赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?理由や対処法・注意点についても
いつまでも新生児だと思っていた赤ちゃんが、寝返りを打ったり、上手に手足が動かせるようになったりしてくると、その成長をとてもうれしく感じられるようになりますよね。
一方で、赤ちゃんが体を動かせるようになると、ママやパパのところから離れることに不安を感じ、後追いが始まります。
赤ちゃんの成長はとても喜ばしく、家族みんなが笑顔になること間違いなし!
頑張ってずり這いやハイハイをする姿は、とてもかわいいものです。
ですが、ママやパパの姿が赤ちゃんの視界からなくなるとすぐに泣いてしまう、追いかけてくる!と新たな苦労もでてきてしまいます。
このままでは生活がままならない!と、ついイライラして悩んでしまう方は多くいるのではないでしょうか。
そこで、赤ちゃんが後追いをする理由やその対処法・注意点についてお答えいたします。
理由や対処法がわかれば、赤ちゃんに対してもっと優しくなれますよ。
対処法の中には安全についての説明もあるので、ぜひご覧くださいね。
あなたも対処法を知って、実行していきましょう。
目次
赤ちゃんの後追いとは?
後追いとは、ハイハイやつかまり立ちができるようになった赤ちゃんが、ママやパパの後を追いかけたり、泣きながらやってきたりすることです。
赤ちゃんは、授乳やおむつ替えなど、いつも身近でお世話をしてくれるママやパパのことをきちんと覚えています。
そうすると、だんだん安心感や信頼感を抱くようになり、愛着が築かれます。
愛着を築いたママやパパが離れると、赤ちゃんは不安になってしましまうため、追いかけたり、泣いたりします。
母乳を与える機会もあり、常に一緒にいるのはママというケースが多いため、赤ちゃんが愛着を築いて後追いをするのはママの方が多い傾向にあります。
赤ちゃんによって、どの程度離れると泣くかは変わってきます。
立ち上がるだけで泣くという子から、別の部屋に行くと泣く、サークルから出ると泣くという子までさまざまです。
動けるようになる前から、目の前に親がいなくなると、泣いてしまう赤ちゃんは多いですよね。
ママやパパの近くにいたいという気持ちは、後追い前から始まっています。
まだ動けないため気持ちが分かりにくいだけなので、赤ちゃんが落ち着くよう、なるべく一緒にいましょう。
赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?
後追いは、早い子では生後5〜6ヶ月頃から始まり、月齢が進むにつれ1歳頃までにピークを迎えると言われています。
誰がお世話をしてくれるのかを理解し始めるのもこの時期で、人見知りも個人差がありますが、だいたい同じ時期に始まります。
なかには、1歳になってから後追いが始まる子もいます。
後追いがいつ終わるのかについても個人差がありますが、早い子では1歳から1歳半くらいで終わり、遅ければ3歳くらいまで後追いの期間が続くと言われています。
2歳〜3歳になって自由に歩きまわるようになると、体も心も成長し、いろいろなものに興味を持ち、少し離れてもすぐに戻ってきてくれると理解するようになるため、後追いが少なくなってきます。
なかには後追いをしない赤ちゃんもいますよ。
それって今のままで大丈夫?と気になるかと思いますが、何事にも個人差はあるので、おおらかに見守りたいですね。
もし、後追いをしない以外に何か問題があるようであれば、小児科の医師などに相談するといいでしょう。
赤ちゃんが後追いする理由は?
なぜ、赤ちゃんは後追いをするのでしょうか。
後追いをする理由は、愛着が形成され分離不安を起こしているからです。
愛着とは、ママやパパなどに対する絆のことを言います。
赤ちゃんは、誰が自分のお世話をしてくれるのかその関係をきちんと区別して、ママやパパを特別な存在だと意識するようになります。
毎日触れ合い、赤ちゃんの要求にこたえることで愛着は形成されます。
その愛着を深めた人が離れていくと、赤ちゃんは心配が募り、その環境に不安を感じるようになります。
一般的にはこれを「分離不安」と言います。
分離不安は成長の過程の一つで、後追いをすることで赤ちゃんの運動機能の発達を促す役割を持っています。
この分離不安が起こることで、一人になることに不安を感じ、追いかけたり泣いたりするのです。
泣かれると気持ちに余裕がなくなり嫌になりますが、赤ちゃんとの間に絆ができたと思うと、愛おしく感じますよね。
とは言っても、毎日泣かれると赤ちゃんのお世話を祖父母にまかせて、ママとパパだけでお出かけをするなんていうのも難しくなります。
赤ちゃんの後追いが原因で、ストレスが大きくなり、ママやパパが健康を損ねて病気になっては大変です。
次に、赤ちゃんの後追い対策をご紹介するので、それも参考にしてくださいね。
赤ちゃんの後追い対処法・注意点について
声をかけてみよう
赤ちゃんから離れるときに、一声かけてあげましょう。
例えば、「ママ、トイレ行ってくるよ。すぐにもどるね。」などという言葉をかけてあげることも大切です。
また、離れている間も「ママはここにいるよ」と声をかけてあげると、赤ちゃんも不安を感じずに安心できるようになります。
場合によっては、これは効果がなく赤ちゃんが激しく泣くときもありますが、赤ちゃんの機嫌次第というところでしょうか。
ですが、何度も声をかけることで赤ちゃんもママがすぐ戻ってきてくれることを理解してくれ、安心できるようになると思います!
