうはいっても毎日同じリズムで生活するのは大人が難しい場合もあります。
一緒に入るパパママの入れやすいタイミングでゆったりと入るのがベストです。
入浴の場合、沐浴とは違って日中ではなく夜がほとんどだと思います。
ただ、乳幼児の場合、お風呂に入ると目が冴えて眠れなくなることも多いので、入眠の1時間くらい前に入浴を終えていた方がスムーズに就寝となるようです。

ちなみに、一般的には新生児期=1ヶ月を過ぎたら大人と一緒に入浴できます。しかし、まだ首のすわらない赤ちゃんをお風呂に入れるのはなかなかの重労働だと感じるようであれば、安定してくる3ヶ月くらいまで沐浴を続けるということでも大丈夫です。
我が家の場合、次女が生まれたときは長女はまだ2歳に満たず、長女をお風呂に入れるだけでも一苦労だったので、次女は3ヶ月くらいまでベビーバスでの沐浴でした。
さすがに3ヶ月にもなると、ベビーバスが小さくなってくるのでお風呂にしましたが、首がすわり始めていたので、お風呂に入れるのも楽になっていましたよ。

まとめ

いかがでしたか?
赤ちゃんの成長に合わせて一緒にお風呂に入る大変さも軽減されていきます(また違う悩みもでてはきますが……)。
大人と乳幼児では入浴の目的が違うと書きましたが、どちらにとっても大切なことは、バスタイムを義務や日課として考えるのではなく楽しい時間にすることです。

きちんと洗えなくても、ぐずってすぐに出てしまっても、反対になかなか出たがらずに時間がかかっても、赤ちゃんが泣き出してしまっても、お風呂場や洗面所がビショビショになっても、最後は笑顔で、「あ~気持ちよかった」と思えることが大切です。
親子で最高のスキンシップの時間を満喫してください。

この記事を書いた
サポーターママ

みずママのプロフィール写真 みずママ 3女のママ

しっかりしつつも甘えん坊な長女、いつも元気で物怖じしない次女、マイペースな三女。
元気盛りの3姉妹を育てながら、フルタイムの仕事に奮闘するワーママです。
タイプの全く違う3姉妹の育児で培ってきた(現在進行形)経験を共有しながら、悩みを持つパパママの役に少しでも立てればいいなと思っています。
出産前は、仕事でも、プライベートでも海外を飛び回ってばかりでした。
子どもたちがもう少し大きくなったら、広い世界を見せてあげたいです。

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歯科医師
監修

ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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