赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?理由や対処法、注意点について|学習プリント.com

赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?理由や対処法、注意点について

赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?理由や対処法、注意点について
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パパやママがそばにいなくなると不安を感じて泣き出し、後を追いかけてくるのが赤ちゃんの『後追い』です。
後追いは、自分で移動できるようになったという成長の証であり喜ばしいことではありますが、その一方で「トイレにゆっくり行けない」「家事がはかどらない」といった悩みも多く聞かれます。

そこで今回は、そもそも赤ちゃんはなぜ後追いをするのか、いつまで続くのか、またその対処法や注意点などについて解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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赤ちゃんの後追いとは?

赤ちゃんの後追いとは?

一般に後追いとは、ズリバイやハイハイなどで動き回れるようになった赤ちゃんが、パパやママがそばから離れたりしようとすると、その後を追いかけたり、激しく泣きながら探し回ったりすることを指して言います。

ふだん一緒にいる人を求めて必死についていこうとする様は、とても可愛らしいものです。

そうとはいえ、ひどいときは行こうとする場所にいつでもどこでも付いてきてしまうため、トイレに行く間や洗濯物を干す間などのほんの少しの時間でも「段差で転ばないかな?」「障害物でケガをしないかな?」と心配で自然と目が離せなくなってしまうのです。
四六時中後追いされ、ほんのひとときでも姿が見えなくなるとギャン泣きが続くことで、パパやママだけでなく一緒に生活している家族にとっても生活に余裕がなくなり、ストレスとなってしまうケースは珍しくありません。

筆者自身も上の子の後追いがひどく「一体いつまで続くんだろう…」「ちょっと一人にさせて…」と悩まされました。

赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?

赤ちゃんの後追いはいつからいつまで?

後追いは早い子で生後5ヶ月ごろから始まり、生後9ヶ月~1歳ごろにピークを迎えると言われています。
後追いがあるというのは、ズリバイやハイハイができるほど体も心も順調に発育している証拠です。

この後追いの時期についてはあくまでも目安で、実際には個人差が大きいものです。
まだズリバイやハイハイで追いかけられないような月齢であったとしても、ママが視界から消えると泣いてしまう赤ちゃんもしますし、後追いを全くしないまま成長する子もいます。

後追いが終わる時期に関しても個人差が大きく、数ヶ月ですぐに終わる子や、ずっと後追いを続ける子、一旦終わったはずなのに再開する子など実にさまざまです。

「うちの子はいつまで後追いするのだろう」と不安になる方がいらっしゃるかもしれませんが、後追いはハイハイやつかまり立ちなどで赤ちゃんの行動範囲が広がる時期に始まり、成長とともに次第に落ち着いてきます。

赤ちゃんの性格や家庭環境にも左右されるため、終了のタイミングについては一概に判断できません。
しかし、1歳から1歳半すぎになると、おもちゃなど興味を持つ対象が増えたり、赤ちゃんから離れる前に「ママすぐに戻ってくるから待っていてね」などの言葉を掛けたりして対策をとると、言葉が理解できるようになるころには、徐々に後追いすることがなくなっていきますよ。

どんなに遅くても3歳頃には後追いがなくなる子どもが多いようです。

赤ちゃんが後追いする理由は?

赤ちゃんが後追いする理由は?

多くのパパやママを悩ませる後追いの理由は、主に以下の2つです。

パパやママと離れるのが不安

生まれたばかりの頃の赤ちゃんは視力が弱く、日々身近でお世話してくれる人と知らない人の区別がつきません。
しかし成長とともに認知力や記憶力が向上し、お腹がすいたときやオムツが気持ち悪いときにお世話してくれる人を認識して安心感や信頼感を抱くようになります。

そのため、パパやママが見えなくなると不安になり、追いかけたり突然大泣きしたりしてしまうのです。
つまり、多くのパパやママを悩ませる後追い行動は赤ちゃんの発達の過程のひとつで、赤ちゃんがパパやママに対して愛着を深め、特別な存在として認識し始めたという証であると言うことができます。

周りの環境の変化

引っ越しやママの妊娠、出産、保育園入園、パパやママの仕事復帰など、環境が大きく変化することにも関係して、人見知りをしたり、情緒が不安定になってしまい、一度はおさまったはずの後追いが再開することがあります。

後追いしないケースも

後追いの有無や激しさは赤ちゃんの性格や兄弟の有無、周囲の環境などによって大きく変わるため、赤ちゃんが必ず後追いをするとは限りません。
赤ちゃんの後追いが激しいことを負担に思う方がいる一方で、「うちの子は後追いしないけれど、これって愛情不足だから?」と不安になる方もおられるかもしれません。

我が家も下の子があまり後追いしないタイプだったので不安に思ったときもありましたが、部屋全体の様子が見渡しやすいマンションの間取りや、上の子がそばにいてお世話を焼いてくれたおかげで安心感があったのかもしれません。