私は何度か声をかけてから離れるのを繰り返しました。
そのおかげで、少しは我慢できる時間が伸びたかな?と感じています。
離れたあとはぎゅ〜っと抱きしめてスキンシップをしてくれるのですが、それがとてもかわいいです!
抱っこをしながら長時間のぎゅ〜っをしていると、「もういいでしょ?」となりますが(笑)
ぜひあなたも、離れる前には一声かけてみてくださいね。
赤ちゃんの好きなもので気をひいて
赤ちゃんから離れるときに、赤ちゃんが楽しめるおもちゃや動画で気をひくのも良いでしょう。
ママやパパが離れている間でも好きなものがあれば、ある程度は我慢できるかもしれません。
好きなものに夢中になっている間にその場を離れれば、トイレくらいならこちらに気づかずにいることもあります。
いろいろなもので工夫して試してみましょう。
我が家はyoutubeに上がっている赤ちゃん用の動画が効きました。頼りになる存在です!
安全に気をつけて
赤ちゃんに事故が起こらないよう、ベビーゲートやロックを付けるなどして必ず安全対策を行うようにしましょう。
生活していると、どうしても赤ちゃんから離れて掃除や洗濯をしたり、用事を先にしようとすることがありますよね。
ですが、赤ちゃんはそんなことを知るよしもありません。
あなたがトイレに行きたかろうが、食事を作ろうが赤ちゃんは泣きます。
そんなときは、こまめに赤ちゃんの様子を見ながら、家事などをするのも1つの手です。
- 窓にはロックをかける
- ベビーゲートやサークルで囲う
- 誤飲の原因となる細かいものを置かない
- 手の届くところにものを置かない
- キッチンには入れないようにする
- コンセントカバーをつける
- 角コーナーをつける
- ベッドの上から落ちないようにする
行動範囲の広がる赤ちゃんが、ケガなく安全に過ごせるように気をつけてくださいね。
特に、窓や段差、階段には行けないようにしておきましょう。
うちの子はまだ行けないから大丈夫!と思っていても思ったより動けることもあります。
特に階段は事故が多発する場所です。
ゲートを上と下に置いて、勝手に昇り降りできないようにしましょう。
後追いが止まらないときは…
四六時中後追いをされると、どこにも移動ができずに困ってしまいますよね。
そんなときは…
- 背負って家事をする
- 諦めて家事をしない
- 目の届くところでそのままにする
- 誰かに預ける
なども試してみるといいでしょう。
背負って家事をすれば、赤ちゃんがどこにいるかを気にせず、楽に家事に集中できますよね。
キッチンなどが狭い方は、背負ったまま料理をするのは難しいかもしれません。
我が家もキッチンが狭く、背負ったままの料理が難しい状態です。
そんなときは電気調理鍋に頼ったり、レトルトなどでご飯を済ませたりするようにしています。
惣菜やデリバリーにするのも手間がかからず良いですよね。
どうしても家事をしなくてはというときは、目の届くところで、そのまま放っておくのも一つの手です。
すべての後追いに対応しようと思わず、ママやパパの手が離せないときは、少し待ってもらいましょう。
そのときはただ無視をするのではなく「ちょっと待っててねー」などと声をかけましょう。
どれだけ安全に気を配っていても、長時間離れると危険なことが起こる可能性があるため、目の届くところですぐに用事を済ませましょうね。
まとめ
この記事では、赤ちゃんの後追いの理由や対策などについて解説しました。
後追いをする赤ちゃんに対して「追いかけてくるなんてかわいいな〜」と思う一方、いつまでも泣いていると困ってしまいますよね。
後追いは一時的なもの、そうわかっていても赤ちゃんの対応は大変なものです。
家事をしなくてもOK!もしくは安全であれば少しくらい泣いてもOK!と割り切り、ストレスを減らしていきましょう。
時間が解決してくれるのを待ちつつ、すべて対応しなきゃ!と思わずに気張らずにいきましょうね。
この記事を書いた
サポーターママ
バナナとお歌が大好きな1歳の男の子ママです。
毎日ゆったり過ごしたい!と思いながらも、実際は家事育児にあせってばかりの日々…。
そんな中でも、子どものお昼寝中にカフェやショッピングを楽しんでいます。投資や節約にも興味あり!
子どもと旦那と一緒に遊びに行ったり、お家でみんなで過ごすのが至福の時です。
育児の悩みやあるあるを共有したいと思いWebライターになりました。
みなさまの不安に寄り添い、解決していける記事作りを心がけます。
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歯科医師
監修
ゆう歯科クリニック
伊藤裕章先生 監修