子どもの好き嫌いは克服すべき?好き嫌いの原因や嫌いな物を食べたくなる工夫とアイデア|学習プリント.com

子どもの好き嫌いは克服すべき?好き嫌いの原因や嫌いな物を食べたくなる工夫とアイデア

子どもの好き嫌いは克服すべき?好き嫌いの原因や嫌いな物を食べたくなる工夫とアイデア
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「栄養バランスや彩りを考えて、一生懸命子どものために毎日ご飯を作っているのに好き嫌いが多くて困っている」

「決まったものしか食べてくれない」

成長とともに少しずつ食べられる食材が増えてくるだろうと頭ではわかっていても、あまりに好き嫌いが多いとご飯を作る気力がなくなってしまったり、成長に影響はでないだろうかと、お子さんの栄養面も心配になったりしますよね。

そもそも子どもの好き嫌いはどうして起こるのでしょうか。
大きくなるまでに克服しておいた方がいいのでしょうか。

今回は、子どもの好き嫌いの原因や克服方法についてご紹介します。

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好き嫌いが起こる原因と子どもの心理

好き嫌いが起こる原因と子どもの心理

「野菜全般が苦手で、お弁当の彩りがいつも悪くなる」「魚を食べてくれない」など、何が嫌いかは違っても、幼少期に好き嫌いはほぼ必ず起こるといってもいいかもしれませんね。

筆者にも小学生と0歳の子どもがいますが、上の子は物心ついた頃からマヨネーズとチーズが苦手です。小学生になってからは、学校の給食では少し食べられるようになったようですが、自宅やお出かけした際の食事では、カルボナーラやピザといったものは絶対に食べません。
何でもクリーミーな味が苦手なのだとか。子どもにしては珍しいタイプなのかもしれません。
かく言う筆者自身も、昔から青梗菜の食感が苦手です。
出先で出てきたら食べはしますが、自らオーダーしたり、自分で料理をする際に青梗菜は買いません

このように、誰でも何かしらはある好き嫌いですが、好き嫌いはなぜ起こるのでしょうか。
その際の子どもの心理と一緒に見ていきましょう。

見た目や食感が生理的に受け付けない

まず、味の前に見ためや食感が生理的に受け付けないという場合です。
例えば、たこの吸盤の部分などは初めて見ると結構衝撃的な見た目ですよね。
その場合は、細かく刻んで原型をなくしてみたり、焼いたり揚げたりして食感を変えて食べさせてみるのもおすすめです。

苦みや渋みに対して敏感

子どもは大人と比べて、甘味・苦味・塩味・酸味などの味覚が敏感だと言われています。
そのため、大人にとってはおいしいと感じる苦みや渋みも、子どもにとってはおいしくなく感じてしまうのでしょう。
コーヒーや緑茶などはその代表的な例かもしれませんね。
その場合は、カレーやソース、ケチャップなど、味の強いものと混ぜてみることをおすすめします。

その食材に対して過去に嫌な体験がある

給食に出て最後まで食べられなかったなど、その食材に対して過去に嫌な体験がある場合は、味や食感の前に気持ち的に受け付けなくなっている可能性があります。
その場合は、嫌な体験・思い出を上書きできるようなシチュエーションで食べてみましょう。

思い込み

アニメの好きなキャラクターや友達が嫌いと言っていたため、「おいしくない」「自分も嫌い」という思い込みパターンの場合もあります。
その場合は、家族が「おいしいよ」と言って目の前で食べてみたり、「背がのびるよ」「骨が丈夫になるよ」などその食材がもつプラスの効果についても伝えてみたりしましょう。

好き嫌いは克服すべき?好き嫌いに対する親の考え方

好き嫌いは克服すべき?好き嫌いに対する親の考え方

「好き嫌いは克服すべき」という考え方のパパ・ママもいれば、「無理に食べさせる必要はない」というパパ・ママもいるでしょう。

筆者は個人的には、「何が嫌いかによる」と思います。

例えば、ほうれん草やピーマンなど、大人になってからも外食等で口にする機会が多いであろう食材の場合は、幼いうちに克服しておいた方がいいと思います。
お皿の端に嫌いな食材をのけている大人って、あまり印象が良いとは言えないですよね。