後追いをするかどうかはお子さんの気質や住環境等の問題によることも多いので、しないからといって過度に心配する必要はありませんが、後追いしないこと以外にも気になることがある場合には病院を受診し、医師に相談してみるのもよいでしょう。

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赤ちゃんの後追い対処法、注意点について

赤ちゃんの後追い対処法、注意点について

「ママの姿が見えなくなると大泣きする」「どこに行くにもずっと後を追いかける」といった、赤ちゃんの成長過程における悩みの一つが『後追い』です。
心身の成長の証でもあるためうれしく思う反面、一秒でもそばを離れられない状態だと何かとストレスを感じて疲れてしまうことも多々ありますよね。

赤ちゃんの後追いでパパやママが疲れて健康を害するようなことになっては大変です。
筆者の場合、上の子の激しい後追いには以下のような対策が有効でしたよ。

こまめに声をかける

赤ちゃんのそばに常にいてあげたいところですが、トイレに行ったり家事をしたりと何かと動き回る必要もありますよね。
一旦そばを離れなければならないときには普段から「ちょっと待っててね。すぐ戻るから大丈夫だよ」と赤ちゃんに向けていつも同じ簡単な言葉をかけてから離れ、戻ってきたら抱きしめたり、抱っこをしたりなどスキンシップをとって安心感を与えることを繰り返すようにしていました。

泣く声が聞こえたときには「ママはここにいるよ」「大丈夫だよ、すぐに戻るね」とこまめに声かけする、トイレやお風呂のドアをほんの少しだけあけて気配が感じられるようにする、お気に入りの曲を楽しく口ずさみながら家事をする、なども赤ちゃんも一緒に楽しめるため効果的でした。

もちろん最初からうまくはいきませんでしたが、まだ言葉の内容がわからない月齢であってもママの声が聞こえるだけでママの存在を知り、不安を和らげてあげることができましたし、次第に顔が見えなくても「ちょっと待っていたら戻ってくるんだな」と状況を理解できるようになっていきましたよ。

家事は適度に手を抜く

思うように家事が進まない、自分の時間が取れずにお出かけができない、でも子どものそばにはいてあげたい、と苛立ってしまうことが多々あったため、家事は完璧にしようとせず、以下のように家事を楽にする工夫をして乗り切っていました。

  • 夕飯の仕込みはお昼寝のタイミングに合わせたり、週末にパパがいるときに赤ちゃんの世話を協力してもらい、家事をまとめてしたりする
  • 抱っこ紐を使っておんぶをしたまま料理や掃除などの家事をこなす
  • お惣菜や冷凍食品、ミールキットなどを活用する
  • 一週間分の食事の献立を考えてから週末にまとめ買いし、足りないものや重いものはネットスーパーで買い足す
  • 食洗器やロボット掃除機、布団乾燥機などの時短家電を利用する
  • ベランダで洗濯物を干さずに部屋干しにするなど、可能な限り子どものそばで家事をする
  • 無理なときは家事をあきらめて子どもと一緒に遊んだり、昼寝したりする

ケガや事故につながるものを置かないように注意する

後追いするようになった赤ちゃんは、行動する範囲が広がってパパやママを求めてリビングやキッチン、洗面所、玄関、階段など、危険な場所でもかまわず家中を自由に動き回る可能性があります。

危険個所がないか今一度確認し、以下のような安全対策をしました。

  • 家具の角にクッションを貼る
  • キッチンや段差があるところにはベビーゲートを置く
  • コンセントにカバーをする
  • 手の届く場所に危険なものや誤飲の恐れのあるものを置かない

まとめ

赤ちゃんがついてくるのが負担なのであればそのまま放っておけばよいというわけにもいかず、「泣かれるとイライラしてしまう」「トイレに行くのもままならなくて困る」など、後追いへの対応に苦慮しているパパやママは少なくないでしょう。

「この方法なら赤ちゃんの後追いが絶対収まる」という方法は残念ながらありませんが、先程ご紹介したように生活面や声かけの仕方などを工夫することで、赤ちゃんの不安を緩和してあげることは十分可能です。 赤ちゃんの成長とともにいずれ落ち着いてきますので、後追いもこの時期だけだと割り切り、ご家庭に合った方法でうまく切り抜けてくださいね。

この記事を書いた
サポーターママ

さっちゃんママのプロフィール写真 さっちゃんママ 1男1女のママ

教師としての経験や自身の子育て経験を元に、webライターとして活動している1男1女のママです。
北欧インテリアや雑貨、お花、ショッピング、料理などが好きで、最近は娘にも料理ブームが到来し、親子クッキングを楽しんでいます。
子育てには悩みがつきもの。
これまで私が経験してきたことや失敗してきたこと、こうすればもっと上手くできたという失敗から学んだことなどを軸に執筆した記事が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いに思います。

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