赤ちゃんのハイハイはいつから?いつまで?種類と練習方法や注意点|学習プリント.com

学習プリント.com公式アプリバナー
学習プリント.com公式アプリバナー

赤ちゃんのハイハイはいつから?いつまで?種類と練習方法や注意点

赤ちゃんのハイハイはいつから?いつまで?種類と練習方法や注意点
更新日:  | 公開日:
Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

出産まもない新生児の頃、まだ寝ているだけだった赤ちゃんも、首がすわり、寝返り、一人でおすわりを経て、いよいよ自分で手足を使って進むようになります。

そのたどたどしくもよちよちと一生懸命前に進んでいく愛らしい姿に、わが子の成長を感じ、なお一層愛情が深まっていく。
ハイハイはパパやママ、そしてお子さんにとってもかけがえのないステキな瞬間です。

産後まもない赤ちゃんの子育て真っ最中のパパママも、近い将来やってくるその瞬間をとても楽しみにしておられることと思います。
同時に「ちゃんとハイハイしてくれるようになるだろうか」「〇〇さんのところの赤ちゃんはもうハイハイが始まったらしい。ウチはまだだけど大丈夫だろうか」「ハイハイ出来るようにはなってほしいけど、何をしてあげたら良いかわからない」そんな不安を感じているパパママもいらっしゃるかもしれません。
もちろんハイハイをするのを頑張るのはお子さん自身ですが、親がそのサポートとして出来ることはあるのでしょうか?

今回は、赤ちゃんのハイハイについて、期間や種類、練習方法などを解説していきます。
ご参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

赤ちゃんのハイハイはいつから?いつまで?

赤ちゃんのハイハイはいつから?いつまで?

ハイハイを始める時期

母子手帳に記載してある生後9~10ヶ月の発達状況チェック項目の中に「ハイハイしたのはいつですか」という質問があります。

ハイハイを始める時期の平均などが気になるかもしれませんが、一般的に赤ちゃんのハイハイは生後8ヶ月~10ヶ月ごろまでを目安に始まります。
早い子だと生後6ヵ月前後からハイハイし出すケースもあるようです。
もちろん個人差があり、早ければ良いというわけではありませんので、焦らずに気持ちをゆったりと持ち、のんびり見守ってあげたいですね。

ただ、10ヶ月を過ぎてもまだハイハイをしそうな気配が無く遅いと感じ、少し心配があるような場合は、小児科や12ヵ月健診で医師にきちんと状況を伝え、相談してみてください。

ハイハイはいつまで?

個人差はありますが、1歳頃になるとハイハイからつかまり立ち~一人歩きへと移行していきます。
ただ、歩き始めた後にすぐにハイハイを卒業、というわけではありません。
歩き始めでまだ安定していないうちは移動速度が速くて慣れているハイハイの方が良いと感じ、しばらくは一人歩きとハイハイを並行して行っていきます。

そのため、1歳を過ぎてもちょっとしか歩かずすぐにハイハイに戻ってしまう、と心配することはありません。
その後、歩くことに慣れてきたら自然とハイハイは卒業していきます。

赤ちゃんのハイハイの種類(ハイハイの成長過程)

赤ちゃんのハイハイの種類(ハイハイの成長過程)

ひとえにハイハイといってもお子さんの成長段階によってハイハイにも色々な種類があります。
ここではお子さんの発育の成長過程におけるさまざまなハイハイの種類と、ちょっと変わったケースも紹介していきます。

成長過程でのハイハイの種類の一覧

成長過程ハイハイの種類
生後5~7ヶ月ごろうつ伏せ状態で、床を手のひらや足の裏で前後に押したり、引いたりしながら進む動作の「ずりばい」が始まる
生後7~8ヶ月ごろ手のひらと膝を床について、手と膝を交互に動かしてバランスよく前進していく「四つばい」が始まる
生後8~9ヶ月ごろひじと膝を伸ばしながら身体を持ち上げ、手のひらと足の裏を床につけて歩く「高ばい」が始まる