一方で、ナッツや嗜好品の類いなど、避けて通れるものの場合は無理に克服する必要はないと思っています。

では、一般的にはどういった意見が多いのでしょうか。順番に見ていきましょう。

克服すべき派の意見

まずは、克服すべき派の意見です。
「体の成長や栄養の面から考えて、いろいろな食材を食べられた方がいいから」「人と会食をするようになったら、あまりに好き嫌いが悪いと印象がよくない」など、食育を気にしたり、栄養面や大人になってからのことを心配したりする意見が圧倒的に多いようです。
特に、食に関する仕事に就きたいと考えている場合は、なるべく好き嫌いはない方がいいかもしれませんね。

克服しなくても問題ない派の意見

最近は、学校の給食も完食を強制する風潮はなく、苦手なものは一口食べてみるといった「無理しない」を実践している学校が多いようです。
そのため、「好き嫌いも個性のうち」「無理矢理食べさせるともっと食べなくなる」という克服しなくても問題ない派の意見も多くあります。

筆者個人的には食べることが好きなため、少しでも嫌い・苦手な食材は少ない方が食事を楽しめるのにと思ってしまいますが、無理に克服しようとして食事の時間が苦痛になってしまっては本末転倒ですもんね。

また、どちらでもない派が、「大人になったら味覚の変化とともに好き嫌いも変わっていくだろう」と待ちの姿勢で期待するという意見もあるようです。

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好き嫌いを克服するための食卓作りや調理のアイデア

好き嫌いを克服するための食卓作りや調理のアイデア

「やっぱり、好き嫌いはないに越したことはない」「親としてできるだけのことはやってあげたい」というパパ・ママのために、好き嫌いを克服するための食卓作りや調理のアイデアについて紹介します。

火を通す

苦みなど味が苦手という場合や食感が苦手という場合は、まず火を通した調理法を考えてみましょう。加熱することで苦みや渋みが減り、焼くだけで食べやすくなるという場合もあります。

みじん切りにして子どもが好きな食材と混ぜる

見た目が嫌い、苦手な食材が入っていることに気が付かないように克服させたい場合は、みじん切りにしてカレーやハンバーグなどに混ぜてみましょう。
ハンバーグはデミグラスソースやケチャップと絡めて煮込みハンバーグ風にすれば、ピーマンなどの色が鮮やかな野菜の場合も見つかりにくいですよ。

スイーツにしてみる

ココア生地のパンケーキや蒸しパン、スムージーなどのスイーツにしてみるのもおすすめです。
ココアやチョコは味や香りも強く、野菜の苦みや渋みなどをうまく消してくれるため、おすすめです。

抜き型などを使用し、見た目でも楽しめるようにする

「気付かれないようにしたい」というほどではないけれど、あまり好きではないという場合は、抜き型などを使用し、見た目を工夫して楽しめるようにしてみてはいかがでしょうか。
同じにんじんでも、ハートや星形になっているだけで、チャレンジしてみようという気持ちが起こるかもしれません。

まとめ

子どもの好き嫌いの原因や嫌いな物を食べたくなる工夫やアイデアについて、いかがでしたか。
誰しもそれなりに好き嫌いはあるものですが、やはり食べられる食材は多い方が食事も楽しめるため、なんとか小さいうちに克服して欲しいと強く思うパパ・ママも多いことでしょう。
しかしながら、周りの影響力というものもあり、親が何をしても克服できなかったのに、先生や友達の影響である日突然食べられるようになったという場合もあります。
「そのうち食べてくれるようになるかも」と、とりあえず様子を見てみるのでも良いと思いますが、克服させる場合はあまり肩の力を入れすぎず、食事自体がつらいものにならないようお気をつけくださいね。

この記事を書いた
サポーターママ

ゆうりママのプロフィール写真 ゆうりママ 1女のママ

すみっこぐらしが大好きなおてんば女の子のママです。
育児とパートのすきま時間に、久しぶりのライター業を楽しんでいます。
趣味はランニングですが、最近はなかなかできていない現状...からだを動かすことも好きですが、食べることも大好きです。
コストコ、KALDIなどの輸入食品には目がありません。
「家族が楽しく過ごせるのが1番」をモットーに、程よく手抜きしながら日々家事・育児を楽しんでいます。
これまでの私の経験が少しでも多くの方のお役に立てたら嬉しいです。

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ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修

【医師監修】ゆう歯科クリニック伊藤裕章先生監修 歯の特集
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