トイレトレーニングはいつから始める?やり方や進め方のコツを紹介
しっかり歩けるようになり、ことばも出始めると気になるのがトイレ。
成長する上でトイレトレーニングは誰もが経験することです。
いつトイレトレーニングを始めるべきか、タイミングを見極めるのは難しいですね。
周りの子がトイレに行けるようになると焦ってしまいます。
幼稚園などの入園前だと特に気になる内容です。
トイレトレーニングは何歳になったから始めるというものではありません。
また、早くに始めると早くできるようになることでもありません。
まずは、子どもの成長段階をよく見て、トレーニングを始めるか決めましょう。
トイレトレーニングは少しずつステップを踏んでいくのがおすすめです。
一つ一つできるようになることを増やして、最後は布パンツにしていきましょう。
今回はトイレトレーニングを始める時期と進め方をご紹介します。
進め方のコツやおすすめグッズもご紹介するので、参考にしてください。
目次
トイレトレーニングとは?
トイレトレーニングとは、子どもが自分でトイレに行って排泄できるようになるための練習です。
トイレトレーニングが成功すると、おむつからパンツに移行することができます。
具体的な方法としては、布おむつをはかせたままトイレに連れて行き、おしっこやうんちのタイミングを観察しながら、少しずつトイレで排泄できるように練習していきます。
トイレトレーニングはすぐにうまくできるようになるものではなく、失敗することもあるため、子どもの成長に合わせて少しずつ進めることが大切です。
トイレトレーニングを始める時期は、様々な意見がありますが、一般的には1歳6ヶ月から3歳くらいがスタートする時期とされています。
また、幼稚園や保育園への入園がきっかけになることも多いです。
トイレトレーニングを始めてから早い子は1ヶ月くらい、順調に行けば半年くらいで昼間はおむつがとれます。
始める時期も終わる時期も環境や個人差があるのであくまで目安です。
それぞれのおうちに合わせて自然とおむつがとれるように子どもを応援してあげたいですね。
トイレトレーニングはいつから始める?
トイレトレーニングを始めるタイミングは子どもの成長を見て考えましょう。
トイレトレーニングを始めても子どもの心と体が準備できていなければうまくいきません。
トイレトレーニングがうまくいかないことが子どもにイライラしてしまう原因にも。
うまくトイレにいけなくておもらしをしてしまうと掃除が必要です。
もらさないように頻繁にトイレに誘ったり、パンツやおむつをチェックするのも大変ですね。
子どもにも大人にも気持ちと時間にゆとりがある時期も選びましょう。
子どもと大人、それぞれのタイミングを詳しくみてみましょう。
トイレトレーニングを始める前の子どもの成長の目安は3つ。
- 一人歩きができる
- 簡単なことばが理解できる
- おしっこの間隔が2時間以上空く
それぞれの理由を具体的にみてみましょう。
1.一人歩きができる
まずは一人で歩いてトイレに行けることが大切。
一人歩きを始める時期は個人差がありますが大体1歳前後から1歳3ヶ月くらい。
一人歩きやかけ足など体がしっかりできていると脳もしっかり発達しているとわかります。
運動能力もあり、脳も発達しているとやりたいことを自分でやることができます。
おしっこが出ると思ったら自分でトイレに向かうのは大事なステップ。
また、おまるや便器に座っていられることも大切です。
2.簡単なことばが理解できる
コミュニケーションがとれることはトイレトレーニングにかかせません。
「トイレ行きたい?」と聞かれて「はい」や「いや」と返事ができること。
また、自分で「ちっち、出た」と言えること。
大人が「ちっち出そう?」と聞いて返事ができることも大切です。
きちんと自分の気持ちを伝えられるとトイレトレーニングも始めやすいですね。
ことばでコミュニケーションがとれるかどうかがポイントです。
3.おしっこの間隔が2時間以上空く
おしっこの間隔が2時間くらい空いてきたら、膀胱におしっこをためておけるようになったサイン。
夜のおしっこも少なくなりトイレトレーニングも始めやすくなります。
おしっこの間隔がどれくらいかチェックしておきましょう。
オムツをどれくらいで交換しているか記録表をつけます。
記録が大変な時はこまめにオムツをチェックすることでも大体の間隔が分かります。
トイレトレーニングを始めるタイミング【大人の目安】
子どもだけではなく、大人もトレーニングをサポートするタイミングか見極めましょう。
トイレトレーニングには時間と忍耐力が必要。
トレーニングを始めてすぐにトイレに行けるようになるわけではありません。
うまく進まなくて焦ったりイライラすることも。
時間的にも精神的にも余裕がある時を選びましょう。
また普段と違う環境の変化がある時は落ち着いてからにしましょう。
- 引越しなど環境が大きく変わるとき
- 長期旅行で毎日トレーニングができないとき
- 家族のけがや病気で毎日トレーニングができないとき
- 弟や妹が生まれる直前や直後
- イヤイヤ期に入ったばかりのとき
トイレトレーニングのやり方や進め方のコツを紹介