ずりばい

これは赤ちゃんが行う最初の段階のハイハイで、両手の手のひらを床につき、おなかから下半身までを床にベターっとつけた状態でズリズリ動くハイハイの動きが特徴です。

首がすわり、寝返りをうてるようになると、うつぶせの状態からおなかを中心に首をあげて手足をバタバタさせたり手や腕や足の裏などを使って前後に動こうとする姿が見られます。
こうなると、ハイハイデビューずりばいの兆候です。

四つばい

手のひらと膝を床について手と膝を交互に動かして進んでいく動き方。
これがいわゆる多くの方がイメージしているハイハイというものだと思います。
ずりばいにより体全体の筋肉と運動神経が発達していくことで自然と四つばいに移行していきます。

高ばい

四つばいにより腕、体の筋肉がさらに発達してくると、動物の四つ足歩行のように手のひらと足の裏を床につけて動くようになります。
ここまで来ればつかまり立ちや、つたい歩きの前兆です。

成長過程におけるハイハイの種類や違いをご紹介致しましたが、必ずしもこの段階を順序良く踏んでいくとは限りません。
ずりばいをほとんどしないで四つばいから始まったり、四つばいから高ばいを飛ばしてそのままつかまり立ちをし始めたり、そもそもハイハイの時期が短かったりと、ハイハイのしかたもお子さんによって様々です。
これが正しい、というものはありませんので、無理に型にはめようとせずのんびりと見守ってあげてくださいね。

ちょっと変わったハイハイ

前述したハイハイの他にも、中にはうつ伏せではなく仰向けの状態で背中や足を使ってズリズリ動く「背ばい」や、座ったままの姿勢でお尻を使って移動する「シャフリングベビー」など特殊なケースも見られます。
ちょっと心配に感じるかもしれませんが、その後1歳~2歳くらいには元の成長過程に戻るケースが多いため、無理に矯正する必要はありません。

ただし、記録にはちゃんと残しておき、乳幼児健診の際には状況をきちんと伝えましょう。
何か問題があればその際に何か指摘やアドバイスがあるかと思います。

スポンサーリンク

ハイハイの練習方法と気を付けるべき注意点

ハイハイの練習方法と気を付けるべき注意点

ここからはお子さんがハイハイ出来るようになるための親が出来るサポートについてご紹介していきます。
実のところ、ハイハイが出来るようになるための練習方法はありません。

「えっ?」と思われるかもしれませんが、子どもは日を追うごとに脳、筋肉、神経が自然と成長していくため、体の動かし方(ハイハイ)も誰かに教えられなくても自然と身についていきます。
そのため、勉強やスポーツの技術向上のような練習方法は無いのです。

それでもお子さんの成長のために親として何か協力してあげたいですよね。
ではどんなサポート方法があるのでしょうか。見ていきましょう。

まずはスペースづくりから

赤ちゃんは広いスペースでのびのび自由に体を動かすことで、楽しみながら運動能力を身につけていきます。

反対に、赤ちゃんが動く範囲に部屋に物がごちゃごちゃ置いてあったり散らかっていたりすると赤ちゃんはのびのびと体を動かすことが出来ず、体を動かすことが楽しいと思いづらい状況になってしまいます。
思わぬケガにもつながり注意が必要です。

なので、しっかりとスペースを確保し、ベビーゲートやベビー用のフェンスを使うなどしたり、可能な限り部屋には物を置かず、に片付けたりして、安全が確保できるような対策を取り、のびのびと楽しく遊べる環境をつくってあげましょう。

赤ちゃんの気を引く工夫を

よく写真を撮る時など、赤ちゃんの気を引くために、音の出るおもちゃを鳴らしたり、色が鮮やかな物を見せながら、赤ちゃんに対して大人が「こっちだよー」「見て見てー」と声をかけている風景を見たことがあるかと思います。

ハイハイの時もそれと同じで、赤ちゃんがそっちに行きたいと思わせるような、興味を引くような物を置くなどしてアプローチをしてみるのも非常に効果的です。
体だけでなく、視覚、聴覚にも良い刺激となります。

ハイハイの見本を見せる

子どもは月齢とともに脳の発達により社会性も身についてきます。
その一環として人がやっていることのマネをすることも増えてきます。
親が「ハイハイってこうやるんだよー」と実際にやって見せてあげると、お子さんもそれを見てハイハイをする意欲が出て、自分なりにマネをしようとして一緒にハイハイをしたりします。
赤ちゃんの胸の下の位置に、畳んだバスタオルやクッションなどを入れてあげると、上半身を支える練習にもなります。

また、近くに児童館や子どもの遊びスペースがある施設などがあれば、そこに連れて行って同年代のお子さんがハイハイしている姿を見せてあげるのもとても良い刺激になり、ハイハイをするきっかけになるかと思います。

褒めてあげよう

お子さんが頑張ってちょっとでもハイハイ出来たら、全力で褒めてあげましょう。
前述したように、子どもは段々とまわりの人の様子を見てそれを自分に取り入れることが出来るようになってきます。

自分がしたことで家族が喜んでくれることで「これをしたらパパママ嬉しそうにしてくれる」と子どもなりに認識し、どんどんやる気を出して、ハイハイも上達していくことでしょう。

ハイハイ時の注意点

お子さんがハイハイするようになってきたときの注意点としてはケガや誤飲が挙げられます。
赤ちゃんの視線は大人が思っているよりずっと低いので、思わぬところに頭をぶつけたり床に落ちている、大人が気づかないような床に落ちているちょっとした小物(クリップ、紙の切れ端など)にも目がいってしまい、思わず口に入れてしまったりと、赤ちゃんの手が届く範囲に小さなものを置いておくと、誤飲の危険があるため注意が必要です。

そういった危険を回避するためにも、事前にお子さんの頭の高さに当たる家具等にクッション材を付けておいたり、掃除をこまめにするなど注意をし、対処法を考え、ハイハイの環境を整えてあげてください。
台所など、特に危険の可能性がありそうな場所にはベビーゲートを設置するなどして通れなくするなどの配慮も必要です。
また、コンセントの穴などにも興味を示すことがあるので、使っていないコンセントの穴は必ずコンセントカバーできちんとふさいでおきましょう。

まとめ

ハイハイは今までその場だけにいた赤ちゃんが、自分の力でその世界を広げていく大切な瞬間です。
そこに親やまわりの方々のサポートも加わって、さらに子どもはまわりの世界に興味を持って、ますます成長していきます。

目に見える行為なだけについほかのお子さんと比べてしまいがちですが、その成長のしかたも含めてお子さんの個性なので、一人ひとり違っていて当たり前です。
心配しなくても大丈夫です。

ぜひ、パパとママ、家族みんなで一緒にお子さんの成長を一緒に楽しんであげてくださいね。

この記事を書いた
サポーターパパ

つーちゃんパパのプロフィール写真 つーちゃんパパ 1女のパパ

お出かけ大好き、あそぶこと大好き一児のパパです。
児童館、学童クラブに15年勤め、現在は新たなフィールドである、会社員兼子育てwebライターとして活動しています。
子どもってかわいい!楽しい!おもしろい!子育てはとても素敵な発見と刺激を毎日与えてくれます。大変なこともたくさんありますけどね(ぐったり…)。
今までたくさんの子どもと関わってきた子育て支援員としての視点、そしてパパならではの視点で、子育て真っ最中のパパママ、これからパパママになる皆さんのお役に立てるような、いろんな情報を発信していきます。

この記事が気に入ったらシェア

Twitterでシェア Facebookでシェア LINEでシェア

歯科医師
監修

ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
スポンサーリンク
ページトップへレッドレンジャー