具体的なトイレトレーニングのやり方をご紹介します。
ステップは大きく3つ。
- 「トイレ」を教える
- トイレに行く
- トレーニングパンツや布パンツで過ごす
1.「トイレ」を教える
まずトイレが何かを教えましょう。
トイレで「排泄すること」をこどもは「ごはん」や「着替え」ほどよく知りません。
トイレがどんな場所でどうやって使うのかをイメージできるといいですね。
トイレを知ってもらうためのおすすめ教材は様々。
- Youtubeなど動画
- 絵本
- テレビ番組
動物やキャラクターが楽しく教えてくれるのでトイレに興味を持ちやすいです。
実際に家族の人がトイレに行く様子を見せてもいいですね。
兄弟姉妹がいるとお手本になるのでよりスムーズですね。
2.トイレに行く
トイレに興味を持ち始めたらトイレに誘いましょう。
最初は慣れることが目的。
いやがらなければそのまま便座に座らせてあげます。
嫌がるようであれば無理にする必要はありません。
慣れてきたら生活リズムに合わせてトイレに誘いましょう。
おすすめのタイミングは4つ。
- 寝起き
- 食事の前後
- 外出前
- 寝る前
タイミングが決まっていると習慣になりやすいのでスムーズにトレーニングができます。
トイレでうまくできた時はしっかりとほめてあげましょう。
だんだんと自分で「おしっこ」など言えるようになってきます。
トイレに行く前に出てしまうことももちろんあります。
その時に攻めてしまわないように注意。
「教えてくれてありがとう」などしっかりほめて気持ちを高めてあげましょう。
トレーニングパンツや布パンツで過ごす
トイレで排泄できるようになってきたらトレーニングパンツやパンツをスタート。
パンツはぬれるとすぐに気持ち悪いとわかります。
自分がおしっこしたと感覚で覚えられるのでトイレに行く気持ちを高めてくれます。
失敗することもあります。
掃除も大変ですが決して怒らずおおらかにうけとめましょう。
おもらしの体験も必要です。
トイレでおしっこする回数が増えたら外出時や夜のパンツにも挑戦。
外出場所は公園などの外や子ども用トイレがある場所をチェック。
着替えも多めに持って行きましょう。
昼間はトイレができるようになっても夜はうまくいかない時があります。
まだうまくおしっこをためておけない場合もあります。
そんな時は夜だけおむつにしてあげましょう。
朝起きてもおむつがぬれなくなってからパンツにすれば問題ありません。
トイレトレーニングの進め方のコツ
トイレトレーニングの進め方のポイントは2つ。
- 絶対に叱らない
- 途中であきらめない
まず大切なのは絶対に叱らないこと。
失敗するのは当たり前。
体がおしっこをするタイミングやおしっこをためることを覚えるのには時間がかかります。
個人差もあるので他の子と比較するのもやめましょう。
トイレトレーニングは一進一退なのでイライラすることもあるかもしれません。
布パンツにすると失敗した時に掃除も大変なのであきらめたくなることもあります。
しかし、途中であきらめるとこどもが混乱してしまうので注意。
失敗しても体はパンツに慣れようとしているところです。
お互いに励ましあって続けましょう。
トイレトレーニングを助けてくれるアイテムも活用しましょう。
- ご褒美シール
- おまるや補助便座
- トレーニングパンツ
ごほうびシールや達成表は目で見てがんばり具合が分かるのでやる気もアップ。
子どもはシールが大好きなのでたくさんはりたくてがんばります。
好きなキャラクターのシールなどを活用しましょう。
おまるは小さな子どもでも足がつくので座りやすいです。
便器に座らせる時も補助便座や踏み台を使うとすわりやすくて安心。
トレーニングパンツはおむつと布パンツの中間。
おむつのようにある程度おしっこを吸収するので床が汚れにくいです。
しかし紙おむつと違ってぬれた感覚があるのが特長。
こどもに合うトイレトレーニンググッズを使って楽しく進めましょう。
まとめ
トイレトレーニングは大変そうと身構えてしまうかもしれません。
しかしその子に合った時期やグッズを使うと安心。
トイレに行くことは人間ならだれでも必要なこと。
必ず身に付けることができます。
失敗が続いても焦らずに子どものペースに合わせましょう。
少しの成功もほめてあげるのが大切。
トイレ二ングは子どもの成長をしっかり観察してあげられる時間でもあります。
大事な成長のステップを親子で楽しみましょう。
この記事を書いた
サポーターママ
レゴとポケモンが好きな長男、おままごとが上手な長女、お絵描き大好き次男、みんなのアイドル次女の4兄弟のママです。
毎日にぎやかな家庭を楽しんでいます。
趣味はイラストを描いたり、知育グッズの手作りです。最近は家庭菜園やDIYにも挑戦中。身近に自然がある今のお家を満喫中です。
子育ては毎日が学びの連続。学んだことや経験したことがまた誰かの子育てにつながっていくといいなという思いで記事を書いています。
長いようで短い子育てを楽しく過ごしていきたいなと思います。
この記事が気に入ったらシェア
歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修